ヘイン・メーンス&トニー・エレン/ゲーテ、ヴェルレーヌ等の同じテキストに作曲した歌曲によるリサイタル(1990年)

オランダのテノール、ヘイン・メーンス(Hein Meens: 1949-2012)と、同じくオランダのピアニスト、トニー・エレン(Tonie Ehlen: 1946)によるリサイタルがアップされていて、興味深いプログラムでしたのでご紹介します。kadoguy様に感謝です!「旅人の夜の歌」は「すべての山頂に憩いあり(Über allen Gipfeln ist Ruh)」もあるかと思ったら、すべて「汝天より来りて(Der du von dem Himmel bist)」による歌曲でした。お好きな詩から聞き比べてみるのはいかがでしょうか。

・0:00- ゲーテの詩による「釣り人」:シューベルト、クルシュマン、レーヴェ
・11:15- ゲーテの『ファウスト』の詩による「のみの歌」:ベートーヴェン、ブゾーニ、ムソルクスキー
・18:17- ピエトロ・メタスタージオの詩による「別れ」:ベートーヴェン(原詩の1節に作曲)、ロッスィーニ(原詩の1,2(5-8行)節に作曲)
・24:12- テオフィル・ゴティエの詩による「嘆き」:ベルリオーズ、デュパルク(原詩の1,3,6節に作曲)
・34:16- ヴェルレーヌの詩による「ひそやかに」:フォレ、ドビュッシー、ディーペンブロック
・45:14- ヴェルレーヌの詩による「わが心に涙降る」:ドビュッシー、スミュルダース
・51:23- ゲーテの詩による「似た者同士」:ヴォルフ、ヴェーベルン
・53:32- ゲーテの詩による「旅人の夜の歌(汝天より来りて)」:ツェルター、ライヒャルト、シューベルト、リスト(1稿と3稿)、プフィッツナー、ペッピング

A Hein Meens Recital (1990)
Hein Meens (1949-2012) with pianist Tonie Ehlen

Channel名:kadoguy(オリジナルのサイトはこちらのリンク先。音が出るので注意!)

録音: 1990年4月22日, Maastricht Academy of Music

ヘイン・メーンス (テノール)
トニー・エレン (ピアノ)

I. フランツ・シューベルト(1797-1828): 釣り人, D. 225 0:00
II. カール・クルシュマン(1805-1841): 釣り人, op. 4, no. 3 2:53
III. カール・レーヴェ(1796-1869): 釣り人, op. 43, no. 1 6:43

IV. ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770-1827): ゲーテの『ファウスト』から, op. 75, no. 3 11:15
V. フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924): ゲーテの『ファウスト』からメフィストフェレスの歌 (1964) 13:26
VI. モデスト・ムソルクスキー(1839-1881): のみの歌 (1879, ドイツ語歌唱) 14:58

VII. ベートーヴェン: 別れ, WoO. 124 18:17
VIII. ジョアッキーノ・ロッスィーニ(1792-1868): 別れ 19:43

IX. エクトル・ベルリオーズ(1803-1869): 墓地で, op. 7, no. 5(『夏の夜』より) 24:12
X. アンリ・デュパルク(1848-1933): 嘆き (1883) 30:51

XI. ガブリエル・フォレ(1845-1924): ひそやかに, op. 58, no. 2 34:16
XII. クロード・ドビュッシー(1862-1918): ひそやかに (『艶なる宴 I』より) 37:38
XIII. アルフォンス・ディーペンブロック(1862-1921): ひそやかに (1909) 40:36

XIV. ドビュッシー: わが心に涙降る (『忘れられた小唄』より) 45:14
XV. カール・スミュルダース(1863-1934): わが心に涙降る (1896) 48:18

XVI. フーゴー・ヴォルフ(1860-1903): 似た者同士 (1888) 51:23
XVII. アントン・ヴェーベルン(1883-1945): 似た者同士, op. 12, no. 4 52:27

XVIII. カール・ツェルター(1758-1832): 旅人の夜の歌 (1807) "Der du von dem Himmel bist" 53:32
XIX. ヨーハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814): 旅人の夜の歌 (1794) "Der du von dem Himmel bist" 55:06
XX. シューベルト: 旅人の夜の歌, D. 224 "Der du von dem Himmel bist" 56:23
XXI. フランツ・リスト(1811-1886): 汝天より来りて, S. 279/1 57:24
XXII. リスト: 汝天より来りて, S. 279/3 1:01:21
XXIII. ハンス・プフィッツナー(1869-1949): 旅人の夜の歌 II, op. 40, no. 5 "Der du von dem Himmel bist" 1:04:35
XXIV. エルンスト・ペッピング(1901-1981): 旅人の夜の歌 (『家庭の慰みの書』 no. 33) "Der du von dem Himmel bist" 1:07:34

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Here is a recital from 1990 by the Dutch tenor Hein Meens (1949-2012) with pianist Tonie Ehlen.

Recording: April 22, 1990, Maastricht Academy of Music

Hein Meens, tenor
Tonie Ehlen, piano

I. Franz Schubert: Der Fischer, D. 225 0:00
II. Karl Curschmann: Der Fischer, op. 4, no. 3 2:53
III. Carl Loewe: Der Fischer, op. 43, no. 1 6:43

IV. Ludwig van Beethoven: Aus Goethe's "Faust", op. 75, no. 3 11:15
V. Ferruccio Busoni: Lied des Mephistopheles aus Goethes "Faust" (1964) 13:26
VI. Modest Mussorgsky: Song of the Flea (1879, sung in German) 14:58

VII. Beethoven: La partenza, WoO. 124 18:17
VIII. Gioacchino Rossini: La partenza 19:43

IX. Hector Berlioz: Au cimetière, op. 7, no. 5 24:12
X. Henri Duparc: Lamento (1883) 30:51

XI. Gabriel Fauré: En sourdine, op. 58, no. 2 34:16
XII. Claude Debussy: En sourdine (Fêtes Galantes I) 37:38
XIII. Alphons Diepenbrock: En sourdine (1909) 40:36

XIV. Debussy: Il pleure dans mon cœur (Ariettes oubliées) 45:14
XV. Carl Smulders: Il pleure dans mon cœur (1896) 48:18

XVI. Hugo Wolf: Gleich und gleich (1888) 51:23
XVII. Anton Webern: Gleich und gleich, op. 12, no. 4 52:27

XVIII. Karl Zelter: Wandrers Nachtlied (1807) "Der du von dem Himmel bist" 53:32
XIX. Johann Friedrich Reichardt: Wandrers Nachtlied (1794) "Der du von dem Himmel bist" 55:06
XX. Franz Schubert: Wandrers Nachtlied, D. 224 "Der du von dem Himmel bist" 56:23
XXI. Franz Liszt: Der du von dem Himmel bist, S. 279/1 57:24
XXII. Liszt: Der du von dem Himmel bist, S. 279/3 1:01:21
XXIII. Hans Pfitzner: Wanderers Nachtlied II, op. 40, no. 5 "Der du von dem Himmel bist" 1:04:35
XXIV. Ernst Pepping: Wandrers Nachtlied (Haus- und Trostbuch, no. 33) "Der du von dem Himmel bist" 1:07:34

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(参考)

Hein Meens (Wikipedia: オランダ語)

Tonie Ehlen (Wikipedia: オランダ語)

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エリーザベト・シュヴァルツコプフ&ヘルマン・ロイター/ヴォルフ:ミニョン「あの国を御存知ですか」映像(+インタビュー)

●Elisabeth Schwarzkopf: Meine Lieblingsrolle | Kennst du das Land, wo die Zitronen blühn ... ?

Channel名:Johann Auens Weltanschauung(オリジナルのリンク先はこちら。音が出ますので注意!)
Bayerischer Rundfunk, 1959
im Gespräch mit Walter Panofsky

シュヴァルツコプフがバイエルンの放送局で収録したインタビューと演奏の映像がありました。ピアニストは作曲家でもあるヘルマン・ロイターです。このコンビはライヴ録音はあったものの映像で共演を見ることがこれまでなかったので興味深かったです。往年のバリトン、中山悌一氏は、かつて実演で聞いたディースカウのリサイタルで共演した時のロイターを褒めていました。この映像では自分で譜めくりもしている為、いくつかの音を飛ばしているのは残念ですが、演奏はさすがでした。シュヴァルツコプフの歌うヴォルフはやはり聴きごたえありますね。前半のインタビューでは、彼女のお気に入りのオペラの役柄としてマルシャリンとフィオルディリージを挙げていました。

11:25-
Elisabeth Schwarzkopf, soprano
Hermann Reutther, piano

Hugo Wolf: Mignon "Kennst du das Land"

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ゲルハルト・ヒュッシュ&ピエール・パラ/シューマン「ケルナー歌曲集」Op.35

今年が没後40年にあたるゲルハルト・ヒュッシュ(1901-1984)は20世紀前半、ドイツ歌曲演奏が耽美的で自在な響きにあふれていた頃、作品への厳格な姿勢による演奏スタイルでドイツ本国のみならず、日本の音楽ファンから崇められていたバリトン歌手です。ヒュッシュなくして、F=ディースカウのスタイルはなかったのではと思うほど、これまでの演奏家と異なる歌唱は当時の人たちにも新鮮に感じられたことは想像がつきます。

そんなヒュッシュですが、残された歌曲録音のレパートリーは当時の情勢もおそらく関係しているのでしょうがあまり多くなく、キルピネンやプフィッツナー、パウル・グレーナーを除くと比較的王道な作品の録音のみが残されたように感じます。

そんな中、おそらく放送録音でしょうが、シューマンのケルナー歌曲集Op.35全曲の音源がアップされていました。私の記憶ではヒュッシュはこの歌曲集を録音していなかったのではないでしょうか。ピエール・パラというピアニストも私ははじめて聞く名前です。
これは貴重な音源だと思います。アップしてくださった方に感謝です!
少し聞いてみましたが、ヒュッシュらしい清潔な響きで明晰なディクションも美しく、それぞれの歌曲の魅力が素晴らしく引き出されていたように感じました。これからじっくり聞いてみます。

●Gerhard Hüsch sings Kerner Lieder, op. 35 (1958)

チャンネル名:kadoguy(オリジナルのサイトはこちらのリンク先です。音が出ますので注意!)

1958年3月9日放送

ゲルハルト・ヒュッシュ(BR)
ピエール・パラ(P)

シューマン/『ケルナー歌曲集』Op.35

I. 嵐の夜の喜び 0:00
II. 死ぬのだ、愛も喜びも 1:32
III. 旅の歌 6:44
IV. 新緑 9:52
V. 森林地帯への憧れ 11:54
VI. 亡き友の盃に寄せて 13:53
VII. 旅 17:54
VIII. ひそかな愛 19:22
IX. 問い 22:06
X. ひそかな涙 23:20
XI. 誰があなたを傷つけたのか 26:11
XII. 昔の響き 28:30

Gerhard Hüsch, baritone
Pierre Palla, piano

broadcast: March 9, 1958

Schumann: Kerner Lieder, Op. 35
I. "Lust der Sturmnacht" 0:00
II. "Stirb’, Lieb’ und Freud’" 1:32
III. "Wanderlied" 6:44
IV. "Erstes Grün" 9:52
V. "Sehnsucht nach der Waldgegend" 11:54
VI. "Auf das Trinkglas eines verstorbenen Freundes" 13:53
VII. "Wanderung" 17:54
VIII. "Stille Liebe" 19:22
IX. "Frage" 22:06
X. "Stille Tränen" 23:20
XI. "Wer machte dich so krank?" 26:11
XII. "Alte Laute" 28:30

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エリー・アーメリング&フェーリックス・ドゥ・ノーベル/ヴォルフ作曲3つの歌曲

エリー・アーメリング(Elly Ameling)は1960年代にオランダを代表するピアニスト、指揮者のフェーリクス・ドゥ・ノーベル(Felix de Nobel)とコンサートや放送録音などで頻繁に共演していました。ノーベルは若く才能のある彼女の演奏を記録しておこうと思ったのかもしれません。アーメリングとノーベルは26歳差があり、この年齢差はF=ディースカウとムーアの年齢差、あるいはプライとアドルフ・シュタウホ(プライは若かりし頃ベルリンでのシュタウホ教授のリート発展史の講義で演奏する歌手として採用されて、毎週数曲暗譜で新曲を歌ったそうです)の年齢差と同じです。
歌曲のピアニストは一世代若い優れた歌手と共演することで、自身のこれまでの経験を伝えていこうとしているのかもしれません。

今回、ヴォルフの宗教的なテーマによる歌曲3曲の放送録音がアップされていたので、ご紹介します。

Elly Ameling sings Wolf lieder (1964)

Channel名:kadoguy (オリジナルの動画サイトはこちらのリンク先です:音が出ますので注意!)

放送日:1964年12月17日

エリー・アーメリング(soprano)
フェーリクス・ドゥ・ノーベル(piano)

フーゴー・ヴォルフ
I. ああ、この子の瞳は(『スペイン歌曲集』より) 0:00
II. 棕櫚の周りを漂う者たち(『スペイン歌曲集』より) 1:50
III. 眠れる幼子イエス(『メーリケ歌曲集』より) 4:58

broadcast: 17 December 1964

Elly Ameling, soprano
Felix de Nobel, piano

Hugo Wolf
I. "Ach, des Knaben Augen" 0:00
II. "Die ihr schwebet" 1:50
III. "Schlafendes Jesuskind" 4:58

1964年12月に放送された音源なので、クリスマスシーズンに合わせての放送だったのでしょう。アーメリング31歳頃の録音と思われます。イエスの瞳を聖母マリアが称える1曲目、イエスが眠っているので棕櫚のざわめきを天使に止めてほしいと訴える2曲目、イエスが「苦しみの木」の上で眠っている絵を見て、この先の光景がいかに移り変わっていくことかという3曲目、いずれも若かりしアーメリングの純粋無垢な歌唱がこのうえなく美しく、その美しさゆえに未来に起こることを知らずに眠っているイエスの宿命が切なく感じられます。
アーメリングが歌手としてのキャリアの一番最後(1991年9月)にスタジオで録音したCDがHyperionレーベルへのヴォルフの『スペイン歌曲集』『メーリケ歌曲集』の抜粋による1枚で、そこでは今回の動画の最初の2曲も歌われています。キャリアの最初と最後でどう歌が変わっているかを聞き比べるのもまた興味深いと思います(HyperionのCDは今のところいくつかの例外を除いて動画サイトにはアップされないので、こちらのリンク先のトラック1と8の音符マークをクリックすると一部だけですが試聴できます)。

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江崎皓介ピアノリサイタル「ラフマニノフ生誕150周年プログラム」(2023年5月28日 大泉学園ゆめりあホール)

江崎皓介ピアノリサイタル「ラフマニノフ生誕150周年プログラム」
Koosuke Ezaki Piano Recital

2023年5月28日(日)14:30 大泉学園ゆめりあホール (自由席)

ラフマニノフ
S.Rakhmaninov

幻想的小品集 前奏曲 "鐘" Op.3-2 嬰ハ短調

東洋のスケッチ 変ロ長調

楽興の時 Op.16

~休憩~

リラの花 Op.21-5 変イ長調

ひなぎく Op.38-3 ヘ長調

断片 変イ長調

ピアノ・ソナタ第2番Op.36 変ロ短調 (1913年版)

●アンコール

ショパン:ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」Op.27-2~第2楽章Allegretto

ショパン:ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1「小犬のワルツ」

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毎年恒例の江崎皓介氏のピアノリサイタルを聞いてきました。
今回の場所は大泉学園ゆめりあホールで、調べたところ以前にこのホールに来たのは11年前でした。
これまで聞かせていただいた江崎氏のコンサートはサロン風の場所が多く、シューボックスタイプの本格的な音楽ホールで聴くのははじめてかもしれません。
とてもきれいな響きのホールで、江崎氏の演奏を堪能してきました。

今年がラフマニノフの生誕150周年にあたるということで、オールラフマニノフプログラムでした。
前半は「楽興の時」、後半はピアノ・ソナタ第2番のオリジナルバージョンをメインに置き、その前にいくつかの魅力的な小品が演奏されました。
冒頭の前奏曲「鐘」は特によく知られている作品ですが、江崎氏の演奏は最初から説得力に富んだものでした。江崎氏はおおげさな素振りやこれみよがしなパフォーマンスには決して走ることがなく、演奏そのもので聞き手の心をつかむピアニストです。音への誠実で繊細なアプローチが感じられた素敵な時間でした。

「楽興の時」というタイトルはおそらくシューベルトの同名のタイトルにあやかっているのでしょうが、曲数こそシューベルトと同じ6曲構成ながら、音楽の性格は当然全く異なります。シューベルトの前期ロマン派の素朴な美しさに比べると、ラフマニノフの方はもっと濃厚で甘美でロシアの底深い哀愁も帯びています。それらを1曲1曲江崎氏の優れた演奏で味わっていると、ラフマニノフの作品はロシアの大地で育った者ならではと実感しました。

休憩後、最初の2曲はラフマニノフ自身の歌曲のピアノ独奏用編曲です。とりわけ「リラの花」は彼の歌曲の中でも比較的よく歌われると思います。シューベルトの歌曲なども編曲している彼が、自作の歌曲も編曲しているのは、その出来ばえに自信があったのでしょうし、おそらくピアノファンにも知ってもらいたいという気持ちの表れなのではないかと思いました。江崎氏自身の解釈も配布されたプログラムノートに記載されていて興味深かったです。

詩の内容は下記サイト(「詩と音楽」)で藤井宏行さんが公開されています。
リラの花
ひなぎく

「リラの花」は劇的なパッセージも盛り込んで華やかさも加えていますが、「ひなぎく」は原曲に忠実な印象を受けました。
どちらも花に寄せて詩人の気持ちを吐露するという慎ましやかな作品です。この日演奏された「東洋のスケッチ」や「断片」なども含めた小品の簡潔な美しさは、彼のコンチェルトなどの華やかさとはまた異なる魅力があると思います。

最後に演奏されたピアノソナタ第2番は最初に発表された版によって演奏されました。ラフマニノフ自身が演奏した当時評判が芳しくなかったとのことで、14年後の1931年に改訂版を発表するのですが、ホロヴィッツは作曲家公認のもと、両者を融合させた別バージョンで演奏していたそうです。

江崎氏はドラマティックなパッセージから繊細な響きまで自由自在になんの違和感もなく見事に聞かせてくれました。きっと演奏者には相当のスタミナが求められるのではないでしょうか。1913年版のどこが当時不評だったのか私には分かりませんが、当時の聴衆と現代の我々の音楽環境の違いは作品の受容になんらかの影響を及ぼしていたのかもしれません。第2楽章の途中に極めて美しい惹きつけられる部分があり、そこはラフマニノフならではと感じました。

アンコールで弾かれたショパンの2つのワルツは以前のコンサートでも聞かせていただいたことがありますが、特に第7番のフレーズの変化に富んだ浮き立たせ方は出色でした。ある時は主旋律を、別の個所では弱拍のバスを強調し、メランコリックな著名作品にまだまだ新しい魅力がひそんでいることをまざまざと感じました。
「月光」の2楽章を単独でアンコールで聞いたのは今回が初めての体験でしたが、強調するリズムの右手と左手のずれという意味でショパンのワルツ第7番と共通するものを感じました(こちらはベートーヴェン自身の指示によるものですが)。

これだけ見事な演奏をホールの美しい響きで味わえるというのはなんとも贅沢な時間でした。
アニバーサリーの作曲家に対する深いリスペクトが感じられる江崎氏の姿勢と、作品の奥底に迫ろうという気持ちの詰まった充実した演奏は素晴らしかったです。コンサートに向けてどれだけの準備をされてきたのかを思うと頭が下がります。
さらに多くの人に聞いていただきたいピアニストです。

ちらしはこちら

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エリー・アーメリング、パーセル&フランク・マルタンを歌う(1965年11月26日, De Kleine Zaal om de Hoek)

De Kleine Zaal om de Hoek(角の小ホール)というホールのWebサイトに、エリー・アーメリング32歳の頃のライヴ音源が掲載されていました。
ピアノはスイスの作曲家フランク・マルタン(アーメリングより43歳年長)で、マルタン自身の歌曲集『3つのクリスマスの歌』と、パーセルの歌劇『ダイドーとエネアス』から有名なアリア「ダイドーの嘆き」が聞けます。どちらもスタジオ録音が残されているいるレパートリーですが、パーセルの方はPHILIPS盤の録音がクルト・マズア指揮ゲヴァントハウス管弦楽団の伴奏だったので、ここでのピアノとの共演は貴重です。
アーメリングの若くみずみずしい歌声は、パーセルの苦悩の表現よりは一途に思いを吐露している感じで魅力的でした。そして、スタジオ録音でも同じ組み合わせで聞ける『3つのクリスマスの歌』はフルートの助奏の響きも相まって聖書のキリスト生誕の様子が美しく描かれていました。

上記のサイトでも"BELUISTER FRAGMENT"というボタンをクリックするとYouTubeが立ち上がり聴くことが出来ますが、こちらにも掲載させていただきます。

録音:1965年11月26日, De Kleine Zaal om de Hoek

エリー・アーメリング(S)
フランク・マルタン(P)
ピテル・オデ(FL:『3つのクリスマスの歌』)

ヘンリー・パーセル:歌劇『ダイドーとエネアス』より~「あなたの手を貸しておくれ、ベリンダよ~私が地中に寝かされるとき」

フランク・マルタン:歌曲集『3つのクリスマスの歌』(藤井宏行氏の対訳はこちら)
1. 贈り物
2. クリスマスの絵姿
3. 羊飼いたち

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Recorded: 26 november 1965, De Kleine Zaal om de Hoek

Elly Ameling, sopraan
Frank Martin, piano
Pieter Odé, fluit (Martin: "Trois chants de Noël")

Henry Purcell (1659 – 1695)
From "Dido and Aeneas":
Thy hand, Belinda, darkness shades me - When I am laid in earth

Frank Martin (1890–1974)
"Trois chants de Noël":
1. Les Cadeaux
2. Image de Noël
3. Les Bergers
(tekst: A.Ruthardt, 1947)

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Dido's Lament, Z. 626, from the opera Dido and Aeneas, no. 37
 ダイドーの嘆き(歌劇「ダイドーとエネアス(ディドとアエネアース)」より)

Thy hand, Belinda, darkness shades me;
On thy bosom let me rest.
More I would, but death invades me:
Death is now a welcome guest.
 あなたの手を貸しておくれ、ベリンダよ、暗闇が私を隠しています。
 あなたの胸の上で私を休ませておくれ。
 もっと生きていたかった、だが死が私を侵蝕しています。
 死は今や歓迎すべき客なのです。

When I am laid in earth,
May my wrongs create
No trouble in thy breast.
Remember me, but ah! forget my fate.
 私が地中に寝かされるとき、
 私の過ちが
 あなたの胸に苦しみをうみ出さないことを願います。
 私のことを覚えていておくれ、だが、ああ!わが運命は忘れておくれ。

詩:Nahum Tate (1652-1715)
曲:Henry Purcell (1658/9-1695)

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エリー・アーメリング/ブラームス歌曲集&シューマン『リーダークライス Op. 39』(公式チャンネル)

エリー・アーメリング(Elly Ameling)の公式YouTubeチャンネルで以前ブラームスの歌曲50曲をまとめた動画がアップされていたことがあり、2時間20分もの大作でしたが、いつのまにか削除されていてどうしたのだろうと思っていました。
先ほど久しぶりに公式チャンネルからアップされたのは、このブラームス歌曲集を12の動画に分散させたもので、ほぼ作品番号順にまとめられているので、同じ作品集としてどんな曲が一緒に出版されたのかという観点からも楽しめると思います。
今回はそれぞれの動画が10分前後なので、気楽に再生しやすくなっています。
アーメリングはブラームスも最高なので、ぜひ聞いてみてください。
渋いだけでない、美声によって歌われた時に感じられる新たな魅力があると思うので、ぜひ楽しんでください。
ちなみにピアニストの名前の後に追記されている年は必ずしも録音年とは限らないようで、発売された時にジャケット等に記載されている商品製作年・著作権取得年の可能性もあります。例えばノーマン・シェトラーの場合は1973年と記載されていますが、1968年録音のLPと同一音源ではないかと思われます。

エリー・アーメリング(Elly Ameling)(S)

ノーマン・シェトラー(Norman Shetler)(P)
・Harmonia Mundiの音源と同じならば録音は29-30 June 1968, Viersen

ドルトン・ボールドウィン(Dalton Baldwin)(P)
・Philipsの音源と同じならば録音は22-27 January 1977, Concertgebouw, Amsterdam

・「あの下の谷には(Da unten im Tale, WoO 33/6)」:EMIの音源と同じならば録音は6-11 September 1972, Gemeindehaus Studio, Zehlendorf, Berlin

ルドルフ・ヤンセン(Rudolf Jansen)(P)
・"80 jaar"の音源と同じならば録音はほとんど14 January. 1983, Concertgebouw Amsterdam
ただし、「便り(Botschaft, Op. 47/1)」は"80 jaar"での録音表示は3 October 1978, Concertgebouw Amsterdam

・「砂の精(Sandmännchen, WoO 31/4)」:Philipsのオムニバス盤の録音と同じならば録音は22-25 February 1988, La Chaux-de-Fonds, Switzerland

・Hyperionの音源と同じならば録音は14-18 August 1990, Rosslyn Hill Unitarian Chapel, Hampstead, London

ジョージ・センデ(George Szende)(VLA)&ドルトン・ボールドウィン(Dalton Baldwin)(P)
宗教的な子守歌(Geistliches Wiegenlied, Op. 91/2):EMIのクリスマスソング集のLPと同じならばP1977と表示されているので、1976年前後の録音と推定される


●ブラームス:愛の誠Op. 3/1、スペインの歌Op. 6/1、春Op. 6/2、悲しむ娘Op. 7/5
Elly Ameling - Brahms op. 3/1, 6/1, 6/2, 7/5

00:00:00 O versenk’ dein Leid (op 3/1 Liebestreu) ¹
00:02:52 In dem Schatten meiner Locken (op 6/1 Spanisches Lied) ²
00:05:12 Es lockt und säusselt (op 6/2 Der Frühling) ²
00:07:52 Mei Mueter mag mi net (op 7/5 Die Trauernde) ²
Elly Ameling
Rudolf Jansen (1990) ¹
Dalton Baldwin (1977) ²


●ブラームス:憩え、かわいい恋人よOp. 33/9、別れなければならないのかOp. 33/12、永遠の愛についてOp. 43/1、五月の夜Op. 43/2
Elly Ameling - Brahms op. 33/9, 33/12, 43/1, 43/2

00:00:00 Ruhe, Süssliebchen (op 33/9 Ruhe, Süssliebchen) ¹
00:06:27 Muss es eine Trennung geben (op 33/12) ¹
00:10:03 Dunkel, wie dunkel (op 43/1 Von ewiger Liebe) ²
00:14:38 Wann der silberne Mond (op 43/2 Die Mainacht) ¹
Elly Ameling
Rudolf Jansen (1990) ¹
Dalton Baldwin (1977) ²


●ブラームス:サヨナキドリに寄せてOp. 46/4、使いOp. 47/1、日曜日の朝にOp. 49/1、子守歌Op. 49/4
Elly Ameling - Brahms op. 46/4, 47/1, 49/1, 49/4

00:00:00 Geuss’ nicht so laut (op 46/4 An die Nachtigall) ¹
00:02:52 Wehe, Lüftchen, lind und lieblich (op 47/1 Botschaft) ²
00:05:28 Am Sonntag Morgen, zierlich angetan (op 49/1) ³
00:06:50 Guten Abend, gut’ Nacht (op 49/4 Wiegenlied) ⁴
Elly Ameling
Rudolf Jansen (1990) ¹
Rudolf Jansen (1983) ²
Norman Shetler (1973) ³
Dalton Baldwin (1977) ⁴


●ブラームス:森に囲まれた丘からOp. 57/1、あなたがほんのわずかでも微笑めばOp. 57/2、私は夢を見たOp. 57/3、ああ、この視線をそらしてOp. 57/4、そよがぬなまぬるい空気Op. 57/8、雨の間にOp. 58/2
Elly Ameling - Brahms op. 57/1, 2, 3, 4, 8, op. 58/2

00:00:00 Von waldbekränzter Höhe (op 57/1) ¹
00:02:23 Wenn du nur zuweilen lächelst (op 57/2) ²
00:04:09 Es träumte mir, ich sei dir teuer (op 57/3) ²
00:07:41 Ach, wende diesen Blick (op 57/4) ²
00:09:32 Unbewegte laue Luft (op 57/8) ²
00:13:23 Voller, dichter tropft ums Dach da (op 58/2 Während des Regens) ³
Elly Ameling
Dalton Baldwin (1977) ¹
Rudolf Jansen (1983) ²
Norman Shetler (1973) ³


●ブラームス:黄昏は上方から降り来てOp. 59/1、湖上にてOp. 59/2、アグネスOp. 59/5、わが傷ついた心Op. 59/7、あなたの青い瞳Op. 59/8
Elly Ameling - Brahms op. 59 (1, 2, 5, 7, 8)

00:00:00 Dämmrung senkte sich von oben (op 59/1) ²
00:04:05 Blauer Himmel (op 59/2 Auf dem See) ²
00:07:03 Rosenzeit, wie schnell vorbei (op 59/5 Agnes) ³
00:10:17 Mein wundes Herz verlangt nach milder ruh (op 59/7) ²
00:12:03 Dein blaues Auge (op 59/8) ¹
Rudolf Jansen (1983) ¹
Rudolf Jansen (1990) ²
Dalton Baldwin (1977) ³


●ブラームス:わが愛は緑Op. 63/5、おお戻り道が分かるならOp. 63/8、秘密Op.71/3 、おお涼しい森よOp. 72/3
Elly Ameling - Brahms op. 63/5, 8, op. 71/3, op.72/3

00:00:00 Meine Liebe ist grün (op 63/5) ²
00:01:33 O wüsst ich doch den Weg zurück (op 63/8) ¹
00:05:31 Geheimnis (op 71/3) ²
00:07:31 O kühler Wald (op 72/3) ²
Elly Ameling
Rudolf Jansen (1983) ¹
Rudolf Jansen (1990) ²


●ブラームス:いちご畑でOp. 84/3、甲斐なきセレナードOp. 84/4、テレーゼOp. 86/1、野の孤独Op. 86/2、夢遊病者Op. 86/3
Elly Ameling - Brahms op. 84/3, 4, op. 86/1, 2, 3

00:00:00 Singe Mädchen, hell und klar (op 84/3 In den Beeren) ¹
00:01:32 Guten Abend, mein Schatz (op 84/4 Vergebliches Ständchen) ²
00:03:33 Du milchjunger Knabe (op 86/1 Therese) ³
00:05:25 Ich ruhe still, im hohen grünen Gras (op 86/2 Feldeinsamkeit) ³
00:09:37 Störe nicht den leisen Schlummer (op 86/3 Nachtwandler) ³
Elly Ameling
Dalton Baldwin (1977) ¹
Rudolf Jansen (1983) ²
Rudolf Jansen (1990) ³


●ブラームス:宗教的な子守歌Op. 91/2
Elly Ameling - Brahms op. 91/2

00:00:00 Die ihr schwebet um diese Palmen (op 91/2 Geistliches Wiegenlied)
Elly Ameling
Dalton Baldwin, George Szende (1977)


●ブラームス:狩人Op. 95/4、私たちは歩き回ったOp. 96/2、サヨナキドリOp. 97/1、早くおいでOp. 97/3
Elly Ameling - Brahms op. 95/4, op. 96/2, op. 97/1, 3

00:00:00 Mein Lieb ist ein Jäger (op 95/4 Der Jäger) ¹→※ピアニストはおそらく1ではなく3が正しい
00:01:14 Wir wandelten, wir zwei zusammen (op 96/2) ²
00:05:03 O Nachtigall, dein süsser Schall (op 97/1 Nachtigall) ³
00:07:38 Warum den warten von Tag zu Tag (op 97/3 Komm bald) ²
Elly Ameling
Dalton Baldwin (1977) ¹
Rudolf Jansen (1983) ²
Rudolf Jansen (1990) ³


●ブラームス:メロディーのようにOp. 105/1、わがまどろみはますます浅くなりOp. 105/2、セレナードOp. 106/1、シナノキに霜が降りOp. 106/3、娘は語るOp. 107/3、娘の歌Op. 107/5
Elly Ameling - Brahms op. 105/1, 2, op. 106/1, 3, op. 107/3, 5

00:00:00 Wie Melodien zieht es mir (op 105/1) ²
00:02:13 Immer leiser wird mein Schlummer (op 105/2) ¹
00:06:24 Der Mond steht über dem Berge (op 106/1 Ständchen) ³
00:08:01 Es hing der Reif im Lindenbaum (op 106/3) ²
00:11:24 Schwalbe, sag’ mir an (op 107/3 Das Mädchen spricht) ³
00:12:43 Auf die Nacht in der Spinnstub’n (op 107/5 Mädchenlied) ³
Elly Ameling
Rudolf Jansen (1990) ¹
Rudolf Jansen (1983) ²
Norman Shetler (1973) ³


●ブラームス:砂の精WoO 31/4、あの下の谷にはWoO 33/6、きれいな恋人よ、裸足で来ちゃだめだよWoO 33/12
Elly Ameling - Brahms WoO, 31/4, 33/6, 33/12

00:00:00 Die Blümelein sie schlafen (WoO 31/4 Sandmännchen) ¹
00:03:51 Da unten in Tale läuft Wasser so trüb (WoO 33/6) ²
00:06:39 Feinsliebchen, du sollst mir nicht barfuß gehn (WoO 33/12)³
Elly Ameling
Rudolf Jansen (1988) ¹
Dalton Baldwin (1977) ²
Norman Shetler (1973) ³


●ブラームス:シナノキが立っているWoO 33/41、静かな夜にWoO 33/42、おおお母さん、欲しいものがあるのWoO 33/33、お姉ちゃんWoO 33/15
Elly Ameling - Brahms WoO, 33/41, 42, 33, 15

00:00:00 Es steht ein Lind in jenem Tal (WoO 33/41)
00:02:47 In stiller Nacht, zur ersten Wacht (WoO 33/42)
00:05:40 Och Modr, ich well en Ding han (WoO 33/33)
00:07:22 Schwesterlein, wann gehn wir nach Haus (WoO 33/15)
Elly Ameling
Norman Shetler (1973)

deutsch harmonia mundi: Norman Shetler(P)

Philips: The Artistry of Elly Ameling: Dalton Baldwin(P)→2023年4月にボールドウィンとのブラームス全曲を含むPhilipsレーベルのアーメリング・リサイタル盤全集がEloquenceレーベルからリリースされる予定なので、欲しい方はこちらのリンク先を買うよりもそちらの発売を待って購入するという選択肢もあります。

Omnium Audiovisueel: 80 Jaar: Rudolf Jansen(P)

Hyperion: Rudolf Jansen(P)

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(2023/2/23追記)

ブラームスの動画がアップされた後、今度はシューマンのアイヒェンドルフのテキストによる『リーダークライス(Liederkreis, Op. 39)』の録音が4曲ずつの3つの動画でアップロードされました。音源はPhilipsのイェルク・デームス(Jörg Demus)とのスタジオ録音のようですが、概要欄に記載された日付がOct 31, 1981となっています。
LPで発売された時は『子供のための歌のアルバム(Lieder-Album für die Jugend, Op. 79)』全曲とのカップリングで録音表記は1979年4月15-21日, La Chaux-de-Fonds, Switzerlandとなっていました。おそらく今回の動画はこのLPと同一音源で、1981年というのはラジオかなにかで放送された時の日付なのかもしれません。

ローベルト・シューマン:歌曲集『リーダークライス(Liederkreis, Op. 39)』(ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ:詩)
エリー・アーメリング(S)
イェルク・デームス(P)
Liederkreis op. 39 - Robert Schumann (1810-1856)
Text; Joseph von Eichendorff
Elly Ameling - Soprano
Jörg Demus - Piano

●異郷にてOp. 39/1;間奏曲Op. 39/2;森の対話Op. 39/3;静寂Op. 39/4
Elly Ameling; Liederkreis op. 39 - Schumann (part 1)

00:00 In der Fremde
02:32 Intermezzo
04:16 Waldesgespräch
06:49 Die Stille

●月の夜Op. 39/5;美しき異郷Op. 39/6;古城にてOp. 39/7;異郷にてOp. 39/8
Elly Ameling; Liederkreis op. 39 - Schumann (part 2)

00:00 Mondnacht
04:32 Schöne Fremde
06:02 Auf einer Burg
09:32 In der Fremde

●悲しみOp. 39/9;たそがれOp. 39/10;森の中でOp. 39/11;春の夜Op. 39/12
Elly Ameling; Liederkreis op. 39 - Schumann (part 3)

00:00 Wehmut
02:47 Zwielicht
06:11 Im Walde
07:42 Frühlingsnacht

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エリー・アーメリング&フェーリクス・ドゥ・ノーブル:グリーグ&メンデルスゾーン歌曲

エリー・アーメリング(Elly Ameling)は若かりし頃、リートピアニスト、合唱指揮者として名高かったオランダのフェーリクス・ドゥ・ノーブル(Felix de Nobel)と組んで多くの放送録音を残しています。その中からいくつかがアップされていましたのでご紹介したいと思います。
特にグリーグは商業録音されていない彼女にとって珍しいレパートリーだと思います。30歳頃のみずみずしい美声を堪能できますね。

●グリーグ:初めての出会い Op. 21/1(『「漁夫の娘」による4つの詩』から)
Grieg: Det første møde, op. 21 no. 1
エリー・アーメリング(S)
Elly Ameling(S)
フェーリクス・ドゥ・ノーブル(P)
Felix de Nobel(P)
1964年放送(Sandmanさん作成のDiscographyに掲載の1963年10月23日録音と同一?)

チャンネル名:kadoguy

●メンデルスゾーン:恋する女性が手紙を書くOp. 86/3
Mendelssohn: Die Liebende schreibt, op. posth. 86, no. 3
エリー・アーメリング(S)
Elly Ameling(S)
フェーリクス・ドゥ・ノーブル(P)
Felix de Nobel(P)
1964年放送(Sandmanさん作成のDiscographyに掲載の1963年10月23日録音と同一?)

チャンネル名:kadoguy

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江崎皓介ピアノリサイタル(2022年12月10日 ミューザ川崎シンフォニーホール 音楽工房 市民交流室)

江崎皓介ピアノリサイタル
フランク生誕200周年&スクリャービン生誕150周年プログラム
~ピアノで織りなす神秘劇~

2022年12月10日(土)19:00開演(18:30開場)
ミューザ川崎シンフォニーホール 音楽工房 市民交流室

江崎皓介(ピアノ)

フランク(バウアー編):前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18

フランク:前奏曲、コラールとフーガ M.21

フランク:前奏曲、アリアと終曲 M.23

~休憩(15分)~

スクリャービン:10のマズルカ Op.3

スクリャービン:ピアノソナタ第4番 Op.30

アンコール
シューマン:「子供の情景」~トロイメライ

江崎皓介氏のTwitter告知

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毎年恒例の江崎皓介氏のピアノリサイタルを聞いてきました。今回は川口ではなくミューザ川崎で、神奈川出身でありながら一度も行ったことがなかったので楽しみでした。

JR川崎駅中央改札を出て、地上に降りずにそのまま一本道で会場まで行けるのが便利でした(徒歩3分ぐらい)。会場前にはおそらく音符を模したと思われるモニュメントがいくつか設置されていました。
ミューザ川崎の建物に入り、長いエスカレーターを上ると、シンフォニーホールがありましたが、今回はそちらではなく音楽工房 市民交流室という小さなホールで、ピアノを聞くにはちょうどいいスペースでした。

ちょうどこの日はセザール・フランク(César Franck: 1822年12月10日 - 1890年11月8日)の生誕200回目の誕生日にあたり、その当日に彼の代表的な鍵盤作品3作が聴けるという贅沢な時間でした。

この日は前半がフランク、後半は今年が生誕150周年にあたるスクリャービン(Alexandre Scriàbine: 1872年1月6日 - 1915年4月27日)の作品で、アニバーサリー・イヤーの作曲家の作品を堪能できる素晴らしいプログラミングでした。

最初のフランク「前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18」はもともとオルガン独奏用に作曲され、その後フランク自身によってハルモニウムとピアノの為に編曲されましたが、今回はかなり広く弾かれているハロルド・バウアー編曲によるピアノ独奏版です。前奏曲とフーガの間のつなぎのLargoの部分にピアノ版では急速なパッセージが追加されていますが、概して原曲に忠実な編曲なのではないでしょうか。冒頭のフレーズはあまりにも印象的で、一度聞けば耳から離れない魔力のようなものがあります。個人的にはいにしえの響きのようでもあり、フィリップ・グラスの作品を予感させるようにも感じられます。

続く「前奏曲、コラールとフーガ M.21」はフランクのピアノ曲の中でも特に有名なもので、アルペッジョの美しいフレーズはとりわけ印象的です。

前半最後の「前奏曲、アリアと終曲 M.23」は親しみやすいフレーズで始まる前奏曲、息の長いメロディのアリア、それと対照的に激しく蠢く終曲からなり、規模は大きめではないでしょうか。

江崎さんはこのかなりエネルギーを要すると思われるこの3作から実に細やかなポリフォニーを描き分け、それぞれの声部が浮かんでは背後に沈み、音が生き物のように胸に迫ってきました。かなりダイナミクスの幅は大きくとられ、渾身の演奏でした。

前半だけで55分というボリュームで、休憩15分をはさんで後半はスクリャービンです。

最初に「10のマズルカ Op.3」が演奏されましたが、私は寡聞にしてスクリャービンがマズルカを作曲していることを知りませんでした。なんでもスクリャービンはショパンの影響を受けていたそうで、このOp.3は10代後半に散発的に作曲されたのだとか。確かにショパンの香り漂う作品群でした。
江崎さんは昨年ショパンのエチュード全曲を聞かせていただき、素晴らしかったのを記憶していますが、プロフィールによると第14回スクリャービン国際コンクールで第一位を取られているとのこと。スラブ系の音楽は特に十八番なのでしょう。
スクリャービンのマズルカ、ショパンに近いものがありながらも曲調はそれぞれ異なり、それぞれの曲の中でも異なる曲調が併存しており、楽しめました。江崎さんは第4曲の後で一回拍手にこたえておられました。
最終曲は後半で執拗に繰り返される変ハ音(Ces)(ロ音と同じ音)が強迫観念のように聴き手の不安を煽ります。
私の記憶では江崎さんはこの最後の変ハ音を鳴らしたまま、次のピアノソナタ第4番Op.30の冒頭の異名同音のロ音(H)につなげて演奏していました。このソナタ冒頭の模糊とした雰囲気にすんなり溶け込んでいて、とても興味深い試みだと思いました。このソナタ、まだスクリャービンが単一楽章でソナタを作る前の作品で、2楽章からなりますが、短くあっという間に終わってしまいます。両楽章の性格は全く異なり、模糊とした1楽章から霧が晴れたような2楽章へと切れ目なく続き、単一楽章ソナタへの予兆と見ることも出来るかもしれません。江崎さんは深く踏み込んだ表現で素晴らしかったです。

スクリャービン:マズルカOp.3-10の最後
Scriabin-op-310

スクリャービン:ピアノソナタ第4番Op.30の冒頭
Scriabin-sonata-op-30

この日のアンコールはシューマンの「トロイメライ」。快適なテンポで美しく歌われていました。終演は21時。かなりのボリュームでしたが、集中力がとだえることなく、二人の偉大な作曲家の魅力を存分に堪能させていただきました。

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マーク・パドモア&内田光子 デュオリサイタル(2022年11月24日 東京オペラシティ コンサートホール)

マーク・パドモア&内田光子 デュオリサイタル

2022年11月24日(木)19:00 東京オペラシティ コンサートホール

マーク・パドモア(T)
内田光子(P)

ベートーヴェン:
「希望に寄せて」(第2作)op. 94
「あきらめ」WoO 149
「星空の下の夕べの歌」WoO 150
歌曲集『遥かなる恋人に』op. 98
第1曲:丘の上に腰をおろし
第2曲:灰色の霧の中から
第3曲:天空を行く軽い帆船よ
第4曲:天空を行くあの雲も
第5曲:五月は戻り、野に花咲き
第6曲:愛する人よ、あなたのために

~休憩(20分)~

シューベルト:歌曲集『白鳥の歌』D 957/D 965a
第1曲:愛の使い
第2曲:戦士の予感
第3曲:春の憧れ
第4曲:セレナーデ
第5曲:すみか
第6曲:遠い地で
第7曲:別れ
第8曲:アトラス
第9曲:彼女の肖像
第10曲:漁師の娘
第11曲:都会
第12曲:海辺で
第13曲:影法師
第14曲:鳩の便り

(※日本語表記はプログラム冊子に従いました)

---

Mark Padmore & Mitsuko Uchida Duo Recital 2022

November 24, 2022, 7:00 pm
Tokyo Opera City, Concert Hall

Mark Padmore, tenor
Mitsuko Uchida, piano

Ludwig van Beethoven: An die Hoffnung, Op. 94
Ludwig van Beethoven: Resignation, WoO 149
Ludwig van Beethoven: Abendlied unterm gestirnten Himmel, WoO 150

Ludwig van Beethoven: "An die ferne Geliebte", Op. 98
1. Auf dem Hügel sitz ich spähend
2. Wo die Berge so blau
3. Leichte Segler in den Höhen
4. Diese Wolken in den Höhen
5. Es kehret der Maien, es blühet die Au
6. Nimm sie hin denn, diese Lieder

- Intermission (20 min.) -

Franz Schubert: "Schwanengesang", D 957/D 965a
1. Liebesbotschaft
2. Kriegers Ahnung
3. Frühlingssehnsucht
4. Ständchen
5. Aufenthalt
6. In der Ferne
7. Abschied
8. Der Atlas
9. Ihr Bild
10. Das Fischermädchen
11. Die Stadt
12. Am Meer
13. Der Doppelgänger
14. Die Taubenpost

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テノールのマーク・パドモアがベートーヴェンとシューベルトの歌曲を歌うというので初台の東京オペラシティに行ってきました。
すでに先週の土曜日には「冬の旅」を歌ったそうです。

過去にパドモアの実演を聴いたのはトッパンホール(2008,2011)と王子ホール(2014)で、2008年10月のイモジェン・クーパーとの「冬の旅」、2011年12月のティル・フェルナーとの「美しい水車屋の娘」と「白鳥の歌」他の2夜、2014年12月のポール・ルイスとの「美しい水車屋の娘」と「白鳥の歌」他の2夜と、5回も聴いていました。我ながらよく聞いたものだと思います(笑)クーパーとルイスは独奏者としても大好きなピアニストなので、彼らのピアノも目当てのうちだったのです。

トッパンホールは408席、王子ホールは315席と歌曲を聴くのにうってつけの広さで、演奏家と客席の一体感が魅力でした。今回の東京オペラシティ コンサートホールは1632席とトッパンホールの4倍、王子ホールの5倍以上です。こんな広いホールでパドモアを聴いたことがなかったので期待と不安の入り混じった気持ちで聴きに来ました。

今回の共演者はあの内田光子です!彼女のソロリサイタル(モーツァルト、シューマン、シューベルトの曲)も過去に聴いたことがあり、歌うようなとても美しい響きを奏でるピアニストなので、歌曲ではどんな感じなのか楽しみでもありました。

私の席は3階左側の後方でした。前に落下防止の手すりがあるので舞台はあまり見えません。パドモアは前方のお客さんが身を乗り出さない時に顔がかろうじて見えましたが、内田さんは位置的に演奏中は全く見えず、拍手にこたえて中央寄りに来た時にちらっと見えるぐらいでした。でもずっと顔を左に向けて聴くのもきついので、1階のお客さんのあたりに視線を落としながら耳を澄まして演奏を楽しむという感じでほとんどの時間を過ごしました。

これまで幸いなことに全盛期の実演を何度も聴くことが出来たパドモアがすでに60代だったことに驚きましたが、年齢による声の変化は生身の人間である限り避けられないのは当然でしょう。
強声の時は美しくふくよかな響きが私の席まで充分に届いてきましたが、ソットヴォーチェの時は響きがやせ気味になることがありちょっと年齢を感じました。ただ、それでも声が全く聞こえないということはなかったので、鍛錬を積んだ歌手は凄いですね。
パドモアは大きめのホールだからといって表現を大振りにするということはなく、フォルテからピアニッシモまで多様な響きでリートの繊細な世界をそのまま提示してくれていたのが心地よかったです。

冒頭のベートーヴェンの単独の3曲はいずれも内省的な趣で共通している選曲で、訴えかけるように歌うパドモアの表現が生きていました。驚くほど澄み切った響きの内田のピアノがパドモアの語るような歌唱を優しく包み、導いていました。ソリストにありがちな歌とピアノの衝突はなく、内田が磨きぬいたタッチでパドモアの声を包み込んでいました。

連作歌曲集『遥かな恋人に』は真摯なパドモアの描く人物がこの詩の主人公に重なります。内田は第6曲の前奏などこのうえなく美しく歌って奏でていました。それにしても第5曲「五月は戻り、野に花咲き」の冒頭から歌手は高いト音(G)を出さなければならず、歌手泣かせだなと思いました(パドモアはもちろん出していましたが、やはり楽ではなさそうです)。

休憩は20分とのことで、席に座っていると、15分ぐらい経った頃にステージ向い側の2階席に向けて拍手が起こり、なんと上皇后美智子様がおいでになりました。後半のプログラムを最後の拍手が終わるまでご覧になられ、楽しまれておられたようです。

後半はシューベルトの『白鳥の歌』で、通常のハスリンガー出版譜の曲順のまま14曲演奏されました。10月に聴いたプレガルティアンは曲順を入れ替えたりしていましたが、個人的にはこの通常の曲順が好きです。
これらの晩年の歌曲の底知れぬ深さと凄みをこの二人の名手の演奏からあらためて感じさせてもらえた時間でした。

パドモアは、例えば第1曲「愛の使い」の第3連"Wenn sie am Ufer,"の"Wenn"を"Wann"と歌っていたので、新シューベルト全集(Neue Gesamtausgabe)の楽譜を使用したものと思われます。
「戦士の予感」「すみか」での強靭な声の威力は健在でした。
内田は「セレナーデ」の右手のギターを模した音型を徹底してスタッカート気味に演奏して、見事な聞きものとなっていましたが、次の「すみか」でちょっと疲れが出た感もありました。もちろん概して作品の世界を見事に描いていたと思います。
後半のハイネ歌曲は切り詰めた音を用いた傑作群で、この名手たちの演奏の素晴らしさもあって、シューベルトが新しい境地に足を踏み入れた凄みが一層切実に感じられた時間でした。
「影法師」など内田は決して急激なアッチェレランドをかけたりせず、その和音の重みで徐々に緊迫感を出していて凄かったです。パドモアはほとんど語り部のような趣でこの曲の凄みを表現し尽くしていました。
このハイネ歌曲の厳しく緊迫した時間があったからこそ、最後の「鳩の便り」が生来のシューベルトらしい純粋な響きで聴き手の気持ちを解放してくれるのだと思います。この曲では両者は比較的ゆっくりめのテンポで丁寧に演奏していました。新しい境地と従来の抒情の間を自在に行き来するシューベルトの天才と、それを素晴らしく再現した二人の巨匠演奏家たちに拍手を送りたいと思います。

盛大な拍手に何度も呼び出された二人でしたがアンコールはありませんでした。でもこれだけボリュームたっぷりの充実したプログラムを聞かせてもらえれば聴き手ももうおなかいっぱいです。終演はちょうど9時頃でした。

オペラシティに来たのは随分久しぶりだなと思い、ブログの管理画面で検索してみたところ、2015年9月のオッター&ティリング&ドレイクのコンサート以来7年ぶりでした。だんだん実演から録音音源にシフトしつつあった私ですが、こうしてたまに生の音を浴びるとやはりいいものですね。

2022

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