F=ディースカウ&ヘル/ハイネの詩によるシューマン歌曲集

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウとハルトムート・ヘルによるシューマン歌曲のコンサート映像がアップされていたので、こちらで共有したいと思います。
おそらく1980年代半ば頃ではないかと推測されるのですが、とにかくヘルはまだ初々しく、F=ディースカウの歌唱も衰え知らずです。
ハイネの詩による単独の歌曲ではじめ、その後に2大歌曲集「リーダークライス」と「詩人の恋」が歌われます。
F=ディースカウの細やかな表現と同時に表情も楽しめますし、歌手だけでなくピアニストにも焦点をあてた映像はなかなか見ごたえがあります。
ぜひ楽しんで下さい。

Dietrich Fischer Dieskau Schumann Lieder Heine online video cutter com

Recording date: unknown

Dietrich Fischer-Dieskau, baritone
Hartmut Höll, piano

Schumann:

Mein Wagen rollet langsam, Op. 142-4
Es leuchtet meine Liebe, 127-3
Abends am Strand, Op. 45-3

Liederkreis, Op. 24

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DFD Dichterliebe, Op. 48

Recording date: unknown

Dietrich Fischer-Dieskau, baritone
Hartmut Höll, piano

Schumann:

Dichterliebe, Op. 48

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F=ディースカウ、シュライアー、アーダム&ドゥンケルのライヴ録音

ドイツの名リート歌手3人のライヴ音源があったので、こちらに載せさせていただきます。
F=ディースカウはマーラーの「子供の死の歌(亡き子をしのぶ歌)」、
ペーター・シュライアー&ルドルフ・ドゥンケルはベートーヴェン歌曲集、
テオ・アーダム&ルドルフ・ドゥンケルはR.シュトラウス歌曲集です。
いずれも彼らの十八番で、みずみずしい声の頃を堪能できます。
ぜひお好みの演奏を聴いてみてください!

●ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(BR)、バイエルン放送交響楽団、パウル・クレツキ(C)

Dietrich Fischer-Dieskau sings "Kindertotenlieder" - Live, 1958

Paul Kletzki conducts the Bavarian Radio Symphony Orchestra with Dietrich Fischer-Dieskau in this performance from 1958 of Mahler's cycle.

9 Sep. 1958, Montreux, Switzerland

Dietrich Fischer-Dieskau, baritone
Bavarian Radio Symphony Orchestra
Paul Kletzki, conductor

Mahler: "Kindertotenlieder"
I. "Nun will die Sonn' so hell aufgehn" 0:00
II. "Nun seh' ich wohl, warum so dunkle Flammen" 5:26
III. "Wenn dein Mütterlein tritt zur Tür herein" 10:22
IV. "Oft denk' ich, sie sind nur ausgegangen" 14:45
V. "In diesem Wetter" 17:53

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●ペーター・シュライアー(T)、ルドルフ・ドゥンケル(P)

Peter Schreier sings Beethoven Lieder - Live, 1969

An all Beethoven recital from the 1969 Salzburg Festival
with tenor Peter Schreier and pianist Rudolf Dunckel

30 July 1969, Stiftung Mozarteum, Salzburg
Peter Schreier, tenor
Rudolf Dunckel, piano

Freudvoll und leidvoll, op. 84 0:00
Wonne der Wehmut, op. 83, no. 1 2:16
Sehnsucht, op. 83, no. 2 5:57
Mit einem gemalten Band, op. 83, no. 3 8:25
Neue Liebe, neues Leben, op. 75, no. 2 11:11
Marmotte, op. 52, no. 7 14:46
Mailied, op. 52, no. 4 16:05
Adelaide, op. 46 18:58
Resignation, Wo0 149 26:30
Andenken, WoO 136 30:24
Ich liebe dich, WoO 123 33:55
Der Liebende, WoO 139 36:43
Lied aus der Ferne, WoO 137 39:30
Der Zufriedene, op. 75, no. 6 43:48
Der Kuß, op. 128 45:20
An die ferne Geliebte, op. 98
 1. Auf dem Hügel sitz ich spähend 48:06
 2. Wo die Berge so blau 51:21
 3. Leichte Segler in den Höhen 53:31
 4. Diese Wolken in den Höhen 55:21
 5. Es kehret der Maien, es blühet die Au 56:18
 6. Nimm sie hin denn, diese Lieder 59:02

encores:
Der Wachtelschlag, Wo0 129 1:04:15
Bitten, op. 48, no. 1 1:08
Ich liebe dich, WoO 123 1:10:58

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●テオ・アーダム(BSBR)、ルドルフ・ドゥンケル(P)

Theo Adam sings Strauss Lieder - Live, 1979

An all Strauss recital by bass-baritone Theo Adam with pianist Rudolf Dunckel.
From a concert given in Stuttgart, 5 December 1979.

5 December 1979, Stuttgart, Germany
Theo Adam, bass-baritone
Rudolf Dunckel, piano

I. Die Georgine, op. 10, no. 4 (von Gilm) 0:00
II. Ich trage meine Minne, op. 32, no. 1 (Henckell) 3:28
III. Traum durch die Dämmerung, op. 29, no. 1 ( Bierbaum) 5:55
IV. Allerseelen, op. 10, no. 8 (von Gilm) 8:39
V. Ach weh mir unglückhaften Mann, op. 21, no. 4 (Dahn) 11:52
VI. Herr Lenz, op. 37, no. 5 (von Bodman) 13:48
VII. Für fünfzehn Pfennige, op. 36, no. 2 (Volkslieder) 14:57
VIII. Schlechtes Wetter, op. 69, no. 9 (Heine) 17:00
IX. Bruder Liederlich, op. 41, no. 4 (von Liliencron) 19:08
X. Ich liebe dich, op. 37, no. 2 (von Liliencron) 23:22
XI. Breit' über mein Haupt, op. 19, no. 2 (von Schack) 25:36
XII. Cäcilie, op. 27, no. 2 (Hart) 27:17
XIII. Heimliche Afforderung, op. 27, no. 3 (Mackay) 30:42
XIV. Geduld, op. 10, no. 5 (von Gilm zu Rosenegg) 33:54
XV. Ach Lieb, ich muß nun scheiden, op. 21, no. 3 (Dahn) 37:47
XVI. Mein Herz ist stumm, op. 19, no. 6 (von Schack) 39:33
XVII. Ruhe meine Seele!, op. 27, no. 1 (Henckell) 42:30
XVIII. Morgen!, op. 27, no. 4 (Mackay) 46:53
XIX. O süßer Mai!, op. 32, no. 4 (Henckell) 49:58
XX. Wie sollten wir geheim sie halten, op. 19, no. 4 (von Schack) 51:38
XXI. Zueignung, op. 10, no. 1 (von Gilm zu Rosenegg) 53:42
Encores:
XXII. Nichts, op. 10, no. 2 (von Gilm zu Rosenegg) 56:58
XXIII. Nachtgang, op. 29, no. 3 (Bierbaum) 59:34
XXIV. Du meines Herzens Krönelein, op. 21, no. 2 (Dahn) 1:03:57

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F=ディースカウ&ヴェルバ(Fischer-Dieskau & Werba)のヴォルフ映像!(1958年6月16日ブリュッセル)

DFD Wolf Bruxelles 1959(←1958年が正しいと思われます)

名バリトンのディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)の若かりし頃の映像を見つけました!
ソプラノのイルムガルト・ゼーフリート(Irmgard Seefried)とピアニストのエリク・ヴェルバ(Erik Werba)との共演でヴォルフ(Hugo Wolf)の「イタリア歌曲集(Italienisches Liederbuch)」演奏会からの映像のようです。
F=ディースカウとヴェルバが演奏しているのは「この世界の生みの親に祝福あれ(Gesegnet sei, durch den die Welt entstund)」です。

こちらの動画をアップして下さった方のコメントでは16.06.1959と書かれてあるのですが、
F=ディースカウの演奏記録をまとめたMonika Wolf氏のサイトを見ると、1958年が正しいようです。

いずれにしても、この演奏が客席の雰囲気も含めて映像で見られるのは貴重で、リートファンにとっては宝物を見つけた気分です!

33歳の最も声が美しく、脂ののっていた頃のF=ディースカウの歌唱が楽しめます!

短いですが、ぜひご覧ください。

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イェルク・デームス(Jörg Demus)を偲んで:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウとの1980年アムステルダム・シューベルト・リサイタル

オランダのインターネットラジオ局Radio4が、イェルク・デームスを偲んだ記事を書いています。
 こちら

 Google翻訳による和訳はこちら

彼の追悼記事には、殆ど歌手の伴奏者としてのキャリアが記されています。
それほど彼を語るうえで歌曲ピアニストとしての側面が大きかったのだと思います。
この記事の後半でF=ディースカウとの1980年アムステルダム・ライヴ録音が聞けるようになっています。
オール・シューベルトで、いずれもF=ディースカウお得意の選曲です。

ちなみにこの録音は、2014年にネットに期間限定で掲載された時に私も記事にしていました。
 こちら

この機会に、伴奏者としてのデームスをあらためて味わってみたいと思います。

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ライヴ録音:1980年12月9日, Concertgebouw Grote Zaal Amsterdam(アムステルダム・コンセルトヘバウ大ホール)

Dietrich Fischer-Dieskau(ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ) (bariton)
Jörg Demus(イェルク・デームス) (piano)

1.Prometheus(プロメテウス) D.674
2.Meeresstille(海の静けさ) D.216
3.An die Leier(竪琴に寄せて) D.737
4.Memnon(メムノン) D.541
5.Freiwilliges Versinken(自ら沈み行く) D.700
6.Der Tod und das Mädchen(死と乙女) D.531
7.Gruppe aus dem Tartarus(タルタロスの群れ) D.583
8.Nachtstück(夜曲) D.672
9.Totengräbers Heimweh(墓掘人の郷愁) D.842

10.Der Wanderer an den Mond(さすらい人が月に寄せて) D.870
11.Abendstern(夕星) D.806
12.Selige Welt(幸福の世界) D.743
13.Auf der Donau(ドナウ川の上で) D.553
14.Über Wildemann(ヴィルデマンの丘を越えて) D.884
15.Wanderers Nachtlied(さすらい人の夜の歌Ⅱ) D.768
16.Des Fischers Liebesglück(漁師の恋の幸福) D.933
17.An die Laute(リュートに寄せて) D.905
18.Der Musensohn(ムーサの息子) D.764

19.Nachtviolen(はなだいこん) D.752
20.Geheimes(秘めごと) D.719
21.An Sylvia(シルヴィアに) D.891
22.Abschied(別れ) D.957 nr.7

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D.フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)&カローラ・タイル(Karola Theill)/R.シュトラウス「商人の鑑」より3曲(1990年、ベルリン)

往年の名バリトン、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)は、生涯に150人以上ものピアニストと共演したといいます。
その共演者リストを作成しようと調べていたのですが、1990年3月18日、ベルリンのフィルハーモニー(Philharmonie, Berlin)で、フィッシャー=ディースカウがR.シュトラウスの「商人の鑑(Krämerspiegel op. 66)」を歌ったという記録があります。
その時の共演ピアニストがカローラ・タイル(Karola Theill)という女性です。
このピアニストと共演していたことはおろか、カローラ・タイルというピアニストについて全く知らなかったので、演奏活動晩年のF=ディースカウが新たなピアニストと共演していたという事実に驚かされました。

幸いなことに、この時のライヴと思われる3曲がカローラ・タイルのWebサイトで聞けます。
 こちら

上記のサイトの一番下にあります。
聞きたい曲の行をクリックすると再生されます。
聞き終わったら右上の×印をクリックすると再生プレーヤーが消え、別の曲をあらたに聞くことが出来ます。

Richard Strauss: Krämerspiegel(「商人の鑑」), Op. 66より3曲

Nr. 6: O lieber Künstler sei ermahnt(おおいとしい芸術家よ、戒めを聞くように)
Nr. 7: Unser Feind ist, großer Gott, wie der Brite so der Schott(我々の敵は、偉大なる神よ、あのイギリス人同様、あのスコットランド人(ショット)である)
Nr. 10: Die Künstler sind die Schöpfer(芸術家は創造者である)

第7曲と第10曲は全曲聴けるのですが、第6曲のみピアノ間奏の後で切れてしまっています。
おそらく意図的なものではなく、うっかり終わったと思って演奏音源を切ってしまったのではないかと推測されます。

彼女はぱっと見たところ、F=ディースカウより随分年の離れた若いピアニストのようです。
きっとこれから活躍をして、名前を知られるようになるのでしょう。
この演奏を聴く限りでは清潔感がありつつ、雄弁さと細やかさを併せもっているように感じられました。

年齢を重ねたF=ディースカウが、ハルトムート・ヘルやカローラ・タイルのような年齢の離れたピアニストと共演することで、演奏に若さを吹き込もうとしたのではないかと思います。

よろしければ、上記の3曲を聞いてみて下さい。

【参考のWebサイト】
http://www.mwolf.de/kalendarium/1990.htm

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アーメリング、F=ディースカウ、ムーアらの写真!

たまたま画像検索していて見つけたのですが、エリー・アーメリング、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ジェラルド・ムーアの3人が1枚に収まっているという超レアな写真がありました!
この3人だけでなく、ピアニストのスティーヴン・コヴァセヴィッチと、指揮者のベルナルト・ハイティンクも一緒です。
1970年の1枚ということですが、何か像を持っているので、授賞式か何かなのかもしれませんね。

 こちらの上方の写真です。クリックすると拡大します。

ちなみにこの写真の5人、すべて視線が別の方向を向いています。
意図的なのか偶然なのかは分かりませんが、ちょっと面白いです。
F=ディースカウがアーメリングを見つめる眼差しが優しげに感じられるのは気のせいでしょうか。
ちなみにアーメリング、F=ディースカウ、ムーアの3人は、この2年後にシューベルトの重唱曲の録音で共演を果たすことになります(Deutsche Grammophon)。

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フィッシャー=ディースカウの1989年来日公演より「さすらう若者の歌」第2曲、第4曲(2018.1.21.放映 NHK Eテレ クラシック音楽館)

本日、2018年1月21日(日)放映のNHK Eテレ「クラシック音楽館」(21:00-23:00)の最後の方に、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの1989年来日公演から、マーラーの「さすらう若者の歌」の第2曲、第4曲が放映されるそうです。

本編で「巨人」が放送されるので、その関連ということのようです。
懐かしいディースカウの歌唱を楽しみたいと思います。
指揮がN響とゆかりの深いサヴァリッシュなのも嬉しいですね。

情報をお寄せいただいた真子さん、本当に有難うございます!

公式サイトはこちら

1.バイオリン協奏曲 ホ短調 作品64(メンデルスゾーン)
2. 交響曲 第1番 ニ長調「巨人」(マーラー)

バイオリン:樫本大進
管弦楽:ウィーン交響楽団
指 揮:フィリップ・ジョルダン
(2017年12月1日 サントリーホールで収録)

<コンサート・プラス>
~NHK交響楽団 演奏会から~

(曲目)
「さすらう若者の歌」から第2曲、第4曲(マーラー)

バリトン:ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ
管弦楽:NHK交響楽団
指 揮:ウォルフガング・サヴァリッシュ
(1989年4月28日 サントリーホールで収録)

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F=ディースカウ&サヴァリッシュ/1992年東京公演ライヴCD化!!!

バリトンのディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが引退を表明したのは1993年の年明けごろだったと思います。
1992年の大晦日のコンサートが私の歌手活動最後のステージだったという発表を聞いて驚いたことを思い出します。
つまり、引退の1カ月ちょっと前に来日して2晩にわたるシューベルトの夕べを催してくれたのは、彼の長いコンサート・キャリアの殆どピリオドを打とうとしていた時期だったのです。
私は11月16日の個々の歌曲アンソロジーのコンサートを聴いたのですが、池袋の東京芸術劇場ということもあって、遠くてあまりよく見えなかったという印象があります。
しかし、F=ディースカウお得意の歌がずらりと並んだ演奏はやはり私にとっていい思い出になっています。
「水車屋の娘」の日(11月24日)は、アーメリングの府中公演と重なっていた為、迷った挙句、アーメリングの方に行ってしまいました。
そういうわけで、今回、この2夜のシューベルト・リサイタルがCD化されるというのは大歓迎なわけです(CD化されるとは全く想像もしていませんでした)。
この時期は、ディースカウ、アーメリング、ポップ、テオ・アダム、ミュンヒェン歌劇場のガラコンサートなど、毎日異なる公演を連続して聴いたのを懐かしく思い出します。

曲目などの詳細は以下のページをご覧ください。
 こちら

ここのところ、ニコライ・ゲッダやクルト・モルの逝去など、歌曲ファンにとって悲しいニュースが続いたので、久しぶりに嬉しいニュースとなりました。

購入してじっくり聴いてみようと思います。

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ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ&イェルク・デームス/1980年アムステルダム・シューベルト・リサイタル(Radio 4 期間限定配信)

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウがイェルク・デームスと1980年に行ったオランダでのライヴ演奏が、オランダのネットラジオRadio 4で2014年8月23日現在配信されています(期間限定です)。

 こちら

「Luister concert」をクリックすると通して演奏が流れますが、1曲ごとに再生マークが付いているので、好きな曲だけ聴くことも出来ます。

このプログラムを見ると、私がはじめてフィッシャー=ディースカウを生で聴いた時の選曲とよく似ていて懐かしくなります。
ディースカウは膨大なレパートリーの中におそらく好みの曲というものがあって、それらを多少入れ替えながら繰り返しステージで歌っていたのではないでしょうか。
このプログラムのほとんどの曲は、はじめてフィッシャー=ディースカウの歌で聴いて好きになったものです。
1980年代になるとディースカウの声にも徐々に陰りが見え始める頃ですが、このリサイタルではまだまだみずみずしさを保っていて、さすがの語り口の多彩さ、ニュアンスの付け方の絶妙さを味わえます。
デームスは歌との緊密なアンサンブルという点では他の歴代の共演者たちと全く遜色はないですが、タッチの色合いよりもリズムの間合いやテンポの揺らし方などに特徴が感じられ、ディースカウがデームスを好んだのもそのような所ではないかななどと想像したりもします。

私の個人的なおすすめは「タルタロスの群れ」「夜曲」「墓掘人の郷愁」「ドナウ川の上で」「ヴィルデマンの丘を越えて」などですが、全部が聴きどころと言ってもいいぐらいです。
アンコール最後の「別れ」の冒頭でディースカウが"Ade(さらば)"と歌い始めると、聴衆から笑いが起こるところなど、ライヴならではの雰囲気が味わえます。
興味のある方は配信終了になる前にぜひお聴きになってください。

ライヴ録音:1980年12月9日, Concertgebouw Grote Zaal Amsterdam(アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール)

Dietrich Fischer-Dieskau(ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ) (bariton)
Jörg Demus(イェルク・デームス) (piano)

1.Prometheus(プロメテウス) D.674
2.Meeresstille(海の静けさ) D.216
3.An die Leier(竪琴に寄せて) D.737
4.Memnon(メムノン) D.541
5.Freiwilliges Versinken(自ら沈み行く) D.700
6.Der Tod und das Mädchen(死と乙女) D.531
7.Gruppe aus dem Tartarus(タルタロスの群れ) D.583
8.Nachtstück(夜曲) D.672
9.Totengräbers Heimweh(墓掘人の郷愁) D.842

10.Der Wanderer an den Mond(さすらい人が月に寄せて) D.870
11.Abendstern(夕星) D.806
12.Selige Welt(幸福の世界) D.743
13.Auf der Donau(ドナウ川の上で) D.553
14.Über Wildemann(ヴィルデマンの丘を越えて) D.884
15.Wanderers Nachtlied(さすらい人の夜の歌Ⅱ) D.768
16.Des Fischers Liebesglück(漁師の恋の幸福) D.933
17.An die Laute(リュートに寄せて) D.905
18.Der Musensohn(ムーサの息子) D.764

19.Nachtviolen(はなだいこん) D.752
20.Geheimes(秘めごと) D.719
21.An Sylvia(シルヴィアに) D.891
22.Abschied(別れ) D.957 nr.7

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ユニクロで…

先日たまたまユニクロに行ったら、こんなシャツを見つけて即購入しました。

Uniqlo_dieskau_1


よく見てください。
何か文字が書かれていますよね。
さらに近づいてみます。

Uniqlo_dieskau_2


そうです。
はっきりとDietrich Fischer-Dieskauと書かれています。
なんでもECMレコードのジャケットデザインの中からユニクロが厳選したものがプリントされているそうです。
その他にもヒリヤード・アンサンブルの欧文表記が書かれたものなどもありました。
袖は長めなので、暑がりの私はもう少し涼しくなってから着ようと思っています。
それにしてもフィッシャー=ディースカウの名前のプリントされたシャツを着る日が来ようとは…。

詳細はこちらへどうぞ(回し者ではありません)。

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