エリー・アーメリング公式チャンネル更新:シューマン『リーダークライスOp. 39』、Hollandse helden 4,5

エリー・アーメリング(Elly Ameling)のYouTube公式チャンネルが立て続けに更新され、3本の動画がアップされています。

●Elly Ameling - Rudolf Jansen; Liederkreis op. 39 - Schumann

オリジナルのサイトはこちら
アーメリングとルドルフ・ヤンセンによるアイヒェンドルフの詩によるシューマンの歌曲集『リーダークライスOp. 39』全曲です。録音年月日はCD"80 jaar"に収録したものと同音源だとすると1980年5月2日ですが、概要欄に記載された1983年2月3日は別のコンサートと混同しておられるかもしれません(ブレスの位置やミスした音の感じ等からしてCDと同一音源のように思われます)。ルドルフ・ヤンセンのピアノパートも味わい深いです。
Elly Ameling
Rudolf Jansen - Piano
Avro Radio Feb. 3, 1983 (or May 2, 1980 ?)

●Hollandse helden deel 4

オリジナルのサイトはこちら
もともとはNPO Radio4のサイトで2023年にアーメリングの90歳を記念して公開された"Hollandse Helden"(オランダの英雄)という5回のシリーズでオランダ国内限定で聞くことが可能だったものの第4回分と同一と思われます。このたびYouTubeにアップされたことでオランダ国外でも聞くことが出来てファンとしては感無量です!(オランダ語ですが...)シューマン「献呈(Widmung)」の中にフロレスタン(外交的性格)とオイゼービウス(内面的性格)の両面が含まれていると話しているようです。他にムソルクスキーの歌曲集『子供部屋』から「すみっこで(Im Winkel)」(ドイツ語版:おばあさんに猫のいたずらの濡れ衣を着せられた男の子の泣き言)とショッソンの「リラの花咲くころ」について語っています。

●Hollandse helden deel 5

オリジナルのサイトはこちら
NPO Radio4のサイトの"Hollandse Helden"(オランダの英雄)の最終回(第5回)ではガーシュウィン「アイ・ガット・リズム」、デューク・エリントン「イン・ア・センティメンタル・ムード」、フーゴ・ヴォルフ「飽くことない愛」、R.シュトラウス「万霊節」についてです。ヴォルフでは若い頃と円熟期の録音が流れ、その違いの大きさが演奏家の進化・深化をあらわしていると思いました。アーメリングの口真似が聞けたり、とにかく茶目っ気全開の明るく元気なアーメリングです。

| | | コメント (0)

エリー・アーメリング&ルドルフ・ヤンセン/シューマン&ブラームス・リサイタル(1983年 ニューヨーク)

動画サイトでエリー・アーメリング&ルドルフ・ヤンセンによる1983年のリサイタル音源がアップされていました。いつもながらkadoguy様に感謝です。

An Elly Ameling Recital (New York, 1983)

Channel名:kadoguy(オリジナルのサイトはこちら。音が出るので注意!)

前半がシューマンの歌曲集『女の愛と生涯』と3曲の歌曲、後半がブラームスの歌曲とドイツ民謡編曲(WoO. 33)という王道のドイツ歌曲プログラムです。彼女のブラームス歌曲のライヴ音源はあまりないと思うので貴重です!
先日逝去されたルドルフ・ヤンセンがピアノを弾いています。ヤンセンの細やかな表現とアンサンブルの妙味を堪能するのにうってつけの音源だと思います。

シューマンの独立した3曲と歌曲集『女の愛と生涯』で前半のプログラムを組むのはアーメリングがよくやる選曲で、私も初めてこの二人を実演で聞いた1987年の来日公演でも下記曲目の「ことづて」が「くるみの木」になっている以外は同じでした(3曲が『女の愛と生涯』より先に演奏されましたが。この年のサントリーホールの公演でも前半は同じシューマンプログラムでNHKで映像収録されましたのでご覧になった方もいらっしゃると思います)。そして彼女の歌手として最後の来日となった1997年5月の横浜フィリアホールでも「献呈」「悲しみOp. 39-9」「くるみの木」と『女の愛と生涯』が前半のプログラムを占めたのでした。

今回の演奏もアーメリング、ヤンセンともに素晴らしかったです。ヤンセンが歌と一緒のところでいかに歌手の歌の流れに寄り添い、また歌のない箇所でいかに美しくピアノで歌っているかをぜひ聞いていただけたらと思います。

最後の「おお、お母さん、欲しいものがあるの」では聴衆も聞きながら盛り上がっていて、アーメリングもヤンセンもそれを受けて珍しくオリジナルにちょっと手を加えて最後を締めくくっていました。演奏家と聴衆が一つになった感じがいいですね。

エリー・アーメリング・リサイタル

録音:1983年5月19日, Kaufmann Concert Hall, the 92nd Street Y in New York City

エリー・アーメリング(ソプラノ)
ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)

シューマン/歌曲集『女の愛と生涯』op. 42(全8曲) 0:00

シューマン/献呈 op. 25, no. 1 24:53
シューマン/はすの花 op. 25, no. 7 27:20
シューマン/ことづて op. 77, no. 5 29:37

ブラームス/セレナーデ op. 106, no.1 31:59
ブラームス/あなたの青い瞳 op. 59, no. 8 33:43
ブラームス/メロディーのように op. 105, no. 1 36:13
ブラームス/あなたがほんの時折でも微笑めば op. 57, no. 2 38:29
ブラームス/私たちは歩き回った op. 96, no. 2 40:05
ブラームス/永遠の愛について op. 43, no. 1 43:41

ブラームス/すぐにおいで op. 97, no. 5 48:25
ブラームス/娘は語る op. 107, no. 3 50:56
ブラームス/あの下の谷底に WoO. 33 no. 6 52:17
ブラームス/私の娘はばら色の口をしている WoO. 33 no. 25 55:09
ブラームス/お姉ちゃん WoO. 33, no. 15 57:02
ブラームス/おお、お母さん、欲しいものがあるの WoO. 33 no. 33 1:00:27

An Elly Ameling Recital (New York, 1983)

Elly Ameling, soprano
Rudolf Jansen, piano

Rec. 19 May 1983, Kaufmann Concert Hall, the 92nd Street Y in New York City

I. Robert Schumann: Frauenliebe und -Leben, op. 42
- Seit ich ihn gesehen 0:00
- Er, der Herrlichste von allen 3:01
- Ich kann's nicht fassen 6:25
- Du Ring an meinem Finger 8:32
- Helft mir, ihr Schwestern 11:26
- Süsser Freund, du blickest 13:30
- An meinem Herzen 18:52
- Nun hast du mir der ersten Schmerz getan 20:19

II. Schumann: Three songs
- Widmung, op. 25, no. 1 24:53
- Die Lotosblume, op. 25, no. 7 27:20
- Aufträge, op. 77, no. 5 29:37

III. Johannes Brahms: Six songs
- Ständchen, op. 106, no.1 31:59
- Dein blaues Auge, op. 59, no. 8 33:43
- Wie Melodien zieht es, op. 105, no. 1 36:13
- Wenn du nur zuweilen lächelst, op. 57, no. 2 38:29
- Wir wandelten, op. 96, no. 2 40:05
- Von ewiger Liebe, op. 43, no. 1 43:41

IV. Brahms: Six songs
- Komm bald, op. 97, no. 5 48:25
- Das Mädchen spricht, op. 107, no. 3 50:56
- Da unten im Tale, WoO. 33 no. 6 52:17
- Mein Mädel hat einen Rosenmund, WoO. 33 no. 25 55:09
- Schwesterlein, WoO. 33, no. 15 57:02
- Och Mod'r, ich well en Ding han, WoO. 33 no. 33 1:00:27

| | | コメント (0)

エリー・アーメリング91歳を祝して

我らがエリー・アーメリング(Elly Ameling)様が今日(2024.2.8)で91歳になられました。おめでとうございます!

昨年は90歳を記念してオーストラリアのEloquenceレーベルが彼女のPhilips、Deccaの録音の集大成をしてくれて、ファンとしては長年の夢がようやく叶って大喜びでした。しかし、実は彼女はCBS系(CBS Masterworks, CBS/Sony等)のレーベルにも多くの録音を残していて、それらは復活の兆しが見えません。
LPで聞けばいいのですが、いつかCDで復活してほしいと期待する気持ちもありますので、CBS系の未CD化のLPをここでまとめておきたいと思います。ちなみに下記のうち、メンデルスゾーン歌曲集のLPに関しては、アーメリングの公式YouTubeチャンネルにおそらく同一音源が全曲アップされていますので、興味のある方はそちらをぜひお聞きください(こちらのリンク先)。

この他に1977年9月27日~10月2日にかけてBenson and Hedges Music Festivalで催されたライヴ録音で様々なアーティストの演奏が聴ける3枚組のLPがあり、アーメリングはピーター・ピアーズ&ドルトン・ボールドウィンとシューベルトの二重唱曲2曲("Mignon und der Harfner - Nur wer die Sehnsucht kennt", "Licht und Liebe")を歌っていますが、これは幸いCD化されていて、各種サブスクでも聞けると思います(オリジナルのLP3枚組の曲とは異なるカップリングですが)。

Souvenirs

CBS
Rec. Nov. 1977, 30th Street Studio, NYC

Elly Ameling, soprano
Dalton Baldwin, piano

Rossini: La danza
Canteloube: Brezairola
Rodrigo: De los alamos
Émile Vuillermoz: Jardin d'amour
Rachmaninoff: Spring waters
Hahn: La dernière valse
Ives: Memories
Schönberg: Gigerlette
Yoshinao Nakada: Oyasuminasai

Purcell: Music for a while
John Weldon: The wakeful nightingale
Britten: O waly, waly
Frank Martin: Unter der Linden
Liszt: O lieb
Sibelius: Våren flyktar hastigt
Dutch folk song: Moeke
Emiel Hullebroeck: Afrikaans Wiegeliedjie

エリー・アメリンク・リサイタル

CBS/SONY
録音:1977年11月, 30th Street Studio, NYC

エリー・アメリンク(ソプラノ)
ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)

ロッシーニ:踊り
カントルーブ:子守歌
ロドリーゴ:お母さん、ポプラの林へ行ってきたよ
ヴュイエルモズ:愛の庭
ラフマニノフ:雪解け
アーン:ラストワルツ
アイヴズ:追憶
シェーンベルク:ギゲールレッテ
中田喜直:おやすみなさい

パーセル:憩いの音楽
ウェルドン:眠らないよるうぐいす
ブリトゥン:おお、あわれよ
マルタン:菩提樹の下で
リスト:おお、いとしい人よ
シベリウス:春は飛ぶが如く足早に
オランダ民謡:母
フレブレーク:アフリカーンスの子守歌

(※日本語表記はLPの表記に従いました)

Ameling_baldwin_souvenirs_20240128155801

 

THINK ON ME - AMELING Sings WORLD FAVORITE SONGS

CBS MASTERWORKS
Rec. Oct. 1979, Holland

Elly Ameling, soprano
Dalton Baldwin, piano

Lady John Scott (Old Scots air): Think on me
Jean Baptiste Weckerlin: Tambourin
Dutch folk song: Des winters als het regent
Vaughn Williams: Silent noon
Dvořák: Als die alte Mutter
Liszt: Es muss ein Wunderbares sein
Brahms: Mein Mädel hat einen Rosenmund
Wagner: Träume

Granados: El majo discreto
Guastavino: La rosa y el sauce
Joaquin Nin: Paño murciano
Xavier Montsalvatge: Canción de cuna para dormir a un negrito
Turina: Las locas pór amor
Poulenc: Les chemins de l'amour
Hahn: Le rossignol des lilas
Gershwin: By Strauss

エリー・アメリング愛唱集

CBS/SONY
録音:1979年10月, オランダ

エリー・アメリング(ソプラノ)
ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)

スコットランド民謡:わたしのことを思ってね
ヴェッケルリン:タンブラン
オランダ民謡:冬に雨が降ると
ヴォーン=ウィリアムズ:しずかな真昼
ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌
リスト:愛はすばらしいもの
ブラームス:乙女の唇はバラのように赤い
ワーグナー:夢

グラナドス:かしこいマホ
グァスタビーノ:バラと柳
ニン:パーニョ・ムルシアーノ
モンサルバーチェ:黒人の子守歌
トゥリーナ:恋狂い
プーランク:愛の小径
アーン:リラにくる夜ウグイス
ガーシュイン:シュトラウス礼讃

(※日本語表記はLPの表記に従いました)

Ameling_think_on_me

 

Fauré: La bonne chanson / Debussy: Chansons de Bilitis, Ariettes oubliées

CBS MASTERWORKS
Rec. Nov. 1979, New York

Elly Ameling, soprano
Dalton Baldwin, piano

Debussy: "Ariettes oubliées"
1) C'est l'extase langoureuse
2) Il pleure dans mon coeur
3) L'ombre des arbres
4) Paysages belges. Chevaux de bois
5) Aquarelles. Green
6) Aquarelles. Spleen

Debussy: "Trois chansons de Bilitis"
1) Flûte de Pan
2) La chevelure
3) Le tombeau des Naïades

Fauré: "La bonne chanson, Op. 61"
1) Une Sainte en son auréole
2) Puisque l'aube grandit
3) La lune blanche
4) J'allais par des chemins perfides
5) J'ai presque peur, en vérité
6) Avant que tu ne t'en ailles
7) Donc, ce sera par un clair jour d'été
8) N'est-ce pas?
9) L'hiver a cessé

アメリング/ドビュッシー、フォーレを歌う

CBS/SONY
録音:Nov. 1979, New York

エリー・アメリング(ソプラノ)
ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)

ドビュッシー:「忘れられた小唄」
1)ものうくも
2)巷に雨の降るように
3)木々の影
4)木馬
5)グリーン
6)憂鬱

ドビュッシー:「ビリチスの歌」
1)パンの笛
2)髪
3)ナイアードの墓

フォーレ:「優しい歌」
1)後光に映える聖女
2)あけぼのはひろがり
3)白い月
4)ぼくは放浪の道を歩いていた
5)ほんとにぼくは怖いくらいだ
6)おまえが消えゆく前に
7)さて、明るい夏の日
8)ねえ、どう?
9)冬は終った

(※日本語表記はLPの表記に従いました)

Ameling_baldwin_debussy_faure


Mendelssohn: Lieder

CBS MASTERWORKS
Rec. 4 Dec. 1979, 30th Street Studio, NYC

Elly Ameling, soprano
Rudolf Jansen, piano

Felix Mendelssohn:

Auf Flügeln des Gesanges, Op. 34-2
Gruss, Op. 19-5
Neue Liebe, Op. 19-4
Romanze, Op. 8-10
Bei der Wiege, Op. 47-6
Tröstung, Op. 71-1
Im Herbst, Op. 9-5
Frühlingslied, Op. 47-3
Der Mond, Op. 86-5

Der Liebende schreibt, Op. 86-3
Suleika, Op. 34-4 ("Ach, um deine feuchten Schwingen")
Suleika, Op. 57-3 ("Was bedeutet die Bewegung?")
Lieblingsplätzchen, Op. 99-3
Das erste Veilchen, Op. 19-2
Des Mädchens Klage
Nachtlied, Op. 71-6
Hexenlied, Op. 8-8

“歌の翼に”~アメリング/メンデルスゾーン歌曲集

CBS/SONY
録音:1979年12月4日 ニューヨーク、30番街スタジオ

エリー・アメリング(ソプラノ)
ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)

メンデルスゾーン:

歌の翼に 作品34-2
挨拶 作品19-5
新しい愛 作品19-4
ロマンス 作品8-10
ゆりかごのそばで 作品47-6
慰さめ 作品71-1
秋に 作品9-5
春の歌 作品47-3
月 作品86-5

恋する女の手紙 作品86-3
ズライカ 作品34-4
ズライカ 作品57-3
お気に入りの場所 作品99-3
最初のすみれ 作品19-2
乙女のなげき (遺作)
夜の歌 作品71-6
魔女の歌 作品8-8

(※日本語表記はLPの表記に従いました)

Ameling_jansen_mendelssohn


Schubert: Lieder & Der Hirt auf dem Felsen

CBS MASTERWORKS
P1980

Elly Ameling, soprano
Irwin Gage, piano
Guy Deplus, clarinet*
Julia Studebaker, horn**

Schubert:

Der Hirt auf dem Felsen, D.965*

Auf dem Strom, D.943**

Four Songs On Italian Texts
Guarda, che bianca luna, D.688/2
Mio ben ricordati, D.688/4
Non t'accostar all'urna, D.688/1
Da quel sembiante appresi, D.688/3

Four Songs Of The Seasons
Gott im Frühlinge, D.448
Die Sommernacht, D.289b
Herbst, D.945
Der Winterabend, D.938

アメリング/シューベルトをうたう

CBS/SONY
P1980

エリー・アメリング(ソプラノ)
アーウィン・ゲージ(ピアノ)
ガイ・デプルス(クラリネット)*
ジュリア・ステュードベイカー(ホルン)**

シューベルト:

岩上の牧童D.965*
流れをくだる船の上でD.943**

四つのカンツォーネ
見よ、何と青白き月よD.688/2
愛しきひとよ、忘るるなD.688/4
おくつきには近寄るなかれD.688/1
かの面立ちより知れるはD.688/3

四季それぞれの歌
春の神D.448
夏の夜D.289b
秋D.945
冬の夕べD.938

(※日本語表記はLPの表記に従いました)

Ameling_gage_schubert_der-hirt-auf-dem-f


Christmas With Elly Ameling

CBS MASTERWORKS
P1980

Elly Ameling, soprano
Dalton Baldwin, piano*
Alda Stuurop, violin**
Janneke van der Meer, violin**
Linda Ashworth, viola**
Richte van der Meer, violoncello**, ***
Anthony Woodrow, double bass**
Anneke Uittenbosch, harpsichord**

Alessandro Scarlatti: Cantata pastorale per la nativita di nostro signore Gesu Christo**
Richard Strauss: Weihnachtsgefühl*
Reger: Mariä Wiegenlied, Op. 76, Nr. 52*
Wolf: Epiphanias*

Cornelius: "Weihnachtslieder, Op. 8"*
1) Christbaum
2) Die Hirten
3) Die Könige
4) Simeon
5) Christus der Kinderfreund
6) Christkind

Alphons Diepenbrock: Berceuse*,***
Joaquin Nin: Villancico castellano*
Joaquin Nin: Villancico vasco*

アメリング/クリスマスをうたう
CBS/SONY
P1980

エリー・アメリング(ソプラノ)
ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)*
アルダ・ストゥーロップ(バロック・ヴァイオリン)**
ジャネッケ・ヴァン・デル・メール(バロック・ヴァイオリン)**
リンダ・アッシュワース(バロック・ヴィオラ)**
リヒテ・ヴァン・デル・メール(バロック・チェロ)**
アンソニー・ウッドロー(コントラバス)**
アネッケ・ウィッテンボッシュ(ハープシコード)**
リヒテ・ヴァン・デル・メール(チェロ)***

アレッサンドロ・スカルラッティ:イエス・キリスト御降誕のためのパストラル・カンタータ**
R.シュトラウス:クリスマスの気分*
レーガー:マリアの子守歌*
ヴォルフ:主顕節*

コルネリウス:「クリスマスの歌」作品8*
1)クリスマス・ツリー
2)羊飼いたち
3)3人の王
4)シメオン
5)子供たちの友キリスト
6)幼な児キリスト

アルフォンス・ディーペンブロック:子守歌*,***
ホアキン・ニン:カスティーリャ地方のビリャンシーコ*
ホアキン・ニン:バスク地方のビリャンシーコ*

(※日本語表記はLPの表記に従いました)

Christmas-with-elly-ameling

| | | コメント (2)

アンドレ・メサジェ(1853-1929)作曲の歌劇『フォルテュニオ』(André Messager: Fortunio)全曲音源(ジャクリーヌ役:エリー・アーメリング)(1959年放送録音)

André Messager's "Fortunio" (1959)

Channel名:kadoguy(オリジナルのサイトはこちらのリンク先です:音声が出ますので注意!)

André Messager: "Fortunio"

Recording: 3 January 1959
VARA

Simon van der Geest (Fortunio)
Elly Ameling (Jacqueline)
Hans Wilbrink (Landry)
Wim Lamme (Guillaume / de Verbois)
Lydia Stappers (Madelon)
Jos Burcksen (Maître André)
Jan Derksen (Clavaroche)
Dick de Jong (Subtil)
Groot Omroepkoor
Omroeporkest
Albert Wolff (conductor)

アンドレ・メサジェ/歌劇『フォルテュニオ』

1959年1月3日録音(※動画ではbroadcast(放送日)と表示されていますが、後述の抜粋CDでは録音と書かれており、こちらのオランダ放送局の音源を保管してあるBeeld en GeluidでもRecording Information(録音情報)の欄に日付が書かれているので、録音日の可能性があります。)
放送局:VARA

スィモン・ファン・デア・ヘースト(フォルテュニオ)
エリー・アーメリング(ジャクリーヌ)
ハンス・ヴィルブリンク(ランドリ)
ヴィム・ラメ(ギョーム/ドゥ・ヴェルボワ)
リディア・スタッペルス(マドゥロン)
ヨス・ビュルクセン(アンドレ先生)
ヤン・デルクセン(クラヴァロッシュ)
ディック・ドゥ・ヨン(シュプティル)
オランダ放送大合唱団
オランダ放送管弦楽団
アルベール・ヴォルフ(指揮)

"Jan Derksen 80: Un giubileo immaginario"というオランダのバリトン歌手ヤン・デルクセンの80歳を記念してかつてリリースされた6枚組のCDに1959年1月3日録音の「フォルテュニオ」の抜粋が含まれていて、そこにエリー・アーメリングをはじめとする当時のオランダの名歌手たちが参加していました。[CD3]のトラック3~18までにあてられていて、詳細は下記の通りです(こちらのリンク先で43~58番目をクリックすると少しずつ試聴できます)。

3
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Scène 4: Ah! voici des soldats (Landry, les Bourgeois)
Hans Wilbrink(Landry), Omroepkoor, Omroeporkest, Albert Wolff(C)

4
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Or çà! nous sommes entre gens de guerre (Clavaroche, de Verbois, d'Azincourt)
Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

5
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Scène 5: Ce sermon était excellent (Maître André, Jacqueline)
Jos Burcksen(Maître André), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

6
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Scène 6: Vous l'avez dit, morceau de roi! (Clavaroche, d'Azincourt, Jacqueline)
Jan Derksen(Clavaroche), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

7
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Monsieur, je suis toute confuse (Jacqueline, Clavaroche)
Elly Ameling(Jacqueline), Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

8
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Scène 7: Vous voilà donc enfin (Maître André, Jacqueline, Clavaroche)
Jos Burcksen(Maître André), Elly Ameling(Jacqueline), Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

9
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Que dites-vous du nom de Clavaroche? (Maître André, Jacqueline, Clavaroche)
Jos Burcksen(Maître André), Elly Ameling(Jacqueline), Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

10
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 2 Scène 2: Ah! quelle affaire! (Jacqueline, Clavaroche)
Elly Ameling(Jacqueline), Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

11
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 2 Adieu! Quand tout sourit à notre flamme! (Clavaroche, Jacqueline)
Jan Derksen(Clavaroche), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

12
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 2 C'est un garçon de bonne mine (Clavaroche, Jacqueline)
Jan Derksen(Clavaroche), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

13
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 2 Ah! la singulière aventure (Jacqueline, Clavaroche)
Elly Ameling(Jacqueline), Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

14
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 3 Scène 2: Par la Saint Sambreguoi! (Clavaroche)
Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

15
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 3 Scène 3: Enfin vous voilà ma charmante (Clavaroche, Jacqueline)
Jan Derksen(Clavaroche), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

16
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 3 Scène 4: Capitaine je vous salue (Maître André, Clavaroche, Jacqueline, Fortunio)
Jos Burcksen(Maître André), Jan Derksen(Clavaroche), Elly Ameling(Jacqueline), Simon van der Geest(Fortunio), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

17
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 3 Côteaux brûlants (Maître André, Clavaroche, Fortunio, Jacqueline)
Jos Burcksen(Maître André), Jan Derksen(Clavaroche), Simon van der Geest(Fortunio), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

18
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 3 Si vous croyez que je vais dire (Fortunio, Maître André, Clavaroche, Jacqueline)
Simon van der Geest(Fortunio), Jos Burcksen(Maître André), Jan Derksen(Clavaroche), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

今回アップされたのは同一音源の全曲版のようです。
リブレットの日本語対訳はインターネット上では見つからなかったのですが、フランス語のリブレットを閲覧出来るサイトがこちらのリンク先にありました。リンク先右側のPDFのリンクからダウンロードも出来るようになっています。

アーメリングはジャクリーヌ役で公証人アンドレの妻という設定です。第1幕第5場(16:25頃~)ではじめて登場します。夫のアンドレの言葉に対して数回"Oui mon ami."を繰り返します。すぐに第6場に移り、ここではジャクリーヌをものにしようとする隊長Clavarocheとの対話が続きます。次の第7場では再び夫アンドレとの対話となります。日本語のあらすじはこちら(Wikipedia)で読めます。これによるとジャクリーヌ役は既婚者でありながら数人から思いを寄せられる役でほぼ出ずっぱりのようで、準主役といってもいいと思います。

26歳直前のアーメリングがすでに芸術的に完成されていて、歌劇の表現にも優れた適性をもっていたことが分かります。おそらく演奏会形式と想像されますが、愛らしいアーメリングの歌声を聞くと、その表情まで目に浮かぶようです。

| | | コメント (2)

ブラームスの「知らせ(Botschaft,op. 47 no. 1)」についてエリー・アーメリングが語った動画

エリー・アーメリング(Elly Ameling)が自身のYouTubeチャンネルで新年早々動画をあげてくれました。

"Musings on Music by Elly Ameling (日本語にすると「エリー・アーメリングによる音楽の考察」という感じでしょうか)"と題し、ブラームスの愛らしい歌曲「知らせ(Botschaft, op. 47 no. 1)」について複数の録音を聞きながらアーメリングが少しずつ解説を加えていくというものです。
彼女がどのように歌曲にアプローチし、歌う準備をしていくのかを追体験出来ると思います。
ここで使われる2種類の女声歌手の録音と、最後に流される男声歌手の録音については、アーメリングが後半で種明かしをしますので、ここでは触れないでおきます。

「私は2種類の演奏を再生しますが、誰が歌い、ピアノを弾いているかはまだ明かしません。テキストを全部聞くまでは耳と心はまだ判断をしないで下さい。
ダウマーのテキストはしばしば14世紀ペルシャの詩人ハーフィズに影響を受けています。」

Musings on Music by Elly Ameling - Brahms, Botschaft (op. 47 no. 1)

Channel名:Elly Ameling (オリジナルのサイトはこちらのリンク先です。音声が出るので注意ください!)

アーメリングの解説
1:07- 1番目の演奏(全曲)
アーメリングの解説(詩の解説)
3:59- 2番目の演奏(ピアノ前奏)
アーメリングの解説(ピアノ前奏について)
5:43- 2番目の演奏(冒頭から4行目まで)
アーメリングの解説
6:44- 2番目の演奏(第1連4行目"Eile nicht hinwegzufliehn!")
アーメリングの解説
7:36- 2番目の演奏(5行目"Tut sie dann vielleicht die Frage,")
アーメリングの解説
7:58- 2番目の演奏(5行目"Tut sie dann vielleicht die Frage,")
アーメリングの解説
8:30- 2番目の演奏(6行目"Wie es um mich Armen stehe;")
アーメリングの解説
9:10- 2番目の演奏(7行目"Sprich: »Unendlich war sein Wehe,")
アーメリングの解説(8行目"Höchst bedenklich seine Lage;"は暗い音色、次の9行目"Aber jetzo kann er hoffen,"で明るい音色)
10:06- 2番目の演奏(7行目"Sprich: »Unendlich war sein Wehe,")
アーメリングの解説
11:24- 2番目の演奏(11行目"Denn du, Holde, denkst an ihn.«")
12:38- 2番目の演奏(全曲)
アーメリングの解説(1番目と2番目の演奏者答え合わせ。次に聞く録音の演奏者について「これは男性用のテキストであることを忘れないでください」)
15:15- 男声による録音(全曲)
アーメリングの解説

------

Botschaft, Op. 47 no. 1
 知らせ

Wehe, Lüftchen, lind und lieblich
Um die Wange der Geliebten,
Spiele zart in ihrer Locke,
Eile nicht hinwegzufliehn!
Tut sie dann vielleicht die Frage,
Wie es um mich Armen stehe;
Sprich: »Unendlich war sein Wehe,
Höchst bedenklich seine Lage;
Aber jetzo kann er hoffen,
Wieder herrlich aufzuleben,
Denn du, Holde, denkst an ihn.«
 そよ吹け、風よ、優しく、心地よく
 あの女性(ひと)の頬をかすめて。
 彼女の巻き毛にそっと戯れておくれ、
 急いで逃げ去ってしまっては駄目だよ!
 すると彼女はもしかしたら尋ねるかもしれない、
 かわいそうな僕がどうしているかと。
 そうしたら言っておくれ、「彼の悲しみは果てしなく続いていました。
 状況はきわめて重大です。
 でも今彼は望めます、
 再びすっかり元気を取り戻すことを。
 なぜならいとしいあなたが彼のことを気にかけてくれるからです」と。

詩:Georg Friedrich Daumer (1800-1875)
曲:Johannes Brahms (1833-1897)

| | | コメント (4)

エリー・アーメリング&フェーリックス・ドゥ・ノーベル/ヴォルフ作曲3つの歌曲

エリー・アーメリング(Elly Ameling)は1960年代にオランダを代表するピアニスト、指揮者のフェーリクス・ドゥ・ノーベル(Felix de Nobel)とコンサートや放送録音などで頻繁に共演していました。ノーベルは若く才能のある彼女の演奏を記録しておこうと思ったのかもしれません。アーメリングとノーベルは26歳差があり、この年齢差はF=ディースカウとムーアの年齢差、あるいはプライとアドルフ・シュタウホ(プライは若かりし頃ベルリンでのシュタウホ教授のリート発展史の講義で演奏する歌手として採用されて、毎週数曲暗譜で新曲を歌ったそうです)の年齢差と同じです。
歌曲のピアニストは一世代若い優れた歌手と共演することで、自身のこれまでの経験を伝えていこうとしているのかもしれません。

今回、ヴォルフの宗教的なテーマによる歌曲3曲の放送録音がアップされていたので、ご紹介します。

Elly Ameling sings Wolf lieder (1964)

Channel名:kadoguy (オリジナルの動画サイトはこちらのリンク先です:音が出ますので注意!)

放送日:1964年12月17日

エリー・アーメリング(soprano)
フェーリクス・ドゥ・ノーベル(piano)

フーゴー・ヴォルフ
I. ああ、この子の瞳は(『スペイン歌曲集』より) 0:00
II. 棕櫚の周りを漂う者たち(『スペイン歌曲集』より) 1:50
III. 眠れる幼子イエス(『メーリケ歌曲集』より) 4:58

broadcast: 17 December 1964

Elly Ameling, soprano
Felix de Nobel, piano

Hugo Wolf
I. "Ach, des Knaben Augen" 0:00
II. "Die ihr schwebet" 1:50
III. "Schlafendes Jesuskind" 4:58

1964年12月に放送された音源なので、クリスマスシーズンに合わせての放送だったのでしょう。アーメリング31歳頃の録音と思われます。イエスの瞳を聖母マリアが称える1曲目、イエスが眠っているので棕櫚のざわめきを天使に止めてほしいと訴える2曲目、イエスが「苦しみの木」の上で眠っている絵を見て、この先の光景がいかに移り変わっていくことかという3曲目、いずれも若かりしアーメリングの純粋無垢な歌唱がこのうえなく美しく、その美しさゆえに未来に起こることを知らずに眠っているイエスの宿命が切なく感じられます。
アーメリングが歌手としてのキャリアの一番最後(1991年9月)にスタジオで録音したCDがHyperionレーベルへのヴォルフの『スペイン歌曲集』『メーリケ歌曲集』の抜粋による1枚で、そこでは今回の動画の最初の2曲も歌われています。キャリアの最初と最後でどう歌が変わっているかを聞き比べるのもまた興味深いと思います(HyperionのCDは今のところいくつかの例外を除いて動画サイトにはアップされないので、こちらのリンク先のトラック1と8の音符マークをクリックすると一部だけですが試聴できます)。

| | | コメント (0)

エリー・アーメリングの京都観光映像

エリー・アーメリング(Elly Ameling)の公式YouTubeチャンネルでは、これまで彼女の歌音源や歌手としての心構えなどがアップされてきましたが、なんと今回は彼女自身の撮影による京都などの観光映像です。アーメリングさんが京都がお好きなのは知っていましたが、これほどの映像を撮っていたとは知らず、興味深い映像になっています。彼女自身は映っていませんが、アナウンスが入っていますので、彼女の声を聞きながら京都旅行をしている気分が味わえます。

●Elly Ameling films Byōdō-in (平等院)

Channel名:Elly Ameling(オリジナルのサイトはこちら:音が出ますので注意!)

| | | コメント (2)

クリスマスファンタジー(Kerstfantasie):エリー・アーメリング&ベルナルト・クラウセン

動画サイトでこんなクリスマスソング集を見つけました。1960年頃の録音で、オランダ語のクリスマスソングをメドレーで歌っています。
数曲をアーメリング、クラウセン、そしてほぼ全曲を合唱団(名前は不明)が歌っています。各曲を鈴の音でつないでいるのもクリスマスらしくていいですね。アーメリングはまだまだファンの私でも知らないような録音が出てきて、驚かされます。

Elly Ameling & Bernard Kruysen sing "A Christmas Fantasy"

Channel名:kadoguy(オリジナルのサイトはこちら:音が出ますので注意!)

クリスマス・ファンタジー

エリー・アーメリング(ソプラノ)
ベルナルト・クラウセン(バリトン)
合唱団
管弦楽団
ユーホー・ドゥ・フロート(指揮)

Kerstfantasie (Christmas Fantasy)

Elly Ameling(S)
Bernard Kruysen(BR)
Koor
Orkest
Hugo de Groot(C)

Decca recording (circa 1960)

0:00- "Komt allen tzamen" (Chor)
1:24- "Er is een kindeke geboren op d'aard" (Kruysen & Chor)
2:38- "Nu syt wellecome" (Ameling & Chor)
3:57- "Hoe leit dit Kindeke" (Kruysen, Ameling & Chor)
5:44- "O verblijdende" (Chor)
6:56- "Een roze, fris ontloken" (Chor)
8:14- "De herderkens lagen bij nachte" (Ameling)
9:48- "Stille Nacht, heilige Nacht" (Chor)
11:21- "Gloria in Excelsis Deo" (Kruysen, Ameling & Chor)
12:20- "Ere zij God" (Ameling, Kruysen & Chor)

| | | コメント (5)

エリー・アーメリングの歌うモーツァルトのコンサートアリア2曲のライヴ音源(1968年1月23日, アムステルダム)

エリー・アーメリング(Elly Ameling)の歌うモーツァルトのコンサートアリア2曲のライヴ音源が動画サイトにアップされていました。

ELLY AMELING sings MOZART, LIVE 1968
https://www.youtube.com/watch?v=NVU47CAeyIs

Channel: opera nostalgia
https://www.youtube.com/@operanostalgia3820
Thank you, meneer Rudi van den Bulck!

ELLY AMELING, Dutch soprano
Amsterdam 23 January 1968
Cond. Zdenek MACAL
1. Voi avete un cor fedele, KV 217 (アリア「あなたの心は今は私に」)
2. Basta vincesti! KV 486 (レチタティーヴォ「もういいの、あなたの勝ちです」…アリア「ああ、捨てないでください」) 7:05-

ここで指揮をしているズデニェク・マーツァル(Zdeněk Mácal)氏はつい先日、10月25日に87歳でお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
アーメリングとは複数回コンサートで共演していたようです。
ちなみにオーケストラの名前が動画サイトの概要欄に掲載されていなかったのですが、動画の途中に出演者の説明と推測される文献が表示され、そこにはRadio Filharmonisch Orkestと記載されていたので、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の可能性があります。

1969年8月にレイモンド・レッパード指揮イギリス室内管弦楽団とPhilipsレーベルにこの2曲を含むモーツァルトの声楽曲集をスタジオ録音しているので、この動画の音源はその約1年半前のライヴということになります。35歳の誕生日を数週間後に控えた時期の録音ですから声の艶は申し分ないですね。貴重な音源に感謝です。

| | | コメント (0)

エリー・アーメリング、フランク・マルタンを語る

Elly Ameling on Frank Martin - in conversation with Rien de Reede

元動画(チャンネル名:Frank Martin Composer)はこちら(クリックすると音が出ますのでご注意ください)

エリー・アーメリング(Elly Ameling)はかつてスイスの作曲家フランク・マルタン(Frank Martin)のオラトリオ『キリスト降誕の神秘劇(Le mystère de la Nativité)』の世界初演(エルネスト・アンセルメ(Ernest Ansermet)指揮)に出演し、そのライヴ録音(1959年12月23日, Victoria Hall, Genève)がスイスのCASCAVELLEレーベルから1991年頃にリリースされました。その後、アムステルダムのコンセルトヘバウでの再演時のライヴ録音(1964年10月14日, Concertgebouw, Amsterdam)も指揮者ジャン・フルネ(Jean Fournet)の8枚組放送録音のBOX CDの一部としてリリースされています。

彼女は作曲家自身のピアノでもマルタンの歌曲集をJecklin-DiscoレーベルにLP録音しており、CD化もされています。曲目は『3つの愛の歌(Drey Minnelieder)』『3つのクリスマスの歌(Trois Chants De Noël)』で、後者はPieter Odéのフルート助奏付きです。

そんなマルタンとゆかりの深かったアーメリングに、Rien de Reedeという人がインタビューした動画があがっています。

彼女は相変わらず本当にチャーミングで、録音を聞く時は口ずさんでいて、その記憶力に驚かされます。過去の手紙も保存していて、このインタビューの為に披露してくれるなどサービス精神旺盛です。

彼女の言葉からかいつまんでメモしておきます(会話はオランダ語ですが、親切にも英訳が付いていたので、そちらから訳します)。

・オラトリオ『キリスト降誕の神秘劇(Le mystère de la Nativité)』について
アンセルメは穏やかで真に安心してリハーサルが出来た。
この作品はとーっても美しい(「とーっても」のところは手紙で子音のoを4つ並べて強調しているとのこと)。

シューベルトはあちこちでアクセントが扱いにくく、シューマンは重要ではない音節にアクセントを多く付けていました。
私の知る限り、マルタンは決してミスをしませんでした。

このオラトリオの舞台化は私は反対です。
人々は聞くより見たがりますが、不要だと思います。
かつてベートーヴェンの歌劇『フィデーリオ』を最初にTVで見て、その2週間後にラジオで聞いた時、TVの時より細かいところまで聞き取れました。TVを見た時は気付かないままでした。だから視覚は必要と感じません。

・マルタンが中世の詩をテキストに使ったことについて
ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(Walter von der Vogelweide)をマルタンはヴァルター・フォン・デア・フォッゲルヴェイデと発音しました。「3つの愛の歌」の第1曲Herzeliepはヘルツェリエプ、Leitはライトではなく、オランダ語同様レイトと発音します。
例えば、第3曲のNachtigall(現在の発音はナハティガル。意味は「ナイチンゲール」)の中世ドイツ語はnahtegaal(ナハテガール)、Vögelein(フェーゲライン:意味は「小鳥」)の中世語はvogelin(フォゲリーン)。
中世ドイツ語は時にオランダ語に似ています。

・『3つの愛の歌』の第3曲「リンデの木の下で(Unter der linden)」を聞いて
この少女は男の子と横になっていたところを知られたくないのです。
でもこのテキストに作曲した他の作曲家と違って、マルタンは幸せな少女の喜びを爆発させます。(アアアアアアーのひとふしを歌う)

-------

(2023年11月25日追記)

Elly Amelingの公式チャンネルでも同じ動画がアップされています。

| | | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

CD DVD J-Pop LP 【ライラックさんの部屋】 おすすめサイト アイヒェンドルフ アンゲーリカ・キルヒシュラーガー アンティ・シーララ アーウィン・ゲイジ アーリーン・オジェー イアン・ボストリッジ イェルク・デームス イタリア歌曲 イモジェン・クーパー イングリート・ヘブラー ウェブログ・ココログ関連 エディタ・グルベロヴァ エディト・マティス エリック・ヴェルバ エリーザベト・シュヴァルツコプフ エリー・アーメリング エルンスト・ヘフリガー オペラ オルガン オーラフ・ベーア カウンターテナー カール・エンゲル ギュンター・ヴァイセンボルン クラーラ・シューマン クリスタ・ルートヴィヒ クリスティアン・ゲアハーアー クリスティーネ・シェーファー クリストフ・プレガルディアン クリスマス グリンカ グリーグ グレアム・ジョンソン ゲアハルト・オピッツ ゲアハルト・ヒュッシュ ゲロルト・フーバー ゲーテ コルネーリウス コンサート コントラルト歌手 シェック シベリウス シュテファン・ゲンツ シューベルト シューマン ショスタコーヴィチ ショパン ジェシー・ノーマン ジェフリー・パーソンズ ジェラルド・ムーア ジェラール・スゼー ジュリアス・ドレイク ジョン・ワストマン ソプラノ歌手 テノール歌手 テレサ・ベルガンサ ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ ディートリヒ・ヘンシェル トマス・ハンプソン トーマス・E.バウアー ドビュッシー ドルトン・ボールドウィン ナタリー・シュトゥッツマン ノーマン・シェトラー ハイドン ハイネ ハルトムート・ヘル ハンス・ホッター バス歌手 バッハ バリトン歌手 バレエ・ダンス バーバラ・ヘンドリックス バーバラ・ボニー パーセル ピアニスト ピーター・ピアーズ ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル フェリシティ・ロット フランク フランク・マルタン フランス歌曲 フリッツ・ヴンダーリヒ ブラームス ブリテン ブログ プフィッツナー ヘルマン・プライ ヘルムート・ドイチュ ベルク ベートーヴェン ペーター・シュライアー ペーター・レーゼル ボドレール マティアス・ゲルネ マルコム・マーティノー マーク・パドモア マーティン・カッツ マーラー メシアン メゾソプラノ歌手 メンデルスゾーン メーリケ モーツァルト ヤナーチェク ヨーハン・ゼン ルチア・ポップ ルドルフ・ヤンセン ルードルフ・ドゥンケル レナード・ホカンソン レルシュタープ レーナウ レーヴェ ロシア歌曲 ロジャー・ヴィニョールズ ロッテ・レーマン ロバート・ホル ローベルト・フランツ ヴァルター・オルベルツ ヴァーグナー ヴィルヘルム・ミュラー ヴェルディ ヴォルフ ヴォルフガング・ホルツマイア ヴォーン・ウィリアムズ 作曲家 作詞家 内藤明美 北欧歌曲 合唱曲 小林道夫 岡原慎也 岡田博美 平島誠也 指揮者 日記・コラム・つぶやき 映画・テレビ 書籍・雑誌 歌曲投稿サイト「詩と音楽」 演奏家 白井光子 目次 研究者・評論家 藤村実穂子 音楽 R.シュトラウス