エリーの要点「イーアー」(マーラー:高き知性への賛美)(Elly's Essentials; “ I - A ”)

●Elly's Essentials; “ I - A ”

Channel名:Elly Ameling (オリジナルのサイトはこちらのリンク先です。音声が出ます)

●エリー・アーメリングの言葉の大意

「人類は自然の上位にあるわけではなく自然の一部です。
私たちは種として滅亡の危機にあるのではないでしょうか。
私たちは自然の頂点に立たせてくれた脳を放棄し、人工知能(AI)に置き換えようとしています。
その止め方を誰か知っていますか?」

●演奏

エリー・アーメリング(S)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
ズデニェク・マーカル(C)
1972年、オランダ音楽祭
(※2008年1月7日にオランダのNPO Radio4で放送されたものと同一音源ならば、1972年7月8日、De Doelen, Rotterdamのライヴ録音)

Elly Ameling, soprano
Rotterdam Philharmonic
Zdeněk Mácal, conductor
Holland Festival 1972

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Gustav Mahler: Lob des hohen Verstandes
 グスタフ・マーラー:高き知性への賛美

Einstmals in einem tiefen Tal
Kukuk und Nachtigall
Täten ein Wett' anschlagen:
Zu singen um das Meisterstück,
Gewinn' es Kunst, gewinn' es Glück:
Dank soll er davon tragen.
 昔、ある深い谷で
 カッコウとサヨナキドリが
 賭けをすることになった、
 どちらが立派な歌を歌うか、
 芸を手に入れようが、運を手に入れようが
 勝者は謝礼をもらうことになる。

Der Kukuk sprach: "So dir's gefällt,
Hab' ich den Richter wählt",
Und tät gleich den Esel ernennen.
"Denn weil er hat zwei Ohren groß,
So kann er hören desto bos
Und, was recht ist, kennen!"
 カッコウは言った「君さえ良ければ
 審査員を選んでおいたよ」
 そしてすぐにロバを任命した。
 「だってロバは2つの大きな耳があるから
 その分欠点も聞こえて
 何が正しいか分かるだろう。」

Sie flogen vor den Richter bald.
Wie dem die Sache ward erzählt,
Schuf er, sie sollten singen.
Die Nachtigall sang lieblich aus!
Der Esel sprach: "Du machst mir's kraus!
Du machst mir's kraus! I-ja! I-ja!
Ich kann's in Kopf nicht bringen!"
 彼らはすぐにこの審査員の前まで飛んで行った。
 事の次第を話すと
 ロバは仕事を始め、彼らに歌うように言った。
 サヨナキドリは愛らしく歌った!
 ロバは言った「君の歌はよく分からない!
 君の歌はよく分からんよ!イーヤー!イーヤー!
 私の頭に入ってこない!」

Der Kukuk drauf fing an geschwind
Sein Sang durch Terz und Quart und Quint.
Dem Esel g'fiels, er sprach nur
"Wart! Wart! Wart! Dein Urteil will ich sprechen,
Wohl sungen hast du, Nachtigall!
Aber Kukuk, singst gut Choral!
 続いてカッコウが急いで歌い始めた、
 3度、4度、5度音程の歌を。
 ロバは気に入り、ただこう言った、
 「待て!待て!待て!判定を言い渡そう。
 君もよく歌ったよ、サヨナキドリさん!
 でもカッコウさん、君は上手にコラールを歌ったな。

Und hältst den Takt fein innen!
Das sprech' ich nach mein' hoh'n Verstand!
Und kost' es gleich ein ganzes Land,
So laß ich's dich gewinnen!"
 それから拍子もうまく守っていた!
 これは私の高き知性にかけて述べるものだ!
 この歌はまるまる一国に値する、
 それゆえ君の勝ちとする!」

詩:from Volkslieder (Folksongs) , appears in Des Knaben Wunderhorn

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(参考)

The LiederNet Archive

IMSLP

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エリーの要点「なぜ歌の特徴にほとんど言及しないのか」(Elly's Essentials; “Why so few particular features”)

●Elly's Essentials; “Why so few particular features”

Channel名:Elly Ameling (オリジナルのサイトはこちらのリンク先です。音声が出ます。)

なぜ私がいつも歌の特徴にあまり言及しないのだろうと不思議に思った方もいるでしょう。

残念ながらどんな歌曲でも20分以上費やすのは困難です。

でももっと重要なことは、私のこの短いビデオから触発されて、学生、教師や他のすべての視聴者がより多くの特徴を自ら探して見つけることを望んでいるのです。

芸術歌曲と詩は無限の広さをもっていると同時にとても細やかなものです。

ヨハネス・ブラームスの歌曲「Wie Melodien zieht es mir leise durch den Sinn(メロディーのようにそれはわが心にそっと触れます)」

Brahms: Wie Melodien zieht es, Op. 105/1
 ブラームス:メロディーのように 作品105/1

Wie Melodien zieht es
Mir leise durch den Sinn,
Wie Frühlingsblumen blüht es,
Und schwebt wie Duft dahin.
 メロディーのようにそれは
 私の感覚をそっと通り抜けます、
 春の花々のようにそれは花咲き
 香りのように漂うのです。

Doch kommt das Wort und faßt es
Und führt es vor das Aug',
Wie Nebelgrau erblaßt es
Und schwindet wie ein Hauch.
 しかし言葉が来て、それをつかみ、 
 目の前にもってくるやいなや、
 かすんだ霧のようにそれは青ざめ
 吐息のように消えてしまうのです。

Und dennoch ruht im Reime
Verborgen wohl ein Duft,
Den mild aus stillem Keime
Ein feuchtes Auge ruft.
 それでも韻律の中に
 ひそかに香りは残り、
 それを静かな芽から穏やかに
 濡れた瞳が呼び起こすのです。

詩:クラウス・グロート(Klaus Groth: 1819-1899)

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エリー・アーメリング(Elly Ameling)の「Musings on Music」シリーズ:ラヴェル-歌曲集『シェエラザード(Shéhérazade)』~2.「魅惑の笛(La flûte enchantée)」

●Musings on Music by Elly Ameling - Ravel, Shéhérazade - La Flute Enchantee

Channel名:Elly Ameling (オリジナルのサイトはこちらのリンク先です)

アーメリングによる説明
メロディー(mélodie)はフランスの作曲家による歌曲、もしくはフランス語のテキストによる歌曲を指します。
これまでの動画ではリート(Lied)、つまりドイツ歌曲を扱いました。
今回、この「Musings on Music」シリーズではじめてフランス歌曲を扱います。

私が選んだのはモリス・ラヴェルの歌曲集『シェエラザード』からの1曲です。シェエラザードは『千夜一夜物語』のヒロインかつナレーターです。もともと1000もの東洋のおとぎ話の歴史的コレクションでした。

20世紀初頭にトリスタン・クリングゾルがオリジナルの東洋の話をもとにした詩を出版しました。ラヴェルはクリングゾルの詩の中から3篇を選びました。
私は今回第2曲の「魅惑の笛 (La flûte enchantée)」を扱います。若い女性の使用人が歌う設定です。

1:55-4:49 「魅惑の笛」の音源が楽譜付きで流れる。演奏はオケ伴奏、楽譜はピアノ伴奏(アーメリング、サンフランシスコ交響楽団、エド・ドゥ・ヴァールト指揮)

詩と英訳の朗読

前奏はピアニッシモで、とてもゆっくり(Très lent)です。
弦は弱音器を付けてトレモロを刻む一方、フルート独奏が3小節続き、特に3小節目の9連符のフレーズは自由に流れているように聞こえなければなりません。

7:06- 前奏(演奏はオケ伴奏、楽譜もオケ伴奏)

この後歌が柔らかく(très doux)始まります。
なぜなら歌詞がこう言っているから「影は心地よく、わが主人は眠っている」

7:43- 前奏から歌の最初の3行まで(演奏はオケ伴奏、楽譜はピアノ伴奏)

ここで主人の鼻、帽子、ひげについて述べられます。
おそらく口髭(moustache)でしょう。

次に、ここで音符に示された通りに演奏しているか聞いてみましょう。また、いかにこのソプラノがそれぞれの小節で言葉を完璧に分けているか。

詩人のクリングゾルはこの詩をラヴェルに語って聞かせました。
彼が韻律(つまりリズム、アクセント、イントネーション)を把握できるように。
ディテールを理解して、ラヴェルはリズム、メロディー、ハーモニーを作り上げました。

10:12-10:48 前奏から(演奏はオケ伴奏、楽譜もオケ伴奏)(シュザンヌ・ダンコ(S)、スイス・ロマンド管弦楽団、エルネスト・アンセルメ(C))

この演奏は50数年前私が「シェエラザード」を勉強した時に触発された演奏でした。

少女が「私は起きていて、愛する人のフルートを聞いている」と言ったとき、フルートがいかに生き生きと演奏するかに注目して聞いてみてください。

11:26-12:12 歌の3行目から7行目まで(演奏はオケ伴奏、楽譜はピアノ伴奏)

そして興奮は突然止まり、音楽はゆっくりのテンポに戻ります。

少女はフルートを吹く男性と引き離されていることを悟っているようです。
彼女が窓のそばに近づき、フルートから聞こえた音はミステリアスなキスのようだと感じます。

12:45-13:59 8行目から最後まで(ダンコの歌唱)

後奏最後の3小節は前奏ですでに聞いたものです。

この詩と音楽の核心は愛の神秘だと思います。

今は自身の個性を演奏に反映しすぎてはならないのです。

神秘(Mystery)というものは私たち自身よりも大きいのではないでしょうか。

14:50- 全部の演奏(アーメリングの歌唱)(演奏はオケ伴奏、楽譜はピアノ伴奏)

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【エリー・アーメリング】シューマン「リーダークライス(Liederkreis, Op. 39)」の第8曲「異郷にて(In der Fremde, Op. 39, No. 8)」&第3曲「森の対話(Waldesgespräch, Op. 39, No. 3)」の考察

エリー・アーメリング(Elly Ameling)のYouTube公式チャンネルで、先日アイヒェンドルフのテキストによるシューマンの歌曲集『リーダークライス(Liederkreis, Op. 39)』から第1曲「異郷にて(In der Fremde, Op. 39, No. 1)」に関する考察がアップされましたが、続いて、第8曲「異郷にて(In der Fremde, Op. 39, No. 8)」と第3曲「森の対話(Waldesgespräch, Op. 39, No. 3)」の動画がアップされました!今回も楽しみながらアーメリングの見解を知ることが出来ます。ぜひご覧ください。

●Musings on Music by Elly Ameling - Schumann, In der Fremde (Liederkreis op. 39 no. 8)

Channel名:Elly Ameling (オリジナルのサイトはこちら。リンク先は音が出ますので注意!)

●Musings on Music by Elly Ameling - Schumann, Waldesgespräch (Liederkreis op. 39 no. 3)

Channel名:Elly Ameling (オリジナルのサイトはこちら。リンク先は音が出ますので注意!)

※以下、ネタばれ注意!!

【第8曲「異郷にて(In der Fremde, Op. 39, No. 8)」について】

※この動画の一番最後に、ここで流された演奏のピアニストについて触れられています。彼女らしく感傷とは無縁ですが、その口調にこのピアニストへの深い思いが伝わってきました。

「先日扱った第1曲と同じタイトルの第8曲「異郷にて」について扱いたいと思います。」

演奏が通して流される

アーメリングによる詩行ごとの朗読と英訳

「シューマンの曲も詩も第1曲と非常に違います。第1曲は常にゆっくりのテンポだったが、この曲は動きに満ちています」

第1曲冒頭と第8曲の冒頭の演奏を聴く

「第8曲は、小川のささやきとナイチンゲールの歌声、月光の輝きがこの速いテンポの音楽で表されています。オクターブで弾かれる両手はmfからすぐにデクレッシェンドとなり、自然界すべてが活気のある感動の中にいます」

第8曲の冒頭の演奏が流れる

「第1曲の詩では父母がずっと前に亡くなっているのに対して、この第8曲では、最愛の人が亡くなってから長く経っています」

「この詩の第2連後半では「古き麗しき時代」を思い返しています」

「興奮したテンポは2回中断されます」

該当箇所の演奏が流れる(リタルダンドされる)
"Von der alten,schönen Zeit(古き麗しき時代)"
"Und ist doch so lange tot(そして亡くなってとても長く経った)"

「"Und ist doch so lange tot"は3回繰り返され、歌手はこの悲しい詩句をそれぞれ異なる歌い方で表現しなければならないのです」

「この第8曲の音楽と詩は、ドイツロマン派の頂点とみなしうるかもしれません」

「人の愛は自然の中に飛び立つ。同じことが第1曲にも言えます。でもお互いを比較して、かなりのわくわくする効果の違いを体験してきました」

「1979年(*)に私はルドルフ・ヤンセン(Rudolf Jansen)とこの歌を録音しました。彼はこの動画を撮影する2週間前の2024年2月に旅立ちました。」

*注:アーメリングの思いのこもった言葉に水を差すようで甚だ恐縮ですが、ルドルフ・ヤンセンと録音したのはおそらく1980年5月2日の放送録音と思われます(5枚組CDボックス"80 jaar"に収録されています)。ちなみに1979年にはイェルク・デームスとPhilipsにスタジオ録音しています。

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【第3曲「森の対話(Waldesgespräch, Op. 39, No. 3)」について】

「演奏者については耳と心に先入観を持たないでもらう為、動画の最後に明かします」

「前奏は森の猟師の吹く角笛の響きを表しています」

「日が落ちる頃の話で、詩は男性と美しい女性のロマンティックな出会いについてです。男性はライン川の近くを馬に乗っています。男性は一緒に来て花嫁になるように彼女を誘います。何が起こるか聞いてみましょう」

男声歌手の演奏が通して流れる

アーメリングによる詩行ごとの朗読と英訳(※アーメリングの迫真の朗読を聞いてみてください!)

「前回までに扱った第1曲、第8曲は男性の歌でしたが、今回の第3曲は男性と女性の両方が出てきます。しかしこの曲は一人の歌手(女声もしくは男声歌手)によって歌われます」

男声歌手のローレライが語る箇所の演奏が流れる

女声歌手の演奏が通して流れる

「(女声歌手の演奏を聴いて)本当にドラマですね!話者を示す引用符のないテキストを見てみてください」

「このアイヒェンドルフの詩をシューマンは小説「予感と現代(Ahnung und Gegenwart)」から採りました。」

「この女声の演奏は、さきほどの男声の演奏よりゆっくりでした。テンポは"Ziemlich rasch(かなり速く)"と書かれています。」

「美しい花嫁のあなた!私があなたを家に送ろう(Du schöne Braut! Ich führ dich heim!)」
「heimは英語のhomeで家に連れ帰ろうとしています。これは貪欲に聞こえます。」

女声歌手の演奏の冒頭が流れる

「連れ帰ろうという男の声とローレライの声はとても対照的です。彼女は男の欺瞞と狡猾(Trug und List)に傷つけられたことによって悲しんでいます。
女性が悲しんでいる時の旋律線を描くとき、声色は暗いです。
この録音の女声歌手は男性の語る箇所では暗い音色のままではありません。」

女声歌手の途中の演奏(O flieh! Du weißt nicht,wer ich bin.まで)が流れる

「"あなたは私が誰だか知らない(Du weißt nicht,wer ich bin.)"-ここでは男性に対する怒りもこれから彼にふりかかることへの警告もありません。すると男性は彼女を褒め続けます」

「"あなたが誰か今分かったぞ(Jetzt kenn ich dich)"の前でリタルダンドになります。ここで楽譜には大きな効果が出るようになっています。歌手とピアニストはF(フォルテ)で演奏します」

女声歌手の途中の演奏(Du bist die Hexe Lorelei. まで)が流れる

「この女声歌手はローレライとばれた後の最終連でも比較的ゆっくりのままでまだ友好的に思えます」

「最後の数小節にいたってようやく鋭い子音を伴って復讐の厳しい音色になります」

女声歌手の途中の演奏(ローレライと悟ってから最後まで)が流れる

「こうして角笛の信号は遠くに消えていきます」

別の女声歌手の演奏が通して流れる

「1800年頃以降クレメンス・ブレンターノは中世の物語(Saga)を用いて魔女ローレライの話を書きました。
私もこの有名な伝説の場所のそばを列車や車やボートで通りましたが、私はラッキーでした(※伝説にあるようなことは何も起こらなかったということ)。」

動画内で流された音源の種明かし(流れた順番による)

1.
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(BR)&ジェラルド・ムーア(P)

2.
エリーザベト・シュヴァルツコプフ(S)&ジェフリー・パーソンズ(P)

3.
エリー・アーメリング(S)&ルドルフ・ヤンセン(P)

最後に合唱によるジルヒャーの「ローレライ」の音源が流れる

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(参考)

The LiederNet Archive (In der Fremde, Op. 39, No. 8)

The LiederNet Archive (Waldesgespräch, Op. 39, No. 3)

IMSLP (楽譜)

ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ (Wikipedia)

Joseph von Eichendorff (Wikipedia)(独語)

アーメリング&デームスの『リーダークライスOp.39』が収録された29枚組CD

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エリー・アーメリングの参加したヘンデルのオラトリオ『テオドーラ(Theodora)』(抜粋)ライヴ音源(1974年9月19日, デンマーク)

●Theodora 0001

Channel名:Frank Samuelsen (オリジナルのサイトはこちらのリンク先です。音が出ます!)

もう4年前にアップされていて、今頃気が付いたのですが、エリー・アーメリングがスタジオ録音を残していないヘンデルのオラトリオ『テオドーラ』抜粋に参加した時のライヴ録音がありました。
アップして下さった方に感謝です!
コペンハーゲン少年合唱団創立50周年記念として1974年にデンマークで催されたコンサートとのことですが、そういう事情もあってか合唱団の歌う曲は全曲演奏されていて、一方で独唱者が担当する曲のうち殆どのレチタティーヴォと少なくない数のアリアが省略されています。ちょうど休憩時間を考慮すると2時間ぐらいに収まる時間なので、実際にこの抜粋版で演奏されたのではないかと推測されます。

ヘンデルのオラトリオ『テオドーラ』はキリスト教徒のテオドーラが、同じくキリスト教に改宗した恋人のディディムスと殉教するという内容です。お互いが相手の身代わりとして訴えますが、結局二人とも処刑されてしまいます。作曲当時は不人気だったようですが、ヘンデル自身はメサイアの有名なハレルヤ・コーラスよりも第2幕最後の"He saw the lovely youth"を高く評価していたそうです。

ここでタイトルロールを歌っているアーメリングは、艶があり、声も若さゆえの豊麗さがあって、英語のディクションも明晰で本当に素晴らしいです。彼女の歌うパートは下記7曲ですが、もしお時間があれば全曲(といっても抜粋ですが)少しずつ聞いてみるのもいいかもしれません。

●アーメリングの歌っている曲(テオドーラ役)

22:26-26:40
Scene 3
13. Air (Theodora) "Fond, flatt'ring world, adieu!"

36:05-39:48
Scene 5
24. Air (Theodora)"Angels, ever bright and fair"

51:39-53:31
Scene 2
39. Air (Theodora) "Oh, that I on wings could rise"

1:01:41-1:03:38
49. Air (Theodora) "The pilgrim's home"

1:03:41-1:08:36 with Helen Watts
51. Duet (Theodora, Didymus) "To thee, thou glorious son of worth"

1:18:01-1:21:56 with chorus
Scene 2
57. Solo and Chorus (Christians, Theodora) "Blest be the hand"

1:28:17-1:32:58 with Helen Watts
Scene 6
70. Air and Duet (Didymus, Theodora) "Streams of pleasure ever flowing"

詳細は下記の通りです。

ヘンデル:オラトリオ『テオドーラ』抜粋
ライヴ録音:1974年9月19日, Radiohusets koncertsal, デンマーク

エリー・アーメリング(S: テオドーラ)
エディト・ギヨーム(MS: イレーネ)
ヘレン・ワッツ(CA: ディディムス)
ニール・ジェンキンズ(T: セプティミウス)
ウルリク・コルド(BS: ヴァレンス)
コペンハーゲン少年合唱団
デンマーク放送交響楽団
モーゲンス・ヴェルディケ(C)

Händel: Theodora (excerpts)

rec. 19 Sep. 1974, Radiohusets koncertsal, Danmark

Elly Ameling(S: Theodora)
Edith Guillaume(MS: Irene)
Helen Watts(CA: Didymus)
Neil Jenkins(T: Septimius)
Ulrik Cold(BS: Valens)
Københavns Drengekor
Radiosymfoniorkestret
Mogens Wöldike(C)

0:00-
Act 1
Scene 1
1. Overture – Trio – Courante

4:33-
2. Recitative (Valens) "'Tis Dioclesian's natal day"

5:11-
3. Air (Valens) "Go, my faithful soldier, go"

7:16-
4. Chorus of Heathens "And draw a blessing down"

9:42-
7. Chorus of Heathens "For ever thus stands fix'd the doom"

12:27-
Scene 2
9. Air (Didymus) "The raptur'd soul"

16:53-
11. Air (Septimius) "Descend, kind pity"

22:26-26:40
Scene 3
13. Air (Theodora) "Fond, flatt'ring world, adieu!"

26:40-
16. Chorus of Christians "Come, mighty Father"

30:25-
Scene 4
18. Air (Irene) "As with rosy steps the morn"

33:09-
19. Chorus of Christians "All pow'r in Heav'n above"

36:05-39:48
Scene 5
24. Air (Theodora)"Angels, ever bright and fair"

39:51-
Scene 7
28. Chorus of Christians "Go, gen'rous, pious youth"

45:00-
Act 2
Scene 1
29. Recitative (Valens) "Ye men of Antioch"

45:36-
30. Chorus of Heathens "Queen of summer, queen of love"

46:46-
31. Air (Valens) "Wide spread his name"

49:12-
32. Recitative (Valens) "Return, Septimius, to the stubborn maid"

49:52-
33. Chorus of Heathens "Venus laughing from the skies"

51:39-53:31
Scene 2
39. Air (Theodora) "Oh, that I on wings could rise"

53:42-
Scene 4
45. Air (Irene) "Defend her, Heav'n!"

58:36-
Scene 5
47. Air (Didymus) "Sweet rose and lily"

1:01:41-1:03:38
49. Air (Theodora) "The pilgrim's home"

1:03:41-1:08:36 with Helen Watts
51. Duet (Theodora, Didymus) "To thee, thou glorious son of worth"

1:08:51-
Scene 6
53. Chorus of Christians "He saw the lovely youth"

1:13:40-
Act 3
Scene 1
54. Air (Irene) "Lord, to Thee each night and day"

1:18:01-1:21:56 with chorus
Scene 2
57. Solo and Chorus (Christians, Theodora) "Blest be the hand"

1:22:08-
Scene 5
63. Air (Septimius) "From virtue springs each gen'rous deed"

1:24:54-
66. Chorus of Heathens "How strange their ends"

1:28:17-1:32:58 with Helen Watts
Scene 6
70. Air and Duet (Didymus, Theodora) "Streams of pleasure ever flowing"

1:33:04-1:36:15
Scene 7
72. Chorus of Christians "O love divine"

1:36:16-1:37:50
(applause)

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(参考)

Theodora (Handel) (Wikipedia: 英語)

Libretto (台本: 英語)

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【エリー・アーメリング】シューマン「リーダークライス(Liederkreis, Op. 39)」の第1曲「異郷にて(In der Fremde, Op. 39, No. 1)」の分析

●Musings on Music by Elly Ameling - Schumann, In der Fremde (Liederkreis op. 39 no. 1)

Channel名:Elly Ameling (オリジナルのサイトはこちら。リンク先は音が出ますので注意!)

ブラームスの「知らせ(Botschaft,op. 47 no. 1)」に続いて、エリー・アーメリングによる歌曲分析講座第2弾がアップされました。
アイヒェンドルフのテキストによるシューマンの歌曲集『リーダークライス(Liederkreis, Op. 39)』から第1曲「異郷にて(In der Fremde, Op. 39, No. 1)」です。

「この曲は、ゆっくりで、典型的にロマンティックな感情に満ちています」

「歌曲集『リーダークライス』のテキストの多くはアイヒェンドルフの小説『予感と現在(Ahnung und Gegenwart)』」から採られています」

※ちなみに第1曲「異郷にて」は小説『空騒ぎ(Viel Lärmen um nichts)』(1833年)から採られているそうです。

「この曲のテンポは「速くなく(Nicht schnell)」です」

アーメリングは数行ずつ原詩と英訳を交互に朗読します。

そして別の演奏家による速いテンポの音源が流れます。
「私の意見では、このテンポでは正しい雰囲気が損なわれていると思います」

「冒頭はpで始まり、両親はすでにいないと歌われる5小節目(第3行)はppと指示されています。そして冒頭からピアノ右手最高音に付いているアクセントが5小節目以降は付いていません」

「11,12小節のピアノ右手:5度上行する箇所でクレッシェンド→デクレッシェンドが付いていて、これは「もうすぐ(wie bald = how soon)」を表現しています」

「1回目の"Da ruhe ich auch(その時に私も休むことにしよう)"では"auch(〜も)"に最高音が当てられているが突出しないように歌われるべきです(ソプラノは最高音でボリュームを上げがちなので、ここはpppで歌うぐらいでいい)。
歌う前に考えてみましょう(Think, before you sing!)」

第2連2~3行目"und über mir rauscht die schöne Waldeinsamkeit,(そして頭上では美しい森の孤独がざわめいている)"を1ブレスで歌うことについて

「2回目の録音ではschöne(美しい)とWaldeinsamkeit(森の孤独)の間にブレスを入れてしまったのが残念(後で種明かしされますが、これはアーメリング&ヤンセンのライヴ録音です)。どうしてブレスを入れてしまったのかというと、このフレーズはどんな人にとっても非常に長いのです。ただしフィッシャー=ディースカウを除いて。彼なら何でも出来るでしょう」

1:02-3:31
1回目の録音。イェルク・デームスとのスタジオ録音(1979年4月15-21日, La Chaux-de-Fonds録音)→アーメリングは動画後半で1973年録音と言っているがおそらく誤り。「女の愛と生涯」のスタジオ録音(ボールドウィンのピアノ)が1973年なのでそれと混同した可能性あり

11:38-(抜粋) Wie bald ...
13:06-(抜粋) und über mir rauscht die schöne Waldeinsamkeit,
2回目の録音。ルドルフ・ヤンセンとのライヴ録音(1980年5月2日録音と思われます。全曲はこちらで聞けます)→アーメリングは1979年と言っているがおそらく誤り

15:00-
冒頭に流されたイェルク・デームスとのスタジオ録音(1979年録音)を再度全部流します。

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In der Fremde, Op. 39, No. 1
 異郷にて

Aus der Heimat hinter den Blitzen rot
Da kommen die Wolken her,
Aber Vater und Mutter sind lange tot,
Es kennt mich dort keiner mehr.
 赤い稲光の向こうにある故郷から
 雲がこちらに流れてくる、
 だが父母はずっと前に亡く
 あそこで私を知る者はもういない。

Wie bald, wie bald kommt die stille Zeit,
Da ruhe ich auch, und über mir
[Rauscht]1 die schöne Waldeinsamkeit,
Und keiner [kennt mich mehr]2 hier.
 もうすぐ、もうすぐ静かな時がやってくる、
 その時に私も休むことにしよう、そして頭上では
 美しい森の孤独がざわめいている、
 そしてここでも私を知る者はもういない。

1 Eichendorff: "Rauschet"
2 Eichendorff: "mehr kennt mich auch"

詩:Joseph Karl Benedikt, Freiherr von Eichendorff (1788-1857), "In der Fremde", appears in Gedichte, in 5. Totenopfer, first appeared in the novella "Viel Lärmen um nichts" (1833)
曲:Robert Schumann (1810-1856), "In der Fremde", op. 39 no. 1 (1840), published 1842 [voice and piano], from Liederkreis von Joseph Freiherr von Eichendorff, no. 1, Wien, Haslinger

このシリーズの次回は同じく『リーダークライス』Op. 39から第8曲(曲目も第1曲と全く同じ"In der Fremde")とのことです。楽しみですね。

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(参考)

The LiederNet Archive

IMSLP (楽譜)

ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフ (Wikipedia)

Joseph von Eichendorff (Wikipedia)(独語)

アーメリング&デームスの『リーダークライスOp.39』が収録された29枚組CD

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エリー・アーメリング公式チャンネル更新:シューマン『リーダークライスOp. 39』、Hollandse helden 4,5

エリー・アーメリング(Elly Ameling)のYouTube公式チャンネルが立て続けに更新され、3本の動画がアップされています。

●Elly Ameling - Rudolf Jansen; Liederkreis op. 39 - Schumann

オリジナルのサイトはこちら
アーメリングとルドルフ・ヤンセンによるアイヒェンドルフの詩によるシューマンの歌曲集『リーダークライスOp. 39』全曲です。録音年月日はCD"80 jaar"に収録したものと同音源だとすると1980年5月2日ですが、概要欄に記載された1983年2月3日は別のコンサートと混同しておられるかもしれません(ブレスの位置やミスした音の感じ等からしてCDと同一音源のように思われます)。ルドルフ・ヤンセンのピアノパートも味わい深いです。
Elly Ameling
Rudolf Jansen - Piano
Avro Radio Feb. 3, 1983 (or May 2, 1980 ?)

●Hollandse helden deel 4

オリジナルのサイトはこちら
もともとはNPO Radio4のサイトで2023年にアーメリングの90歳を記念して公開された"Hollandse Helden"(オランダの英雄)という5回のシリーズでオランダ国内限定で聞くことが可能だったものの第4回分と同一と思われます。このたびYouTubeにアップされたことでオランダ国外でも聞くことが出来てファンとしては感無量です!(オランダ語ですが...)シューマン「献呈(Widmung)」の中にフロレスタン(外交的性格)とオイゼービウス(内面的性格)の両面が含まれていると話しているようです。他にムソルクスキーの歌曲集『子供部屋』から「すみっこで(Im Winkel)」(ドイツ語版:おばあさんに猫のいたずらの濡れ衣を着せられた男の子の泣き言)とショッソンの「リラの花咲くころ」について語っています。

●Hollandse helden deel 5

オリジナルのサイトはこちら
NPO Radio4のサイトの"Hollandse Helden"(オランダの英雄)の最終回(第5回)ではガーシュウィン「アイ・ガット・リズム」、デューク・エリントン「イン・ア・センティメンタル・ムード」、フーゴ・ヴォルフ「飽くことない愛」、R.シュトラウス「万霊節」についてです。ヴォルフでは若い頃と円熟期の録音が流れ、その違いの大きさが演奏家の進化・深化をあらわしていると思いました。アーメリングの口真似が聞けたり、とにかく茶目っ気全開の明るく元気なアーメリングです。

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エリー・アーメリング&ルドルフ・ヤンセン/シューマン&ブラームス・リサイタル(1983年 ニューヨーク)

動画サイトでエリー・アーメリング&ルドルフ・ヤンセンによる1983年のリサイタル音源がアップされていました。いつもながらkadoguy様に感謝です。

An Elly Ameling Recital (New York, 1983)

Channel名:kadoguy(オリジナルのサイトはこちら。音が出るので注意!)

前半がシューマンの歌曲集『女の愛と生涯』と3曲の歌曲、後半がブラームスの歌曲とドイツ民謡編曲(WoO. 33)という王道のドイツ歌曲プログラムです。彼女のブラームス歌曲のライヴ音源はあまりないと思うので貴重です!
先日逝去されたルドルフ・ヤンセンがピアノを弾いています。ヤンセンの細やかな表現とアンサンブルの妙味を堪能するのにうってつけの音源だと思います。

シューマンの独立した3曲と歌曲集『女の愛と生涯』で前半のプログラムを組むのはアーメリングがよくやる選曲で、私も初めてこの二人を実演で聞いた1987年の来日公演でも下記曲目の「ことづて」が「くるみの木」になっている以外は同じでした(3曲が『女の愛と生涯』より先に演奏されましたが。この年のサントリーホールの公演でも前半は同じシューマンプログラムでNHKで映像収録されましたのでご覧になった方もいらっしゃると思います)。そして彼女の歌手として最後の来日となった1997年5月の横浜フィリアホールでも「献呈」「悲しみOp. 39-9」「くるみの木」と『女の愛と生涯』が前半のプログラムを占めたのでした。

今回の演奏もアーメリング、ヤンセンともに素晴らしかったです。ヤンセンが歌と一緒のところでいかに歌手の歌の流れに寄り添い、また歌のない箇所でいかに美しくピアノで歌っているかをぜひ聞いていただけたらと思います。

最後の「おお、お母さん、欲しいものがあるの」では聴衆も聞きながら盛り上がっていて、アーメリングもヤンセンもそれを受けて珍しくオリジナルにちょっと手を加えて最後を締めくくっていました。演奏家と聴衆が一つになった感じがいいですね。

エリー・アーメリング・リサイタル

録音:1983年5月19日, Kaufmann Concert Hall, the 92nd Street Y in New York City

エリー・アーメリング(ソプラノ)
ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)

シューマン/歌曲集『女の愛と生涯』op. 42(全8曲) 0:00

シューマン/献呈 op. 25, no. 1 24:53
シューマン/はすの花 op. 25, no. 7 27:20
シューマン/ことづて op. 77, no. 5 29:37

ブラームス/セレナーデ op. 106, no.1 31:59
ブラームス/あなたの青い瞳 op. 59, no. 8 33:43
ブラームス/メロディーのように op. 105, no. 1 36:13
ブラームス/あなたがほんの時折でも微笑めば op. 57, no. 2 38:29
ブラームス/私たちは歩き回った op. 96, no. 2 40:05
ブラームス/永遠の愛について op. 43, no. 1 43:41

ブラームス/すぐにおいで op. 97, no. 5 48:25
ブラームス/娘は語る op. 107, no. 3 50:56
ブラームス/あの下の谷底に WoO. 33 no. 6 52:17
ブラームス/私の娘はばら色の口をしている WoO. 33 no. 25 55:09
ブラームス/お姉ちゃん WoO. 33, no. 15 57:02
ブラームス/おお、お母さん、欲しいものがあるの WoO. 33 no. 33 1:00:27

An Elly Ameling Recital (New York, 1983)

Elly Ameling, soprano
Rudolf Jansen, piano

Rec. 19 May 1983, Kaufmann Concert Hall, the 92nd Street Y in New York City

I. Robert Schumann: Frauenliebe und -Leben, op. 42
- Seit ich ihn gesehen 0:00
- Er, der Herrlichste von allen 3:01
- Ich kann's nicht fassen 6:25
- Du Ring an meinem Finger 8:32
- Helft mir, ihr Schwestern 11:26
- Süsser Freund, du blickest 13:30
- An meinem Herzen 18:52
- Nun hast du mir der ersten Schmerz getan 20:19

II. Schumann: Three songs
- Widmung, op. 25, no. 1 24:53
- Die Lotosblume, op. 25, no. 7 27:20
- Aufträge, op. 77, no. 5 29:37

III. Johannes Brahms: Six songs
- Ständchen, op. 106, no.1 31:59
- Dein blaues Auge, op. 59, no. 8 33:43
- Wie Melodien zieht es, op. 105, no. 1 36:13
- Wenn du nur zuweilen lächelst, op. 57, no. 2 38:29
- Wir wandelten, op. 96, no. 2 40:05
- Von ewiger Liebe, op. 43, no. 1 43:41

IV. Brahms: Six songs
- Komm bald, op. 97, no. 5 48:25
- Das Mädchen spricht, op. 107, no. 3 50:56
- Da unten im Tale, WoO. 33 no. 6 52:17
- Mein Mädel hat einen Rosenmund, WoO. 33 no. 25 55:09
- Schwesterlein, WoO. 33, no. 15 57:02
- Och Mod'r, ich well en Ding han, WoO. 33 no. 33 1:00:27

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エリー・アーメリング91歳を祝して

我らがエリー・アーメリング(Elly Ameling)様が今日(2024.2.8)で91歳になられました。おめでとうございます!

昨年は90歳を記念してオーストラリアのEloquenceレーベルが彼女のPhilips、Deccaの録音の集大成をしてくれて、ファンとしては長年の夢がようやく叶って大喜びでした。しかし、実は彼女はCBS系(CBS Masterworks, CBS/Sony等)のレーベルにも多くの録音を残していて、それらは復活の兆しが見えません。
LPで聞けばいいのですが、いつかCDで復活してほしいと期待する気持ちもありますので、CBS系の未CD化のLPをここでまとめておきたいと思います。ちなみに下記のうち、メンデルスゾーン歌曲集のLPに関しては、アーメリングの公式YouTubeチャンネルにおそらく同一音源が全曲アップされていますので、興味のある方はそちらをぜひお聞きください(こちらのリンク先)。

この他に1977年9月27日~10月2日にかけてBenson and Hedges Music Festivalで催されたライヴ録音で様々なアーティストの演奏が聴ける3枚組のLPがあり、アーメリングはピーター・ピアーズ&ドルトン・ボールドウィンとシューベルトの二重唱曲2曲("Mignon und der Harfner - Nur wer die Sehnsucht kennt", "Licht und Liebe")を歌っていますが、これは幸いCD化されていて、各種サブスクでも聞けると思います(オリジナルのLP3枚組の曲とは異なるカップリングですが)。

Souvenirs

CBS
Rec. Nov. 1977, 30th Street Studio, NYC

Elly Ameling, soprano
Dalton Baldwin, piano

Rossini: La danza
Canteloube: Brezairola
Rodrigo: De los alamos
Émile Vuillermoz: Jardin d'amour
Rachmaninoff: Spring waters
Hahn: La dernière valse
Ives: Memories
Schönberg: Gigerlette
Yoshinao Nakada: Oyasuminasai

Purcell: Music for a while
John Weldon: The wakeful nightingale
Britten: O waly, waly
Frank Martin: Unter der Linden
Liszt: O lieb
Sibelius: Våren flyktar hastigt
Dutch folk song: Moeke
Emiel Hullebroeck: Afrikaans Wiegeliedjie

エリー・アメリンク・リサイタル

CBS/SONY
録音:1977年11月, 30th Street Studio, NYC

エリー・アメリンク(ソプラノ)
ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)

ロッシーニ:踊り
カントルーブ:子守歌
ロドリーゴ:お母さん、ポプラの林へ行ってきたよ
ヴュイエルモズ:愛の庭
ラフマニノフ:雪解け
アーン:ラストワルツ
アイヴズ:追憶
シェーンベルク:ギゲールレッテ
中田喜直:おやすみなさい

パーセル:憩いの音楽
ウェルドン:眠らないよるうぐいす
ブリトゥン:おお、あわれよ
マルタン:菩提樹の下で
リスト:おお、いとしい人よ
シベリウス:春は飛ぶが如く足早に
オランダ民謡:母
フレブレーク:アフリカーンスの子守歌

(※日本語表記はLPの表記に従いました)

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THINK ON ME - AMELING Sings WORLD FAVORITE SONGS

CBS MASTERWORKS
Rec. Oct. 1979, Holland

Elly Ameling, soprano
Dalton Baldwin, piano

Lady John Scott (Old Scots air): Think on me
Jean Baptiste Weckerlin: Tambourin
Dutch folk song: Des winters als het regent
Vaughn Williams: Silent noon
Dvořák: Als die alte Mutter
Liszt: Es muss ein Wunderbares sein
Brahms: Mein Mädel hat einen Rosenmund
Wagner: Träume

Granados: El majo discreto
Guastavino: La rosa y el sauce
Joaquin Nin: Paño murciano
Xavier Montsalvatge: Canción de cuna para dormir a un negrito
Turina: Las locas pór amor
Poulenc: Les chemins de l'amour
Hahn: Le rossignol des lilas
Gershwin: By Strauss

エリー・アメリング愛唱集

CBS/SONY
録音:1979年10月, オランダ

エリー・アメリング(ソプラノ)
ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)

スコットランド民謡:わたしのことを思ってね
ヴェッケルリン:タンブラン
オランダ民謡:冬に雨が降ると
ヴォーン=ウィリアムズ:しずかな真昼
ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌
リスト:愛はすばらしいもの
ブラームス:乙女の唇はバラのように赤い
ワーグナー:夢

グラナドス:かしこいマホ
グァスタビーノ:バラと柳
ニン:パーニョ・ムルシアーノ
モンサルバーチェ:黒人の子守歌
トゥリーナ:恋狂い
プーランク:愛の小径
アーン:リラにくる夜ウグイス
ガーシュイン:シュトラウス礼讃

(※日本語表記はLPの表記に従いました)

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Fauré: La bonne chanson / Debussy: Chansons de Bilitis, Ariettes oubliées

CBS MASTERWORKS
Rec. Nov. 1979, New York

Elly Ameling, soprano
Dalton Baldwin, piano

Debussy: "Ariettes oubliées"
1) C'est l'extase langoureuse
2) Il pleure dans mon coeur
3) L'ombre des arbres
4) Paysages belges. Chevaux de bois
5) Aquarelles. Green
6) Aquarelles. Spleen

Debussy: "Trois chansons de Bilitis"
1) Flûte de Pan
2) La chevelure
3) Le tombeau des Naïades

Fauré: "La bonne chanson, Op. 61"
1) Une Sainte en son auréole
2) Puisque l'aube grandit
3) La lune blanche
4) J'allais par des chemins perfides
5) J'ai presque peur, en vérité
6) Avant que tu ne t'en ailles
7) Donc, ce sera par un clair jour d'été
8) N'est-ce pas?
9) L'hiver a cessé

アメリング/ドビュッシー、フォーレを歌う

CBS/SONY
録音:Nov. 1979, New York

エリー・アメリング(ソプラノ)
ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)

ドビュッシー:「忘れられた小唄」
1)ものうくも
2)巷に雨の降るように
3)木々の影
4)木馬
5)グリーン
6)憂鬱

ドビュッシー:「ビリチスの歌」
1)パンの笛
2)髪
3)ナイアードの墓

フォーレ:「優しい歌」
1)後光に映える聖女
2)あけぼのはひろがり
3)白い月
4)ぼくは放浪の道を歩いていた
5)ほんとにぼくは怖いくらいだ
6)おまえが消えゆく前に
7)さて、明るい夏の日
8)ねえ、どう?
9)冬は終った

(※日本語表記はLPの表記に従いました)

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Mendelssohn: Lieder

CBS MASTERWORKS
Rec. 4 Dec. 1979, 30th Street Studio, NYC

Elly Ameling, soprano
Rudolf Jansen, piano

Felix Mendelssohn:

Auf Flügeln des Gesanges, Op. 34-2
Gruss, Op. 19-5
Neue Liebe, Op. 19-4
Romanze, Op. 8-10
Bei der Wiege, Op. 47-6
Tröstung, Op. 71-1
Im Herbst, Op. 9-5
Frühlingslied, Op. 47-3
Der Mond, Op. 86-5

Der Liebende schreibt, Op. 86-3
Suleika, Op. 34-4 ("Ach, um deine feuchten Schwingen")
Suleika, Op. 57-3 ("Was bedeutet die Bewegung?")
Lieblingsplätzchen, Op. 99-3
Das erste Veilchen, Op. 19-2
Des Mädchens Klage
Nachtlied, Op. 71-6
Hexenlied, Op. 8-8

“歌の翼に”~アメリング/メンデルスゾーン歌曲集

CBS/SONY
録音:1979年12月4日 ニューヨーク、30番街スタジオ

エリー・アメリング(ソプラノ)
ルドルフ・ヤンセン(ピアノ)

メンデルスゾーン:

歌の翼に 作品34-2
挨拶 作品19-5
新しい愛 作品19-4
ロマンス 作品8-10
ゆりかごのそばで 作品47-6
慰さめ 作品71-1
秋に 作品9-5
春の歌 作品47-3
月 作品86-5

恋する女の手紙 作品86-3
ズライカ 作品34-4
ズライカ 作品57-3
お気に入りの場所 作品99-3
最初のすみれ 作品19-2
乙女のなげき (遺作)
夜の歌 作品71-6
魔女の歌 作品8-8

(※日本語表記はLPの表記に従いました)

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Schubert: Lieder & Der Hirt auf dem Felsen

CBS MASTERWORKS
P1980

Elly Ameling, soprano
Irwin Gage, piano
Guy Deplus, clarinet*
Julia Studebaker, horn**

Schubert:

Der Hirt auf dem Felsen, D.965*

Auf dem Strom, D.943**

Four Songs On Italian Texts
Guarda, che bianca luna, D.688/2
Mio ben ricordati, D.688/4
Non t'accostar all'urna, D.688/1
Da quel sembiante appresi, D.688/3

Four Songs Of The Seasons
Gott im Frühlinge, D.448
Die Sommernacht, D.289b
Herbst, D.945
Der Winterabend, D.938

アメリング/シューベルトをうたう

CBS/SONY
P1980

エリー・アメリング(ソプラノ)
アーウィン・ゲージ(ピアノ)
ガイ・デプルス(クラリネット)*
ジュリア・ステュードベイカー(ホルン)**

シューベルト:

岩上の牧童D.965*
流れをくだる船の上でD.943**

四つのカンツォーネ
見よ、何と青白き月よD.688/2
愛しきひとよ、忘るるなD.688/4
おくつきには近寄るなかれD.688/1
かの面立ちより知れるはD.688/3

四季それぞれの歌
春の神D.448
夏の夜D.289b
秋D.945
冬の夕べD.938

(※日本語表記はLPの表記に従いました)

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Christmas With Elly Ameling

CBS MASTERWORKS
P1980

Elly Ameling, soprano
Dalton Baldwin, piano*
Alda Stuurop, violin**
Janneke van der Meer, violin**
Linda Ashworth, viola**
Richte van der Meer, violoncello**, ***
Anthony Woodrow, double bass**
Anneke Uittenbosch, harpsichord**

Alessandro Scarlatti: Cantata pastorale per la nativita di nostro signore Gesu Christo**
Richard Strauss: Weihnachtsgefühl*
Reger: Mariä Wiegenlied, Op. 76, Nr. 52*
Wolf: Epiphanias*

Cornelius: "Weihnachtslieder, Op. 8"*
1) Christbaum
2) Die Hirten
3) Die Könige
4) Simeon
5) Christus der Kinderfreund
6) Christkind

Alphons Diepenbrock: Berceuse*,***
Joaquin Nin: Villancico castellano*
Joaquin Nin: Villancico vasco*

アメリング/クリスマスをうたう
CBS/SONY
P1980

エリー・アメリング(ソプラノ)
ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)*
アルダ・ストゥーロップ(バロック・ヴァイオリン)**
ジャネッケ・ヴァン・デル・メール(バロック・ヴァイオリン)**
リンダ・アッシュワース(バロック・ヴィオラ)**
リヒテ・ヴァン・デル・メール(バロック・チェロ)**
アンソニー・ウッドロー(コントラバス)**
アネッケ・ウィッテンボッシュ(ハープシコード)**
リヒテ・ヴァン・デル・メール(チェロ)***

アレッサンドロ・スカルラッティ:イエス・キリスト御降誕のためのパストラル・カンタータ**
R.シュトラウス:クリスマスの気分*
レーガー:マリアの子守歌*
ヴォルフ:主顕節*

コルネリウス:「クリスマスの歌」作品8*
1)クリスマス・ツリー
2)羊飼いたち
3)3人の王
4)シメオン
5)子供たちの友キリスト
6)幼な児キリスト

アルフォンス・ディーペンブロック:子守歌*,***
ホアキン・ニン:カスティーリャ地方のビリャンシーコ*
ホアキン・ニン:バスク地方のビリャンシーコ*

(※日本語表記はLPの表記に従いました)

Christmas-with-elly-ameling

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アンドレ・メサジェ(1853-1929)作曲の歌劇『フォルテュニオ』(André Messager: Fortunio)全曲音源(ジャクリーヌ役:エリー・アーメリング)(1959年放送録音)

André Messager's "Fortunio" (1959)

Channel名:kadoguy(オリジナルのサイトはこちらのリンク先です:音声が出ますので注意!)

André Messager: "Fortunio"

Recording: 3 January 1959
VARA

Simon van der Geest (Fortunio)
Elly Ameling (Jacqueline)
Hans Wilbrink (Landry)
Wim Lamme (Guillaume / de Verbois)
Lydia Stappers (Madelon)
Jos Burcksen (Maître André)
Jan Derksen (Clavaroche)
Dick de Jong (Subtil)
Groot Omroepkoor
Omroeporkest
Albert Wolff (conductor)

アンドレ・メサジェ/歌劇『フォルテュニオ』

1959年1月3日録音(※動画ではbroadcast(放送日)と表示されていますが、後述の抜粋CDでは録音と書かれており、こちらのオランダ放送局の音源を保管してあるBeeld en GeluidでもRecording Information(録音情報)の欄に日付が書かれているので、録音日の可能性があります。)
放送局:VARA

スィモン・ファン・デア・ヘースト(フォルテュニオ)
エリー・アーメリング(ジャクリーヌ)
ハンス・ヴィルブリンク(ランドリ)
ヴィム・ラメ(ギョーム/ドゥ・ヴェルボワ)
リディア・スタッペルス(マドゥロン)
ヨス・ビュルクセン(アンドレ先生)
ヤン・デルクセン(クラヴァロッシュ)
ディック・ドゥ・ヨン(シュプティル)
オランダ放送大合唱団
オランダ放送管弦楽団
アルベール・ヴォルフ(指揮)

"Jan Derksen 80: Un giubileo immaginario"というオランダのバリトン歌手ヤン・デルクセンの80歳を記念してかつてリリースされた6枚組のCDに1959年1月3日録音の「フォルテュニオ」の抜粋が含まれていて、そこにエリー・アーメリングをはじめとする当時のオランダの名歌手たちが参加していました。[CD3]のトラック3~18までにあてられていて、詳細は下記の通りです(こちらのリンク先で43~58番目をクリックすると少しずつ試聴できます)。

3
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Scène 4: Ah! voici des soldats (Landry, les Bourgeois)
Hans Wilbrink(Landry), Omroepkoor, Omroeporkest, Albert Wolff(C)

4
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Or çà! nous sommes entre gens de guerre (Clavaroche, de Verbois, d'Azincourt)
Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

5
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Scène 5: Ce sermon était excellent (Maître André, Jacqueline)
Jos Burcksen(Maître André), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

6
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Scène 6: Vous l'avez dit, morceau de roi! (Clavaroche, d'Azincourt, Jacqueline)
Jan Derksen(Clavaroche), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

7
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Monsieur, je suis toute confuse (Jacqueline, Clavaroche)
Elly Ameling(Jacqueline), Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

8
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Scène 7: Vous voilà donc enfin (Maître André, Jacqueline, Clavaroche)
Jos Burcksen(Maître André), Elly Ameling(Jacqueline), Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

9
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 1 Que dites-vous du nom de Clavaroche? (Maître André, Jacqueline, Clavaroche)
Jos Burcksen(Maître André), Elly Ameling(Jacqueline), Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

10
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 2 Scène 2: Ah! quelle affaire! (Jacqueline, Clavaroche)
Elly Ameling(Jacqueline), Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

11
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 2 Adieu! Quand tout sourit à notre flamme! (Clavaroche, Jacqueline)
Jan Derksen(Clavaroche), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

12
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 2 C'est un garçon de bonne mine (Clavaroche, Jacqueline)
Jan Derksen(Clavaroche), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

13
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 2 Ah! la singulière aventure (Jacqueline, Clavaroche)
Elly Ameling(Jacqueline), Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

14
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 3 Scène 2: Par la Saint Sambreguoi! (Clavaroche)
Jan Derksen(Clavaroche), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

15
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 3 Scène 3: Enfin vous voilà ma charmante (Clavaroche, Jacqueline)
Jan Derksen(Clavaroche), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

16
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 3 Scène 4: Capitaine je vous salue (Maître André, Clavaroche, Jacqueline, Fortunio)
Jos Burcksen(Maître André), Jan Derksen(Clavaroche), Elly Ameling(Jacqueline), Simon van der Geest(Fortunio), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

17
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 3 Côteaux brûlants (Maître André, Clavaroche, Fortunio, Jacqueline)
Jos Burcksen(Maître André), Jan Derksen(Clavaroche), Simon van der Geest(Fortunio), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

18
Messager: Fortunio (Excerpts): Act 3 Si vous croyez que je vais dire (Fortunio, Maître André, Clavaroche, Jacqueline)
Simon van der Geest(Fortunio), Jos Burcksen(Maître André), Jan Derksen(Clavaroche), Elly Ameling(Jacqueline), Omroeporkest, Albert Wolff(C)

今回アップされたのは同一音源の全曲版のようです。
リブレットの日本語対訳はインターネット上では見つからなかったのですが、フランス語のリブレットを閲覧出来るサイトがこちらのリンク先にありました。リンク先右側のPDFのリンクからダウンロードも出来るようになっています。

アーメリングはジャクリーヌ役で公証人アンドレの妻という設定です。第1幕第5場(16:25頃~)ではじめて登場します。夫のアンドレの言葉に対して数回"Oui mon ami."を繰り返します。すぐに第6場に移り、ここではジャクリーヌをものにしようとする隊長Clavarocheとの対話が続きます。次の第7場では再び夫アンドレとの対話となります。日本語のあらすじはこちら(Wikipedia)で読めます。これによるとジャクリーヌ役は既婚者でありながら数人から思いを寄せられる役でほぼ出ずっぱりのようで、準主役といってもいいと思います。

26歳直前のアーメリングがすでに芸術的に完成されていて、歌劇の表現にも優れた適性をもっていたことが分かります。おそらく演奏会形式と想像されますが、愛らしいアーメリングの歌声を聞くと、その表情まで目に浮かぶようです。

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