エリーの要点「宣伝」(Elly's Essentials; “Publicity”)

●Elly's Essentials; “Publicity”

Channel名:Elly Ameling (オリジナルのサイトはこちらのリンク先です。音声が出ます。)

(エリー・アーメリングの言葉の大意)

私は1953年から1996年までの音楽家としてのキャリアにおいて、ラジオ番組のための録音で報酬を得ていました。
ラジオ会社は番組を他社に売ることを許可していませんでした。
今日ではあらゆるコンサートが録音され交換されています。音楽家は録音し、演奏しますが、それに対する唯一の報酬は宣伝になることだけです。
私が現役の時にはLPやCDに70分の音楽を録音して報酬を得ていました。
今日では多くの演奏家はクラウドファンディングをしなければなりません。プロデューサーを見つけて、彼に報酬を支払います。つまり演奏家は自分の仕事に対して支払われるのではなく、支払う側なのです。まるでモーツァルトの時代のようではありませんか。
宣伝は新しい仮想通貨なのでしょうか。

2:06- フーゴー・ヴォルフ:「早朝に」(Hugo Wolf: In der Frühe (from Mörike Lieder))
エリー・アーメリング(Elly Ameling)(S), ルドルフ・ヤンセン(Rudolf Jansen)(P)
1986年1月14日, アムステルダム・コンセルトヘバウでのライヴ音源(14 January 1986, Concertgebouw Amsterdam)

In der Frühe
 早朝に

Kein Schlaf noch kühlt das Auge mir,
Dort gehet schon der Tag herfür
An meinem Kammerfenster.
Es wühlet mein verstörter Sinn
Noch zwischen Zweifeln her und hin
Und schaffet Nachtgespenster.
-- Ängste, quäle
Dich nicht länger, meine Seele!
Freu' dich! Schon sind da und dorten
Morgenglocken wach geworden.
 眠りがまだ私の目を冷やしてくれないうちに、
 あそこではもう夜が明けたのが分かる、
 部屋の窓辺から察するに。
 取り乱した私の心は
 まだあれこれ疑念を巡らせては
 夜の幽霊を生み出すのだ。
 -恐れ、苦しむのは
 もうやめよ、わが魂よ!
 喜ぶのだ!もうあちらこちらで
 朝の鐘が目を覚ましている。

詩:Eduard Mörike (1804-1875), "In der Frühe"
曲:Hugo Wolf (1860-1903), "In der Frühe", from Mörike-Lieder, no. 24

-----

(参考)

Elly's Essentials; “Publicity”(YouTube)

The LiederNet Archive

IMSLP (Volume 1, P.88)

Gedichte von Eduard Mörike (Stuttgart, Göschen'sche Verlagshandlung, 1867) (P.38: In der Frühe)

| | | コメント (0)

【没後20年】ジェラール・スゼー(Gérard Souzay)の思い出と1989年来日公演プログラム

ジェラール・スゼー(Gérard Souzay, 1918年12月8日, Angers – 2004年8月17日, Antibes)が亡くなって早くも20年が経ちました。
私がクラシック音楽を聴き始めたばかりの頃、レコード店でシューベルトの安価なLPを探していた時に、Philips系のFontanaレーベルで出ていた「シューベルト歌曲集」と「冬の旅」の2枚の国内盤LPを見つけました。当時中学生か高校生ぐらいで限られたお小遣いでやりくりしていた時期ですので、別々に購入したはずだと思いますが、これらのLPはスゼー&ボールドウィン体験の原点であり、フランス人がドイツ歌曲を歌うはじめての体験だったと思います。

Photo_20241116201801 Photo_20241116201802

その後、AMラジオのニッポン放送(当時私の住んでいた神奈川県では簡易アンテナをいくら動かしても常に雑音が入っていました)で1980年代半ばぐらいの来日公演のライヴ(新日鉄コンサートだったと思います)が放送され、カセットにダビングした記憶があります。当時学校の音楽の授業でブラームスの「日曜日」の伴奏をすることになり、曲を知らなかったので、このラジオのスゼー&ボールドウィンの演奏ではじめて聞き、演奏の参考にしたのを覚えています。練習の時にテープと一緒に演奏しようとするのですが、ボールドウィンのあまりの上手さに絶望しながらも何とかついていこうとした懐かしい日々でした。

当時は図書館に貸し出し可能なLPがあり、スゼーのフランス歌曲は主にいろいろな図書館にお世話になりました(今はもう処分してしまったのでしょうか。久しぶりに確認しにあちこちの図書館に行ってみたいものです)。プーランクの歌曲を知ったのもスゼーのLPを通じてです。

当時少しずつ生演奏を聴くようになったのですが、スゼーをホールで聞いたのは後にも先にも1989年の津田ホール(現在は外部貸し出しはしていません)での公演1度きりでした。当時のメモを読むと、さすがのスゼーも加齢には勝てなかったようですが、同じ空間にいられたという体験は貴重な思い出です。

その時のプログラムが出てきたので、記録しておきたいと思います。

----------

●1989年ジェラール・スゼー来日公演
招聘:大庭音楽事務所

ジェラール・スゼー(Gérard Souzay)(バリトン)
ダルトン・ボールドウィン(Dalton Baldwin)(ピアノ)

5月10日(水)18:00 横浜・フェリス女学院音楽ホール (※注:どのプログラムか記載がない為、独自のプログラムの可能性あり)

5月13日(土)18:30 宮崎女子高等学校内 大坪記念ホール(プログラムA)

5月16日(火)18:30 神戸文化ホール中ホール 特別出演:広岡隆正(テノール)(プログラムB)

5月19日(金)19:00 前橋市民文化会館小ホール(プログラムC)

5月22日(月)19:00 東京・津田ホール(プログラムA)

5月25日(木)18:30 熊本県立劇場コンサートホール(プログラムA)

●プログラムA (Programme A)

リュリ:嘆きの歌 (Lully: Alceste)
リュリ:カドモスとヘルミオネ (Lully: Cadmus et Hermione)
ラモー:華やかなインド (Rameau: Les Indes galantes)

シューベルト:愛の便り (Schubert: Liebesbotschaft)
シューベルト:漁夫の歌 (Schubert: Fischerweise)
シューベルト:海の静けさ (Schubert: Meeresstille)
シューベルト:舟人 (Schubert: Der Schiffer, D 536)

プーランク:目のあらいふるいの歌 (Poulenc: Chanson du clair tamis)
プーランク:心の支配された手 (Poulenc: Main dominée par le coeur)
プーランク:旅 (Poulenc: Voyage)
プーランク:乞食 (Poulenc: Le mendiant)

~休憩(Pause)~

シューマン:「詩人の恋」 (Schumann: <Dichterliebe>, Op. 48)

●プログラムB (Programme B)

リュリ:嘆きの歌 (Lully: Alceste)
リュリ:カドモスとヘルミオネ (Lully: Cadmus et Hermione)
ラモー:華やかなインド (Rameau: Les Indes galantes)

グノー:春の歌 (Gounod: Chanson de printemps)(広岡隆正(テノール))
グノー:あらぬ人 (Gounod: L'absent)(広岡隆正(テノール))
グノー:おいで!芝生が緑だから (Gounod: Viens! Les gazons sont verts)(広岡隆正(テノール))
グノー:ヴェニス (Gounod: Venise)(広岡隆正(テノール))

シューマン:「リーダークライス」作品90 (Schumann: <Liederkreis>, Op. 90)
 1)鍛冶屋の歌 (Lied eines Schmiedes)
 2)わたしのばら (Meine Rose)
 3)出会いと別れ (Kommen und Scheiden)
 4)羊飼いの乙女 (Die Sennerin)
 5)心の重い夕べ (Der schwere Abend)
 6)孤独 (Einsamkeit)
 7)鎮魂歌 (Requiem)

~休憩(Pause)~

フォーレ:ノクターン (Fauré: Nocturne)
フォーレ:マンドリン (Fauré: Mandoline)
フォーレ:墓地にて (Fauré: Au cimetière)
フォーレ:永遠に (Fauré: Toujour)

デュパルク:旅への誘い (L'invitation au voyage)(広岡隆正(テノール))
デュパルク:フローレンスのセレナード (Sérénade florentine)(広岡隆正(テノール))
デュパルク:ラメント(哀歌) (Lamento)(広岡隆正(テノール))
デュパルク:ロズモンドの館 (Le manoir de Rosemonde)(広岡隆正(テノール))

ラヴェル:「ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ」 (Ravel: <Don Quichotte a Dulcinée>)
 1)空想的な歌 (Chanson romantique)
 2)叙事的な歌 (Chanson épique)
 3)酒の歌 (Chanson a boire)

●プログラムC (Programme C)

リュリ:嘆きの歌 (Lully: Alceste)
リュリ:カドモスとヘルミオネ (Lully: Cadmus et Hermione)
ラモー:華やかなインド (Rameau: Les Indes galantes)

シューベルト:愛の便り (Schubert: Liebesbotschaft)
シューベルト:漁夫の歌 (Schubert: Fischerweise)
シューベルト:海の静けさ (Schubert: Meeresstille)
シューベルト:舟人 (Schubert: Der Schiffer, D 536)

プーランク:目のあらいふるいの歌 (Poulenc: Chanson du clair tamis)
プーランク:心の支配された手 (Poulenc: Main dominée par le coeur)
プーランク:旅 (Poulenc: Voyage)
プーランク:乞食 (Poulenc: Le mendiant)

~休憩(Pause)~

フォーレ:ノクターン (Fauré: Nocturne)
フォーレ:マンドリン (Fauré: Mandoline)
フォーレ:墓地にて (Fauré: Au cimetière)
フォーレ:永遠に (Fauré: Toujour)

マーラー:だれがこの歌を作ったか (Mahler: Wer hat dies Liedlein erdacht?)
マーラー:わたしはこの世に忘れられ (Mahler: Ich bin der Welt abhanden gekommen)

ラヴェル:「ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ」 (Ravel: <Don Quichotte a Dulcinée>)
 1)空想的な歌 (Chanson romantique)
 2)叙事的な歌 (Chanson épique)
 3)酒の歌 (Chanson a boire)

※表記は原則としてプログラム冊子に従いました(明らかな間違いは修正しました)。

----------

先ほども記載した通り、私は5月22日(月)の津田ホールの公演を聞きました。当時書いたメモによると、アンコールは5曲。

5月22日のアンコール(Encores)
1)シューベルト:音楽に寄せて (Schubert: An die Musik)
2)ドビュッシー:マンドリン (Debussy: Mandoline)
3)?(※注:メモには「アルペッジョの美しいフランス歌曲」としか書いておらず当時何の曲か分からなかったのですが、今思えばデュパルクの「悲しい歌」の可能性が高いです) (maybe, Duparc: Chanson triste)
4)ラヴェル:「ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ」~酒の歌 (Ravel: <Don Quichotte a Dulcinée>: 3. Chanson a boire)
5)R.シュトラウス:明日 (R.Strauss: Morgen!)

Photo_20241116201803 ←無料配布の1989年来日公演プログラム冊子。スゼーの描いた抽象画が表紙を飾っています。

●Schwanengesang, D. 957: No. 1, Liebesbotschaft
Gérard Souzay, Dalton Baldwin

-----

(参考)

ジェラール・スゼー (Wikipedia)

Gérard Souzay (Wikipedia: 仏語)

| | | コメント (0)

エリーの要点「インフルエンサー」(Elly's Essentials; “Influencer”)

●Elly's Essentials; “Influencer”

Channel名:Elly Ameling (オリジナルのサイトはこちらのリンク先です。音声が出ます。)

(エリー・アーメリングの言葉の大意)

ある若い友人が私を喜ばせようとして「あなたは今やインフルエンサーだね」と言ったのですが、私はそうではありません。私がこの短い動画でやろうとしているのは音楽愛好家に考えてもらえるような音楽的、声楽的アイデアを提示することです。そうすることでおそらく彼らの想像力が豊かになるでしょう。

(0:58- Wolf: Rat einer Alten)
Elly Ameling, Dalton Baldwin

Rat einer Alten
 老女の忠告

Bin jung gewesen,
Kann auch mit reden,
Und alt geworden,
Drum gilt mein Wort.
 私だって若い時があったのだから
 若い子の話の輪に入れるさ、
 こうして年をとったから
 私の言うことは聞いといたほうがいいよ。

Schön reife Beeren
Am Bäumchen hangen:
Nachbar, da hilft kein
Zaun um den Garten;
Lustige Vögel
Wissen den Weg.
 きれいな熟れたいちごが
 低木に生(な)っている。
 お隣さん、庭に生垣があっても
 意味ないよ。
 元気な鳥たちは
 行き方を心得ているからね。

Aber, mein Dirnchen,
Du laß dir rathen:
Halte dein Schätzchen
Wohl in der Liebe,
Wohl in Respekt!
 でも、お嬢ちゃん、
 アドバイスをお聞き、
 あんたのいとしい人をつかまえておきなさい、
 愛情と
 敬意をもってね!

Mit den zwei Fädlein
In Eins gedrehet,
Ziehst du am kleinen
Finger ihn nach.
 2本の糸を
 よじって1本にしたら、
 あんたのちっちゃな指に
 彼氏をしっかり結ぶのよ。

Aufrichtig Herze,
Doch schweigen können,
Früh mit der Sonne
Muthig zur Arbeit,
Gesunde Glieder,
Saubere Linnen,
Das machet Mädchen
Und Weibchen werth.
 正直な心をもち、
 でも口をつぐむことが出来ること、
 太陽が顔を出す早朝から
 勇気をもって仕事に勤しむこと、
 健やかな身体と
 清潔な亜麻布を身に着けること、
 それが乙女と
 女性の価値となるのよ。

Bin jung gewesen,
Kann auch mit reden,
Und alt geworden,
Drum gilt mein Wort.
 私だって若い時があったのだから
 若い子の話の輪に入れるさ、
 こうして年をとったから
 私の言うことは聞いといたほうがいいよ。

詩:エドゥアルト・メーリケ(Eduard Mörike: 1804-1875), "Rath einer Alten"
曲:フーゴー・ヴォルフ(Hugo Wolf: 1860-1903), "Rat einer Alten", from Mörike-Lieder, no. 41

-----

(参考)

Elly's Essentials; “Influencer” (YouTube)

The LiederNet Archive

IMSLP (Volume 1, P.147)

Gedichte von Eduard Mörike (Stuttgart, Göschen'sche Verlagshandlung, 1867) (P.14: Rath einer Alten)

| | | コメント (0)

NPO Radio4で、エリー・アーメリング(Elly Ameling)の特集ページ公開

オランダのラジオ局NPO Radio4のサイトで、エリー・アーメリング(Elly Ameling)の特集ページが公開されました。

Elly Ameling

オランダ語で彼女の経歴が書かれているほか、貴重な写真も掲載されていて、ファンにはたまらない内容になっています!

1963年のフォレ「レクイエム」とヴェルディ「聖歌四篇」は数年前からずっとアップされたままですが、その他のいくつかの音源が久しぶりにアップされているのは嬉しいです。

30 november 1963: Elly Ameling zingt Fauré
フォレ:「レクイエム」とヴェルディ:「聖歌四篇」

1963年11月30日, Concertgebouw, Amsterdam(コンセルトヘバウ、アムステルダム)

Elly Ameling, sopraan
Bernhard Kruysen, bariton (Fauré)
Bernard Bartelink, orgel (Fauré)
Radio Filharmonisch Orkest
Groot Omroepkoor
Carlo Maria Giulini, dirigent

エリー・アーメリング(ソプラノ)
ベルナルト・クラウセン(バリトン)(フォレ)
ベルナルト・バルテリンク(オルガン)(フォレ)
オランダ放送大合唱団
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

Gabriel Fauré - Requiem
フォレ:レクイエム(19:15頃からアーメリングの「ピエ・イエズ」)

Giuseppe Verdi - Quattro pezzi sacri (Ave Maria; Stabat Mater; Laudi alla Vergine Maria; Te Deum)
ヴェルディ:「聖歌四篇」(アーメリングは4曲目「テ・デウム」の最後の方37:35からわずかな出番のみ)

Die Zauberflöte door RFO o.l.v Bernard Haitink met Fritz Wunderlich
モーツァルト:歌劇「魔笛」全曲(アーメリングは第一の童子、ヴンダーリヒがタミーノ)

1958年5月24日

Maria van Dongen(マリア・ファン・ドンゲン) (Pamina; sopraan)(パミーナ)
Fritz Wunderlich(フリッツ・ヴンダーリヒ) (Tamino; tenor)(タミーノ)
Albert van Haasteren(アルベルト・ファン・ハーステレン) (Sarastro/spreker; bas)(ザラストロ、弁者)
Juliane Farkas(ユリアーナ・ファルカス) (Köningin der Nacht; sopraan)(夜の女王)
Jan Derksen(ヤン・デルクセン) (Papageno; bariton)(パパゲーノ)
Nel Duval(ネル・デュヴァル) (Papagena; sopraan)(パパゲーナ)
Annette de la Bije(アネッテ・ド・ラ・ベイエ) (Erste Dame; sopraan)(第一の侍女)
Lucienne Bouwman(ルシエネ・バウマン) (Zweite Dame; mezzosopraan)(第二の侍女)
Annie Deloirie(アニー・デローリ) (Dritte Dame; mezzosopraan)(第三の侍女)
Reinier Schweppe(レニエ・シュヴェッペ) (Monostatos; tenor)(モノスタートス)
Elly Ameling(エリー・アーメリング) (Erste knabe)(第一の童子)
Thea van de Steen(テア・ファン・デア・ステーン) (Zweite knabe)(第二の童子)
Cora Canne Meyer(コーラ・カネ=メイアー) (Dritte knabe)(第三の童子)
Jan Waayer(ヤン・ヴァイアー) (Erster Priester & Erster geharnischter Mann; bas)(第一の僧、第一の武士)
Sybert van Keeken(シーベルト・ファン・ケーケン) (Zweiter Priester & Zweiter geharnischter Mann; bas)(第二の僧、第二の武士)
Nederlands Omroep Koor(オランダ放送合唱団)
Radio Filharmonisch Orkest(オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団)
Bernard Haitink(ベルナルト・ハイティンク) (Dirigent)

Wolfgang Amadeus Mozart - Die Zauberflöte, KV 620
モーツァルト:歌劇「魔笛」全曲

Elly Ameling en Bernard Haitink
モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」、マーラー:交響曲第2番

1969年11月8日, Concertgebouw, Amsterdam

Elly Ameling (sopraan)
Aafje Heynis (alt)
Groot Omroepkoor
Radio Filharmonisch Orkest
Bernard Haitink (Dirigent)

エリー・アーメリング(ソプラノ)
アーフィエ・ヘイニス(アルト)
オランダ放送大合唱団
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)

Wolfgang Amadeus Mozart - Motet voor sopraan en orkest KV.165, "Exsultate, jubilate"
モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」

Gustav Mahler - Symfonie nr. 2 in c "Auferstehung"
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」

※上記のサイトから当日のプログラムをPDFでダウンロード出来ます(Mediaという見出しの下の行のリンクを右クリックして「名前をつけてリンク先を保存」)。

Elly Ameling zingt Schubert
シューベルト・リサイタル(ドルトン・ボールドウィン:ピアノ)

1978年4月14日, Concertgebouw, Amsterdam

Elly Ameling (sopraan)
Dalton Baldwin (piano)

エリー・アーメリング(ソプラノ)
ドルトン・ボールドウィン(ピアノ)

Franz Schubert

1. Ellens Gesang nr.1 (エレンの歌Ⅰ“憩いなさい、兵士よ”D837)
2. Ellens Gesang nr.2 (エレンの歌Ⅱ“狩人よ、休みなさい”D838)
3. Ellens Gesang nr.3 (エレンの歌Ⅲ“アヴェ・マリア”D839)
4. Rosamunde, Fürstin von Zypern D.797: Romanze "Der Vollmond strahlt" (「キプロスの女王ロザムンデ」D797より~ロマンツェ“満月は輝き”)
5. Amalia (アマーリアD195)
6. Das Mädchen (娘D652)
7. Refrainlieder: Die Männer sind méchant (「4つのリフレイン歌曲」より~男はみんなこんなものD866-3)
8. Suleika I (ズライカⅠD720)
9. Der König in Thule (トゥーレの王D367)
10.Gretchens Bitte (グレートヒェンの祈りD564)
11.Gretchen am Spinnrade (糸を紡ぐグレートヒェンD118)
12.Claudine von Villa Bella: "Liebe schwärmt auf allen Wegen" (「ヴィラ・ベラのクラウディーネ」D239より“愛はいたるところに”)
13.Die Liebende schreibt (恋する娘が手紙を書くD673)
14.Nähe des Geliebten (恋人のそばD162)
15.Liebhaber in allen Gestalten (あらゆる姿をとる恋人D558)
16.Heidenröslein (野ばらD257)
17.Der Schmetterling (蝶々D633)

Elly Ameling en Irwin Gage spelen Schubert
シューベルト・リサイタル(アーウィン・ゲイジ:ピアノ)

1975年6月19日, Circustheater, Scheveningen

Elly Ameling (sopraan)
Irwin Gage (piano)

エリー・アーメリング(ソプラノ)
アーウィン・ゲイジ(ピアノ)

Franz Schubert

An Sylvia(シルヴィアにD891)
Ganymed(ガニュメデスD544)
Der Musensohn(ミューズの息子D764)
Ellens Gesang I: Raste, Krieger(エレンの歌ⅠD837:憩いなさい、兵士よ)
Ellens Gesang II: Jäger, ruhe(エレンの歌ⅡD838:狩人よ、狩をお休みなさい)
Ellens Gesang III: Ave Maria(エレンの歌ⅢD839:アヴェ・マリア)
Im Frühling(春にD882)
Suleika I(ズライカⅠD720)
Frühlingsglaube(春の思いD686)
Heimliches Lieben(ひそやかな愛D922)
Der Einsame(孤独な男D800)
Du liebst mich nicht(あなたは私を愛していないD756)
Auf dem Wasser zu singen(水の上で歌うD774)
Gretchen am Spinnrade(糸を紡ぐグレートヒェンD118)
Seligkeit(幸福D433)
Lachen und Weinen(笑ったり泣いたりD777)
Suleika II(ズライカⅡD717)
"Claudine von Villa Bella": Liebe schwärmt auf allen Wegen(「ヴィラ・ベラのクラウディーネ」D239~愛はいたるところに)
An die Musik(音楽に寄せてD547)
Romanze aus "Rosamunde": Der Vollmond strahlt(「ロザムンデ」D797~ロマンス:満月は輝き)
Die Forelle(ますD550)

アーメリングのマスタークラス
Podium Witteman Masterclass: Elly Ameling - 29 augustus

2021年8月29日放送

7分頃~
Lucie Horsch (mezzo soprano), Hans Eijsackers (piano)

Schumann: Widmung, Op. 25-1
シューマン:献呈

25分頃~
Noëlle Drost (soprano), Hans Eijsackers (piano)

Debussy: Mandoline
ドビュッシー:マンドリン

43分頃~
Vincent Kusters (baritone), Hans Eijsackers (piano)

Fauré: Après un rêve, Op. 7-1
フォレ:夢のあとで

Schumann: Widmung, Op. 25-1
シューマン:献呈

Wie is... Elly Ameling?

タイトルを訳すと「アーメリングってどんな人?」という感じでしょうか。
いくつかの動画も引用されていますが、このサイトでは彼女の秘話がオランダ語で紹介されています。Google翻訳の助けを借りて読むと、小さい頃から歌好きだったアーメリングは母親に連れられて行ったジェラール・スゼーのリサイタルに啓示を受け、この時のことを「歌手人生の始まり」とみなしたとのこと。そして引退を決意した時もスゼーの言葉を引用しました「精神的に成熟した瞬間に楽器が劣化してしまうのが歌手の悲劇です」。Google翻訳でぜひ読んでみて下さい。

De Gouden Opnamen van Elly Ameling

タイトルは「エリー・アーメリングのゴールド・ディスク」という感じでしょうか。アーメリングの優れた録音をいろいろな人が日替わりで選ぶ企画のようです。

初日の月曜日はバスバリトンのロベルト・ホル(Robert Holl)がシューベルトの「音楽に寄せて」を、De Podiumというこの番組のスタッフがラヴェルの「シェエラザード」を選びます。
「Speel fragment af」をクリックすると、これらの録音やホルの祝福の言葉を聞くことが出来ます。

火曜日はオーボエ奏者のハン・ドゥ・フリース(Han de Vries)セレクトのバッハ「結婚カンタータ」BWVから"Sich üben im Lieben"と、番組スタッフセレクトのマーラー「交響曲第4番」の第4楽章です。

水曜日はフォレ「夢のあとに」、ドビュッシー「美しい夕暮れ」、ベルリオーズ『夏の夜』~「ばらの精」

木曜日はアーメリングの弟子のバリトン、ラウル・ステファーニ(Raoul Steffani)の選んだシューマン『リーダークライスOp.39』~第1・2曲と、番組のセレクトによるバッハの「マタイ受難曲」より「私の心は涙の中を漂っています-私はあなたに私の心を捧げます(Wiewohl mein Herz in Tränen schwimmt - Ich will dir mein Herze schenken)」

金曜日はアーメリングの弟子のソプラノ、レネケ・ラウテン(Lenneke Ruiten)の選んだシューベルト「岩の上の羊飼い」がオーケストラ伴奏版で放送されます。

土曜日は意外なところで、今大きく売り出し中のアイスランドのピアニスト、ヴィキングル・オラフソン(Víkingur Ólafsson)がアイスランドに来た彼女の声を聞いて「私の人生を変えた」とコメント

Elly Ameling in podcast Hollandse Helden

「オランダの英雄たち」というポッドキャストにエリー・アーメリングも加わりました。説明の他に動画が2つ掲載されていて、一つはNOS Radio 1 Journaalのパーソナリティとの電話の会話。もう一つは最近のアーメリングの姿を映した動画でハンス・ハフマンス(Hans Haffmans)と会話しながら衣装やスーツケースをお披露目し、最後には貴重な運転姿まで披露しています。
肝心のポッドキャストですが、残念ながら日本からは聞けない仕様になっているようです。

SOPRANISTIN ELLY AMELING
Eine Stimme aus Kristall

Jürgen Kestingによるアーメリングの経歴と歌唱に関する独語のエッセーです。彼女が賞を獲得した後、しばらく音楽から離れて本屋に勤めていたこと、その後復帰したこと、それからベルナック門下の彼女の歌うフランス歌曲について等が書かれています。

Elly Ameling (90): Weet u welk liedje mijn moeder voor me zong als ik slapen ging?

オランダの日刊紙Trouwのインタビュー記事ですが、料金を払わないと記事は見れません。ヘッダーに白髪のアーメリングのアップ写真が掲載されています。

| | | コメント (0)

ジェラール・スゼー&ドルトン・ボールドウィン/1961年リサイタル音源(france musique)

Récital de Gérard Souzay et Dalton Baldwin en 1961
https://www.francemusique.fr/emissions/les-tresors-de-france-musique/recital-de-gerard-souzay-et-dalton-baldwin-en-1961-98546

フランスのバリトン、ジェラール・スゼー(Gérard Souzay: 1918-2004)とアメリカのピアニスト、ドルトン・ボールドウィン(Dalton Baldwin: 1931-2019)は歌曲演奏の名コンビとして広く知られていますが、ヘンデル、パーセル、シューベルト、ドビュッシー、ヴィラ=ローボスの作品による音源がfrance musiqueのサイトで公開されていました。

スゼーは言わずと知れたフランス歌曲の名人ですが、実は多言語のレパートリーを持ち、中田喜直の歌曲も以前録音しています(おそらくCD化はされていませんが)。今回の音源の中ではポルトガル語の作品(ヴィラ=ローボス)も歌っています。

ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」もレパートリーだったとは知りませんでした。
パーセルの軽快な歌いぶり、シューベルトの多様性、十八番のドビュッシー(夕暮れに因んだ3曲)など聴きどころ満載でスゼー42歳の絶頂期の美声と表現を堪能できます。それから彼と切り離せない存在のボールドウィンの完璧なまでに一体となった素晴らしい演奏もぜひお聞きください。

-------

ジェラール・スゼー(BR)
ドルトン・ボールドウィン(P)

1961年5月12日録音

(5:01-)
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ(これほどの木陰はなかった)

(9:03-)
パーセル:男は女のために作られていて
パーセル:ニンフと羊飼い
パーセル:バラよりも甘く

(15:28-)
シューベルト:悲しみ D 772
シューベルト:春の思い D 686
シューベルト:春への憧れ D 957-3
(24:40-)
シューベルト:小人 D 771
シューベルト:酒神讃歌 D 801
シューベルト:星 D 939

(36:48-)
ドビュッシー:美しい夕暮れ
ドビュッシー:夕暮れのハーモニー(『5つのボドレールの詩』より)
ドビュッシー:夕暮れ(『叙情的散文』より)

(47:37-)
ヴィラ=ローボス:モジーニャ(『セレスタス』より)
ヴィラ=ローボス:Saudades da Minha Vida (『セレスタス』より)
ヴィラ=ローボス:ノザニ・ナ(『ブラジル風カンサン』より)
ヴィラ=ローボス:天の星は新しい月だ(『ブラジル風カンサン』より)

(55:43-)
R.シュトラウス:明日!

-------

Gérard Souzay, baryton
Dalton Baldwin, piano

Georg Frederic Haendel:
Serse, HWV 40 - "Ombra mai fu"

Henry Purcell:
The Mock Marriage, Z 605 - "Man is for woman made
The Libertine or The Libertine Destroyed, Z 600 - "Nymphs and Shepherds"
Pausanias The Betrayer of His Country, Z 585 - "Sweeter than roses"

Franz Schubert:
Wehmut, D 772
Frühlingsglaube, D 686
Schwanengesang, D 957 - n°3 - "Frühlingssehnsucht"
Der Zwerg, D 771
Dithyrambe, D 801
Die Sterne, 939

Claude Debussy:
Beau Soir, L 84
5 Poèmes de Charles Baudelaire, L 70 - n°2 - "Harmonie du soir"
Proses Lyriques, L 84 - n°4 - "De soir..."

Heitor Villa-Lobos:
14 Serestas, W 216 - n°5 - "Modinha"
14 Serestas, W 216 - n°4 - "Saudades da Minha Vida"
13 Cancoes Tipicas Brasileiras, W 158 - n°2 - "Nozani Na"
13 Cancoes Tipicas Brasileiras, W 158 - n°5 - "Estrela é lua nova"

Richard Strauss:
Morgen!, Op. 27-4

| | | コメント (2)

エリー・アーメリングのブラームス歌曲集(Elly Ameling: Brahms Lieder)

エリー・アーメリング(Elly Ameling)のYouTube公式チャンネルで、今度はブラームス歌曲集がアップされました!アーメリングの歌うブラームスも最高なんです!!!

今回の録音はおそらく4種類のスタジオ録音(うち3種類はブラームス歌曲集として発売されたスタジオ録音)と1種類のライヴ音源と思われます。編集のThom Janssenは、歌詞のアルファベット順に配置したようです。おそらくアーメリング自身の書き込みの入った楽譜が表示されますので、ブラームス歌曲を勉強している方向けなのだと思いますが、私のような単なる音楽ファンにとっても嬉しいです。

全部が聴き所だと思いますが、個人的に好きなのは「湖上で」「黄昏は上方から降り来て」「リンデの木に霜がおり」「野の孤独」「別れはなければならないのか」「夢遊病者」「五月の夜」「使い」あたりでしょうか。もちろん他の録音も素晴らしいです。ヴィオラ助奏の「宗教的な子守歌」が彼女の歌で聴けるのは嬉しいですね。彼女のブラームスは、この作曲家の渋いイメージを払拭してくれるのではないでしょうか。いつも通りの細やかなアプローチが素晴らしいですが、ブラームスらしいメロディーラインもしっかり響かせています。そしてルドルフ・ヤンセン、ドルトン・ボールドウィン、ノーマン・シェトラーといった名手たちのピアノも素晴らしいです。ぜひお好きな曲だけでも楽しんでみて下さい。

1977年録音のボールドウィンとのLP録音は未だにB面の収録曲がほとんどCD化されていないので、今回期待したのですが、残念ながら収録されていませんでした。レコード会社に望むのは難しそうなので、こちらのチャンネルに期待したいです。

●1977年録音のDalton Baldwin共演盤の未CD化作品
Botschaft
Komm bald
Des Liebsten Schwur
Dein blaues Auge
Das Mädchen spricht
Von ewiger Liebe
Sandmännchen

特に「恋人の誓い(Des Liebsten Schwur)」はライヴなどの他音源も今のところありませんので、この曲だけでも復活希望です!(他の曲は別の時期の録音で聴くことが出来ます)


Elly Ameling; Brahms Lieder

00:00:05 Ach, wende diesen Blick (op 57/4) ¹ (ああ、この視線をそらして)
00:01:55 Am Sonntag Morgen, zierlich angetan (op 49/1) ⁵ (日曜日の朝に)
00:03:17 Auf die Nacht in der Spinnstub’n (op 107/5 Mädchenlied) ⁵ (娘の歌 "夜に糸紡ぎの部屋で")
00:05:09 Blauer Himmel (op 59/2 Auf dem See) ³ (湖上で)
00:08:09 Da unten in Tale läuft Wasser so trüb (WoO 33/6) ⁴ (あの谷底で)
00:10:57 Dämmrung senkte sich von oben (op 59/1) ³ (黄昏は上方から降り来て)
00:15:00 Dein blaues Auge (op 59/8) ¹ (あなたの青い目)
00:17:28 Der Mond steht über dem Berge (op 106/1 Ständchen) ⁵ (セレナード)
00:19:06 Die Blümelein sie schlafen (WoO 31/4 Sandmännchen) ² (眠りの精)
00:22:56 Die ihr schwebet um diese Palmen (op 91/2 Geistliches Wiegenlied) ⁴* (宗教的な子守歌)
00:29:11 Du milchjunger Knabe (op 86/1 Therese) ³ (テレーゼ)
00:31:01 Dunkel, wie dunkel (op 43/1 Von ewiger Liebe) (永遠の愛について)
00:35:36 Es hing der Reif im Lindenbaum (op 106/3) ¹ (リンデの木に霜がおり)
00:39:00 Es lockt und säusselt (op 6/2 Der Frühling) ⁴ (春)
00:41:40 Es steht ein Lind in jenem Tal (WoO 33/41) ⁵ (リンデが立っている)
00:44:26 Es träumte mir, ich sei dir teuer (op 57/3) ¹ (私は夢を見た)
00:47:58 Feinsliebchen, du sollst mir nicht barfuß gehn (WoO 33/12) ⁵ (美しい恋人よ、裸足で来ては駄目だよ)
00:51:10 Geuss’ nicht so laut (op 46/4 An Die Nachtigall) ³ (サヨナキドリに寄せて)
00:54:02 Guten Abend, gut’ Nacht (op 49/4 Wiegenlied) ⁴ (子守歌)
00:56:11 Guten Abend, mein Schatz (op 84/4 Vergebliches Ständchen) ¹ (甲斐なきセレナード)
00:57:59 Ich ruhe still, im hohen grünen Gras (op 86/2 Feldeinsamkeit) ³ (野の孤独)
01:02:13 Immer leiser wird mein Schlummer (op 105/2) ¹ (わが眠りはますます浅くなり)
01:06:24 In dem Schatten meiner Locken (op 6/1 Spanisches Lied) ⁴ (スペインの歌)
01:08:44 In stiller Nacht, zur ersten Wacht (WoO 33/42) ⁵ (静かな夜に)
01:11:39 Mei Mueter mag mi net (op 7/5 Die Trauerende) ⁴ (悲しむ娘)
01:13:28 Mein Lieb ist ein Jäger (op 95/4 Der Jäger) ⁴ (狩人)
01:14:38 Mein wundes Herz verlangt nach milder ruh (op 59/7) ³ (私の傷ついた心)
01:16:20 Meine Liebe ist grün (op 63/5) ³ (わが恋は緑)
01:17:53 Muss es eine Trennung geben (op 33/12) ³ (別れはなければならないのか)
01:21:30 O Frühlingsabenddämmerung (op 71/3 Geheimnis) ³ (秘密)
01:23:28 O kühler Wald, wo rauschest du (op 72/3) ³ (おお涼しい森よ)
01:25:42 O Nachtigall, dein süsser Schall (op 97/1 Nachtigall) ³ (サヨナキドリ)
01:28:16 O versenk’ dein Leid (op 3/1 Liebestreu) ³ (愛の誠)
01:31:08 O wüsst ich doch den Weg zurück (op 63/8) ¹ (おお帰り道を知っていたならば)
01:35:07 Och Modr, ich well en Ding han (WoO 33/33) ⁵ (おお お母さん、ほしいものがあるの)
01:36:49 Rosenzeit, wie schnell vorbei (op 59/5 Agnes) ⁴ (アグネス)
01:40:00 Ruhe, Süssliebchen (op 33/9 Ruhe, Süssliebchen) ³ (憩え、かわいい恋人よ)
01:46:27 Schwalbe, sag’ mir an (op 107/3 Das Mädchen spricht) ⁵ (娘は語る)
01:47:48 Schwesterlein, wann gehn wir nach Haus (WoO 33/15) ⁵ (お姉ちゃん)
01:50:42 Singe Mädchen, hell und klar (op 84/3 In Den Beeren) ⁴ (いちご畑で)
01:52:16 Störe nicht den leisen Schlummer (op 86/3 Nachtwandler) ³ (夢遊病者)
01:56:28 Unbewegte laue Luft (op 57/8) ¹ (そよがぬ生ぬるい風)
02:00:21 Voller, dichter tropft ums Dach da (op 58/2 Während des Regens) ⁵ (雨の間)
02:01:37 Von waldbekränzter Höhe (op 57/1) ⁴ (森に覆われた丘から)
02:04:01 Wann der silberne Mond (op 43/2 Die Mainacht) ³ (五月の夜)
02:07:23 Warum den warten von Tag zu Tag (op 97/3 Komm bald) ¹ (早くおいで)
02:10:03 Wehe, Lüftchen, lind und lieblich (op 47/1 Botschaft) ¹ (使い)
02:12:10 Wenn du nur zuweilen lächelst (op 57/2) ¹ (あなたがほんの時折でも微笑んでくれたら)
02:13:53 Wie Melodien zieht es mir (op 105/1) ¹ (メロディのように)
02:16:08 Wir wandelten, wir zwei zusammen (op 96/2) ¹ (私たちは歩き回った)

Elly Ameling
Rudolf Jansen (1983) ¹→おそらく5枚組CDボックス"80 jaar"に収録された1983年1月14日Concertgebouwでのライヴ録音と思われる。ただし「わが眠りはますます浅くなり」と「便り」は"80 jaar"では1978年10月3日Concertgebouw録音と記載されている。
Rudolf Jansen (1988) ²→おそらくPhilipsレーベルに録音した「歌の翼に」と題されたオムニバス歌曲集と同一音源
Rudolf Jansen (1990) ³→おそらくHyperionレーベルに録音した「ブラームス歌曲集」と同一音源
Dalton Baldwin (1977) ⁴→おそらくPhilipsレーベルに録音した「ブラームス歌曲集」と同一音源
Norman Shetler (1967) ⁵→おそらくHarmonia Mundiレーベルに録音した「ブラームス歌曲集」と同一音源
George Szende - viola *

Editing: Thom Janssen

| | | コメント (6)

エリー・アーメリングのヴォルフ歌曲集!!!

エリー・アーメリング(Elly Ameling)のYouTube公式チャンネルで、なんとヴォルフのメーリケ歌曲集、スペイン歌曲集等が大量にアップされました!!!
もう大判振る舞いです。
大好きなアーメリングの歌う大好きなヴォルフの歌曲を素晴らしいピアニストのヤンセン、ボールドウィンとの共演で聴ける幸せ!!!
しかも、いくつかは初出ライヴ音源と思われます!!!(→2021/5/29追記:もしかしたら録音年月の表記間違いで、すでに発売されたライヴ音源と同じかもしれません。)
この週末はリピート決定です!

いつもこのチャンネルの動画を編集しておられるThom Janssen氏にも感謝です。

●Elly Ameling; Mörike Lieder - Wolf
ヴォルフ/『メーリケ歌曲集』より

00:00:06 Nimmersatte Liebe(飽くことのない愛) *
00:02:38 Er ist's(春だ) *
00:04:01 An den Schlaf(眠りに寄せて) *
00:06:17 Verborgenheit(隠遁) **
00:09:26 Begegnung(出逢い) *
00:10:59 In der Frühe(明け方に) *
00:13:40 Elfenlied(妖精の歌) **
00:15:50 An eine Aeolsharfe(エオリアンハープに寄せて) *
00:22:08 Lied vom Winde(風の歌) *
00:24:46 Im Frühling(春に) **
00:29:34 Storchenbotschaft(こうのとりの使い) *
00:33:35 Die Geister am Mummelsee(ムメル湖の亡霊) ***
00:37:13 Nixe Binsefuss(水の精ビンゼフース) ***
00:39:24 Auf eine Christblume I(クリスマスローズに寄せてⅠ) ***
00:44:38 Auf eine Christblume II(クリスマスローズに寄せてⅡ) ***
00:46:35 Das verlassene Mägdlein(捨てられた娘) ***
00:49:39 Lebe wohl(さようなら) ***
00:51:53 Schlafendes Jesuskind(眠る嬰児イエス) ***
00:55:19 Der Knabe und das Immlein(子供と蜜蜂) ***
00:58:00 Ein Stündlein wohl vor Tag(夜明け前のひととき) ***
01:00:12 Gebet(祈り) ***
01:02:43 Selbstgeständnis(告白) ***
01:03:58 Bei einer Trauung(ある結婚式で) ***
01:06:04 Rat einer Alten(老女の忠告) ***
01:08:12 Mausfallen-Sprüchlein(ねずみ捕りのおまじない) *

Elly Ameling
Piano
Rudolf Jansen * (recording Feb. 1989)
Rudolf Jansen ** (recording Sept. 1991)
Dalton Baldwin *** (recording Aug. 1970)

1991年のヤンセン共演録音と、1970年のボールドウィン共演録音はすでに発売されたCDやLPと同一音源ではないかと想像されます。
ところが1989年2月に録音されたライヴらしきヴォルフの音源は私は知らないので、おそらくアーメリングの初出個人所蔵音源なのではないかと思います。(→2021/5/29追記:実はすでに発売されたライヴ音源"80 jaar"に1989年2月21日録音の2曲(ねずみ捕りのおまじない、隠遁)が含まれていましたので、初めてではありませんでした。失礼しました。"80 jaar"に収録されている他のメーリケ歌曲集は1986年1月14日録音なのですが、もしかしたら今回のこの初出音源(*印の曲)も1986年が正しい可能性があります。そうすると初出音源はないことになります。)
個人的には大好きな「こうのとりの使い」の新しい音源(→2021/5/29追記:上述の通り、新しい音源ではないかもしれません。1986年のライヴ録音と歌詞を間違える箇所が同じなので、同一音源の可能性があります)が聞けたのが嬉しかったです!いやこれら全部嬉しいです!!

●Elly Ameling; Wiegenlied im Sommer - Wolf
ヴォルフ/夏の子守歌

Elly Ameling
Piano - Rudolf Jansen

こちらは箸休め的なとろけるような子守歌ですね。
ライニクの詩による美しい作品です。
録音データの記載はありませんでした。(→2021/5/29追記:"80 jaar"収録のものと同じ音源が使われているとしたら1982年5月12日録音となります。)

●Elly Ameling; Spanisches Liederbuch - Wolf
ヴォルフ/『スペイン歌曲集』より

00:06 WL No 2: In dem Schatten meiner Locken(私の巻き毛の陰で)
02:25 WL No 25: Ob auch finstre Blicke glitten(不機嫌な視線に苦しめられても)
04:38 WL No 26: Bedeckt mich mit Blumen(私を花で覆ってください)
08:07 WL No 12: Sagt, seid ihr es, feiner Herr(ねえ、あなたでしたの、素敵な殿方)
10:10 WL No 23: Tief im Herzen trag ich Pein(心の奥深く苦悩を抱え)
12:02 WL No 21: Alle gingen, Herz, zur Ruh(ものみな憩いについた、心よ)
14:01 WL No 24: Komm, o Tod, von Nacht umgeben(来たれ、おお死よ、夜に包まれて)
17:14 WL No 28: Sie blasen zum Abmarsch(出発の合図が鳴っている)
19:48 WL No 13: Mögen alle bösen Zungen(口の悪い人たちはみな)
21:43 WL No 34: Geh, Geliebter, geh jetzt(行って、恋人よ、もう行って)
25:42 WL No 30: Wer tat deinem Füsslein weh?(誰があなたのあんよを傷つけたの)
28:08 GL No 6: Ach, des Knaben Augen(ああ、嬰児の瞳は)
30:03 GL No 4: Die ihr schwebet(この棕櫚のまわりに漂う者たち)
33:04 GL No 7: Mühvoll komm ich und beladen(苦労を重ね重荷を背負って私は来ました)

WL = Weltliche Lied(世俗的歌曲)
GL = Geistliche Lied(宗教的歌曲)

Elly Ameling
Piano - Rudolf Jansen

録音データが記載されていませんが、これは彼女のキャリア最後のステレオ録音(Hyperion)と同一音源のように聞こえます。(→2021/5/29追記:Hyperionのヴォルフ歌曲集は1991年9月12-16日に録音されました。)
最後の「苦労を重ね重荷を背負って私は来ました」の苦悩の表現は、円熟期ならではの素晴らしさです。

本当は今日はフィッシャー=ディースカウの誕生日なので、彼の記事を書こうとしていたところ、この宝物のような音源を見つけてしまって急遽予定変更です。
F=ディースカウ・ファンの方ごめんなさい。
F=ディースカウについてはまたいずれ何か記事を書きます。

| | | コメント (2)

プライ&エンドレス(Prey & Endres)映像;オージェ&ボールドウィン(Augér & Baldwin)1984年NYリサイタル音源

長い新型コロナウイルス対策、皆様大変お疲れ様です。
音楽がお好きな方々は、最近アップしてくださった素敵な映像や音源で一息ついて下さいね。

●ヘルマン・プライ(BR)&ミヒャエル・エンドレス(P)
シューベルト「美しい水車屋の娘」より~1.さすらい

Hermann Prey, baritone
Michael Endres, piano

Die schöne Müllerin, D 795: 1. Das Wandern


●アーリーン・オージェ(S)&ドルトン・ボールドウィン(P)1984年ニューヨーク・リサイタル

Recital
録音:25 January 1984, Alice Tully Hall, New York City (live)

Arleen Augér(アーリーン・オージェ), soprano
Dalton Baldwin(ドルトン・ボールドウィン), piano

Mozart(モーツァルト):
- Das Veilchen(すみれ) 0:00
- Die Verschweigung() 2:43
- Als Luise die Briefe …ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時) 5:55
- Sehnsucht nach dem Frühling(春への憧れ) 7:37
- Abendempfindung(夕暮れの感情) 9:35
Schumann(シューマン):
- Widmung(献身) 15:11
- Röselein, Röselein!(ばらよ、ばらよ!) 17:40
- Er ist’s!(あの季節だ!) 20:27
- Geisternähe(魂の近さ) 21:55
- Mondnacht(月夜) 24:18
- Aufträge(ことずて) 28:40
- Des Sennen Abschied(羊飼いの別れ) 31:04
- Kennst du das Land?(あの国をご存知でしょうか) 32:58
- Singet nicht in Trauertönen(悲しい音色で歌わないで) 37:09
Debussy(ドビュッシー):
- Romance(ロマンス) 39:12
- Mandoline(マンドリン) 41:31
- Clair de lune(月の光) 42:54
- Apparition(現れ) 45:36
Strauss(シュトラウス):
- Waldseligkeit(森の至福) 48:52
- Glückes genug(十分幸せ) 51:55
- Schlechtes Wetter(悪天候) 54:32
- Ach Lieb, ich muß nun scheiden(ああ恋人よ、ぼくはもう別れなければならない) 56:54
- Gefunden(見つけた) 59:15
- Hat gesagt - bleibt’s nicht dabei(言いました-それだけでは済みません) 1:02:01
Wolf(ヴォルフ): (encore)
- Auch kleine Dinge(小さなものでも私たちをうっとりさせることが出来るの) 1:03:58
Mozart(モーツァルト): (encore)
- Alleluia(アレルヤ) 1:06:51

| | | コメント (8)

ドルトン・ボールドウィン(Dalton Baldwin)の共演者たち

2019年12月に87歳で亡くなったドルトン・ボールドウィンの共演者をインターネットで分かる範囲内でリストにしてみました。
もちろん不完全ですが、かなりの数にのぼりますね。録音ではスゼー、アーメリング、キンブロー、ヴァン・ダムらが複数残していますが、コンサートでは録音のない人ともかなり共演しているようです。
ドイツ語圏の歌手がほとんどおらず、アメリカ人、フランス人が多いのが興味深く感じました。
日本人はこれまで頻繁に来日して、コンサートをしたり、録音をしたりした際の情報が多かったので、リストでもかなり目立ちますが、おそらく他の国でも沢山の歌手たちと共演したことでしょう。日本人の漢字の読みは分かる範囲で調べましたが、明記されていない場合は一般的な読み方に従いました。その為間違えている可能性もあります。お気づきの点がありましたらコメント欄でお知らせいただけますと幸いです。

●Dalton Baldwin(P)と共演した歌手、演奏家たち

Kimiko Adachi(S) 足立季実子
Colette Alliot-Lugaz(S) コレット・アリオ=ルガズ
Elly Ameling(S) エリー・アーメリング
Norah Amsellem(S) ノラ・アンセレム
Emi Arai(S) 荒井恵美
Tami Asakura(S) 朝倉蒼生
Arleen Augér(S) アーリーン・オジェー
Violet Chang(S) 張縵
Michèle Command(S) ミッシェル・コマン
Yukari Endo(S) 遠藤友歌里
Noriko Ichikawa(S) 市川倫子
Takako Ishii(S) 石井高子
Shigeko Kamada(S) 鎌田滋子
Mayuko Karasawa(S) 唐澤まゆこ
Rosemarie Landry(S) ローズマリー・ランドリー
Soon-Hee Lee(S) イ・ソニ
Felicity Lott(S) フェリシティー・ロット
Yolanda Marcoulescou(S) ヨランダ・マルクレスク
Mady Mesplé(S) マディ・メスプレ
Olivera Miljaković(S) オリヴェラ・ミリャコヴィッチ
Satomi Miyaji(S) 宮地里実
Michie Nakamaru(S) 中丸三千繪
Kuniko Nakatsuji(S) 中辻邦子
Jessye Norman(S) ジェシー・ノーマン
Fujiko Oshima(S) 大島富士子
Emiko Otsuka(S) 大塚恵美子
Kyoko Saito(S) 齊藤京子
Chikako Shimizu(S) 清水知加子
Michiko Sunamura(S) 砂村美智子
Yoko Tachibana(S) 橘洋子
Sayaka Takahashi(S) 高橋さやか
Terumi Takahashi(S) 高橋照美
Yasuko Takemura(S) 竹村靖子
Mieko Takizawa(S) 滝沢三重子
Jennie Tourel(S) ジェニー・トゥレル
Elizabeth Vidal(S) エリザベス・ヴィダル

Teresa Berganza(MS) テレサ・ベルガンサ
Motoko Eguchi(MS,S) 江口元子
Désirée Halac(MS) デジレ・ハラク
Atsumi Honda(MS) 本多厚美
Marilyn Horne(MS) マリリン・ホーン
Ayumi Ikehata(MS) 池端歩
Satomi Kano(MS) 加納里美
Jennifer Larmore(MS) ジェニファー・ラーモア
Glenda Maurice(MS) グレンダ・モーリス
Keiko Ogawa(MS) 小川恵子
Sofie-Christine Süssmann(MS) ゾフィー=クリスティーネ・ジュースマン
Takako Taguchi(MS) 田口孝子
Janice Taylor(MS) ジャニス・テイラー
Yuko Tsuji(MS) 辻宥子
Frederica von Stade(MS) フレデリカ・ヴォン・スターデ

Sandra Goodman(CA) サンドラ・グッドマン
Nathalie Stutzmann(CA) ナタリー・ストゥッツマン

John Aler(T) ジョン・アラー
Nicolai Gedda(T) ニコライ・ゲッダ
Hiromi Itoi(T) 糸井博己
Peter Pears(T) ピーター・ピアーズ
Takateru Sakamoto(T) 坂本貴輝
Teruo Sanbayashi(T) 三林輝夫
Michel Sénéchal(T) ミッシェル・セネシャル
Masao Takeda(T) 武田正雄

Gabriel Bacquier(BR) ガブリエル・バキエ
Simon Chaussé(BR) シモン・ショッセー
Sean Daniel(BR) ショーン・ダニエル
Franck Ferrari(BR) フランク・フェラーリ
Shigeo Harada(BR) 原田茂生
Wolfgang Holzmair(BR) ヴォルフガング・ホルツマイア
Masanori Kawakami(BR) 川上勝功
Steven Kimbrough(BR) スティーヴン・キンブロー
Katsuto Kobayashi(BR) 小林克人
Meinard Kraak(BR) メイナルト・クラーク
Bernard Levasseur(BR) ベルナール・ルヴァスール
Kurt Ollmann(BR) カート・オルマン
William Parker(BR) ウィリアム・パーカー
Gregory Reinhart(BR) グレゴリー・ライナート
Tadahiro Sakashita(BR) 坂下忠弘
Gérard Souzay(BR) ジェラール・スゼー
Muneaki Taguchi(BR) 田口宗明
Yasuo Yoshino(BR) 芳野靖夫

Seiichiro Sato(BSBR) 佐藤征一郎
Pierre Thirion-Vallet(BS) ピエール・ティリオン=ヴァレ
José Van Dam(BSBR) ジョゼ・ヴァン・ダム

Michel Debost(FL) ミッシェル・ドゥボスト
James Galway(FL) ジェイムズ・ゴールウェイ
Maxence Larrieu(FL) マクサンス・ラリュー
Jean-Pierre Rampal(FL) ジャン=ピエール・ランパル
Helmut Riessberger(FL) ヘルムート・リースベルガー
David Glazer(CL) デイヴィッド・グレイザー
A. Robert Johnson(French Horn) A.ロバート・ジョンソン
Masahiro Tanaka(HRN) 田中正大

Ani Kavafian(VLN) アニ・カヴァフィアン
Henryk Szeryng(VLN) ヘンリク・シェリング
John Harrington(VLA) ジョン・ハリントン
Yukimi Kambe(VLA) 神戸愉樹美
Robert Cordier(VLC) ロベール・コルディエ
Pierre Degenne(VLC) ピエール・ドゥジェンヌ
Renaud Fontanarosa(VLC) ルノー・フォンタナロザ
Pierre Fournier(VLC) ピエール・フルニエ
Bernard Greenhouse(VLC) バーナード・グリーンハウス
Friedrich Hiller(VLC) フリードリヒ・ヒラー

Yasuko Suzuki(P) 鈴木靖子

Quatuor Via Nova ヴィア・ノヴァ四重奏団

English Chamber Orchestra イギリス室内管弦楽団

Edo de Waart(C) エド・ドゥ・ヴァールト

| | | コメント (0)

エリー・アーメリング&ドルトン・ボールドウィン(Elly Ameling & Dalton Baldwin)/1982年サル・プレイエル・シューベルト・リサイタル

Récital Elly Ameling, soprano avec Dalton Baldwin, piano : Salle Pleyel, 1982

 こちら

※日本時間の2020.1.16 AM7:00に聴けるようになりました。

Elly Ameling, soprano
Dalton Baldwin, piano

録音:5 novembre 1982 (Salle Pleyel, Paris)

Franz Schubert(シューベルト)

An die Musik(音楽に寄せて) D547
Nachtviolen(ハナダイコン) D752
An den Mond(月に寄せて) D259
Im Freien(戸外にて) D880
Auf dem See(湖上にて) D543
Erlafsee(エルラフ湖) D586
Die Forelle(ます) D550
Wanderers Nachtlied I(さすらい人の夜の歌Ⅰ) D284
Sei mir gegrüsst(わが挨拶を送ろう) D741
Der Musensohn(ムーサの息子) D764
Nähe des Geliebten(恋人のそば) D162
Heidenröslein(野ばら) D257
Amalia(アマーリア) D195
Das Mädchen(乙女) D652
Gretchen's Bitte(グレートヒェンの祈り) D564
Gretchen am Spinnrade(糸を紡ぐグレートヒェン) D118

エリー・アーメリングとドルトン・ボールドウィンによる1982年パリのシューベルト・リサイタルがfrance musiqueのサイトで聞けます。素晴らしいコンビによる素晴らしい音楽をぜひお聞き下さい。

| | | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

CD DVD J-Pop LP 【ライラックさんの部屋】 おすすめサイト アイヒェンドルフ Joseph von Eichendorff アリベルト・ライマン Aribert Reimann アルフレート・ブレンデル Alfred Brendel アンゲーリカ・キルヒシュラーガー Angelika Kirchschlager アンティ・シーララ Antti Siirala アーウィン・ゲイジ Irwin Gage アーリーン・オジェー Arleen Augér イアン・ボストリッジ Ian Bostridge イェルク・デームス Jörg Demus イタリア歌曲 italian songs イモジェン・クーパー Imogen Cooper イングリート・ヘブラー Ingrid Haebler ウェブログ・ココログ関連 エディタ・グルベロヴァEdita Gruberová エディト・マティス Edith Mathis エリック・ヴェルバ Erik Werba エリーザベト・シュヴァルツコプフ Elisabeth Schwarzkopf エリー・アーメリング Elly Ameling エルンスト・ヘフリガー Ernst Haefliger オペラ opera オルガン organ オーラフ・ベーア Olaf Bär カウンターテナー counter tenor カール・エンゲル Karl Engel ギター guitar ギュンター・ヴァイセンボルン Günther Weissenborn クラーラ・シューマン Clara Schumann クリスタ・ルートヴィヒ Christa Ludwig クリスティアン・ゲアハーアー Christian Gerhaher クリスティーネ・シェーファー Christine Schäfer クリストフ・エッシェンバッハ Christoph Eschenbach クリストフ・プレガルディアン Christoph Prégardien クリスマス Christmas; Weihnachten グリンカ Mikhail Glinka グリーグ Edvard Grieg グレアム・ジョンソン Graham Johnson ゲアハルト・オピッツ Gerhard Oppitz ゲアハルト・ヒュッシュGerhard Hüsch ゲロルト・フーバー Gerold Huber ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe コルネーリウス Peter Cornelius コンサート concert コンスタンティン・クリンメル Konstantin Krimmel コントラルト歌手 contralto コンラート・リヒター Konrad Richter シェック Othmar Schoeck シベリウス Jean Sibelius シュテファン・ゲンツ Stephan Genz シューベルト Franz Schubert シューマン Robert Schumann ショスタコーヴィチ Dmitri Shostakovich ショパン Frédéric Chopin シラー Friedrich von Schiller ジェシー・ノーマン Jessye Norman ジェフリー・パーソンズ Geoffrey Parsons ジェラルド・ムーア Gerald Moore ジェラール・スゼー Gérard Souzay ジュリアス・ドレイク Julius Drake ジョン・ワストマン John Wustman ジークフロート・ローレンツ Siegfried Lorenz スヴャトスラフ・リヒテル Sviatoslav Richter ソプラノ歌手 soprano ダニエル・ハイデ Daniel Heide テノール歌手 tenor テレサ・ベルガンサ Teresa Berganza ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ Dietrich Fischer-Dieskau ディートリヒ・ヘンシェル Dietrich Henschel トマス・ハンプソン Thomas Hampson トム・ヤンセン Thom Janssen トーマス・E. バウアー Thomas E. Bauer ドビュッシー Claude Debussy ドルトン・ボールドウィン Dalton Baldwin ナタリー・シュトゥッツマン Nathalie Stutzmann ニコライ・ゲッダ Nicolai Gedda ノーマン・シェトラー Norman Shetler ハイドン Joseph Haydn ハイネ Heinrich Heine ハルトムート・ヘル Hartmut Höll ハンス・ホッター Hans Hotter バス歌手 bass バッハ Johann Sebastian Bach バリトン歌手 baritone バレエ・ダンス バーバラ・ヘンドリックス Barbara Hendricks バーバラ・ボニー Barbara Bonney パーセル Henry Purcell ピアニスト pianist ピーター・ピアーズ Peter Pears ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル Fanny Mendelssohn-Hensel フェリシティ・ロット Felicity Lott フォレ Gabriel Fauré フランク César Franck フランク・マルタン Frank Martin フランスィスコ・アライサ Francisco Araiza フランス歌曲 mélodies フリッツ・ヴンダーリヒ Fritz Wunderlich ブラームス Johannes Brahms ブリテン Benjamin Britten ブルックナー Anton Bruckner ブログ blog プフィッツナー Hans Pfitzner ヘルマン・プライ Hermann Prey ヘルムート・ドイチュ Helmut Deutsch ベルク Alban Berg ベートーヴェン Ludwig van Beethoven ペーター・シュライアー Peter Schreier ペーター・レーゼル Peter Rösel ボドレール Charles Baudelaire マイアホーファー Johann Mayrhofer マティアス・ゲルネ Matthias Goerne マルコム・マーティノー Malcolm Martineau マーク・パドモア Mark Padmore マーティン・カッツ Martin Katz マーラー Gustav Mahler メシアン Olivier Messiaen メゾソプラノ歌手 mezzo soprano メンデルスゾーン Felix Mendelssohn Bartholdy メーリケ Eduard Mörike モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart ヤナーチェク Leoš Janáček ヨーハン・ゼン Johann Senn ラヴェル Maurice Ravel リヒャルト・シュトラウス Richard Strauss リュッケルト Friedrich Rückert リリ・ブランジェ Lili Boulanger ルチア・ポップ Lucia Popp ルドルフ・ヤンセン Rudolf Jansen ルードルフ・ドゥンケル Rudolf Dunckel レナード・ホカンソン Leonard Hokanson レネケ・ラウテン Lenneke Ruiten レルシュタープ Ludwig Rellstab レーナウ Nikolaus Lenau レーヴェ Carl Loewe ロシア歌曲 Russian songs ロジャー・ヴィニョールズ Roger Vignoles ロッテ・レーマン Lotte Lehmann ロバート・ホル Robert Holl ローベルト・フランツ Robert Franz ヴァルター・オルベルツ Walter Olbertz ヴァーグナー Richar Wagner ヴィルヘルム・ミュラー Wilhelm Müller ヴェルディGiuseppe Verdi ヴォルフ Hugo Wolf ヴォルフガング・サヴァリッシュ Wolfgang Sawallisch ヴォルフガング・ホルツマイア Wolfgang Holzmair ヴォーン・ウィリアムズ Ralph Vaughan Williams 作曲家 作詞家 内藤明美 北欧歌曲 合唱曲 小林道夫 岡原慎也 岡田博美 平島誠也 指揮者 日記・コラム・つぶやき 映画・テレビ 書籍・雑誌 歌曲投稿サイト「詩と音楽」 演奏家 白井光子 目次 研究者・評論家 藤村実穂子 音楽