« ギター版シューベルト歌曲(望月哲也&松尾俊介) | トップページ | 【生誕100年】ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau):ザルツブルク音楽祭出演記録(歌曲・声楽曲編①):1951年~1960年 »

2025年 今年もよろしくお願いいたします

皆様、明けましておめでとうございます。
いつもご訪問いただき、有難うございます。

年々月日の経つのが速く感じられ、アニバーサリーの作曲家を取り上げようと思っているうちにあっという間に1年が終わってしまいます。

必ずしもアニーバーサリーにとらわれる必要もないとは思いますが、普段あまり記事にしない音楽家に焦点を当ててみるという意味ではいい機会なのかもしれません。

昨年が没後5年のドルトン・ボールドウィン、ペーター・シュライアー、テオ・アーダム、ジェスィー・ノーマンについて記事に出来なかったのは心残りですが、これらの人たちは聞き比べの時などにしばしば登場するでしょうから、その時に聞いて思い出したいと思います。

それからクラシックではないですが、私が10代、20代ぐらいの頃にTVからその歌が頻繁に流れてきた中山美穂さんの早すぎる逝去はやはりびっくりしました。今でもいくつかの歌はサビだけならすぐに頭に浮かんでくるぐらい記憶に残っています。この際にいくつかの曲をサブスクや動画で聞いてみましたが、やはりスターというのはカリスマがありますね。私は歌謡曲やポップスはどちらかというと軽快で爽やかな声が好みなので、彼女の声は理想的でした。他のアイドルとは異なる落ち着いたオーラのある歌手・女優さんだったと思います。どうか安らかにお休みください。

脱線ついでに、昨年12月に中森明菜のリクエスト番組がラジオで4時間ぐらい放送されました。途中から聞き始め、しばらく止められなくなり、途中から用事をするために流しっぱなしにして用を済ませました。最後は明菜さん自身のリクエストで「Fin」(終わりということですね)が流れましたが、これも当時から知っていたものの、この数年私の中で大好きになった曲だったのでご本人がこの曲で締めくくったのは嬉しかったです。歌も素晴らしいのですが、動画で見ると顔の表情から全身で表現する振り付けが本当に作りこまれていてかっこいいんです。徐々に活動を再開してくれるようなのでこれからが楽しみです。

話を戻しますね。昨年はガブリエル・フォレの没後100年記念ということで、少しだけ記事にしましたが、フランス歌曲の歴史で最も重要な作曲家の一人であり、もう少し取り上げたいと思っていたところ、なんと今年2025年はフォレの生誕180年記念なのですね。というわけで、今年もフォレの記事をいくつか投稿できればいいなと思っております。

さらに生誕190年のサン=サーンス、生誕170年のショッソン(ショーソン)、生誕150年のラヴェル、レナルド・アン(レイナルド・アーン)、没後150年のビゼー、没後100年のサティ、カプレなどフランス歌曲の重要な作曲家たちのアニバーサリーでもあります。

生誕160年のシベリウス、生誕140年のアルバン・ベルク、バターワース、没後80年のヴェーベルン、没後60年の山田耕筰、没後50年のショスタコーヴィチなどが歌曲の歴史で重要な作曲家のアニバーサリーです。

歌曲に限らなければ、生誕340年の大バッハ、ヘンデル、D.スカルラッティ、生誕200年のヨハン・シュトラウス2世、生誕130年のカール・オルフ(「カルミナ・ブラーナ」が有名)、没後110年のスクリャービン、没後80年のバルトークあたりに注目される方もいらっしゃるのではないでしょうか(こちらのサイトを参照させていただきました。i-amabile様、有難うございます)。

私が個人的に特にお祝いしたいのは、やはりディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの生誕100年です!F=ディースカウの来日公演を息をひそめて聴いたあの日々が年々遠くなっていきますが、私の中で歌曲演奏における最も大きな存在の一人がこの巨匠であることは間違いありません。その膨大な録音によって、多くの歌曲が身近に聞けるようになったという意味でディースカウには感謝しかありません。ことあるごとにF=ディースカウ&ムーアのDGシューベルト歌曲全集を全部聞き通そうという計画を立てるのですが、いつも頓挫してしまうので、今年こそは制覇したいです。一度に聞くのは難しいので、月ごとにここまで聞くという計画を立ててみようかなと思っています。

2025年も皆様にとって素敵な音楽との出会いがあり、幸多い年になりますようお祈りいたします。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

| |

« ギター版シューベルト歌曲(望月哲也&松尾俊介) | トップページ | 【生誕100年】ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau):ザルツブルク音楽祭出演記録(歌曲・声楽曲編①):1951年~1960年 »

コメント

新年明けましておめでとうございます。
2000年も早や、25年目に入りましたね。月日の流れの速さを年々感じています。

昨年飛び込んできた中山美穂さんのニュースは衝撃でした。まだまだご活躍頂きたかったですね。
ディースカウさん、生誕100周年ですか!
また何か記念の音源や映像がでるでしょうか?
シューベルト歌曲通聴のご計画、是非実現してみてくださいね(*^^*)
一年かけて行う聖書通読というのがあるのですが、私もしばしば頓挫します(^^; 続けるのはなかなか大変なことめすよね。

今年も素敵な音楽、演奏にたくさん出会える一年でありますように。貴ブログにも期待しています。
本年もよろしくお願い致します。

投稿: 真子 | 2025年1月 1日 (水曜日) 00時19分

真子さん、明けましておめでとうございます。
コメント有難うございます。
本当に月日の経つのは速いですよね。

中山美穂さんのニュースはびっくりでしたね。知り合いにもお風呂で亡くなった方がいるので、出来る範囲で気を付けないとなと思っています。

ディースカウはスタジオ録音はほぼCD化や配信されているので、ライヴや映像の発掘があればいいなと思っています。
シューベルト全集は今年こそ全部聞きたいと思います。
真子さんも聖書通読というのをされているのですね。聖書はさらに大変そうですね。

真子さんにとって今年が素敵な年となりますよう祈っております。お体もお大事になさって下さいね。

今年もよろしくお願いいたします。

投稿: フランツ | 2025年1月 1日 (水曜日) 11時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ギター版シューベルト歌曲(望月哲也&松尾俊介) | トップページ | 【生誕100年】ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau):ザルツブルク音楽祭出演記録(歌曲・声楽曲編①):1951年~1960年 »