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エリー・アーメリング(Elly Ameling)の「Musings on Music」シリーズ:休憩(an intermission)

●Musings on Music - an intermission

Channel名:Elly Ameling (オリジナルのサイトはこちらのリンク先です)

(エリー・アーメリングの言葉)
芸術歌曲の愛好家の皆さん、
93歳になっても私はまだ27年経ったトヨタの自動車を運転しています。ありがたいことに運転免許証も更新できました。ハンドルさばきの試験なしですが。
もちろん私はかなり静かな近所の東へ6km、そして南へ8kmより遠くへは運転しません。食料を調達したり、友人たちを小さな列車の駅に迎えに行ったり、居心地のよいレストランに行ったりするぐらいです。
93歳になって私は休憩をする時が来たと考えました。
なんの休憩?とあなたは尋ねるかもしれません。
「Musings on music」「Elly's essentials」のシリーズを休むことにしました。
現代技術のおかげで、私の投稿した過去の「Musings...」「...essentials」シリーズは今でもYouTubeに残っていて永遠に視聴できます。
あなたがもう一度見る必要を感じたら、私はこれらの動画を再び見るようにお招きして、楽しんでいただければと思います。最初に視聴した時に見逃した内容が見つかるかもしれません。
私たちは夏の間何をするのでしょう。私の歌った声楽曲を楽譜を写しながらコメントなしでいくつか投稿する予定です。
皆さんは私の初期のシリーズ「Some thoughts on the heart of art song」をご存じでしょうか。
こちらのリンク(画面右上)をクリックすると御覧いただけます。
その間に、トム・ヤンセンの貴重な助力を得て、9月に始まる新しい動画の準備をしようと思います。その時に、再び皆さんを音楽的、声楽的な喜びの世界にお連れできればと願っています。

2:51-7:21
Richard Strauss: Vier letzte Lieder - September
Elly Ameling, soprano
Royal Concertgebouw Orchestra
Wolfgang Sawallisch, conductor
Recorded: 23 November 1983, Concertgebouw, Amsterdam
AVRO Radio (live)

September (from "Vier letzte Lieder")
 九月 (歌曲集『四つの最後の歌』より第2曲)

(※原著者のヘルマン・ヘッセは1962年没でまだ死後70年経過していない為、テキスト原文のこちらへの引用は控えます)

庭は悲しみにくれ、
冷たく花の中に雨が沈み落ちる。
夏は身震いする、
静かに最期の時に向かって。

黄金色に一枚一枚、葉が滴り落ちる、
高いアカシアの木から。
夏は驚いて、力なく、
死に行く庭の夢に微笑みかける。

さらに長いこと、バラのそばに
夏はとどまり、休みたいと願う。
ゆっくりと夏は、
眠くなった目を閉じるのだ。

詩:Hermann Hesse (1877-1962), "September", subtitle: "(1927)", written 1927
曲:Richard Georg Strauss (1864-1949), "September", WoO. 150 no. 2 (1948), published 1950 [ soprano and orchestra ], from Vier letzte Lieder, no. 2

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(参考)

Musings on Music - an intermission (YouTube)

The LiederNet Archive

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ヴォルフ:慎ましい恋(Bescheidene Liebe)

Bescheidene Liebe
 慎ましい恋

Ich bin wie and're Mädchen nicht,
die, wenn sie lieben, schweigen
und ihr Geheimnis hütend stumm,
das kranke Köpfchen neigen.
Ja, meine Liebe ist nicht stumm,
mein Plaudern geb' ich nicht darum;
ich liebe doch ganz eigen.
 私は他の女の子とは違うの、
 みんな恋をすると口を閉ざして
 秘密を守ろうと押し黙り
 恋煩いのあまりうなだれてしまうでしょう。
 そう、私は恋すると黙ったりしない、
 だからといってぺちゃくちゃ秘密を漏らしたりしないけど、
 これが私の恋のやりかたなのよ。

Ich bin wie and're Mädchen nicht,
die, wenn sie lieben, hoffen;
ich trage meine Lieb' zur Schau
vor aller Welt ganz offen.
Oft hat mich schon lieb Mütterlein
mit dem Herzallerliebsten mein
beim Kosen angetroffen.
 私は他の女の子とは違うの、
 みんな恋をすると成就してほしいと望みをかけるでしょう。
 私はみんなの前で
 堂々と恋人を見せつけちゃう。
 もうお母さんもしょっちゅう
 私が最愛の恋人と
 いちゃついているところに出くわしているわ。

Ich bin wie and're Mädchen nicht,
doch glücklich, wie ich glaube,
denn meine Liebe richtet sich
auf Trauring nicht und Haube.
Er bleibt mein trauter Bräutigam,
er girrt so süß, er ist so zahm
mein Lieb ist meine Taube.
 私は他の女の子とは違うの、
 でも幸せだと思うわ、
 だって私の恋は
 指輪だの結婚だのと意識しなくていいから。
 彼が私のいとしい花婿さん、
 とっても可愛らしく鳴いて人懐っこいの、
 私の恋人は鳩なのよ。

詩:Anonymous / Unidentified Author / Dichter unbekannt
曲:Hugo Wolf (1860-1903), "Bescheidene Liebe", 1877 

作曲:(1877年-1878年の年の変わり目)

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この歌曲「慎ましい恋(Bescheidene Liebe)」は謎が多く、作曲年月日も場所も記載されておらず、詩の作者も分かっていません。ヴォルフ全集第7/I巻では「自筆譜の筆跡から(※校訂報告による)」1876年末あるいは1877年初めにヴィーンで(Wien, Ende 1876 oder anfangs 1877)作曲されたのだろうと推測されていましたが、その後未完成作品を集めたヴォルフ全集第7/IV巻に掲載された初期歌曲の一覧では1877年-1878年の年の変わり目(Jahreswende 1877-1878)に変更されていましたので、最新の研究ではこちらの説が有力なのだと思います。

他の女の子は恋をすると口をつぐみ、恋煩いに苦しんだり、恋が成就するように願ったりするけど、私は違うの、黙りこんだりしないし、恋人を見せつけちゃうぐらい、でもその恋人というのは「鳩」なんだけどね、というおちで締めくくります。

ヴォルフは、3節からなる有節歌曲として作曲しました。すなおな曲調が好まれるのか、動画サイトには現役演奏家や学生の演奏が沢山投稿されていました。ただ商業録音となると、それほど多くはなく、私がこの曲をはじめて聞いたのはバーバラ・ボニー&ジェフリー・パーソンズのDGレーベルへのヴォルフ&シュトラウス歌曲集のCD(1989年6月録音)でした(動画サイトにはアップされていませんでした)。この録音は現在サブスクにもあがっていないようで入手しにくいかもしれませんが、機会がありましたらボニーのコケティッシュな歌を聴いてみていただけたらと思います。

Lieder aus der Jugendzeit: Herausgegeben von F. Foll: Berlin: Bote & Bock, 1900
Bescheidene-liebe 

2/4拍子
ト長調(G-dur)
Launisch (気まぐれに)

●Rita Streich: "Bescheidene Liebe" von Hugo Wolf
リタ・シュトライヒ(S), ピアニスト不明
Rita Streich(S), unidentified pianist

Channel名:Klaus-St. 1(オリジナルのリンク先はこちら)

●[Wolf: Bescheidene Liebe] ("Bescheidene Liebe"は8:17まで進めてからご覧ください)
WolfZWölf vol 10「初期歌曲集」
林田明子(S), 松川儒(P)
Akiko Hayashida(S), Manabu Matsukawa(P)

Channel名:tan t.(オリジナルのリンク先はこちら)
ヴォルフ歌曲全曲演奏会「シリーズⅩ」2006年9月26日 浜離宮朝日ホール

●[Hugo Wolf:] Bescheidene Liebe
メアリー・ベヴァン(S), ショルト・カイノホ(P)
Mary Bevan(S), Sholto Kynoch(P)

Channel名:メアリー・ビーヴァン - トピック(オリジナルのリンク先はこちら)
ライヴ録音:11 October 2011, Holywell Music Room, Oxford, U.K.

●Hugo Wolf: Bescheidene Liebe – Juliane Banse (Sopran) & Marcelo Amaral (Klavier), 25.05.2019
ユリアーネ・バンゼ(S), マルセル・アマラウ(P)
Juliane Banse(S), Marcelo Amaral(P)

Channel名:Internationale Hugo-Wolf-Akademie(オリジナルのリンク先はこちら)

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(参考)

The LiederNet Archive

Hugo Wolf: Hugo Wolf Kritische Gesamtausgabe - Nachgelassene Lieder I (1877/78)
stretta music
Musikwissenschaftlicher Verlag

IMSLP

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ハイドン「ハーモニー・ミサ("Harmoniemesse", Hob. XXII:14)」に参加した若かりしエリー・アーメリングの音源(1959年, アムステルダム・コンセルトヘバウ)

1959年1月18日にアムステルダムのコンセルトヘバウで催されたベルナルト・ハイティンク指揮コンセルトヘバウ管弦楽団のコンサートにエリー・アーメリング(Elly Ameling)が参加した際のライヴ音源をkadoguy様がアップしてくださいました。

●Joseph Haydn: "Harmoniemesse", Hob. XXII:14 (Amsterdam, 1959)

Channel名:kadoguy (オリジナルのサイトはこちらのリンク先です)

コンセルトヘバウの公演アーカイヴで検索すると、このメンバーでの演奏は1959年1月17日、18日の2日間行われたそうで、この音源は2日目ということになります。

ちなみに検索の仕方はこちらのリンク先を開くと、下図が表示されます(検索結果のURLが表示されない仕様の為、お手数ですが興味のある方は検索してみてください)。
Photo_20260307164501 

①にAmelingと入力すると、図のように正式名称のプルダウンが入力欄の真下に表示されるので、それをクリックします。
次に②をクリックすると、アーメリングが出演したコンサートの詳細が表示されます。

ミサ曲というと、合唱が中心で、たまに独唱者がわずかな部分を歌うというイメージが私にはあったのですが、このハイドンのミサ曲、キリエからアニュス・デイまでの6つの部分すべてで独唱者のパートがあります。つまり、他のミサ曲に比べて独唱者の歌を多めに聞くことが出来ます。
当時のオランダの若き有望歌手を4人そろえて、ハイティンクがコンセルトヘバウを指揮しています。

前年にジュネーヴのコンクールで優勝し、同じ年の暮れにはフランク・マルタンのオラトリオ『降誕の秘蹟』の世界初演にも出演するという一気に認知度が高まった時期のアーメリングのみずみずしい美声を存分に堪能することが出来ます。アーメリングを含む独唱者たちの出番はかなり多いので、最初から聞いても楽しめると思います。

ハイドン:「ハーモニー・ミサ」Hob. XXII:14

録音:1959年1月18日、コンセルトヘバウ, アムステルダム

エリー・アーメリング(S)
ロース・ブルスマ(A)
トム・ブラント(T)
ハンス・ヴィルブリンク(BR)

オランダ放送合唱団
コンセルトヘバウ管弦楽団
ベルナルト・ハイティンク(C)

キリエ 0:39-
グロリア 8:05-
クレド 18:13-
サンクトゥス 29:10-
ベネディクトゥス 31:48-
アニュス・デイ 36:28-

Joseph Haydn: "Harmoniemesse", Hob. XXII:14

Recorded: 18 January 1959, Concertgebouw, Amsterdam

Elly Ameling, soprano
Roos Boelsma, alto
Tom Brand, tenor
Hans Wilbrink, baritone

Netherlands Radio Choir
Concertgebouw Orchestra
Bernard Haitink, conductor

Kyrie 0:39-
Gloria 8:05-
Credo 18:13-
Sanctus 29:10-
Benedictus 31:48-
Agnus Dei 36:28-

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(参考)

Joseph Haydn: "Harmoniemesse", Hob. XXII:14 (Amsterdam, 1959)(YouTube)

ハルモニー・ミサ(Wikipedia: 日本語)

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エリー・アーメリング(Elly Ameling)の「Musings on Music」シリーズ:プランク「あなたはこんなふう」(Francis Poulenc: C'est ainsi que tu es, FP121, No. 2)

●C'est ainsi que tu es - Francis Poulenc - Musings on Music by Elly Ameling

Channel名:Elly Ameling (オリジナルのサイトはこちらのリンク先です)

0:05-2:28, 11:55-14:20
Francis Poulenc: C'est ainsi que tu es
Elly Ameling, soprano
Rudolf Jansen, piano
Recorded: 29 April - 3 May 1984, Oud Katholieke Kerk, Utrecht
Philips; DECCA

C'est ainsi que tu es (from "Métamorphoses, FP121")
 あなたはこんなふう (歌曲集『変身』より第2曲)

(※詩の掲載は省略します)

(冒頭訳:「魂の混ざったあなたの肉体、もつれた髪...」)
※英訳は動画をご覧ください。

詩:Louise de Vilmorin (1902-1969), "Portrait", written 1945, appears in Le Sable du sablier, Paris, Éd. NRF Gallimard, first published 1945
曲:Francis Poulenc (1899-1963), "C'est ainsi que tu es", FP 121 no. 2 (1943) [ high voice and piano ], from Métamorphoses, no. 2

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(参考)

C'est ainsi que tu es - Francis Poulenc - Musings on Music by Elly Ameling (YouTube)

The LiederNet Archive

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