アーメリングの「死と乙女(Der Tod und das Mädchen, D 531)」がドイツのラジオ局で放送されていた!

先日ドイツのラジオ局WDR3でエリー・アーメリング(Elly Ameling)とイェルク・デームス(Jörg Demus)によるシューベルト「死と乙女(Der Tod und das Mädchen, D 531)」が放送されたようです。

 こちら

上記サイトのシューベルトの肖像が掲載されている左横に情報が掲載されています。

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Rätselauflösung(謎解き)

Franz Schubert
Der Tod und das Mädchen
op. 7,3
D 531
Elly Ameling, Sopran
Jörg Demus, Klavier
(2'40'')

Lösung(答え):
Franz Schubert
Quartett d-moll
D 810
Melos-Quartett
(39'47'')

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放送されたのはなぞなぞのコーナーらしく、おそらくアーメリング&デームスの「死と乙女」が放送で流されて、この曲をテーマにした弦楽四重奏曲は何でしょうか?というような問題だったのではないかと推測されます。

私の知る限り、アーメリングはこの曲を商業録音していませんし、Sandmanさんのアーメリング・ディスコグラフィーのサイトではオランダのBeeld en Geluidに保存されているおそらく放送音源が掲載されており、ピアニストはルドルフ・ヤンセン(Rudolf Jansen)でした(Nov.25, 1981)。

WDR3で放送された録音がドイツでのライヴなのか、それとも放送用の録音なのかは分かりませんが、未知の音源がまだまだあることが分かり、ファンとしては嬉しくなりました。

アーメリングが死神を怖がる乙女と、乙女を宥める死神をどのように表現したのか聴いてみたいものです。

ちなみにアーメリングは「死と乙女」のパロディ版とも言える「若者と死(Der Jüngling und der Tod, D 545)」をEMIレーベルにアーウィン・ゲイジ(Irwin Gage)と録音しており、iconシリーズの組み物CDで復活しています。

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イェルク・デームス(Jörg Demus)を偲んで:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウとの1980年アムステルダム・シューベルト・リサイタル

オランダのインターネットラジオ局Radio4が、イェルク・デームスを偲んだ記事を書いています。
 こちら

 Google翻訳による和訳はこちら

彼の追悼記事には、殆ど歌手の伴奏者としてのキャリアが記されています。
それほど彼を語るうえで歌曲ピアニストとしての側面が大きかったのだと思います。
この記事の後半でF=ディースカウとの1980年アムステルダム・ライヴ録音が聞けるようになっています。
オール・シューベルトで、いずれもF=ディースカウお得意の選曲です。

ちなみにこの録音は、2014年にネットに期間限定で掲載された時に私も記事にしていました。
 こちら

この機会に、伴奏者としてのデームスをあらためて味わってみたいと思います。

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ライヴ録音:1980年12月9日, Concertgebouw Grote Zaal Amsterdam(アムステルダム・コンセルトヘバウ大ホール)

Dietrich Fischer-Dieskau(ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ) (bariton)
Jörg Demus(イェルク・デームス) (piano)

1.Prometheus(プロメテウス) D.674
2.Meeresstille(海の静けさ) D.216
3.An die Leier(竪琴に寄せて) D.737
4.Memnon(メムノン) D.541
5.Freiwilliges Versinken(自ら沈み行く) D.700
6.Der Tod und das Mädchen(死と乙女) D.531
7.Gruppe aus dem Tartarus(タルタロスの群れ) D.583
8.Nachtstück(夜曲) D.672
9.Totengräbers Heimweh(墓掘人の郷愁) D.842

10.Der Wanderer an den Mond(さすらい人が月に寄せて) D.870
11.Abendstern(夕星) D.806
12.Selige Welt(幸福の世界) D.743
13.Auf der Donau(ドナウ川の上で) D.553
14.Über Wildemann(ヴィルデマンの丘を越えて) D.884
15.Wanderers Nachtlied(さすらい人の夜の歌Ⅱ) D.768
16.Des Fischers Liebesglück(漁師の恋の幸福) D.933
17.An die Laute(リュートに寄せて) D.905
18.Der Musensohn(ムーサの息子) D.764

19.Nachtviolen(はなだいこん) D.752
20.Geheimes(秘めごと) D.719
21.An Sylvia(シルヴィアに) D.891
22.Abschied(別れ) D.957 nr.7

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エリー・アーメリング(Elly Ameling)の最新インタビュー(Opus Klassiek、2019.5、Aart van der Walによるインタビュー)

2019年5月付のAart van der Walによるエリー・アーメリングへのインタビューが下記のサイトに掲載されています。

 こちら

原文がオランダ語ですので、機械翻訳に頼るしかないですね。

 日本語訳(ただし機械翻訳なのでおおよその内容をつかむぐらいにしておきたいです)

途中でイェルク・デームスの急死を知り、アーメリングが葬式に出席する為にヴィーンに出発することになったというのが胸が熱くなります。
京都で二人が並んで指導していた場面がまざまざとよみがえります。
あの数時間は間違いなくかけがえのない時間でした。

アーメリングにとって、デームスがいかに特別な共演者であったのかこの機械翻訳からも伝わってきます。

原文の下の方にアーメリングによる歌手にとっての十か条が書かれていますが、アーメリングの日本でのマスタークラスに関するFacebook(Ellyamelingjapan)にその邦訳が掲載されていますので、ぜひご覧ください。ギリシャ、ローマ神話や新旧約聖書について知識をもつことを挙げておられるのは耳が痛いですが、ドイツリートを理解するうえでそれらは必要不可欠なことなのですね。

 こちら

彼女は今月下旬にロンドンでマスタークラスを催します。
相変わらず多忙な毎日を送っておられるようで、ただただお元気で過ごしていただきたいです。

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イェルク・デームス(Jörg Demus)逝く

オーストリア出身のピアニストで、毎年のように来日して日本の聴衆にも親しまれたイェルク・デームス(Jörg Demus)が、2019年4月16日に短い闘病の末ヴィーンで亡くなりました。
1928年12月2日生まれとのことなので、享年90歳でした。

 こちら(オーストリアの記事)

日本の複数のニュースにも掲載されていましたから、それほど日本人にとって知られていたということでしょう。

彼はフリードリヒ・グルダ、パウル・バドゥラ・スコダと共に「ヴィーンの三羽烏」と呼ばれて親しまれていました。

ドイツ系のレパートリーはもちろん、フランス音楽やショパンなども演奏し、その録音がどれほど膨大なのか想像もつかないほどです。
彼は独奏者としてまず著名でしたが、歌曲ファンにとっては、歌曲ピアニストとしてなじみ深い存在でした。
彼の共演した歌手を挙げてみると、有名どころだけでも錚々たる名前が連なります。

エリーザベト・シュヴァルツコプフ(Elisabeth Schwarzkopf)
マリーア・シュターダー(Maria Stader)
エリー・アーメリング(Elly Ameling)
エディト・マティス(Edith Mathis)
ペーター・シュライアー(Peter Schreier)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)
ヘルマン・プライ(Hermann Prey)
ヴォルフガング・ホルツマイア(Wolfgang Holzmair)
小松英典(Hidenori Komatsu)
アンドレアス・シュミット(Andreas Schmidt)
トーマス・E. バウアー(Thomas E. Bauer)
テーオ・アーダム(Theo Adam)

私は幸いにもマティス、アーダム、バウアーのリサイタルで共演したデームスを生で聞くことが出来ましたし、日本人歌手との共演も聞きました。
デームスの独奏も聞きました。
彼の演奏はやはり今いなくなりつつある古き時代の「巨匠」の伝統を受け継いでいるように感じられます。
決して丁寧に真っ当に正統的に演奏するわけではない。
しかし、その響き、タッチ、色彩、リズムにえもいえぬ味わいがある-そういうピアニストだったように思います。

数年前に関西でアーメリング&デームスの両巨匠によるマスタークラスを幸いにも聞けたのですが、その時のデームスさんはお元気でした。
お元気過ぎてかなり癇癪を爆発させたり、アーメリングとも討論したりもしていましたから、周りのお弟子さんやお世話する方たちはなかなか大変だろうなと思いながら聴講していました。

レッスンが終わって、デームスさんのところに行き、写真撮影していいか尋ねると、「どんどん撮りなさい」というようなことをおっしゃってくれました(お弟子さんが会話を助けてくださいました)。
「それだけでいいのか。もっと撮れ」というようなことを、レッスン中の強い口調のままおっしゃるのですが、なぜか怖くは感じませんでした。
怒っているように見えても急に微笑んだりもして、実際はそれほど怒ってはいないのではないかと感じました。
ただ、レッスン中の手拍子や足の踏み鳴らし、大声は、やはり受講生の方には気の毒でしたが・・・。

言葉を交わさせていただいた時の茶目っ気のある対応と言葉、そしてその時に撮らせていただいたアーメリングさんとの写真は忘れられない思い出となりました。

イェルク・デームスさんのご冥福をお祈りいたします。

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ 「冬の旅」 から ”おやすみ”(1966年のF-D2度目の来日公演で共演した時の映像)
Schubert: Gute Nacht, D911-1 (Dietrich Fischer-Dieskau(BR))

シューベルト/即興曲D899-3
Jorg Demus - Schubert Impromptu op.90 no.3

シューマン/トロイメライOp.15-7
Jörg Demus plays Schumann Kinderszenen Op.15 - 7. Träumerei

シューマン/月夜Op.39-5(エリー・アーメリング(S))1979年録音
Schumann, Liederkreis, op. 39, #5, Mondnacht, Ameling/Demus

ブラームス/間奏曲Op.117-2
Joerg Demus plays Brahms - Intermezzo op. 117 n. 2

ショパン/幻想即興曲Op.66(韓国(?)でのライヴ映像)

ドビュッシー/月の光(2016年1月2日のライヴ映像)
Claude Debussy "Clair de Lune"

指導者としてのデームス(ショパン/ピアノソナタ第3番Op.58)
Piano Master Class by Jorg Demus

おそらく中国での公開講座と思われます。徐々に声を荒げる場面は、日本でのマスタークラスでも見られました(でもこの動画はまだ優しいほうですね)。受講生は途中から萎縮してしまったようです。しかし、いつかこの日のことが役に立つ日が来ますように。

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エリー・アーメリング&イェルク・デームス マスタークラス2017

来年のゴールデンウィークに再びエリー・アーメリング(Elly Ameling)が日本に来ること、そしてその情報源をコメント欄にてLIEDERKREISさんが教えてくださいました。
今回は京都で3日間、しかもアーメリングと数々の名演を残したイェルク デームス(Jörg Demus)も一緒です。
つまり、歌とピアノの専門家によって、歌手とピアニストが指導を受けられるわけです。
詳細はこちら

エリー・アーメリング&イェルク・デームス
数々の名演奏を残した二人の巨匠による
「歌手とピアニストのためのマスタークラス 」
2017年5月5日(金・祝)・6日(土)・7日(日) 京都・音楽空間ネイヴ

ただいま受講生を募集中とのことで、アーメリングさんがYouTubeの投稿を見て審査し決めるようです。
8月31日締め切りとのことなので、お二人のレッスンを受けてみたい方々は是非!

まだ聴講の募集はされていないようです(2016/6/19現在)。
ファンの皆様、来年再びアーメリング女史と再会出来るのが今から楽しみですね!

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ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ&イェルク・デームス/1980年アムステルダム・シューベルト・リサイタル(Radio 4 期間限定配信)

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウがイェルク・デームスと1980年に行ったオランダでのライヴ演奏が、オランダのネットラジオRadio 4で2014年8月23日現在配信されています(期間限定です)。

 こちら

「Luister concert」をクリックすると通して演奏が流れますが、1曲ごとに再生マークが付いているので、好きな曲だけ聴くことも出来ます。

このプログラムを見ると、私がはじめてフィッシャー=ディースカウを生で聴いた時の選曲とよく似ていて懐かしくなります。
ディースカウは膨大なレパートリーの中におそらく好みの曲というものがあって、それらを多少入れ替えながら繰り返しステージで歌っていたのではないでしょうか。
このプログラムのほとんどの曲は、はじめてフィッシャー=ディースカウの歌で聴いて好きになったものです。
1980年代になるとディースカウの声にも徐々に陰りが見え始める頃ですが、このリサイタルではまだまだみずみずしさを保っていて、さすがの語り口の多彩さ、ニュアンスの付け方の絶妙さを味わえます。
デームスは歌との緊密なアンサンブルという点では他の歴代の共演者たちと全く遜色はないですが、タッチの色合いよりもリズムの間合いやテンポの揺らし方などに特徴が感じられ、ディースカウがデームスを好んだのもそのような所ではないかななどと想像したりもします。

私の個人的なおすすめは「タルタロスの群れ」「夜曲」「墓掘人の郷愁」「ドナウ川の上で」「ヴィルデマンの丘を越えて」などですが、全部が聴きどころと言ってもいいぐらいです。
アンコール最後の「別れ」の冒頭でディースカウが"Ade(さらば)"と歌い始めると、聴衆から笑いが起こるところなど、ライヴならではの雰囲気が味わえます。
興味のある方は配信終了になる前にぜひお聴きになってください。

ライヴ録音:1980年12月9日, Concertgebouw Grote Zaal Amsterdam(アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール)

Dietrich Fischer-Dieskau(ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ) (bariton)
Jörg Demus(イェルク・デームス) (piano)

1.Prometheus(プロメテウス) D.674
2.Meeresstille(海の静けさ) D.216
3.An die Leier(竪琴に寄せて) D.737
4.Memnon(メムノン) D.541
5.Freiwilliges Versinken(自ら沈み行く) D.700
6.Der Tod und das Mädchen(死と乙女) D.531
7.Gruppe aus dem Tartarus(タルタロスの群れ) D.583
8.Nachtstück(夜曲) D.672
9.Totengräbers Heimweh(墓掘人の郷愁) D.842

10.Der Wanderer an den Mond(さすらい人が月に寄せて) D.870
11.Abendstern(夕星) D.806
12.Selige Welt(幸福の世界) D.743
13.Auf der Donau(ドナウ川の上で) D.553
14.Über Wildemann(ヴィルデマンの丘を越えて) D.884
15.Wanderers Nachtlied(さすらい人の夜の歌Ⅱ) D.768
16.Des Fischers Liebesglück(漁師の恋の幸福) D.933
17.An die Laute(リュートに寄せて) D.905
18.Der Musensohn(ムーサの息子) D.764

19.Nachtviolen(はなだいこん) D.752
20.Geheimes(秘めごと) D.719
21.An Sylvia(シルヴィアに) D.891
22.Abschied(別れ) D.957 nr.7

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フィッシャー=ディースカウ日本公演曲目1981年(第7回来日)

第7回来日:1981年10月

ディートリッヒ・フィッシャー=ディスカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)(BR)
イエルク・デームス(Jörg Demus)(P)

10月16日(金)19:00 東京・昭和女子大学人見記念講堂
10月18日(日)15:00 大阪・大阪厚生年金会館大ホール
10月20日(火)19:00 藤沢・藤沢市民会館大ホール
10月22日(木)19:00 横浜・神奈川県民ホール
10月24日(土)19:00 東京・昭和女子大学人見記念講堂

●《冬の旅》 共演:イエルク・デームス(P)

シューベルト(Schubert)/歌曲集「冬の旅(Winterreise)」作品89(D.911)
(おやすみ/風見の旗/凍った涙/凝結/菩提樹/溢れる涙/川の上で/かえりみ/鬼火/休息/春の夢/孤独/郵便馬車/霜おく髪/からす/最後の希望/村にて/嵐の朝/まぼろし/道しるべ/宿/勇気/幻の太陽/辻音楽師)

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この時の来日公演に関しては実現が危ぶまれていたそうだ。
というのも招聘元の新芸術家協会が1981年7月末に倒産してしまったためである。
しかし、財団法人日本音楽芸術振興会が主催を肩代わりし、ポピュラー畑のホリ・プロを中心とするホリ・グループが全面援助することにより、実現可能となったそうである。
このあたりの事情は雑誌「音楽の友」1981年11月号の255ページに詳しく記されているので、興味のある方は図書館でご覧ください。

何はともあれ実現の運びとなった「冬の旅」のコンサートだが、もともと予定されていた10月27日東京公演と29日千葉公演は払い戻しになったとのこと。

オーストリアのピアニスト、イェルク・デームスとは1963年、1966年に続いて3度目の日本での共演。
フィッシャー=ディースカウにとって気心の知れたパートナーだったに違いない。

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バウアー&デームス/「冬の旅」(2009年11月2日 日経ホール)

第370回日経ミューズサロン
Bauer_demus_20091102_pamphletトーマス・バウアー(バリトン)&イェルク・デームス(ピアノ)
~シューベルト 歌曲集「冬の旅」(全曲)~

2009年11月2日(月) 18:30 日経ホール(C列16番)

トーマス・バウアー(Thomas Bauer)(BR)
イェルク・デームス(Jörg Demus)(P)

シューベルト/歌曲集「冬の旅(Winterreise)」(全曲)

 おやすみ/風見の旗/凍る涙/氷結/菩提樹/あふれる水流/川の上/回想/鬼火/休息/春の夢/孤独

~休憩~

 郵便馬車/白髪/からす/最後の希望/村で/嵐の朝/まぼろし/道しるべ/宿屋/勇気/幻の太陽/辻音楽師

~アンコール~
シューベルト/音楽に寄せて(An die Musik)

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大手町にある日経ホールに出かけたのははじめてである。
ふかふかで幅も広めのシートは座り心地がよく、前の席から簡易テーブルも引き出すことが出来る仕組みになっているのは多目的な使用を念頭に置いているのだろうか(テーブルは使用不可の旨アナウンスが流れていたが)。

このホールで、最近頭角をあらわしているバリトン歌手トーマス・E.バウアーの「冬の旅」を聴いた。
彼は普段は夫人のピアニスト、ウタ・ヒールシャーとコンビを組んでいるが、今回は80歳を超えてなお精力的な活動を続けているイェルク・デームスとの共演だった。

「冬の旅」は第1部と第2部に分かれているが、普通は全曲通して演奏される。
しかし、今回は第1部の後に20分間の休憩が入り、ばっさり二分された。
私がこれまで実演で聴いた「冬の旅」で、途中で休憩が入ったのは今回が初めてである。
従って、第12曲「孤独」の後にデームスが立ち上がり、拍手とともに演奏者が退場したのには驚いた。
しかし、個人的にはこれは悪くないのではという気もする。
確かに「冬の旅」の世界を中断なく聴きたい人にとっては途中の分断は有難くないだろうが、70分ほどの間集中力を途切れさせずに聴くのは案外疲れるものである。
今回途中で休憩が入ったことによって、第2部以降もだれることなく集中して聴くことが出来たのは確かだった。

バリトンのトーマス・バウアーはCDですでに多くのリートを聴いていて、ハイバリトンのとても美しい声をもっているという印象を受けていたので、今回はじめて実演を聴けるのを楽しみにしていた。
バウアーは確かにとても美しいドイツ語と歯切れのよいデクラメーションで言葉の一言一言を理想的に発声する。
その点はほかのゲルネやゲンツ、ヘンシェルといった有名どころと比べていささかも遜色ない印象を受ける。
ただ、今回若干風邪気味だったのだろうか、最初から時折声がかすれることがあり、思ったように歌えていないのではという感じを受けた。
それでも音程はほぼ問題なく決めていたのはさすがだと思ったが、CDで聴いた時と比べてかなり思い入れの強いドラマティックな歌唱だったのは意外だった。
もっと理知的にコントロールするイメージをもっていたのだが、この数年で歌へのアプローチも変わったのだろうか。
ボストリッジやゲルネほどではないものの、バウアーもかなり体を動かしながら全身で表現していた。
意外と声色を変えることが多く、それがぴたりとはまる場合と、表面的に響いてしまう場合の差があり、その辺が今後の課題かなと思った。
「辻音楽師」の最後の箇所も本当はじっくりと盛り上げようとしていたようだが、声がついていかなかった感じだ。
身体が楽器の歌手にとって好不調の差は大きい。
次回、絶好調の時の彼の歌唱に接してみたいと思う。

デームスの歌曲演奏は録音だけでなく実演でもこれまでに随分聴いていたことに気付く。
今回は光沢のある薄い金色のようなスーツでお洒落に決めていた。
蓋を全開にしたピアノを弾いたデームスはもはや我が道を行くという感じの演奏ぶりで、決して歌手にとって歌いやすいピアノではなかったと思うが、現代のピアニストにはない独自の趣は確かに感じられた(「最後の希望」の木の葉の描写などは良かった)。
案外音の粒が大きく、歌と対等な関係を築いていたと思う。
だが、かなり大雑把で素っ気無い箇所を聴くと若い頃が懐かしいし、「勇気」のような曲でのテクニックの衰えなどはどうしても年齢を感じざるをえなかった。
テクニック的なものではなく、20世紀中ごろからのピアノ演奏の伝統の生き証人として彼の演奏を聴けることが貴重なのだろう。
あまたの大歌手たちと共演してきたデームスからバウアーも得るところがあったに違いない。
今後のバウアーのますますの飛躍に期待したいものである。

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フィッシャー=ディースカウ日本公演曲目1966年(第2回来日)

第2回来日:1966年10~11月

ディートリッヒ・フィッシャー=ディスカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)(BR)
イヨルク・デームス(Jörg Demus)(P)
ベルリン・ドイツ・オペラ(Deutsche Oper Berlin)
オイゲン・ヨッフム(Eugen Jochum)(C)
ロリン・マゼール(Lorin Maazel)(C)
ハンス・ウェルナー・ヘンツェ(Hans Werner Henze)(C)

10月17日(月)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「魔笛」(ゲルト・フェルトホフとダブルキャスト)
10月18日(火)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「ラ・トラヴィアータ」
10月21日(金)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「ラ・トラヴィアータ」
10月23日(日)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「ラ・トラヴィアータ」
10月24日(月)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「魔笛」(ゲルト・フェルトホフとダブルキャスト)
10月26日(水)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「ラ・トラヴィアータ」
10月29日(土)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「ラ・トラヴィアータ」
11月1日(火)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「魔笛」(ゲルト・フェルトホフとダブルキャスト)
11月2日(水)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「若い恋人たちの悲歌」
11月5日(土)19:00 東京文化会館大ホール:「ヨッフム/フィッシャー=ディスカウの夕べ」
11月6日(日)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「魔笛」(ゲルト・フェルトホフとダブルキャスト)
11月7日(月)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「若い恋人たちの悲歌」
11月8日(火)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「魔笛」(ゲルト・フェルトホフとダブルキャスト)
11月9日(水)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「若い恋人たちの悲歌」
11月12日(土)19:00 東京文化会館大ホール:「冬の旅」
11月14日(月)19:00 大阪フェスティバルホール:「冬の旅」

●ベルリン・ドイツ・オペラ「魔笛」
モーツァルト/「魔笛」

グスタフ・ルドルフ・ゼルナー(演出)
イエルク・チンマーマン(装置)

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(伝者)
ゲルト・フェルトホフ(伝者)
マルティ・タルベラ(ザラストロ)
ヨーゼフ・グラインドル(ザラストロ)
エルンスト・ヘフリガー(タミーノ)
ドナルド・グローベ(タミーノ)
ヒルデ・ギューデン(パミーナ)
ピラール・ローレンガー(パミーナ)
エリカ・ケート(パミーナ)
キャサリン・ゲイヤー(夜の女王)
ベラ・ヤスパー(夜の女王)

ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団と管弦楽団
ワルター・ハーゲン=グロル(合唱指揮)
オイゲン・ヨッフム(C)

●ベルリン・ドイツ・オペラ「ラ・トラヴィアータ」
ヴェルディ/「ラ・トラヴィアータ」

グスタフ・ルドルフ・ゼルナー(演出)
フィリポ・サンジュスト(装置・衣裳)

ディートリヒ・フィッシャーディースカウ(ジェルモン)
ピラール・ローレンガー(ヴィオレッタ)
ヒルデ・ギューデン(ヴィオレッタ)
フランコ・タリアヴィーニ(アルフレード)

ベルリン・ドイツ・オペラ
ロリン・マゼール(C)

●ベルリン・ドイツ・オペラ「若い恋人たちの悲歌」
ヘンツェ/「若い恋人たちの悲歌」

ハンス・ウェルナー・ヘンツェ(演出・装置)

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(グレゴール・ミッテンホーファー)
ワルター・ディックス(ウィルヘルム・ライシュマン)
ローレン・ドリスコル(トニー・ライシュマン)
リザ・オットー(エリーザベト・チンマー)

ベルリン・ドイツ・オペラ
ハンス・ウェルナー・ヘンツェ(C)

●日生劇場開場3周年記念講演
ベルリン・ドイツ・オペラ特別演奏会
「ヨッフム/フィッシャー=ディスカウの夕べ」
共演:ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団;オイゲン・ヨッフム(C)

シューベルト/交響曲第8番ロ短調「未完成」
マーラー/「さすらう若人の歌(Lieder eines fahrenden Gesellen)」(君がとつぐ日/露しげき朝の野辺に/灼熱せる短刀もて/君が青きひとみ)
モーツァルト/交響曲第40番ト短調K.550

●ベルリン・ドイツ・オペラ特別演奏会
「冬の旅」
共演:イヨルク・デームス(P)

シューベルト/「冬の旅(Winterreise)」(おやすみ/風見の旗/凍った涙/かじかみ/菩提樹/あふれる涙/川の上で/回顧/鬼火/休息/春の夢/孤独/郵便/霜おく髪/鴉/最後の希望/村で/嵐の朝/幻影/道しるべ/宿/勇気/幻の太陽/辻音楽師)

(特別演奏会の演奏者名、曲名の日本語表記はプログラム冊子の表記に従い、オペラ公演の情報は「音楽年鑑」の記載に従った)

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前回の来日から3年後のフィッシャー=ディースカウ2回目の来日(当時41歳)もベルリン・ドイツ・オペラの一員としてだった。
演じるのは、モーツァルトの「魔笛」(弁者)とヘンツェの「若い恋人たちの悲歌」(ミッテンホーファー)である。
古典と現代の異なる役柄を日本の聴衆の前で披露したわけだが、今回も「魔笛」はゲルト・フェルトホフとのダブルキャストで、どの日にF=ディースカウが出演したのかまだ調べがついていない。
だが、ほかの公演との過密な日程を考えると、F=ディースカウは初日と2日目ぐらいしか出演していないのかもしれない。
オペラ歌手としてのF=ディースカウの今回の目玉はなんといってもヘンツェのオペラであろう。
こちらは3公演とも彼が登場しており、作曲者自身が指揮、演出を担当している。

今回はオペラ公演の合間にオイゲン・ヨッフム指揮オーケストラコンサートでの「さすらう若人の歌」全4曲と、シューベルト「冬の旅」全曲の日本初披露がされた。
今回もピアニストはイェルク・デームスで、その時のTV収録の模様が動画サイトにアップされていた(「冬の旅」第1曲「おやすみ」)。

http://www.youtube.com/watch?v=Tc_GCguYgHw

円熟期のF=ディースカウしか生で聴いていない私にとって、この動画での彼はまぶしいほど若々しい。
この時代に実演を聴けた人が本当にうらやましい。

(9月26日追記)
コメント欄でさすらい人さんが教えてくださったサイト「NHKイタリア歌劇団」に来日歌劇場の情報が非常に詳細に掲載されていました(ベルリン・ドイツ・オペラについてはこちら)。
F=ディースカウは「ラ・トラヴィアータ」のジェルモン役でも出演していたそうです。
その情報も追加させていただきました。
さすらい人さん、そして「NHKイタリア歌劇団」の管理人様に御礼申し上げます。

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フィッシャー=ディースカウ日本公演曲目1963年(初来日)

第1回来日:1963年10~11月

ディートリッヒ・フィッシャー=ディスカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)(BR)
イヨルク・デームス(Jörg Demus)(P)
ベルリン・ドイツ・オペラ(Deutsche Oper Berlin)
カール・ベーム(Karl Böhm)(C)

10月20日(日)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「フィデリオ」
10月21日(月)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「フィガロの結婚」
10月23日(水)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「フィガロの結婚」
10月24日(木)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「フィデリオ」(W.ドウリーとダブルキャスト)
10月26日(土)19:00 京都市民会館:プログラムA
10月28日(月)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「フィガロの結婚」
10月29日(火)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「フィデリオ」(W.ドウリーとダブルキャスト)
10月31日(木)19:00 日生劇場:プログラムB(日生劇場開場記念公演:ベルリン=ドイツ=オペラ特別演奏会)
11月2日(土)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「フィガロの結婚」
11月5日(火)日生劇場:ベルリン・ドイツ・オペラ「フィデリオ」(W.ドウリーとダブルキャスト)

●ベルリン・ドイツ・オペラ「フィデリオ」
ベートーヴェン/「フィデリオ」

グスタフ・ルドルフ・ゼルナー(演出)
W.ラインキング(装置・衣装)

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(ドン・フェルナンド: 10/20)
W.ドウリー(ドン・フェルナンド: 10/20以外)
ヴァルター・ベリー(ドン・ピツァロ)
G.ナイトリンガー(ドン・ピツァロ)
ジェイムズ・キング(フロレスタン)
クリスタ・ルートヴィヒ(レオノーレ)
ヨーゼフ・グラインドル(ロッコ)
リーザ・オットー(マルツェリーナ)
D.グローブ(ヤキーノ)

ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団と管弦楽団
W.ハーゲン=グロル(合唱指揮)
カール・ベーム(C)

●ベルリン・ドイツ・オペラ「フィガロの結婚」
モーツァルト/「フィガロの結婚」

グスタフ・ルドルフ・ゼルナー(演出)
M.ラファエリー(装置・衣装)

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(アルマヴィーヴァ伯爵)
エリーザベト・グリュンマー(伯爵夫人)
エーリカ・ケート(スザンナ)
ヴァルター・ベリー(フィガロ)
エーディト・マティス(ケルビーノ)
パトリシア・ジョンソン(マルツェリーナ)
P.ラッガー(バルトロ)
B.フォーゲル(バルバリーナ)
J.カトナ(バジリオ)

ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団と管弦楽団
W.ハーゲン=グロル(合唱指揮)
カール・ベーム(C)

●プログラムA 共演:イヨルク・デームス(P)

シューベルト作曲
アトラス(Der Atlas, D957-8)
あのひとの絵姿(Ihr Bild, D957-9)
漁師の娘(Das Fischermädchen, D957-10)
町(Die Stadt, D957-11)
海べにて(Am Meer, D957-12)
影法師(Der Doppelgänger, D957-13)

シューマン作曲
「詩人の恋(Dichterliebe, Op. 48)」全曲

●プログラムB 共演:イヨルク・デームス(P)

シューベルト作曲
魔王(Erlkönig, D328)
さすらい人(Der Wanderer, D489)
冥府の群像(Gruppe aus dem Tartarus, D583)
メムノン(Memnon, D541)

友らに(An die Freunde, D654)
沈みゆく日の神(Freiwilliges Versinken, D700)
たて琴に(An die Leier, D737)
ヘリオポリス(2作)(Heliopolis 2, D754)

~休憩~

ミューズの子(Der Musensohn, D764)
あなたはわたしのやすらぎ(Du bist die Ruh', D776)
孤独な男(Der Einsame, D800)
夕映えに(Im Abendrot, D799)

ブルックの丘で(Auf der Bruck, D853)
セレナーデ(Ständchen, D957-4)
星(Die Sterne, D939)

(プログラムA、Bの演奏者名、曲名の日本語表記はプログラム冊子の表記に従い、オペラ公演の情報は「音楽年鑑」の記載に従った)

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これまでアーメリング、シュヴァルツコプフ、プライ、ホッターと続けてきた過去来日公演調査だが、リート歌手の代名詞と言っても過言ではないあの人を忘れるわけにはいかない。
もし彼がいなかったら私もこれほど歌曲にのめりこむことはなかったかもしれない。
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ。
この偉大なバリトン歌手の1980年代以降の実演を何度か聴けたことは、私にとって最高の思い出の一つとなっている。

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau: 1925.5.28, Zehlendorf生まれ)の初来日は、ベルリン・ドイツ・オペラのメンバーとしてであり、当時すでに38歳の絶頂期だった。
日生劇場の開場記念として行われたベルリン・ドイツ・オペラの公演中、F=ディースカウは「フィデリオ」のドン・フェルナンド(W.ドウリーとダブルキャスト)と、「フィガロの結婚」のアルマヴィーヴァ伯爵を歌った(どちらもカール・ベームの指揮)。
10月23日の「フィガロの結婚」ライヴ録音はかつてキャニオンからCD発売されていた。
ちなみに彼が出演しなかった他の演目はベルク「ヴォツェック」とヴァーグナー「トリスタンとイゾルデ」だった。

「フィデリオ」はダブルキャストのため、どの日にF=ディースカウが出演したのか今のところ確認できていないが、オペラ2役の合間を縫ってリサイタルを京都と東京で行っている(追記:「フィデリオ」のF=ディースカウの出演は10月20日のみとコメント欄でさすらい人さんに教えていただきました)。
京都ではハイネの詩によるシューベルトとシューマンの名作、そして東京ではシューベルトの歌曲ばかりでプログラムが組まれている。
どちらのプログラムもF=ディースカウがジェラルド・ムーアとともにザルツブルクで歌ったプログラムと共通しており、そのザルツブルク公演はORFEOレーベルからCD化されている。
日本ではじめてF=ディースカウが歌った歌曲はシューベルトの「アトラス」、そして東京の聴衆がはじめて聴いた彼の歌曲はシューベルトの「魔王」だったことになる。

この時のピアニストはイェルク・デームスがつとめたが、すでに海外でコンビを組んでいた二人だけにF=ディースカウも安心して初めての日本公演にのぞめたのではないだろうか。

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