ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)と共演したピアニストたち

リートの巨匠ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau: 1925年5月28日, Berlin - 2012年5月18日, Berg)がインタビューなどで共演したピアニストの数を尋ねられた時、大体100人から150人と答えていたように記憶しています。
彼はスタジオ録音に限ってもかなりの数のピアニストたちと共演しています。
例えば、ヘルタ・クルスト、ギュンター・ヴァイセンボルン、ジェラルド・ムーア、イェルク・デームス、カール・エンゲル、アリベルト・ライマン、ハルトムート・ヘルなどが挙げられるでしょう。
一方、音楽ジャーナリストたちはF=ディースカウが独奏者として名高いピアニスト、あるいはピアノがうまい指揮者と共演したことをとりわけ重視しているように感じられます。
ダニエル・バレンボイム、ヴォルフガング・サヴァリッシュ、スヴャトスラフ・リヒテル、クリストフ・エッシェンバッハ、アルフレート・ブレンデル、レナード・バーンスタインら一流の音楽家たちがF=ディースカウと組んだ録音は音楽評論家たちから激賞されています。
もう一つ気づくのは、これほど多くのピアニストたちと共演しているにもかかわらず、同時代に歌曲演奏で活躍したピアニスト、例えばジェフリー・パーソンズ、ドルトン・ボールドウィン、コンラート・リヒター、ルドルフ・ドゥンケルらとの共演記録が見当たらないことです。
いろいろな事情があるのだとは思いますが、ヘルマン・プライとしばしば共演していたヘルムート・ドイチュによると、ドイチュがF=ディースカウのカセットテープを持っていることを知ったプライファンの人にそのことを責められたとのことです。
ドイチュは、プライ自身F=ディースカウの録音を聴いていることをそのファンの人は知らないのだろうと述懐しています。
意識するしないにかかわらずある種の縄張りのようなものがあって、他の歌手と結びつきの強いピアニストとの共演は遠慮するということはあるのではないかと想像します。
パーソンズがシュヴァルツコプフ、F=ディースカウと3人で談笑している写真が残っていますが、それでもシュヴァルツコプフのほぼ専属的な立場にいたパーソンズと共演することはあえて避けたのではないかと推測します。

Monika Wolfという人がF=ディースカウ&ヴァラディ夫妻のサイトを立ち上げていて、その中にF=ディースカウのコンサート記録も含まれています。
http://mwolf.de/kalendarium/index.htm
1947年から亡くなる2012年まで記録がつけられています。
F=ディースカウ自身が出演記録をつけていたということも大きいと思いますが、その記録にプログラムなども紐づけられていて、とても貴重な記録となっています。
そこに共演者の名前も記載されていましたので、ピアニストと判断できる人をピックアップして、エクセルにまとめました。
そのエクセルファイルをPDF化したものをこちらで公開したいと思います。

ダウンロード - dietrich20fischerdieskaus20pianists.pdf

コンサート記録に掲載されていたピアニストとチェンバリストの名前とコンサートの日付と場所をまとめてあります。
さらにコンサート記録には出てこなくて録音(スタジオ録音、放送録音、共演したがお蔵入りの録音)でのみ共演した(と思われる)ピアニストはコンサート共演リストの下に録音データをまとめてあります(コンサートで共演しているピアニストについては録音データを記載していません)。
1992年12月31日をもって歌手活動から引退したF=ディースカウですが、その後も歌手以外の活動に精力的に取り組んでいます。
メロドラマ(朗読とピアノの組み合わせ)の朗読、作曲家や作家の手紙などの朗読、ピアニストとしての演奏(主に連弾)、あるいは指揮者として、マスタークラスの指導者としても活動しています。
歌手活動をしている時にあまり時間をさけなかった活動に夢中で取り組んでいるようで、本当に音楽家として生涯を全うしたことに敬意を感じます。
メロドラマでは特にR.シュトラウスの「イノック・アーデン」とウルマンの「旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌」がお気に入りだったようで、歌手時代には共演しなかった若いピアニストたちともしばしば共演しています。
そのような朗読者として共演したピアニストもリストに含まれていますが、その場合は「D.F-D is narrator.」と記してありますので、分かると思います。

朗読者時代のピアニストを含めてもF=ディースカウが述べた100人という人数には及びませんでした。
Monika Wolfのコンサート記録にはピアニストの名前が書かれていない場合もあるので、おそらく他にも共演したピアニストはいるのだろうと思います。

ピアニストの国籍を見ていくとF=ディースカウはお気に入りのピアニストを演奏旅行に連れていく場合と、現地のピアニストと共演する場合の両方がありました。
アメリカ旅行ではポール・ウラノウスキー、イタリア旅行ではジョルジョ・ファヴァレット、そして我が日本でも小林道夫との共演記録があります(小林さんとのシューマン歌曲集はCD化されています)。

コンサートの回数でいくと、意外かもしれませんが、ギュンター・ヴァイセンボルンとの共演がデームスやムーア、ヘルを大きく引き離して最も多かったです。
ドイツ国内の各地を演奏旅行する時はヴァイセンボルンと共演することが多いようです。

いろいろ想像がふくらむ共演者リストになっておりますので、よろしければご覧ください。

ちなみに名前だけは下に列記しておきます(詳細はPDFをご覧ください)。

※参考文献:Dietrich Fischer-Dieskau: Verzeichnis der Tonaufnahmen

Gerhard Albersheim
ゲアハルト・アルバースハイム

Hans Altmann
ハンス・アルトマン (放送録音のみ)

Vladimir Ashkenazy
ヴラディーミル・アシュケナージ

Daniel Barenboim
ダニエル・バレンボイム

Leonard Bernstein
レナード・バーンスタイン

Klaus Billing
クラウス・ビリング

Otto Braun
オットー・ブラウン

Alfred Brendel
アルフレート・ブレンデル

Benjamin Britten
ベンジャミン・ブリテン

Gerhard Burgert
ゲアハルト・ブルゲルト

John Buttrick
ジョン・バトリック

Jörg Demus
イェルク・デームス

Karl Engel
カール・エンゲル

Christoph Eschenbach
クリストフ・エッシェンバハ

Giorgio Favaretto
ジョルジョ・ファヴァレット

Irwin Gage
アーウィン・ゲイジ

Cord Garben
コルト・ガルベン (放送録音のみ:CD化されている)

William Glock
ウィリアム・グロック

Florian Henschel
フローリアン・ヘンシェル

Hellmut Hideghéti
ヘルムート・ヒデゲティ

Ludwig Hoffmann
ルートヴィヒ・ホフマン

Franz Holetschek
フランツ・ホレチェク

Hartmut Höll
ハルトムート・ヘル

Vladimir Horowitz
ヴラディーミル・ホロヴィッツ

Raimund Hose
ライムント・ホーゼ

Theodor Jakobi
テオドア・ヤコビ

Rudolf Jansen
ルドルフ・ヤンセン (CD録音のみ)

Lotte Jekèli
ロッテ・イェケリ

Franz Jung
フランツ・ユング

Burkhard Kehring
ブルクハルト・ケーリング

Wilhelm Kempff
ヴィルヘルム・ケンプフ (LP録音のみ:CD化されている)

Hertha Klust
ヘルタ・クルスト

Michio Kobayashi (piano, harpsichord)
小林道夫

Ernst Křenek
エルンスト・クシェネク

Arni Kristiansson
アルニ・クリスティアンソン

Fritz Lehmann
フリッツ・レーマン

Daniel Levy
ダニエル・レヴィ (CD録音のみ)

Ernest Lush
アーネスト・ラッシュ (放送録音のみ)

George Malcolm (harpsichord)
ジョージ・マルコム

Martin Mälzer
マルティン・メルツァー

Siegfried Mauser
ジークフリート・マウザー

Erwin Milzkott
エアヴィン・ミルツコット

Gerald Moore
ジェラルド・ムーア

Fritz Neumeyer
フリッツ・ノイマイアー

Hans-Peter Olshausen
ハンス=ペーター・オルスハウゼン

Kjell Olsson
シェル・オルソン

Gerhard Oppitz
ゲアハルト・オピッツ

Murray Perahia
マリー・ペライア

Edith Picht-Axenfeld (harpsichord, piano)
エディト・ピヒト=アクセンフェルト

Maurizio Pollini
マウリツィオ・ポッリーニ

Michael Ponti
マイクル・ポンティ (LP録音のみ:CD化されている)

Michael Raucheisen
ミヒャエル・ラウハイゼン (放送録音のみ:CD化されている)

Ernst Reichert
エルンスト・ライヒェルト

Aribert Reimann
アリベルト・ライマン

Hermann Reutter
ヘルマン・ロイター

Sviatoslav Richter
スヴィャトスラフ・リフテル

Hans-Erich Riebensahm
ハンス=エーリヒ・リーベンザーム

Wolfram Rieger
ヴォルフラム・リーガー

Per Rundberg
ペール・ルンドバーリ

Wolfgang Sawallisch
ヴォルフガング・サヴァリシュ

Anneliese Schier-Tiessen
アネリーゼ・シーア=ティーセン

András Schiff
アンドラーシュ・シフ

Reinhard Schwarz-Schilling
ラインハルト・シュヴァルツ=シリング (放送録音のみ)

Joachim Seyer-Stephan
ヨアヒム・ザイアー=シュテファン

Norman Shetler
ノーマン・シェトラー

John Steele Ritter (harpsichord)
ジョン・スティール・リッター

Leo Stein
レオ・シュタイン (スタジオ録音のみ:一度も発売されていない)

Leo Taubman
レオ・タウプマン

Karola Theill
カローラ・タイル

Paul Ulanowsky
ポール・ウラノウスキー

Tamás Vásáry
タマーシュ・ヴァーシャーリ

Robert Veyron-Lacroix (harpsichord)
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ

Otto Volkmann
オットー・フォルクマン

Charles Wadsworth
チャールズ・ワズワース

Margrit Weber
マルグリト・ヴェーバー

Roland Weber
ローラント・ヴェーバー

Günther Weißenborn
ギュンター・ヴァイセンボルン

Walter Welsch
ヴァルター・ヴェルシュ

Erik Werba
エリク・ヴェルバ

Rudolf Wille
ルドルフ・ヴィレ

Hans Zippel
ハンス・ツィッペル

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ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)生誕95周年(2020.5.28)

往年の名バリトン、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)が1925年5月28日に生まれて、今日で95年が経ちました。
残念ながら2012年に亡くなっていますが、F=ディースカウの実演を何度か聞くことが出来たことは私にとって最高の思い出になっています。

スタジオ録音は聞ききれないほど膨大な量ですが、インターネットでも彼のライヴをストリーミングで聞くことが出来ます。

オランダの放送局で収録したF=ディースカウとアルフレート・ブレンデルの『冬の旅』のライヴが下記のリンク先で聞けます。
ライヴとは思えないほどの完成度の高さで二人が円熟の演奏を聞かせてくれますので、ぜひお聞きください。

https://www.nporadio4.nl/concerten/4738-legendarisch-archief-winterreise-door-dietrich-fischer-dieskau

●Legendarisch archief: Winterreise door Dietrich Fischer-Dieskau

vrijdag 29 juni 1984, Concertgebouw, Amsterdam

Dietrich Fischer-Dieskau (bariton)
Alfred Brendel (piano)

Franz Schubert(シューベルト): Winterreise(冬の旅), D911

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フィッシャー=ディースカウ&ヴァイセンボルン(Fischer-Dieskau & Weissenborn)/R.シュトラウス・リサイタル(1964年パリ)

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウがギュンター・ヴァイセンボルンのピアノでR.シュトラウスのコンサートを開いた際のライヴ音源がfrance musiqueのサイトにアップされていましたので、ご紹介します。

今でこそ特に女声のリート歌手に大人気のR.シュトラウスですが、一晩全部をR.シュトラウスの歌曲に限定したリサイタルは1964年当時はかなり珍しかったのではないかと思います。
有名な曲と無名な曲をバランスよく配置したF=ディースカウならではの意欲的なプログラミングと言えると思います。
30代後半のまだみずみずしい声のF=ディースカウを堪能できると思います。
また一緒に来日したこともある名手ヴァイセンボルンのピアノも聞きどころの一つでしょう。

Récital Dietrich Fischer-Dieskau à la Salle Pleyel : Une archive de 1964

 こちらのリンク先の再生ボタンをクリックすると聞けます

録音:1964年5月7日, Salle Pleyel

Dietrich Fischer-Dieskau(ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ: 1925-2012)(BR)
Günther Weissenborn(ギュンター・ヴァイセンボルン: 1911-2001)(P)

Richard Strauss(リヒャルト・シュトラウス)作曲

Gefunden(見つけた), Op. 56-1
Das Rosenband(ばらのリボン), Op. 36-1
Einerlei(同じもの), Op. 69-3
Winterweihe(冬の捧げもの), Op. 48-4
O lieber Künstler sei ermahnt(おおいとしい芸術家よ、戒めを聞くように), Op. 66-6 (aus "Krämmerspiegel()")
Einst kam der Bock als Bote(かつて雄山羊が使いに来た), Op. 66-2 (aus "Krämmerspiegel")

Wer wird von der Welt verlangen(世界を求めるものは), Op. 67-4
Hab' ich euch denn je geraten(あれほど忠告したのに), Op. 67-5
Wanderers Gemütsruhe(さすらい人の心の安らぎ), Op. 67-6

Stiller Gang(静かな散歩), Op. 31-4
Ruhe, meine Seele(憩え、わが魂), Op. 27-1
Herr Lenz(春(レンツ)さん), Op. 37-5
Die Nacht(夜), Op. 10-3
Ach weh mir unglückhaftem Mann(ああ辛い、俺は不幸な男), Op. 21-4
Heimkehr(帰郷), Op. 15-5

Traum durch die Dämmerung(黄昏を通る夢), Op. 29-1
Ständchen(セレナード), Op. 17-2
Morgen(明日), Op. 27-4
Wozu noch, Mädchen, soll es frommen(娘さん、それが何の役に立つのだろう), Op. 19-1
Freundliche Vision(親しい幻影), Op. 48-1
Zueignung(献呈), Op. 10-1

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F=ディースカウ&ヘル/ハイネの詩によるシューマン歌曲集

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウとハルトムート・ヘルによるシューマン歌曲のコンサート映像がアップされていたので、こちらで共有したいと思います。
おそらく1980年代半ば頃ではないかと推測されるのですが、とにかくヘルはまだ初々しく、F=ディースカウの歌唱も衰え知らずです。
ハイネの詩による単独の歌曲ではじめ、その後に2大歌曲集「リーダークライス」と「詩人の恋」が歌われます。
F=ディースカウの細やかな表現と同時に表情も楽しめますし、歌手だけでなくピアニストにも焦点をあてた映像はなかなか見ごたえがあります。
ぜひ楽しんで下さい。

Dietrich Fischer Dieskau Schumann Lieder Heine online video cutter com

Recording date: unknown

Dietrich Fischer-Dieskau, baritone
Hartmut Höll, piano

Schumann:

Mein Wagen rollet langsam, Op. 142-4
Es leuchtet meine Liebe, 127-3
Abends am Strand, Op. 45-3

Liederkreis, Op. 24

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DFD Dichterliebe, Op. 48

Recording date: unknown

Dietrich Fischer-Dieskau, baritone
Hartmut Höll, piano

Schumann:

Dichterliebe, Op. 48

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F=ディースカウ、シュライアー、アーダム&ドゥンケルのライヴ録音

ドイツの名リート歌手3人のライヴ音源があったので、こちらに載せさせていただきます。
F=ディースカウはマーラーの「子供の死の歌(亡き子をしのぶ歌)」、
ペーター・シュライアー&ルドルフ・ドゥンケルはベートーヴェン歌曲集、
テオ・アーダム&ルドルフ・ドゥンケルはR.シュトラウス歌曲集です。
いずれも彼らの十八番で、みずみずしい声の頃を堪能できます。
ぜひお好みの演奏を聴いてみてください!

●ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(BR)、バイエルン放送交響楽団、パウル・クレツキ(C)

Dietrich Fischer-Dieskau sings "Kindertotenlieder" - Live, 1958

Paul Kletzki conducts the Bavarian Radio Symphony Orchestra with Dietrich Fischer-Dieskau in this performance from 1958 of Mahler's cycle.

9 Sep. 1958, Montreux, Switzerland

Dietrich Fischer-Dieskau, baritone
Bavarian Radio Symphony Orchestra
Paul Kletzki, conductor

Mahler: "Kindertotenlieder"
I. "Nun will die Sonn' so hell aufgehn" 0:00
II. "Nun seh' ich wohl, warum so dunkle Flammen" 5:26
III. "Wenn dein Mütterlein tritt zur Tür herein" 10:22
IV. "Oft denk' ich, sie sind nur ausgegangen" 14:45
V. "In diesem Wetter" 17:53

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●ペーター・シュライアー(T)、ルドルフ・ドゥンケル(P)

Peter Schreier sings Beethoven Lieder - Live, 1969

An all Beethoven recital from the 1969 Salzburg Festival
with tenor Peter Schreier and pianist Rudolf Dunckel

30 July 1969, Stiftung Mozarteum, Salzburg
Peter Schreier, tenor
Rudolf Dunckel, piano

Freudvoll und leidvoll, op. 84 0:00
Wonne der Wehmut, op. 83, no. 1 2:16
Sehnsucht, op. 83, no. 2 5:57
Mit einem gemalten Band, op. 83, no. 3 8:25
Neue Liebe, neues Leben, op. 75, no. 2 11:11
Marmotte, op. 52, no. 7 14:46
Mailied, op. 52, no. 4 16:05
Adelaide, op. 46 18:58
Resignation, Wo0 149 26:30
Andenken, WoO 136 30:24
Ich liebe dich, WoO 123 33:55
Der Liebende, WoO 139 36:43
Lied aus der Ferne, WoO 137 39:30
Der Zufriedene, op. 75, no. 6 43:48
Der Kuß, op. 128 45:20
An die ferne Geliebte, op. 98
 1. Auf dem Hügel sitz ich spähend 48:06
 2. Wo die Berge so blau 51:21
 3. Leichte Segler in den Höhen 53:31
 4. Diese Wolken in den Höhen 55:21
 5. Es kehret der Maien, es blühet die Au 56:18
 6. Nimm sie hin denn, diese Lieder 59:02

encores:
Der Wachtelschlag, Wo0 129 1:04:15
Bitten, op. 48, no. 1 1:08
Ich liebe dich, WoO 123 1:10:58

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●テオ・アーダム(BSBR)、ルドルフ・ドゥンケル(P)

Theo Adam sings Strauss Lieder - Live, 1979

An all Strauss recital by bass-baritone Theo Adam with pianist Rudolf Dunckel.
From a concert given in Stuttgart, 5 December 1979.

5 December 1979, Stuttgart, Germany
Theo Adam, bass-baritone
Rudolf Dunckel, piano

I. Die Georgine, op. 10, no. 4 (von Gilm) 0:00
II. Ich trage meine Minne, op. 32, no. 1 (Henckell) 3:28
III. Traum durch die Dämmerung, op. 29, no. 1 ( Bierbaum) 5:55
IV. Allerseelen, op. 10, no. 8 (von Gilm) 8:39
V. Ach weh mir unglückhaften Mann, op. 21, no. 4 (Dahn) 11:52
VI. Herr Lenz, op. 37, no. 5 (von Bodman) 13:48
VII. Für fünfzehn Pfennige, op. 36, no. 2 (Volkslieder) 14:57
VIII. Schlechtes Wetter, op. 69, no. 9 (Heine) 17:00
IX. Bruder Liederlich, op. 41, no. 4 (von Liliencron) 19:08
X. Ich liebe dich, op. 37, no. 2 (von Liliencron) 23:22
XI. Breit' über mein Haupt, op. 19, no. 2 (von Schack) 25:36
XII. Cäcilie, op. 27, no. 2 (Hart) 27:17
XIII. Heimliche Afforderung, op. 27, no. 3 (Mackay) 30:42
XIV. Geduld, op. 10, no. 5 (von Gilm zu Rosenegg) 33:54
XV. Ach Lieb, ich muß nun scheiden, op. 21, no. 3 (Dahn) 37:47
XVI. Mein Herz ist stumm, op. 19, no. 6 (von Schack) 39:33
XVII. Ruhe meine Seele!, op. 27, no. 1 (Henckell) 42:30
XVIII. Morgen!, op. 27, no. 4 (Mackay) 46:53
XIX. O süßer Mai!, op. 32, no. 4 (Henckell) 49:58
XX. Wie sollten wir geheim sie halten, op. 19, no. 4 (von Schack) 51:38
XXI. Zueignung, op. 10, no. 1 (von Gilm zu Rosenegg) 53:42
Encores:
XXII. Nichts, op. 10, no. 2 (von Gilm zu Rosenegg) 56:58
XXIII. Nachtgang, op. 29, no. 3 (Bierbaum) 59:34
XXIV. Du meines Herzens Krönelein, op. 21, no. 2 (Dahn) 1:03:57

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F=ディースカウ&ヴェルバ(Fischer-Dieskau & Werba)のヴォルフ映像!(1958年6月16日ブリュッセル)

DFD Wolf Bruxelles 1959(←1958年が正しいと思われます)

名バリトンのディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)の若かりし頃の映像を見つけました!
ソプラノのイルムガルト・ゼーフリート(Irmgard Seefried)とピアニストのエリク・ヴェルバ(Erik Werba)との共演でヴォルフ(Hugo Wolf)の「イタリア歌曲集(Italienisches Liederbuch)」演奏会からの映像のようです。
F=ディースカウとヴェルバが演奏しているのは「この世界の生みの親に祝福あれ(Gesegnet sei, durch den die Welt entstund)」です。

こちらの動画をアップして下さった方のコメントでは16.06.1959と書かれてあるのですが、
F=ディースカウの演奏記録をまとめたMonika Wolf氏のサイトを見ると、1958年が正しいようです。

いずれにしても、この演奏が客席の雰囲気も含めて映像で見られるのは貴重で、リートファンにとっては宝物を見つけた気分です!

33歳の最も声が美しく、脂ののっていた頃のF=ディースカウの歌唱が楽しめます!

短いですが、ぜひご覧ください。

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イェルク・デームス(Jörg Demus)を偲んで:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウとの1980年アムステルダム・シューベルト・リサイタル

オランダのインターネットラジオ局Radio4が、イェルク・デームスを偲んだ記事を書いています。
 こちら

 Google翻訳による和訳はこちら

彼の追悼記事には、殆ど歌手の伴奏者としてのキャリアが記されています。
それほど彼を語るうえで歌曲ピアニストとしての側面が大きかったのだと思います。
この記事の後半でF=ディースカウとの1980年アムステルダム・ライヴ録音が聞けるようになっています。
オール・シューベルトで、いずれもF=ディースカウお得意の選曲です。

ちなみにこの録音は、2014年にネットに期間限定で掲載された時に私も記事にしていました。
 こちら

この機会に、伴奏者としてのデームスをあらためて味わってみたいと思います。

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ライヴ録音:1980年12月9日, Concertgebouw Grote Zaal Amsterdam(アムステルダム・コンセルトヘバウ大ホール)

Dietrich Fischer-Dieskau(ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ) (bariton)
Jörg Demus(イェルク・デームス) (piano)

1.Prometheus(プロメテウス) D.674
2.Meeresstille(海の静けさ) D.216
3.An die Leier(竪琴に寄せて) D.737
4.Memnon(メムノン) D.541
5.Freiwilliges Versinken(自ら沈み行く) D.700
6.Der Tod und das Mädchen(死と乙女) D.531
7.Gruppe aus dem Tartarus(タルタロスの群れ) D.583
8.Nachtstück(夜曲) D.672
9.Totengräbers Heimweh(墓掘人の郷愁) D.842

10.Der Wanderer an den Mond(さすらい人が月に寄せて) D.870
11.Abendstern(夕星) D.806
12.Selige Welt(幸福の世界) D.743
13.Auf der Donau(ドナウ川の上で) D.553
14.Über Wildemann(ヴィルデマンの丘を越えて) D.884
15.Wanderers Nachtlied(さすらい人の夜の歌Ⅱ) D.768
16.Des Fischers Liebesglück(漁師の恋の幸福) D.933
17.An die Laute(リュートに寄せて) D.905
18.Der Musensohn(ムーサの息子) D.764

19.Nachtviolen(はなだいこん) D.752
20.Geheimes(秘めごと) D.719
21.An Sylvia(シルヴィアに) D.891
22.Abschied(別れ) D.957 nr.7

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D.フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)&カローラ・タイル(Karola Theill)/R.シュトラウス「商人の鑑」より3曲(1990年、ベルリン)

往年の名バリトン、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)は、生涯に150人以上ものピアニストと共演したといいます。
その共演者リストを作成しようと調べていたのですが、1990年3月18日、ベルリンのフィルハーモニー(Philharmonie, Berlin)で、フィッシャー=ディースカウがR.シュトラウスの「商人の鑑(Krämerspiegel op. 66)」を歌ったという記録があります。
その時の共演ピアニストがカローラ・タイル(Karola Theill)という女性です。
このピアニストと共演していたことはおろか、カローラ・タイルというピアニストについて全く知らなかったので、演奏活動晩年のF=ディースカウが新たなピアニストと共演していたという事実に驚かされました。

幸いなことに、この時のライヴと思われる3曲がカローラ・タイルのWebサイトで聞けます。
 こちら

上記のサイトの一番下にあります。
聞きたい曲の行をクリックすると再生されます。
聞き終わったら右上の×印をクリックすると再生プレーヤーが消え、別の曲をあらたに聞くことが出来ます。

Richard Strauss: Krämerspiegel(「商人の鑑」), Op. 66より3曲

Nr. 6: O lieber Künstler sei ermahnt(おおいとしい芸術家よ、戒めを聞くように)
Nr. 7: Unser Feind ist, großer Gott, wie der Brite so der Schott(我々の敵は、偉大なる神よ、あのイギリス人同様、あのスコットランド人(ショット)である)
Nr. 10: Die Künstler sind die Schöpfer(芸術家は創造者である)

第7曲と第10曲は全曲聴けるのですが、第6曲のみピアノ間奏の後で切れてしまっています。
おそらく意図的なものではなく、うっかり終わったと思って演奏音源を切ってしまったのではないかと推測されます。

彼女はぱっと見たところ、F=ディースカウより随分年の離れた若いピアニストのようです。
きっとこれから活躍をして、名前を知られるようになるのでしょう。
この演奏を聴く限りでは清潔感がありつつ、雄弁さと細やかさを併せもっているように感じられました。

年齢を重ねたF=ディースカウが、ハルトムート・ヘルやカローラ・タイルのような年齢の離れたピアニストと共演することで、演奏に若さを吹き込もうとしたのではないかと思います。

よろしければ、上記の3曲を聞いてみて下さい。

【参考のWebサイト】
http://www.mwolf.de/kalendarium/1990.htm

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アーメリング、F=ディースカウ、ムーアらの写真!

たまたま画像検索していて見つけたのですが、エリー・アーメリング、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、ジェラルド・ムーアの3人が1枚に収まっているという超レアな写真がありました!
この3人だけでなく、ピアニストのスティーヴン・コヴァセヴィッチと、指揮者のベルナルト・ハイティンクも一緒です。
1970年の1枚ということですが、何か像を持っているので、授賞式か何かなのかもしれませんね。

 こちらの上方の写真です。クリックすると拡大します。

ちなみにこの写真の5人、すべて視線が別の方向を向いています。
意図的なのか偶然なのかは分かりませんが、ちょっと面白いです。
F=ディースカウがアーメリングを見つめる眼差しが優しげに感じられるのは気のせいでしょうか。
ちなみにアーメリング、F=ディースカウ、ムーアの3人は、この2年後にシューベルトの重唱曲の録音で共演を果たすことになります(Deutsche Grammophon)。

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フィッシャー=ディースカウの1989年来日公演より「さすらう若者の歌」第2曲、第4曲(2018.1.21.放映 NHK Eテレ クラシック音楽館)

本日、2018年1月21日(日)放映のNHK Eテレ「クラシック音楽館」(21:00-23:00)の最後の方に、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの1989年来日公演から、マーラーの「さすらう若者の歌」の第2曲、第4曲が放映されるそうです。

本編で「巨人」が放送されるので、その関連ということのようです。
懐かしいディースカウの歌唱を楽しみたいと思います。
指揮がN響とゆかりの深いサヴァリッシュなのも嬉しいですね。

情報をお寄せいただいた真子さん、本当に有難うございます!

公式サイトはこちら

1.バイオリン協奏曲 ホ短調 作品64(メンデルスゾーン)
2. 交響曲 第1番 ニ長調「巨人」(マーラー)

バイオリン:樫本大進
管弦楽:ウィーン交響楽団
指 揮:フィリップ・ジョルダン
(2017年12月1日 サントリーホールで収録)

<コンサート・プラス>
~NHK交響楽団 演奏会から~

(曲目)
「さすらう若者の歌」から第2曲、第4曲(マーラー)

バリトン:ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ
管弦楽:NHK交響楽団
指 揮:ウォルフガング・サヴァリッシュ
(1989年4月28日 サントリーホールで収録)

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