エディト・マティス&ノーマン・シェトラー/ドビュッシー『忘れられた歌』全6曲(Debussy: "Ariettes oubliées")(1980年5月31日, プラハ)

今日(2025年2月11日)はスイスの名ソプラノ、エディト・マティス(Edith Mathis: 1938年2月11日 - 2025年2月9日)の88回目の誕生日です。また、一昨日9日でマティスが亡くなってちょうど1年になります。いまだにマティスが亡くなったという実感がわかないです。お年を召されてからあまりメディアに出ていなかったと思うので若い頃のイメージのままだったことも要因の一つかと思います。
彼女の歌曲のレパートリーはドイツ歌曲が多く、フランス歌曲はあまり聞く機会がなかったと思いますが、実はドビュッシーの『忘れられた歌』は来日公演でも歌われていてFMで放送されたこともあります(小林道夫氏のピアノ)。

今回、ノーマン・シェトラーとの『忘れられた歌』がkadoguy様のチャンネルでアップされていたので、こちらで共有させていただきます。
マティスのフランス語も素晴らしく、官能的な『忘れられた歌』のイメージにぴったり合っていて、理想的な歌唱の一つと思います。やはりドイツのレパートリーのイメージが強いシェトラーの響きも素晴らしく、この歌曲集をはじめて聞く人にもおすすめできると思います。よろしければお聞きください。

●Edith Mathis sings "Ariettes oubliées" (Prague, 1980)

Channel名:kadoguy(オリジナルのリンク先はこちら)

録音: 1980年5月31日, Dvořák Hall (Rudolfinum), プラハ (ライヴ)

エディト・マティス(ソプラノ)
ノーマン・シェトラー(ピアノ)

ドビュッシー: "忘れられた歌"
1. それは物憂い恍惚 0:00
2. わが心に涙降る 3:19
3. 木々の影 6:27
4. 木馬 9:20
5. グリーン 12:59
6. スプリーン 15:37

Recorded: 31 May 1980, Dvořák Hall (Rudolfinum), Prague (live)

Edith Mathis, soprano
Norman Shetler, piano

Debussy: "Ariettes oubliées"
1. C’est l’extase langoureuse 0:00
2. Il pleure dans mon coeur 3:19
3. L’ombre des arbres 6:27
4. Chevaux de bois 9:20
5. Green 12:59
6. Spleen 15:37

(Webサイト『詩と音楽』の藤井宏行氏の対訳)

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エディット・マティス(Edith Mathis)と共演したピアニスト

エディット・マティス(Edith Mathis: 1938年2月11日, Luzern - 2025年2月9日, Salzburg)は歌曲歌手として多くの舞台に立ち、また録音も残しました。彼女の共演ピアニストは、比較的少数のお気に入りと繰り返し共演することが多い印象ですが、コンサートの催される国のピアニストと共演することもあり、また草津の音楽祭のように他のコンサートにも出演するピアニストと共演するケースもあったようです。
共演したことがはっきり分かっているピアニストは以下の25人でしたが、きっと他にもいたことと思います。
特に結びつきの強かったピアニストは、カール・エンゲル、ハインツ・メジモレック、ジェラール・ヴィスあたりでしょうか。エンゲルとヴィスはマティスと同じスイス出身という点も大きかったのではと思います。また小林道夫氏とも来日時に複数回共演していて、信頼していたのではないかと思います。
パールマンなど楽器奏者との共演で知られるサミュエル・サンダースとアメリカ公演で共演していたのは驚きでした。
また、ジェフリー・パーソンズとは1975年にパーソンズの故郷のオーストラリアツアーでも共演したようです(リンク先参照)。
下記では、共演した一例をリンクしました。コンサートの共演を優先し、コンサートの共演記録が見つからなかった場合は録音の共演をリンクしました。もしかしたらエッシェンバッハやサヴァリッシュはピアニストとしては録音のみの共演だったかもしれません。

フェレンツ・ボーグナー(Ferenc Bognár):1999年8月21日(土) 草津音楽の森国際コンサートホール

イェルク・デームス(Jörg Demus):1996年10月27日(日) 北とぴあ さくらホール

フランツ・フリードリヒ・アイヒベルガー(Franz Friedrich Eichberger):1977, ZDF (Brahms: Deutsche Volkslieder) (YouTube)

マイクル・エライアセン(Mikael Eliasen):1984年1月31日 92d Street Y

カール・エンゲル(Karl Engel):14. Februar 1972, Brahms-Saal, Musikverein, Wien

クリストフ・エッシェンバッハ(Christoph Eschenbach):Schumann: Lieder (Deutsche Grammophon: 3 LPs, CDs)

コルト・ガーベン(Cord Garben):1994年9月6日(火) 津田ホール

マルクス・ヒンターホイザー(Markus Hinterhäuser):23 June 1986, Palasthof, Hohenems

レナード・ホカンソン(Leonard Hokanson):19 Mai 1970, Großer Saal, Wiener Konzerthaus

細木朝子(Asako Hosoki):1999年9月5日(日) 祖師谷:サローネ・クリストフォリ

グレアム・ジョンソン(Graham Johnson):26 June 1994, Montforthaus, Feldkirch

ベルンハルト・クレー(Bernhard Klee):1974年11月7日(木) 東京文化会館大ホール

小林道夫(Michio Kobayashi):1986年6月12日, 東京文化会館小ホール

ハインツ・メジモレック(Heinz Medjimorec):1997年8月23日(土) 草津音楽の森国際コンサートホール

デイヴィッド・オーウェン・ノリス(David Owen Norris):August 1992, Ravinia Festival

ジェフリー・パーソンズ(Geoffrey Parsons):8. Jänner 1992, Brahms-Saal, Musikverein, Wien

ヴォルフラム・リーガー(Wolfram Rieger):26 June 1994, Montforthaus, Feldkirch

サミュエル・サンダース(Samuel Sanders):February 17, 1985, Main Hall, Carnegie Hall

ヴォルフガング・サヴァリッシュ(Wolfgang Sawallisch):Brahms: Liebeslieder-Waltzer (Deutsche Grammophon: LP,CD)

パウル・シルハウスキー(Paul Schilhawsky):25. August 1974, Großes Festspielhaus, Salzburg

ユリウス・ゼフェリン(Julius Severin):30 07 1982, Bayreuth Chateau des Margraves (YouTube)

ノーマン・シェトラー(Norman Shetler):28 June 1987, Stadtsaal, Feldkirch

アントニー・シピリ(Anthony Spiri):1998年8月22日(土) 草津音楽の森国際コンサートホール

エリク・ヴェルバ(Erik Werba):25. August 1974, Großes Festspielhaus, Salzburg

ジェラール・ヴィス(Gérard Wyss):30 April 1990, Mozart-Saal, Wiener Konzerthaus

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エディット・マティス(Edith Mathis)来日公演

エディット・マティス(Edith Mathis)の来日公演を分かる範囲でまとめました。
まだ不完全ですので、判明した際に追記・修正していく予定です。

ちなみに、私が実際に会場で聞いたマティスの演奏(公開レッスンを含む)は下記の5件でした。

1994年9月6日(火)19:00 津田ホール
1995年10月18日(水)19:00 東京芸術劇場
1996年10月27日(日)14:00 北とぴあ さくらホール
1999年9月5日(日)19:00 サローネ・クリストフォリ
2009年2月19日(木)18:15 ルーテル市ヶ谷センター(公開レッスン)

ベルリン・ドイツ・オペラ「フィガロの結婚」

1963年10月21日(月)19:00 日生劇場
1963年10月23日(水)19:00 日生劇場 (※23日の公演はCD化されています)
1963年10月28日(月)19:00 日生劇場
1963年11月2日(土)19:00 日生劇場

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」

グスタフ・ルドルフ・ゼルナー(Gustav Rudolf Sellner)(演出)
ミッシェル・ラファエリー(装置・衣装)

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)(アルマヴィーヴァ伯爵)
エリーザベト・グリュンマー(Elisabeth Grümmer)(伯爵夫人)
エリカ・ケート(Erika Köth)(スザンナ)
ヴァルター・ベリー(Walter Berry)(フィガロ)
エディット・マティス(Edith Mathis)(ケルビーノ)
パトリシア・ジョンソン(Patricia Johnson)(マルツェリーナ)
ペーター・ラッガー(Peter Lagger)(バルトロ)
バルバラ・フォーゲル(Barbara Vogel)(バルバリーナ)
ユリウス・カトナ(Julius Katona)(バジリオ)
マーティン・ファンティン(Martin Vantin)(ドン・クルツィオ)
ヴァルター・ディックス(Walter Dicks)(アントニオ)

ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団・管弦楽団(Chor und Orchester der Deutschen Oper Berlin)
ヴァルター・ハーゲン=グロル(Walter Hagen-Groll)(合唱指揮)
カール・ベーム(Karl Böhm)(C)

ベルリン・ドイツ・オペラ「ファルスタッフ」

1970年3月27日 19:00 日生劇場
1970年3月29日 19:00 日生劇場
1970年4月1日 19:00 日生劇場
1970年4月4日 19:00 日生劇場
1970年4月7日 19:00 日生劇場
1970年4月10日 19:00 日生劇場

ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」

カール・エーベルト(演出)
カスパール・ネーアー(装置・衣装)

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(ファルスタッフ)
イングヴァル・ヴィクセル(フォード)
ルイジ・アルヴァ または ドナルド・グローベ(フェントン)
マーティン・ヴァンティン(ドクター・カイウス)
カール・エルンスト・メルカー(バルドルフ)
フリッツ・ホッペ(ピストル)
ピラール・ローレンガー(アリス・フォード)
エディット・マティス または エリカ・ケート(エンヒェン)
ヴェラ・リトゥル(クィックリー)
パトリシア・ジョンソン または バーバラ・シェルラー(メグ・ページ)

ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団・管弦楽団
ヴァルター・ハーゲン=グロル(合唱指揮)
ローリン・マゼール(C)

ベルリン・ドイツ・オペラ「魔弾の射手」

1970年4月6日 19:00 日生劇場
1970年4月11日 19:00 日生劇場
1970年4月15日 19:00 日生劇場
1970年4月26日 19:00 日生劇場
1970年4月28日 19:00 日生劇場

ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」

グスタフ・ルドルフ・ゼルナー(演出)
イェルク・チンマーマン(装置・衣装)

ウィリアム・ドゥーリー または バリー・マックダニエル(オットカール)
マンフレット・レール(クーノー)
カタリーナ・リゲンツァ(アガーテ)
リザ・オットー または エディット・マティス(エンヒェン)
ゲルト・フェルトホフ または ペーター・ラッガー(カスパール)
カール・ヨーゼフ・ヘリング(マックス)
ヴィクトール・フォン・ハレム(隠者)
クラウス・ラング(キリアン)
ワルター・ディックス(ザミエル)

ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団・管弦楽団
ヴァルター・ハーゲン=グロル(合唱指揮)
オイゲン・ヨッフム(C)

エディット・マティス 独唱会

1974年11月7日(木)19:00 東京文化会館大ホール

エディット・マティス(Edith Mathis)(ソプラノ)
ベルンハルト・クレー(Bernhard Klee)(ピアノ)

モーツァルト(Mozart):すみれ K 476
モーツァルト:ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時 K 520
モーツァルト:夕べの思い K 523
モーツァルト:淋しい森の中で K 308(295b)
モーツァルト:魔法使い K 472

メンデルスゾーン(Mendelssohn):初すみれ Op. 19a-2
メンデルスゾーン:少女の嘆き
メンデルスゾーン:月 Op. 86-5
メンデルスゾーン:ズライカ Op. 34-4
メンデルスゾーン:夜の歌 Op. 71-6

ウェーベルン(Webern):早春
ウェーベルン:花のあいさつ
ウェーベルン:愛のすがた
ウェーベルン:発見

~休憩~

ブラームス(Brahms):ドイツ民謡
許しておくれよ、きれいな娘さん
あの下の谷間では
太陽はもう輝きはしない
静かな夜に
はだしで来ちゃだめだよ、かわいい恋人よ

ブラームス:歌曲集 Op.3(6曲)より
愛と春Ⅰ Op. 3-2
愛と春Ⅱ Op. 3-3

ブラームス:歌曲集 Op.57(8曲)より
ほんの時折りでもあなたがほほえめば Op. 57-2
私は夢に見た Op. 57-3
時折りはやさしい光が Op. 57-6

ブラームス:歌曲集 Op.59(8曲)より
あなたの青い瞳 Op. 59-8
傷ついた私の心 Op. 59-7

●NHK交響楽団 #644 A(こちらのリンク先のPDFを参考にしました)

1974年11月13日 NHKホール

エディット・マティス(ソプラノ)
NHK交響楽団
ベルンハルト・クレー(指揮)

ハイドン:交響曲第92番ト長調 Hob. I-92「オックスフォード」
R.シュトラウス:4つの最後の歌
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 Op. 88

●NHK交響楽団 #645 B(こちらのリンク先のPDFを参考にしました)

1974年11月21日 NHKホール

エディット・マティス(ソプラノ)
NHK交響楽団
ベルンハルト・クレー(指揮)

モーツァルト:アリア「誠実な心のあなた」K 217
ブラームス:交響曲第2番ニ長調 Op. 73
マーラー:交響曲第10番
モーツァルト:レチタティーヴォとロンド「もう言わないで、すっかりわかりました-恐れないで、恋人よ」K 490

エディット・マティス オペラアリアの夕べ

1986年6月2日(月)19:00 東京文化会館大ホール

エディット・マティス(ソプラノ)
新日本フィルハーモニー交響楽団
小林 道夫(指揮)

モーツァルト:歌劇「イドメネオ」K.366より
 序曲
 イーリアのレチタティーボとアリア
 イーリアのアリア

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K.486より
 序曲
 ケルビーノのアリア
 スザンナのレチタティーボとアリア

モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K.588より
 序曲
 デスピーナのアリア
 フィオルディリージのアリア

ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」より
 序曲
 エンヒェンのロマンツェ、レチタティーボとアリア

ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」より
 序曲
 フルート夫人のアリア

東京都交響楽団 86年度楽季<前期> 第237回定期演奏会

1986年6月6日(金)19:00 東京文化会館大ホール

エディット・マティス(ソプラノ)
東京都交響楽団
小泉和裕(指揮)

モーツァルト:交響曲第11番ニ長調 K 84

モーツァルト:演奏会用アリア「私は行く、でもどこへ」K 583
モーツァルト:演奏会用アリア「大いなる魂と高貴なる心」K 578
モーツァルト: モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」K 165

-休憩-

リスト:ダンテの神曲による交響曲

ハマ音6月コンサート エディット・マティス ソプラノ・リサイタル

1986年6月10日(火) 神奈川県立音楽堂

エディット・マティス(ソプラノ)

エディット・マティス ソプラノ・リサイタル(※ETUDE様のこちらの情報も参考にさせていただきました)

1986年6月12日, 東京文化会館小ホール

エディット・マティス(ソプラノ)
小林道夫(ピアノ)

ベートーヴェン作曲
追想
悲しみの喜び 作品83-1
秘密(愛と真実)
うずらの啼声

ブラームス編曲:ドイツ民謡集
一本のぼだい樹が
静かな夜
どうしたら戸が開けられるか
深い谷間に
騎士
お母さん 欲しいものがあるの

ブラームス作曲
船上にて 作品97ー2
なげき 作品105-3
月夜
娘の歌 作品107-5
ひばりの歌 作品
春の歌 作品85-5

R・シュトラウス作曲
明日には! 作品27-4
星影は美しく、しかし冷たく 作品19-3
もの言わぬものたち 作品10-6
帰郷 作品15-5
高鳴る胸 作品29-2

(アンコール)
R・シュトラウス:お父さんが言いました 作品36-3
ブラームス:乙女の歌 作品95-6
モーツァルト:すみれ K.476
ブラームス:子守歌 作品49-4

●エディット・マティス リサイタル

1988年10月8日(土) カザルスホール

エディット・マティス(ソプラノ)
小林道夫(ピアノ)

モーツァルト:
鳥よ、年ごとに
寂しい森の中で
ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時
夕べの想い

ドビュッシー:歌曲集『忘れられた小唄』

シューマン:
天と地
時は春
ただあこがれを知る者だけが
新緑
おとめ-憂い

ブラームス:
夜鳴きうぐいす Op. 97/2
われらはさまよった
たそがれ
わたしの恋は緑に燃え

若杉弘/ドレスデン国立歌劇場管来日公演

1989年4月3日(月)19:00 サントリーホール大ホール

エディト・マティス(ソプラノ)(2)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
若杉弘(指揮)

1.モーツァルト/交響曲第29番イ長調 K 201(186a)
2.マーラー/交響曲第4番ト長調

Hiroshi Wakasugi, Dirigent; Staatskapelle Dresden
rec. 3 Apr. 1989, Suntory Hall

Edith Mathis(S: Mahler), Staatskapelle Dresden, Hiroshi Wakasugi(C)

Mozart: Symphony No. 29 A major, K 201(186a)

Mahler: Symphony No. 4 G major

若杉弘/ドレスデン国立歌劇場管来日公演

1989年4月5日(水)19:00 サントリーホール大ホール

エディト・マティス(ソプラノ)(2)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
若杉弘(指揮)

1.R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」Op. 20
2.R.シュトラウス/『4つの最後の歌』
 1)春 
 2)九月
 3)眠りの前に
 4)夕映えに
3.ブラームス/交響曲第4番ホ短調 Op. 98

Hiroshi Wakasugi, Dirigent; Staatskapelle Dresden
rec. 5 Apr. 1989, Suntory Hall

Edith Mathis(S: Vier letzte Lieder), Staatskapelle Dresden, Hiroshi Wakasugi(C)

Richard Strauss: Don Juan, Op. 20

Richard Strauss: Vier letzte Lieder
1. Frühling
2. September
3. Beim Schlafengehen
4. Im Abendrot

Brahms: Symphony No. 4 e minor, Op. 98

若杉弘指揮 ドレスデン国立歌劇場管弦楽団

1989年4月6日(木)19:00 東京文化会館大ホール

エディト・マティス(ソプラノ)(2)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
若杉弘(指揮)

1.モーツァルト/交響曲第29番イ長調 K 201(186a)
2.マーラー/交響曲第4番ト長調

366 Tomingekijo Music Circle Regular Concert: Staatskapelle Dresden
rec. 6 Apr. 1989, Tokyo Bunka Kaikan

Edith Mathis(S: Mahler), Staatskapelle Dresden, Hiroshi Wakasugi(C)

Mozart: Symphony No. 29 A major, K 201(186a)

Mahler: Symphony No. 4 G major

サントリーホール定期演奏会 NHK交響楽団モーツァルトシリーズ1991-7

1991年12月5日(木) サントリーホール大ホール

エディト・マティス(ソプラノ)
永井和子(メゾソプラノ)
ラモン・ヴァルガス(テノール)→ロバート・スウェンセンに変更か?
ミケーレ・ペルトゥージ(バス)
小林英之(オルガン)
国立音楽大学合唱団
NHK交響楽団
ダニエル・ナザレス(指揮)

モーツァルト:モテット『アヴェ・ヴェルム・コルプス』K 618
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K 626

エディット・マティス ソプラノ・リサイタル

1991年12月7日(土)18:30 水戸芸術館コンサートホールATM

エディット・マティス(ソプラノ)
小林道夫(ピアノ)

モーツァルト:
喜びに寄せて K.53
なんと私は不幸なことか K.147
鳥たちよ、おまえたちは毎年 K.307
淋しい暗い森の中を K.308
すみれ K.476
魔法使い K.472
クローエに K.524
別れの歌 K.519
ルイーズが不実な恋人の手紙を焼いた時 K.520
ラウラに寄せる夕べの想い K.523
子供の遊び K.598

シューマン:
愛の歌 作品51の5
兵士の花嫁 作品64の1
忍従の花 作品83の2
はじめての縁 作品35の4
海の妖精 作品125の1
乙女のうれい 作品142の3
春の便り 作品79の3

R.シュトラウス:
ダリア 作品10の4
わが子に 作品37の3
ああ、恋人よ、ぼくはもう別れを告げて 作品21の3
15ペニヒで 作品36の2
万霊節 作品10の8
献呈 作品10の1

●シューマン歌曲の夕べ(Schumann-Abend)(※ちらしはこちらからPDFファイルをダウンロードしてご覧ください。ただし、一部ちらし記載の曲目と変更があります)

1994年9月6日(火)19:00 津田ホール

エディット・マティス(Edith Mathis)(ソプラノ)
小松英典(Hidenori Komatsu)(バリトン)
コルト・ガーベン(Cord Garben)(ピアノ)

シューマン(Schumann):

二重唱(Duett)

春の饗宴は美しい(Schön ist das Fest des Lenzes, Op. 37/7)
もしぼくが小鳥なら(Wenn ich ein Vöglein wär, Op. 43/1)
まごうかたなく太陽がかがやくように(So wahr die Sonne scheinet, Op. 37/12)
子守歌-病気で寝ている子供のために(Wiegenlied am Lager eines kranken Kindes, Op. 78/4)
田園の歌(Ländliches Lied, Op. 29/1)

バリトン独唱(Bariton Solo)

天はひとつぶの涙をこぼした(Der Himmel hat eine Träne geweint, Op. 37/1)
ぼくの馬車はゆっくりと行く(Mein Wagen rollet langsam, Op. 142/4)
きみは花のよう(Du bist wie eine Blume, Op. 25/24)
ひそかな涙(Stille Tränen, Op. 35/10)
スペインの伊達男(Der Hidalgo, Op. 30/3)

二重唱(Duett)

秋の歌(Herbstlied, Op. 43/2)
美しい花(Schön Blümelein, Op. 43/3)
恋の痛手(Liebesgram, Op. 74/3)
夜に(In der Nacht, Op. 74/4)
幸福(Das Glück, Op. 79/15)

-休憩-

ソプラノ独唱(Sopran Solo)

愛の歌(Liebeslied, Op. 51/5)
兵士の花嫁(Die Soldatenbraut, Op. 64/1)
忍従の花(Die Blume der Ergebung, Op. 83/2)
小唄(Volksliedchen, Op. 51/2)
天と地(Himmel und Erde, Op. 96/5)
ただ憧れを知るひとだけが(Nur wer die Sehnsucht kennt, Op. 98a/3)
海の妖精(Die Meerfee, Op. 125/1)
はじめての緑(Erstes Grün, Op. 35/4)
もう春だ!(Er ist's, Op. 79/23)

二重唱(Duett)

あなたを想う(Ich denke dein, Op. 78/3)
五月の歌(Mailied, Op. 79/9)
わたしはあなたの樹(Ich bin dein Baum, Op. 101/3)
しずかな夏のひととき(Sommerruh)
つばめ(Die Schwalben, Op. 79/20)
舞踏歌(Tanzlied, Op. 78/1)

●歌の饗宴(Fest des Gesanges)(※ちらしはこちらからPDFファイルをダウンロードしてご覧ください。ただし、一部ちらし記載の曲目と変更があります)

1995年10月18日(水)19:00 東京芸術劇場
1995年10月25日(水)19:00 沼津市民文化センター大ホール

エディット・マティス(Edith Mathis)(ソプラノ)
小松英典(Hidenori Komatsu)(バリトン)
ハンゼ同盟オーケストラ(Hanse Compagnie)
コルト・ガーベン(Cord Garben)(指揮)

シューベルト(Schubert):オーケストラの伴奏による歌曲(Lieder mit Orchesterbegleitung)
さすらい人(Der Wanderer, D489(493))(小松)
死と乙女(Der Tod und das Mädchen)(マティス、小松)
糸を紡ぐグレートヒェン(Gretchen am Spinnrade)(マティス)
アヴェ・マリア(Ave Maria)(マティス)
セレナード(Ständchen, D957/4)(小松)
夜と夢(Nacht und Träume)(小松)
若い尼僧(Die junge Nonne)(マティス)

-休憩-

モーツァルト(Mozart):歌劇「フィガロの結婚(Le nozze di Figaro)」より
序曲(Ouverture)
伯爵とスザンナの二重唱“ひどい奴だ”(Conte/Susanna: "Crudel! Perchè finora farmi languir cosi?")
伯爵のアリア“もうお前の勝ちだと言ったな~ため息をつきながら”(Conte: "Hai già vinta la causa")
スザンナのアリア“とうとうその時が来た~愛の歓びよ早く来い”(Susanna: "Giunse alfin il momento - Deh vieni non tardar")

モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ(Don Giovanni)」より
ツェルリーナのアリア“薬屋の歌”(Zerlina: "Vedrai, carino")
ドン・ジョヴァンニとツェルリーナの二重唱“手をとりあって”(Don Giovanni/Zerlina: "Là ci darem la mano")

モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ(Così fan tutte)」より
ドラベルラとグリエルモの二重唱“この心を貴方に”(Dorabella/Guglielmo: "Il core vi dono")
グリエルモのアリア“女よ、君らはよく浮気する”(Guglielmo: "Donne mie la fate a tanti")
フィオルディリージのアリア“岩のように動かず”(Fiordiligi: "Come scoglio")

●第2回北とぴあ国際音楽祭(Hokutopia International Music Festival 1996)
エディット・マティスが歌うシューベルト
イェルク・デームスのフォルテピアノとともに
(Edith Mathis sings Schubert with Jörg Demus at the Fortepiano)(※北とぴあ国際音楽祭のパンフレット表紙のイメージファイルはこちらからダウンロードしてご覧になれます)

1996年10月27日(日)14:00 北とぴあ さくらホール

エディット・マティス(Edith Mathis)(soprano)
イェルク・デームス(Jörg Demus)(fortepiano: Conrad Graf 1839)

シューベルト(Schubert):

さまざまな詩人のリート

沈みゆく太陽に寄せて(An die untergehende Sonne, D457)
妹の挨拶(Schwestergruss, D762)
盛りを過ぎた菩提樹(Der abgeblühte Linde, D514)
速やかな時の流れ(Der Flug der Zeit, D515)
子守歌(Schlaflied, D527)
笑ったり泣いたり(Lachen und Weinen, D777)
おとめ(Das Mädchen, D652)
若い尼僧(Die junge Nonne, D828)
春の信仰(Frühlingsglaube, D686)
春の神(Gott im Frühlinge, D448)

-休憩-

ゲーテ歌曲

クラウディーネのアリエッタ<愛は盲目>("Liebe schwärmt auf allen Wegen" aus "Claudine von Villa Bella", D239/6)
愛(クレールヒェンの歌)(Die Liebe (Klärchens Lied), D210)
悲しみの喜び(Wonne der Wehmut, D260)
月に寄す(An den Mond, D296)
野ばら(Heidenröslein, D257)
ガニュメート(Ganymed, D544)
糸を紡ぐグレートヒェン(Gretchen am Spinnrade, D118)
ミニョンの歌より:ご存知ですか、あのレモンの花咲く国を(Mignon "Kennst du das Land", D321)
ミニョンの歌より:もうしばらくこのままの姿に(Mignon "So lasst mich scheinen, bis ich werde", D877/3)
ズライカⅡ(Suleika II, D717)

●歌曲の夕べ

1996年10月 サローネ・クリストフォリ

エディット・マティス(Edith Mathis)(ソプラノ)
イョルク・デームス(Jörg Demus)(ピアノ)

(詳細不明)

エディット・マティス・リサイタル/ハインツ・メジモレック(Heinz MEDJIMOREC) モーツァルト、ブラームス、シューベルト

1997年8月23日(土) 草津音楽の森国際コンサートホール

エディット・マティス(ソプラノ)
ハインツ・メジモレック(ピアノ)

・W.A.モーツァルト:アリエット「鳥たちよ、年ごとに」 K.307(K.284d)
・W.A.モーツァルト:子供の遊び K.598
・W.A.モーツァルト:ラウラに寄せる夕べの思い K.523
・W.A.モーツァルト:ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき K.520
・W.A.モーツァルト:春への憧れ K.596

・J.ブラームス:郷愁 その2「おお、帰り道さえわかれば」~『リートと歌』 作品63より第8曲
・J.ブラームス:お前が微笑みさえすれば ~「ダウマーによる歌」 作品57より第2曲
・J.ブラームス:柔らかい光は時おり輝く ~「ダウマーによる歌」 作品57より第6曲
・J.ブラームス:お前の青い瞳よ ~「低音のためのリートと歌」 作品59より第8曲
・J.ブラームス:テレーゼ ~「低音のための6つの歌曲」 作品86より第1曲
・J.ブラームス:墓地にて ~「低音のための5つの歌曲」 作品105より第4曲
・J.ブラームス:調べのように私を通り抜ける ~「低音のための5つの歌曲」 作品105より第1曲
・J.ブラームス:雨の歌
・J.ブラームス:別れ ~「6つの歌」 作品97より第6曲
・J.ブラームス:永遠の愛について ~「4つの歌」 作品43より第1曲
・F.シューベルト:沈みゆく太陽に寄せて 作品44 D 457
・F.シューベルト:妹の挨拶 D 762
・F.シューベルト:盛りを過ぎた菩提樹 作品7-1 D 514
・F.シューベルト:速やかな時の流れ 作品7-2 D 515
・F.シューベルト:子守歌 作品24-2 D 527
・F.シューベルト:笑いと涙 作品59-4 D 777
・F.シューベルト:乙女 D 652
・F.シューベルト:若い尼僧 作品43-1 D 828
・F.シューベルト:春の想い 作品20-2 D 686
・F.シューベルト:春の神 D 448

#116 シューベルティアーデ '97:エディット・マティス 鵠沼で歌う!

1997年9月2日 藤沢市・レスプリ・フランセ

●歌曲の夕べ

1997年9月 サローネ・クリストフォリ

エディット・マティス(Edith Mathis)(ソプラノ)
ハインツ・メジモレック(Heinz Medjimorec)(ピアノ)

(詳細不明)

エディット・マティス・リサイタル

1998年8月22日(土) 草津音楽の森国際コンサートホール

エディット・マティス(ソプラノ)
アントニー・シピリ(Anthony SPIRI)(ピアノ)

・L.v.ベートーヴェン:「思い出」 WoO136
・H.ヴォルフ:「メーリケ歌曲集」より 祈り/心よ考えよ/古い絵に/新しい年に/めぐりあい/つきることのない愛/ある婚礼にのぞんで/朝早く/時は春
・R.シューマン:「ミルテの花」 作品25より 献呈/くるみの木/はすの花/ズライカの歌/母よ、母よ/私を彼の胸によりかからせて/西国にて
・R.シューマン:薔薇よ、薔薇よ ~「6つの歌」 作品89より第6曲
・L.v.ベートーヴェン:ミニョン ~「6つの歌」 作品75より第1曲
・L.v.ベートーヴェン:寂しさの喜び ~「ゲーテの詩による3つの歌」 作品83より第1曲
・L.v.ベートーヴェン:ひめごと(または愛と真実) WoO145
・L.v.ベートーヴェン:ウズラの鳴き声 WoO129
・R.シューマン:哀れなペーター(1.ハンスとグレーテ/2.僕の胸の中には/3.哀れなペーター) ~「ロマンスとバラード第3集」 作品53より第3曲
・R.シューマン:ジャスミンの茂み ~「リートと歌 第1巻」 作品27より第4曲
・R.シューマン:てんとう虫(《少年の不思議な角笛》より) ~「子供のための歌のアルバム」 作品79より第13曲
・R.シューマン:春の楽しみ(《若返りの泉》より) ~「5つの陽気な歌」 作品125より第5曲
・R.シューマン:新緑 ~「12の詩」 作品35より第4曲
・R.シューマン:時は春 ~「子供のための歌のアルバム」 作品79より第23曲
・R.シューマン:献身の花 ~「3つの歌」 作品83より第2曲

クロージング・コンサート/ノイコム:レクイエム

1998年8月30日(日) 草津音楽の森国際コンサートホール

・S.ノイコム:ルイ16世の逝去のための「レクイエム」
イェルク・エーヴァルト・デーラー(Jörg Ewald DÄHLER)(指揮)、E.マティス(Sop)、クラウディオ・ブリツィ(Claudio BRIZI)(Org)、栗山文昭(合唱指揮)、井戸田善之(Cb)、須﨑昌枝(Cb)、金子敦子(Cb)、米長幸一(Cb)、フェスティヴァル・ブラス・アンサンブル、草津アカデミー合唱団

#132 巨匠の至芸 6: エディット・マティス 鵠沼で歌う 2

1998年9月1日 藤沢市・レスプリ・フランセ

エディット・マティス/ハイドンから世紀末までを歌う

1999年8月21日(土) 草津音楽の森国際コンサートホール

エディット・マティス(ソプラノ)
フェレンツ・ボーグナー(Ferenc BOGNÁR)(ピアノ)

・F.J.ハイドン:鋭い目つき Hob.ⅩⅩⅥa-35 ~「6つの創作されたカンツォネッタ」第2集より第5曲
・F.J.ハイドン:絶望 Hob.ⅩⅩⅥa-28 ~「6つの創作されたカンツォネッタ」第1集より第4曲
・F.J.ハイドン:羊飼いの歌 Hob.ⅩⅩⅥa-27 ~「6つの創作されたカンツォネッタ」第1集より第3曲
・F.J.ハイドン:乙女の問いの答え「私を忘れないで」
・F.J.ハイドン:すこぶる平凡な話 Hob.ⅩⅩⅥa-4 ~「12のクラヴィーア伴奏歌曲」第1部より第4曲
・J.ブラームス:美しい乙女よ、私を許して ~「49のドイツ民謡集」第1集より第2曲 
・J.ブラームス:お姉さん、私たちはいつ家に帰るの ~「49のドイツ民謡集」第3集より第1曲 
・J.ブラームス:あの谷に一本の菩提樹が立っている ~「49のドイツ民謡集」第6集より第6曲
・J.ブラームス:騎手はマントを広げ ~「49のドイツ民謡集」第4集より第2曲
・J.ブラームス:静かな夜に ~「49のドイツ民謡集」第6集より第7曲
・J.ブラームス:ああお母さん、欲しいものがあるの ~「49のドイツ民謡集」第5集より第5曲
・A.シェーンベルク:期待 ~「4つの歌」 作品2より第1曲(詞:R.デーメル)
・A.シェーンベルク:見捨てられて ~「8つの歌」 作品6より第4曲(詞:H.コンラーディ)
・A.シェーンベルク:興奮した人々 ~「6つの歌」 作品3より第2曲(詞:G.ケラー)
・A.ウェーベルン:早春 ~「3つの詩」より第1曲(詞:F.アヴェナリウス)
・A.ウェーベルン:花の挨拶 ~「8つの初期歌曲」より第3曲(詞:J.W.v.ゲーテ)
・A.ウェーベルン:愛人の肖像 ~「8つの初期歌曲」より第4曲(詞:M.グライフ)
・A.ウェーベルン:発見 ~「3つの歌曲」より第3曲(詞:F.アヴェナリウス)
・R.シュトラウス:ダリア ~「8つの歌」 作品10より第4曲(詞:H.v.ギルム)
・R.シュトラウス:万霊節 ~「8つの歌」 作品10より第8曲(詞:H.v.ギルム)
・R.シュトラウス:私の父は言いました(《子供の魔法の角笛》より) ~「4つの歌曲」 作品36より
・R.シュトラウス:貴方の青い目で ~「8つの歌」 作品10より第8曲(詞:H.v.ギルム)
・R.シュトラウス:サフラン ~「8つの歌」 作品10より第7曲(詞:H.v.ギルム)
・R.シュトラウス:貴方は私の心の王冠 ~「5つの素朴な歌」 作品21より第2曲(詞:F.ダーン)
・R.シュトラウス:悪天候 ~「5つの小さな歌」 作品69より第5曲(詞:H.ハイネ)

クロージング・コンサート/プーランク:「グローリア」

1999年8月30日(月) 草津音楽の森国際コンサートホール

・W.A.モーツァルト:ミサ・ソレムニス ハ長調 K.337
E.マティス(Sop)、栗林朋子(Alt)、大島 博(Ten)、太田直樹(Bas)、イェルク・エーヴァルト・デーラー(指揮)、栗山文昭(合唱指揮)、草津フェスティヴァル・オーケストラ、草津アカデミー合唱団

・F.プーランク:グローリア
E.マティス(Sop)、イェルク・エーヴァルト・デーラー(指揮)、栗山文昭(合唱指揮)、草津フェスティヴァル・オーケストラ、草津アカデミー合唱団

●Salone Cristofori 1999
ドイツ歌曲の夕べ(※当日配布された曲目リストはこちらからPDFファイルをダウンロードしてご覧になれます)

1999年9月5日(日)19:00 サローネ・クリストフォリ

エディット・マティス(Edith Mathis)(ソプラノ)
細木朝子(Asako Hosoki)(ピアノ)

ハイドン(Haydn):
見抜く目(Piercing Eyes)
絶望(Despair)
牧歌(A Pastoral Song)
少女の問への答え(Antwort auf die Frage eines Mädchens)
ごくありふれた話(Eine sehr gewöhnliche Geschichte)

ブラームス(Brahms):
美しい羊飼いの娘よ、私を許して(Erlaube mir, feins Mädchen)
お姉さん、お姉さん(Schwesterlein, Schwesterlein)
菩提樹が立っている(Es steht ein Lind)
騎士はマントを広げ(Der Reiter spreitet seinen Mantel aus)
静かな夜に(In stiller Nacht)
ねぇママ、欲しいものがあるんだ(Och, Moder, ich well en Ding han)

-休憩-

シェーンベルク(Schönberg):
期待(Erwartung)
捨てられて(Verlassen)
興奮した人(Die Aufgeregten)

ウェーベルン(Webern):
早春(Vorfrühling)
花の挨拶(Blumengruss)
愛の姿(Bild der Liebe)
発見(Gefunden)

R.シュトラウス(R. Strauss):
ダリア(Die Georgine)
万霊節(Allerseelen)
言いました-それだけでは済みません(Hat gesagt, bleibt's nicht dabei)
君の青い目で(Mit deinen blauen Augen)
いぬさふらん(Die Zeitlose)
私の心の王冠(Du meines Herzens Krönelein)
嵐の日(Schlechtes Wetter)

●エディット・マティス 公開レッスン

1999年9月6日(月)14:00 サローネ・クリストフォリ

エディット・マティス(Edith Mathis)(講師)

#151 150回記念ウィーン特集1:エディット・マティス鵠沼で歌う3

1999年9月7日 藤沢市・レスプリ・フランセ

エディット・マティス・リート・リサイタル/バッハ&シューベルト

2000年8月19日(土) 草津音楽の森国際コンサートホール

エディット・マティス(ソプラノ)
アントニー・シピリ(ピアノ、チェンバロ*)
ヴォルフガング・ベッチャー(Wolfgang BOETTCHER)(チェロ)*

・J.S.バッハ:『アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳 第2巻』より ジョヴァンニーニのアリア「貴方の心を私にくれるなら」 BWV518/レチタティーヴォとアリア BWV82/アリア「御身がともにあるならば」 BWV508(シュテルツェル)/歌曲「おお永遠よ、汝恐ろしき言葉」 BWV513*
・W.A.モーツァルト:何と私は不幸なことか K.147
・W.A.モーツァルト:ラウラに寄せる夕べの思い K.523
・W.A.モーツァルト:魔術師 K.472
・K.F.ツェルター:憧れ
・K.F.ツェルター:ミニョンの歌
・K.F.ツェルター:秘めごと
・K.F.ツェルター:最初の喪失
・K.F.ツェルター:悲しみの喜び
・K.F.ツェルター:憩いなき恋心
・F.シューベルト:ガニュメート 作品19-3 D 544
・F.シューベルト:湖上で 作品92-2 D 543
・F.シューベルト:悲しみの喜び 作品115-2 D 260
・F.シューベルト:月に寄す(第2作) D 296
・F.シューベルト:歌劇『ヴィラ・ベッラのクラウディーネ』D 239より 「恋はいたるところに」
・R.シューマン:『リートと歌 第2集』 作品51より 「恋の歌」
・R.シューマン:ゲーテの『ヴィルヘルム・マイスター』によるリート、歌及びミニョンのためのレクイエム 作品98aより 「君よ知るや南の国」/「ただ憧れを知る者だけが」/「私に言わせないで」/「大人になるまでこのままに」
・R.シューマン:『ミルテの花』 作品25より 「ズライカの歌」

●[Eine Pause 2020]From "2. Notenbuch der Anna Magdalena Bach"/ The 21st Kusatsu Festival(2000)

Channel名:Kusatsu Academy & Festival (オリジナルのサイトはこちらのリンク先です)
G.H.シュテルツェル:アリア「御身が共にあるならば」[BWV508] ~『アンナ・マクダレーナ・バッハのための音楽帳 第2巻』 より
E.マティス(Sop)、A.シピリ(Cemb)、W.ベッチャー(Vc)

バッハ:ロ短調ミサ/デーラー、マティス

2000年8月29日(火) 草津音楽の森国際コンサートホール

・J.S.バッハ:結婚カンタータ「今ぞ去れ、悲しみの影よ」 BWV202
E.マティス(Sop)、クラウディオ・ブリツィ(Cemb)、トーマス・インデアミューレ(Thomas INDERMÜHLE)(Ob)、イェルク・エーヴァルト・デーラー(指揮)、草津フェスティヴァル弦楽合奏団

・J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲 BWV232 (第一部)
E.マティス(Sop)、岩見真佐子(Sop)、栗林朋子(Alt)、伊原直子(Alt)、大島 博(Ten)、三原 剛(Bas)、クラウディオ・ブリツィ(Org)、草津アカデミー合唱団、栗山文昭(合唱指揮)、イェルク・エーヴァルト・デーラー(指揮)、草津フェスティヴァル・オーケストラ

#165 エディット・マティス 鵠沼で歌う 4

2000年9月5日 藤沢市・レスプリ・フランセ

エディット・マティス・リサイタル

2001年8月19日(日) 草津音楽の森国際コンサートホール

エディット・マティス(ソプラノ)
ハインツ・メジモレック(ピアノ)
クラウディオ・ブリツィ(オルガン)*
トーマス・インデアミューレ(オーボエ)**

・W.A.モーツァルト:グラーフのオランダ歌曲による8つの変奏曲 K.24*
・A.ヴィヴァルディ:オラトリオ『勝利のユディータ』 RV644より アリア「いとしい人よ、そなたを愛する」*,**
・F.シューベルト:歌曲 ひめごと、フランツ・シューベルトに D 491/乙女 D 652/春の想い D 686 作品20-2/アン・ライルの歌 D 830 作品85-1/速やかな時の流れ D 515 作品7-2/春の神 D 448
・J.ブラームス:49のドイツ民謡集より 美しい乙女よ(第1集)/静かな夜に(第6集)/あの谷に1本の菩提樹が立っている(第6集)/騎手はマントを広げ(第4集)/太陽はもう照らない(第1集)/谷間に(第1集)/ああお母さん、欲しいものがあるんだ(第5集)
・J.ブラームス:「低音のための5つの歌」 作品105より 1. 調べのように私を通り抜ける
・J.ブラームス:「4つの歌」 作品43より 1.永遠の愛について
・J.ブラームス:「5つの歌」 作品107より 3.乙女は語る
・J.ブラームス:「低音のための6つの歌」 作品86より 1.テレーゼ
・J.ブラームス:「低音のための5つの歌」 作品105より 4.墓地にて
・J.ブラームス:「リートと歌」 作品59より 8.お前の青い瞳よ
・J.ブラームス:「5つの歌」 作品49より 1.日曜日の朝に
・J.ブラームス:「6つの歌」 作品85より 5.春の歌
・R.シュトラウス:「8つの歌」 作品10 4.ダリア
・R.シュトラウス:「5つの素朴な歌」 作品21 2.あなたは私の心の王冠
・R.シュトラウス:「8つの歌」 作品10 7.サフラン/8.万霊節
・R.シュトラウス:「4つの歌」 作品36 3.私の父は言いました

モーツァルトの旅/ウィーン/モーツァルト:孤児院ミサ

2001年8月27日(月) 草津音楽の森国際コンサートホール

・W.A.モーツァルト:ミサ・ソレムニスK.139(47a)「孤児院ミサ」
E.マティス(Sop)、栗林朋子(Alt)、永田峰雄(Ten)、太田直樹(Bas)、イェルク・エーヴァルト・デーラー(指揮)、草津アカデミー合唱団、栗山文昭(合唱指揮)、草津フェスティヴァル・オーケストラ、クラウディオ・ブリツィ(Org)

エディット・マティス公開レッスン(Schöne Stimmen主催)

2009年2月19日(木)18:15 ルーテル市ヶ谷センター

エディット・マティス(Edith Mathis)(講師)
田口久仁子(通訳)

1.川口聖加(S) 渡邊千春(P)
ハイドン/オラトリオ『四季』(Die Jahreszeiten)より~「ようこそ、深い森よ~何という喜び、何という安らぎ」(Willkommen jetzt, o dunkler Hain - Welche Labung für die Sinne)

2.岡戸仙子(S) 琴田恵理(P)
ブラームス/我が恋は緑(Meine Liebe ist grün)
ブラームス/私の眠りはますます浅くなり(Immer leiser wird mein Schlummer)
ブラームス/秘めごと(Geheimnis)

 ~休憩~

3.石井藍(MS) 鈴木ゆみ(P)
R.シュトラウス/わが思いのすべて(All mein Gedanken)
ブラームス/使い(Botschaft)
ヘンデル/『メサイア』(Messiah)より~「主は世の人々に侮られ、捨てられ」(He was despised and rejected)

4.山咲史枝(S) 伊坪淑子(P)
プフィッツナー/昔語り(Sonst)
ヴェーバー/オペラ『魔弾の射手』(Der Freischütz)より~アガーテの祈り(Wie nahte mir der Schlummer)

エディット・マティス公開レッスン(2011/2/28) @ルーテル市ヶ谷センター

2011年2月28日(月)18:15 ルーテル市ヶ谷センター

詳細はromani様がブログ「ETUDE」でレポートして下さっていますので、ぜひご覧ください。

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エディット・マティス(Edith Mathis)逝去

オペラ、オラトリオから歌曲まで、数々の名演を残したソプラノのエディト・マティス(Edith Mathis)が2月9日に亡くなったそうです。87歳の誕生日の2日前のことでした。ちょうど彼女の誕生日のお祝いの記事を書こうとして、検索していた時に彼女の訃報を知り、力が抜けました。

彼女の来日公演はキャリアの後半になってからですが幸い何度か聞くことが出来て(小松英典、コート・ガーベン、イェルク・デームスなどとの共演)、幸せな思い出となっています(プログラムが部屋から出てきたら記事にしたいと思います)。マスタークラスも一度だけ聞くことが出来て、一人の女性としてもとてもチャーミングな方だなぁと感じたものでした。
彼女はフィッシャー=ディースカウのDGへのシューマン歌曲全集で省かれた女声用歌曲の歌手に抜擢され、3枚組のLPを1979年9月、1981年10月に録音しました。
その中に「くるみの木」が入っていなかったのが残念でなりませんでした。この曲はF=ディースカウがすでに録音していたのですが、マティスの録音した曲の中にはF=ディースカウの録音した曲と重複した曲もいくつか含まれていて、それならば「くるみの木」はなぜ録音してくれなかったのだろうと思っていました。シューマンの歌曲の中でもとりわけとろけるような甘美さをもった作品であり、マティスの歌声はまさに理想的に思えます。

その後、数年前にルツェルン音楽祭の彼女のリサイタル・ライヴ録音(カール・エンゲルのピアノ)がリリースされ、そこにとうとう「くるみの木」が収録されたのです。
その演奏がこちらです。

●Myrthen, Op. 25: No. 3 Der Nussbaum (Live)
Edith Mathis(S), Karl Engel(P)
Recording: 3 Sep. 1975, Kunsthaus, Lucerne (live)

その他の貴重な音源をご紹介します。

●若杉弘/ドレスデン国立歌劇場管来日公演① ◇R・シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」&四つの最後の歌(S:エディト・マティス)
指揮:若杉弘/ドレスデン国立歌劇場管弦楽団

1989年4月5日 サントリーホール。「四つの最後の歌」は21:41~。マティスはこの歌曲集をスタジオ録音で残さなかったと思うので、来日公演の動画が残っていて感激しました。
Channel名:kouichi Kimura(オリジナルのサイトはこちらのリンク先です)

●An Edith Mathis Recital (Salzburg, 1983)
Edith Mathis(S), Heinz Medjimorec(P)
Recording: 5 August 1983, Kleines Festspielhaus, Salzburg (live)

クラーラ・シューマンの歌曲をまとめて歌っているのが印象的なライヴです。みな最高ですが、特にブラームスの「ひばりの歌」は絶品です!ちなみにモーツァルトの歌曲R.シュトラウスの歌曲(それぞれ抜粋)はORFEOレーベルからCD化されています。
Channel名:kadoguy(オリジナルのサイトはこちらのリンク先です)

I. W.A. Mozart: Eight songs(モーツァルト:8つの歌曲)
Abendempfindung(夕べの想い), K. 523 0:00
Als Luise die Briefe ihres ungetreuen Liebhabers verbrannte(ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時), K. 520 4:55
Das Veilchen(すみれ), K. 476 6:46
Wie unglücklich bin ich nit(なんと私は不幸なことか), K. 147 9:29
Dans un bois(淋しい暗い森の中を), K. 308 10:32
Oiseaux, si tous les ans(鳥たちよ、おまえたちは毎年), K. 307 13:28
Die Zufriedenheit(満足), K. 473 15:08
Der Zauberer(魔法使い), K. 472 17:56

II. Clara Schumann: “Sechs Lieder”, op. 23(クラーラ・シューマン:6つの歌曲Op.23)
Was weinst du, Blümlein(花よどうして泣くの) 19:59
An einem lichten Morgen(ある明るい朝の日に) 22:10
Geheimes Flüstern hier und dort(ひそかなささやき) 24:57
Auf einem grünen Hügel(みどりの丘の上で) 28:27
Das ist ein Tag, der klingen mag(それはある日のこと) 30:31
O Lust, o Lust(ああ、なんという心地よさ) 31:54

III. Johannes Brahms: Seven songs(ブラームス:7つの歌曲)
Vergebliches Ständchen(甲斐なきセレナード), op. 84, no. 4 33:47
Klage(嘆き), op. 105, no. 3 35:43
Über die See(海を越えて), op. 69, no. 7 38:07
Mondnacht(月夜), WoO. 21 40:10
Mädchenlied(娘の歌), op. 107, no. 5 43:21
Lerchengesang(ひばりの歌), op. 70, no. 2 44:52
Frühlingslied(春の歌), op. 85, no. 5 47:23

IV. Richard Strauss: Six songs(R.シュトラウス:6つの歌曲)
Morgen(あした), op. 27, no. 4 48:35
Ach Lieb, ich muß nun scheiden(ああ、愛するひとよ、別れなくてはならない), op. 21, no. 3 52:07
Schön sind, doch kalt die Himmelssterne(星影は美しく、しかし冷たく), op. 19, no. 3 53:59
Die Verschwiegenen(もの言わぬ花たち), op. 10, no. 6 55:55
Heimkehr(帰郷), op. 15, no. 5 57:10
Schlagende Herzen(高鳴る胸), op. 29, no. 2 59:24

V. Encores(アンコール):
Strauss(R.シュトラウス): Hat gesagt - bleibt's nicht dabei(言いました-それだけではすみません), op. 36, no. 3 1:02:09
Brahms(ブラームス): Dein blaues Auge(あなたの青いひとみは), op. 59, no. 8 1:04:23
Brahms: Mädchenlied(娘の歌), op. 95, no. 6 1:06:31
Brahms: Wiegenlied(子守歌), op. 49, no. 4 1:08:00

マティスさん、これまで素敵な演奏を有難うございました。どうか安らかにお休みください。

Bayerische Staatsoper: KS. Edith Mathis verstorben (by Malte Krasting)

BR-KLASSIK: Edith Mathis mit 86 Jahren verstorben (by Volkmar Fischer)

New York Times: Edith Mathis, Radiant Swiss Soprano, Is Dead at 86 (by Adam Nossiter)

lucernefestival (Instagram)

Slippedisc: Renowned soprano, RIP (by norman lebrecht)

Deutsche Oper Berlin: In memory of Edith Mathis

Presto Music: Obituary: Edith Mathis (1938-2025)

NPO klassiek: Sopraan Edith Mathis zingt Mozart en Mahler
zaterdag 12 april 1975: Edith Mathis (sopraan), Aafje Heynis (alt), Toonkunstkoor Amsterdam, Koninklijk Concertgebouworkest, Bernard Haitink (Dirigent)
(マティスがハイティンク指揮コンセルトヘバウ管とモーツァルト「イドメネオ」のアリアとマーラー「復活」を歌ったオランダでのライヴ録音です(アルトはアーフィエ・ヘイニス))

france musique: Hommage à Edith Mathis (フランスのラジオ局によるマティスへのオマージュです。様々な録音が流れます)

Stimmen hören: Mozart-Stimme einer Generation (ORF)

Soprano Edith Mathis: A Conversation with Bruce Duffie

ぶらあぼONLINE:In memoriam エディット・マティス

月刊音楽祭:訃報 〓 エディト・マティス(86)スイスのソプラノ歌手

エディト・マティス(Wikipedia)

エディット・マティスのインタヴュー(「カメラータ・トウキョウ ニュース」より)2001年8月10日付

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エディト・マティス&ペーター・シュライアー&エリク・ヴェルバ(Mathis, Schreier & Werba)/ヴォルフ『イタリア歌曲集』ザルツブルク音楽祭ライヴ1976年

ソプラノのエディト・マティスとテノールのペーター・シュライアーがエリク・ヴェルバのピアノでザルツブルク音楽祭で歌ったヴォルフ『イタリア歌曲集』全曲の録音がアップされていました。

曲順はヴォルフの出版時のものとは異なり、入れ替えられているので、おそらくヴォルフ研究者でもあるヴェルバが順番を考えたのではないかと想像されます。
関連のあるストーリーを並べると同時に、各まとまりにおいても統一感を考慮しているようです。
例えば最初のグループは「小さなものでも私たちをうっとりとさせることは出来るの」で始まり、「私の恋人はとってもちっちゃいの」で終わるという流れによって、小さなもの(歌曲というジャンルへの意味合いも込められているのでしょう)への賛美を描こうとしているのではないかと思います。

マティスはみずみずしい美声による真摯な表現が素晴らしく、シュライアーはディクションの美しさが際立ち、セリフが生き生きとしています。
そしてヴェルバは楽譜の音価通りではなく、曲調によって自在に変化させているのはいつも通りですが、それがごく自然になされているという点で見事だと思います。
ただし、終曲「あたし、ペンナに住んでる恋人がいるの」の華麗なピアノ後奏はしっかり楽譜通りに弾いてほしかったですが...。

マティスとシュライアーはDeutsche Grammophonレーベルにエンゲルのピアノと共にこの歌曲集全曲を録音していますが、未だに全曲のCD化がされていません(最近マティスの組み物アンソロジーに一部復活しましたが)。
そういう意味で、このライヴの音源は貴重で意義深いと思います。
ぜひお時間のある時に少しずつでも聞いてみて下さい。

ライヴ録音:12 Augst 1976, Kleines Festspielhaus, Salzburg

Edith Mathis, Sopran エディト・マティス(S)
Peter Schreier, Tenor ペーター・シュライアー(T)
Erik Werba, Klavier エリク・ヴェルバ(P)

Hugo Wolf: Italienisches Liederbuch ヴォルフ:『イタリア歌曲集』

1(S)  Auch kleine Dinge können uns entzücken 小さなものでも私たちをうっとりとさせることは出来るの
18(T)  Heb' auf dein blondes Haupt und schlafe nicht ブロンドの頭をあげておくれ、眠るんじゃないよ
19(S)  Wir haben beide lange Zeit geschwiegen 私たちは二人とも、長いこと押し黙っていました
4(T)  Gesegnet sei,durch den die Welt entstund この世界の生みの親に祝福あれ
10(S)  Du denkst mit einem Fädchen mich zu fangen あなたは細い糸たった一本で私を捕まえて
3(T)  Ihr seid die Allerschönste weit und breit あなたは世界で一番美しい
2(S)  Mir ward gesagt,du reisest in die Ferne 遠いところに旅立つそうね
9(T)  Daß doch gemalt all deine Reize wären 君の魅力がすべて描かれて
15(S)  Mein Liebster ist so klein,daß ohne Bücken 私の恋人はとってもちっちゃいの

17:30-
14(T)  Geselle,woll'n wir uns in Kutten hüllen 相棒よ、おれたちゃ修道服でもまとって
11(S)  Wie lange schon war immer mein Verlangen もうどれほどずっと待ち焦がれてきたことでしょう
22(T)  Ein Ständchen Euch zu bringen kam ich her セレナードを捧げにわたくし参りました
12(S)  Nein,junger Herr,so treibt man's nicht,fürwahr 駄目、お若い方、そんな事しちゃ嫌
5(T)  Selig ihr Blinden,die ihr nicht zu schauen 目の見えない人は幸いだ
16(S)  Ihr jungen Leute,die ihr zieht ins Feld 戦場に向かわれるお若い方々
7(T)  Der Mond hat eine schwere Klag' erhoben 月がひどい不満をぶちまけ
6(S)  Wer rief dich denn? 一体誰があんたを呼んだのよ
13(T)  Hoffärtig seid Ihr,schönes Kind ふんぞり返っておいでだな、麗しき娘よ
21(S)  Man sagt mir,deine Mutter woll es nicht あなたのお母さんがお望みでないらしいわね
8(T)  Nun laß uns Frieden schließen,liebstes Leben もう仲直りしようよ、いとしい人
20(S)  Mein Liebster singt am Haus im Mondenscheine あたしの恋人が月明りの注ぐ家の前で歌っているわ
17(T)  Und willst du deinen Liebsten sterben sehen 君の彼氏が死ぬところを見たいのなら

40:27-
41(S)  Heut' Nacht erhob ich mich um Mitternacht 昨夜、真夜中に私が起き上がると
34(T)  Und steht Ihr früh am Morgen auf vom Bette それから、あなたが朝早くベッドから起き上がり
29(S)  Wohl kenn' ich Euren Stand,der nicht gering 賤しからぬあなた様の御身分は重々承知しておりますわ
35(T)  Benedeit die sel'ge Mutter 今は亡き君の母上に祝福あれ
39(S)  Gesegnet sei das Grün und wer es trägt! 緑色と、緑を身にまとう人に幸ありますように
38(T)  Wenn du mich mit den Augen streifst und lachst 君が僕をちら見して笑い出し
40(S)  O wär' dein Haus durchsichtig wie ein Glas ああ、あなたのお家がガラスみたいに透き通っていたらいいのに
23(T)  Was für ein Lied soll dir gesungen werden 君にはどんな歌を歌ってあげたらいいのかな
36(S)  Wenn du,mein Liebster,steigst zum Himmel auf あなたが、愛する方よ、天国に昇る時がきたら
33(T)  Sterb' ich,so hüllt in Blumen meine Glieder 僕が死んだら、この体を花で包みこんでおくれ

1:02:52-
26(T)  Ich ließ mir sagen und mir ward erzählt 私がしょっちゅう聞かされた噂では
24(S)  Ich esse nun mein Brot nicht trocken mehr 私はもう濡れていないパンを食べることはありません
42(T)  Nicht länger kann ich singen,denn der Wind ぼくはもう歌えないよ、だって風が
43(S)  Schweig einmal still,du garst'ger Schwätzer dort ちょっと黙ってよ、そこの不愉快なおしゃべり男
31(T)  Wie soll ich fröhlich sein und lachen gar どうして陽気でいられるもんか、まして笑うことなんて
28(S)  Du sagst mir,daß ich keine Fürstin sei 侯爵夫人様じゃないんだからって、あたしに言うけど
27(T)  Schon streckt' ich aus im Bett die müden Glieder ベッドの中でへとへとの体を大きく伸ばしているというのに
25(S)  Mein Liebster hat zu Tische mich geladen 彼氏があたしを食事に招いてくれたの
44(T)  O wüßtest du,wie viel ich deinetwegen おお、お前は分かっているのだろうか、どれほど俺がお前を思って
32(S)  Was soll der Zorn,mein Schatz,der dich erhitzt? なにを怒っているの、大切な方、そんなに熱くなって
37(T)  Wie viele Zeit verlor ich,dich zu lieben 君を愛することで、どれほどの時間を無駄使いしてきたことか
45(S)  Verschling' der Abgrund meines Liebsten Hütte 深淵が恋人の小屋を飲み込んでしまえ
30(T)  Laß sie nur gehn,die so die Stolze spielt 放っておけばいいさ、あんな高慢ちきを演じる女なんか
46(S)  Ich hab' in Penna einen Liebsten wohnen あたし、ペンナに住んでる恋人がいるの

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マティス&シュライアー&エンゲル(Mathis, Schreier & Engel)/ブラームス「ドイツ民謡集」抜粋映像

ソプラノのエディト・マティス(Edith Mathis)、テノールのペーター・シュライアー(Peter Schreier)、そしてピアニストのカール・エンゲル(Karl Engel)によるブラームス(Brahms)「ドイツ民謡集(49 Deutsche Volkslieder, WoO 33)」からの抜粋映像がアップされていましたのでご紹介します。

 ソースはこちら(大画面はこちらのリンク先でご覧ください)

ブラームス(Brahms)「ドイツ民謡集(49 Deutsche Volkslieder, WoO 33)」からの抜粋

No. 4. Guten Abend, mein tausiger Schatz (Schreier, Mathis, Engel)

No. 5. Die Sonne scheint nicht mehr (Schreier, Engel)

No. 6. Da unten im Tale (Mathis, Engel)

No. 12. Feinsliebchen, du sollst mir nicht barfuss gehn (Schreier, Mathis, Engel)

No. 2. Erlaube mir, fein's Mädchen (Schreier, Engel)

No. 15. Schwesterlein (Schreier, Mathis, Engel)

No. 16. Wach' auf mein' Herzensschöne (Schreier, Engel)

No. 41. Es steht ein' Lind' (Mathis, Engel)

No. 30. All' mein' Gedanken (Schreier, Engel)

No. 42. In stiller Nacht (Mathis, Engel)

エディト・マティス(Edith Mathis)(S)
ペーター・シュライアー(Peter Schreier)(T)
カール・エンゲル(Karl Engel)(P)

可愛らしい容姿のマティスは鮮やかな青のドレスに身をまとい、明瞭なディクションで美しく歌っています。
シュライアーは本当に自然なドイツ語が美しく、表情も豊かです。
エンゲルの演奏している映像はそれほど多くないと思うので、貴重です。もちろんここでもしっかりと安定したピアノを聞かせています。

それにしてもブラームスの「ドイツ民謡集」は本当に素晴らしい!
素朴な歌の旋律に繊細な和音が織り込まれ、ブラームスならではの世界が立ち現れます。
名手3人の全盛期の素晴らしい記録です。ぜひお聞きください。

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マティス、ファスベンダーらによる重唱曲集発売(ORFEOレーベル: 1974年8月25日ザルツブルク音楽祭ライヴ)

Mathis_fassbaender_schreier_berry_w


超豪華なリート演奏家たちによるザルツブルク・ライヴ音源がORFEOレーベルから発売されるそうです(amazonでは発売日は2018/10/12となっています)。
録音は1974年で、マティス、ファスベンダー、シュライアー、ベリーがヴェルバ、シルハウスキーのピアノで、シューマンとブラームスの重唱曲を歌っています。
これは楽しみです。
全員集合したジャケット写真を見るだけでもわくわくしますね!
興味のある方はぜひ入手を検討されてみてはいかがでしょうか。

 こちら

シューマン(Schumann)/スペインの歌芝居 (Spanisches Liederspiel, Op. 74)

ブラームス(Brahms)/愛の歌-ワルツ(Liebeslieder-Walzer, Op. 57)

録音:1974年8月25日, Großes Festspielhaus, Salzburg (live)

エディト・マティス(Edith Mathis)(S)
ブリギッテ・ファスベンダー(Brigitte Fassbaender)(A)
ペーター・シュライアー(Peter Schreier)(T)
ヴァルター・ベリー(Walter Berry)(BS)
エリク・ヴェルバ(Erik Werba)(P)
パウル・シルハウスキー(Paul Schilhawsky)(P) (ブラームスのみ)

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ORF(オーストリア放送協会)のエリー・アーメリング&エディト・マティス放送(2018年2月15日)

オーストリアのラジオ局ORF(オーストリア放送協会)の「Stimmen hören(声を聞く)」という番組で、名ソプラノ2人、エリー・アーメリング(Elly Ameling: 1933年2月8日生まれ, 85歳)とエディト・マティス(Edith Mathis: 1938年2月11日生まれ, 80歳)の誕生日を祝って記念放送がされました。
ご本人たちが出演するわけではないのですが、彼女たちの数々の録音を堪能出来ますので、興味のある方は下記のサイトの再生ボタン(「Edith Mathis und Elly Ameling」と書かれたタイトルの右横にある赤い三角ボタン)をクリックして下さい。
なお、この放送がいつまで聞けるのかは分かりませんので、早めにお聞きになることをお勧めします。

 こちら

最初のマリナー指揮バッハ「結婚カンタータ」のアリアを歌うアーメリングは、天上から降り注いでくるような美しさです!

曲目表は以下の通りです。

Komponist/Komponistin: Johann Sebastian Bach/1685 - 1750
Titel: Hochzeits Kantate BWV 202 / daraus: Weichet nur, betrübte Schatten / Arie
Solist/Solistin: Elly Ameling /Sopran
Orchester: Academy of St Martin in the Fields
Leitung: Sir Neville Marriner
Länge: 07:12 min
Label: EMI 6 79073 2

Komponist/Komponistin: Franz Schubert/1797-1828
Titel: Ständchen D 889
Solist/Solistin: Elly Ameling /Sopran
Solist/Solistin: Jörg Demus /Klavier
Länge: 03:50 min
Label: EMI 6 79073 2

Komponist/Komponistin: Franz Schubert/1797-1828
Titel: Suleika I: Was bedeutet die Bewegung D 720
Solist/Solistin: Elly Ameling /Sopran
Solist/Solistin: Jörg Demus /klavier
Länge: 05:52 min
Label: EMI 6 79073 2

Komponist/Komponistin: Ludwig van Beethoven/1770 - 1827
Titel: Messe in C-Dur op.86 für Soli, Chor und Orchester / daraus: Gloria
Solist/Solistin: Elly Ameling /Sopran
Solist/Solistin: Marius Rintzler /Baß
Chor: New Philharmonia Chorus London
Choreinstudierung: Choreinstudierung: Wilhelm Pitz
Orchester: New Philharmonia Orchestra London
Leitung: Carlo Maria Giulini
Länge: 10:22 min
Label: EMI CZS 7 62693 2

Komponist/Komponistin: Gabriel Fauré/1845 - 1924
Titel: Le Papillon et la fleur, op.1 Nr.1
Solist/Solistin: Elly Ameling /Sopran
Solist/Solistin: Dalton Baldwin /Klavier
Länge: 02:03 min
Label: EMI 6 79073 2

Komponist/Komponistin: Franz Schubert/1797-1828
Titel: Der Musensohn, DV 764 op.92 Nr.1
Solist/Solistin: Elly Ameling /Sopran
Solist/Solistin: Jörg Demus /Hammerklavier
Länge: 02:05 min
Label: harmonia mundi GD 770

Komponist/Komponistin: Wolfgang Amadeus Mozart/1756 - 1791
Titel: IDOMENEO, RE DI CRETA / daraus: Se il padre perdei / Arie der Ilia
Solist/Solistin: Edith Mathis /Sopran
* Orchester: Staatskapelle Dresden
Leitung: Leitung: Karl Böhm
Länge: 06:14 min
Label: DG 4298642

Komponist/Komponistin: Johannes Brahms/1833 - 1897
Titel: Neckereien, op.31 Nr.2
Solist/Solistin: Edith Mathis /Sopran
Solist/Solistin: Brigitte Fassbaender /Alt
Solist/Solistin: Peter Schreier /Tenor
Solist/Solistin: Dietrich Fischer Dieskau /Bariton
Solist/Solistin: Karl Engel /Klavier
Länge: 02:28 min
Label: DG 4496412

Komponist/Komponistin: Joseph Haydn/1732 - 1809
Titel: DIE JAHRESZEITEN / daraus: Ein Mädchen, das auf Ehre hielt / Lied der Hanne und Chor
Solist/Solistin: Edith Mathis /Sopran
Solist/Solistin: Chor des Bayerischen Rundfunks
Orchester: Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
Leitung: Rafael Kubelik
Länge: 03:33 min
Label: Orfeo C 477982 I

Komponist/Komponistin: Carl Maria von Weber/1786 - 1826
Titel: DER FREISCHÜTZ: Terzett Agathe, Ännchen, Max
Solist/Solistin: Gundula Janowitz /Agathe
Solist/Solistin: Edith Mathis /Ännchen
Solist/Solistin: Peter Schreier /Max
Orchester: Staatskapelle Dresden
Leitung: Carlos Kleiber
Länge: 06:35 min
Label: DG 4154322

Komponist/Komponistin: Robert Schumann /1810 - 1856
Titel: 3 GESÄNGE Op.31: Nr.2 "Die Kartenlegerin"
Solist/Solistin: Edith Mathis /Sopran
Solist/Solistin: Christoph Eschenbach /Klavier
Länge: 02:34 min
Label: DG

Komponist/Komponistin: Wolfgang Amadeus Mozart/1756 - 1791
Titel: DIE SCHULDIGKEIT DES ERSTEN GEBOTES / daraus: Ein ergrimmter Löwe brüllet / Arie der Barmherzigkeit
Solist/Solistin: Edith Mathis /Sopran
Orchester: Staatskapelle Dresden
Leitung: Bernhard Klee
Länge: 07:40 min
Label: Berlin Classics 0091752 BC

Komponist/Komponistin: Hector Berlioz/1803 - 1869
Titel: LA DAMNATION DE FAUST / daraus: Szene Faust, Marguerite, Mephistopheles
Solist/Solistin: Stuart Burrows /Faust
Solist/Solistin: Donald McIntyre /Mephistopheles
Solist/Solistin: Edith Mathis /Marguerite
Chor: Tanglewood Festival Chorus
Orchester: Boston Symphony Orchestra
Leitung: Seiji Ozawa
Länge: 08:20 min
Label: DG 4239072

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「エディト・マティスの芸術(The Art of Edith Mathis)」発売情報(Deutsche Grammophon, 7CDs)

1963年にベルリン・ドイツ・オペラの一員として初来日を果たし、その時のケルビーノは語り草になるほどだった名ソプラノのエディト・マティスが、今年の2月11日で80歳を迎えます(生年は諸説ありますが、1938年説が一般に信じられています)。
その彼女を称えて、Deutsche Grammophonレーベルに残した数々の録音の中から厳選された選曲で7枚組のCDが発売されるそうです。

彼女のレパートリーの幅広さは膨大で、オペラや宗教曲、声楽曲に彼女が参加した録音の多さはただただ驚くばかりです。
さらに嬉しいことに彼女は歌曲も沢山歌ってくれています。

今回の選集では、前半に宗教曲、中盤にオペラからの抜粋、後半に歌曲が収められています。
歌曲に関しては、名高いシューマンの女性用歌曲集(エッシェンバッハのピアノ)がまとめて収められているのが貴重でしょう(国内盤ではF=ディースカウの録音とまとめてかつて発売されていましたが、海外盤では一部を除いて初出ではないでしょうか)。
そして、ご主人のクレーのピアノによるモーツァルト歌曲から数曲、ブラームスの網羅的な全集からの抜粋などもありますが、ここで私が最も注目したいのは、ヴォルフの「イタリア歌曲集」からの抜粋が収められていることです。
おそらく正規盤としてはこれらのCD復活は初めてではないでしょうか。
ただ残念なことにマティスの歌った曲が全部収録されているわけではなく、オペラティックな情熱が聞きものの"Verschling' der Abgrund meines Liebsten Hütte(深淵が恋人の小屋を飲み込んでしまえ)"などを含む数曲が省かれています。
レコード・アカデミー賞も受賞した名盤で、テノールのシュライアーやピアノのエンゲルも見事なので、ぜひとも全曲の復活を期待したいところです。

今回の選集の曲目詳細は下記のサイトをご覧ください。
 こちら

マティスさん、80歳おめでとうございます!

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エディット・マティス公開レッスンを聞く(2009年2月19日 ルーテル市ヶ谷センター)

エディット・マティス公開レッスン(Schöne Stimmen主催)
Mathis_200902192009年2月19日(木)18時15分 ルーテル市ヶ谷センター(自由席)

エディット・マティス(Edith Mathis)(講師)
田口久仁子(通訳)

1.川口聖加(S) 渡邊千春(P)
ハイドン/オラトリオ『四季』(Die Jahreszeiten)より~「ようこそ、深い森よ~何という喜び、何という安らぎ」(Willkommen jetzt, o dunkler Hain - Welche Labung für die Sinne)

2.岡戸仙子(S) 琴田恵理(P)
ブラームス/我が恋は緑(Meine Liebe ist grün)
ブラームス/私の眠りはますます浅くなり(Immer leiser wird mein Schlummer)
ブラームス/秘めごと(Geheimnis)

 ~休憩~

3.石井藍(MS) 鈴木ゆみ(P)
R.シュトラウス/わが思いのすべて(All mein Gedanken)
ブラームス/使い(Botschaft)
ヘンデル/『メサイア』(Messiah)より~「主は世の人々に侮られ、捨てられ」(He was despised and rejected)

4.山咲史枝(S?) 伊坪淑子(P)
プフィッツナー/昔語り(Sonst)
ヴェーバー/オペラ『魔弾の射手』(Der Freischütz)より~アガーテの祈り(Wie nahte mir der Schlummer)

--------------------

途中10分の休憩をはさんで3時間にも及ぶエディット・マティスの熱のこもったレッスンを見ながら、かつて実演で聴いた彼女のシューベルトやシューマンの名唱を懐かしく思い出していた。
彼女は生徒たちに模範を示す時に最初のうちは1オクターブ下げて口ずさむように歌の表情を伝えていたが、次第に実際の音程で模範を聞かせてくれる場面がしばしば出てきて、70を過ぎた人の声とは到底信じられないほどの美声とパワーで受講者、聴講者に望外の喜びを与えてくれた。
マティスが一ふしを歌うとあまりにも豊かな表情を伴って音楽が生き生きとはずんでいる。
そうした模範演奏から受講者が得たものはきっと多かったに違いない。
単なる愛好家である私も彼女の歌唱の秘密を少しだけ教えてもらえた気がした。

マティスの指導は、最初に受講者に1曲まるまる歌ってもらい、それから再度気になる箇所を少しずつ歌わせながら細かく指摘していくというやり方をとっていた。

マティスが受講者たちによく言っていたのは、フレーズがどこに向かっているのかを意識して歌うようにということだった。
つまり、1つのフレーズの中ですべての言葉が同等に重要なわけではない、大切に歌う目的地を目指してアーチを描くように(マティスは"Bogen"という言葉をよく使っていた)歌いなさいというのだ。

それから言葉の発音については細かく指摘していた。
『メサイア』の中の"despised"の最初の音節は「デ」ではなく「ディ」と発音するようにとか、「秘めごと」では"unsrer"の"s"をしっかり発音するように、等々。

ハイドンのオラトリオを歌った歌手にはよく歌えていると褒めながら、細かいところを少しずつ直していた。

「我が恋は緑」を歌った歌手には流れが停滞しないようにピアニストと共に前へ前へ進むようにと指摘していた。

「わが思いのすべて」を歌った歌手はとても豊かな声をもっていてマティスも気に入ったのか他に歌えないかと尋ね、急遽予定外だったブラームスの「使い」を歌うことになった。

また、プフィッツナーの「昔語り」を歌った歌手には馴染みの薄いこの曲の歌詞の内容を説明させた後に再度歌わせて、「演劇を見ているようでした」と褒めていた。
日本の聴衆の前でこの曲を歌うときにはプログラムに歌詞の内容を記して理解してもらうことが大事だとも。
『魔弾の射手』ではアリアは特に問題ないのでレチタティーヴォを再度歌うようにと言い、受講者と一緒に歌いながら細かい表情を指導していた。

基本的には歌手への指導が中心だったが、例えば『魔弾の射手』を弾くピアニスト(非常にいい演奏だった)には「そこはクラリネットの響きで」と注文を出したりもしていた。

「そこでブレスを入れてもいいけれど、本当は入れずに歌う方がもっといいのではないか」「私だったらこう歌うけれど、そうしなければならないということではなく、最終的にあなた自身の歌い方を見つけてください」とも言っていた。
歌手の基本的な弱点を修正すると共に、歌い方を強制するのではなく、こういう方法もありますよとヒントを与えるという穏やかで真摯なマティスの姿勢に大いに感銘を受けた一夜であった。

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