【没後100年記念】9種類のガブリエル・フォレ(Gabriel Fauré)歌曲全集
歌曲の全集は昔からある程度は作られていましたし、特にドイツ歌曲に限って言えば、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが男性用限定ですが歌曲全集を破竹の勢いで録音していました。一方フランス歌曲に目を転ずると、あることはあるのですが、ドイツ歌曲ほどは全集の形で作られることは多くなかったのではないかと思います(LP1枚に収まるデュパルクなどは別として)。
今年が没後100年にあたるガブリエル・フォレ(Gabriel Fauré: 12 May 1845 – 4 November 1924)の歌曲全集について調べてみたところ、なんと2024年現在で過去に9種類もの全集が作られていたことが判明して驚いています(他にも見落としがあるかもしれません)。
フォレ歌曲全集というと、1970年代にEMIで作られたエリー・アーメリング、ジェラール・スゼー、ドルトン・ボールドウィンによる素晴らしい名盤が真っ先に思い浮かびますが、同時期にCalliopeレーベルから6枚組のLPによる全集が出ていたのは知りませんでした。これはほとんどの歌曲をバリトンのジャック・エルビヨンが歌い、女性用の歌曲(LP1枚分のみ)をアンヌ=マリ・ロッドが担当し、ピアノをテオドル・パラスキヴェスコが弾いています。抜粋でCD化されていたようですが、さきほどApple musicで調べてみたところ全曲サブスクで聞けるようになっていました。
おそらく一番最初にフォレ歌曲全集がつくられたのは、1955年録音のWestminsterレーベルへのLP5枚組で、こちらも現在Apple musicで全曲聞けます。ドリアなど3人の歌手とグアのピアノ、デュエとジャノプロ(ヤノプロ)、ドゥレンヌとコックスによる演奏です。ティボーやシェリング、フルニエなど弦楽器奏者との共演で有名なジャノプロが歌手と共演している録音は珍しいのではないでしょうか。
1980年代は私の調べた限りではフォレ歌曲の全集録音はなく、1990年代にフランソワ・ル・ルーを中心とした全集が作られます。こちらのピアノはジェフ・コーエンが一人で担当し、若かりしドゥセも参加しています。
1990年代から2000年代にウォーカー、クラウセ、マーティノーの3人による4枚の全集がばらでリリースされ、その後、全集としてまとめて発売されたようです。
2000年代に歌曲王国Hyperionレーベルでグレアム・ジョンソンのピアノと大勢の歌手たちで4枚のCDがばらでリリースされましたが、その後2010年代にマーティノーのピアノと大勢の歌手たちによりSignumレーベルで全集が作られ、イギリスの名手二人が時期をずらして2種類のフォレ全集を作ったことになります。また、CRD Recordsでも全集を録音済のマルコム・マーティノーは、Signumレーベルの全集も完成してフォレ歌曲全集を2回全曲録音した今のところ唯一のピアニストとなりました。歌手ではフッシェクールが1990年代のREMの全集とSignumレーベルの両方に参加し、同様にエインスリーはHyperionとSignumの両方に参加しています。
2015-17年にAtmaレーベルに録音した全集は、ソプラノ、メッゾ、テノール、バリトンをそれぞれ1人ずつに割り振り、原調で聴ける全曲盤となっているようです。オリヴィエ・ゴダンの弾く1859年製エラールのピアノが当時の響きを体験させてくれるという意味でも意義深い録音だと思います。
そしてつい最近2020-2021年にApartéレーベルに録音された全集はとうとうテノール歌手とピアニストの2人だけによって全曲が演奏されたはじめての録音となりました。デュボワは柔らかく語るような歌が趣あってなかなかいいです。"r"の響きは他の歌手とは異なる響かせ方をしていて、より語りに近づいているように感じられます。
今回は歌曲全集のみをとりあげましたが、1枚物の選集でも優れた録音は沢山あります(ナタリ・ステュッツマン(シュトゥッツマン)&カトリーヌ・コラール、フレデリカ・ヴォン・スターデ(フォン・シュターデ)&ジャン=フィリップ・コラールなど)。さらに、パンゼラ、ベルナック、モラーヌ、バトリ、クロワザ、ヴァラン、マギー・テイト、ダンコなどフランス歌曲の伝統を引き継いできた往年の歌手たちも忘れるわけにはいきません。
それらも含めてそれぞれに特徴ある録音の中から、秋の夜長のお供にフォレの歌曲を聞いてみるのも素敵な時間の過ごし方ではないでしょうか。
(1)1955年録音 Westminster
ルネ・ドリア(S), ベルト・モンマール(S), ピエール・モレ(BR), シモーヌ・グア(P),
ジャック・デュテ(BR), タッソ・ジャノプロ(P),
ポール・ドゥレンヌ(T), ハリー・コックス(P)
LP: Westminster
Fauré: Complete Songs
Recording: 1955, Paris
Renée Doria(S), Berthe Monmart(S), Pierre Mollet(BR), Simone Gouat(P),
Jacques Dutey(BR), Tasso Janopoulo(P),
Paul Derenne(T), Harry Cox(P)
Vol. 1
Vol. 2
Vol. 3
Vol. 4
(2)1970, 1973-1974年録音 EMI
エリー・アーメリング(S), ジェラール・スゼー(BR), ドルトン・ボールドウィン(P)
LP, CD: EMI
Fauré: Intégrale des Mélodies
Recording: June 1970, Dec. 1973, Jan. - March 1974, Salle Wagram, Paris
Elly Ameling(S), Gérard Souzay(BR), Dalton Baldwin(P)
Disc 1 - Disc 4
(3)1974-1975年録音 Calliope
ジャック・エルビヨン(BR), アンヌ=マリ・ロッド(S), ソニア・ニゴゴシアン(S), テオドル・パラスキヴェスコ(P)
LP: Calliope
Fauré: Intégrale des Mélodies
Recording: Apr. 1974 to Sep. 1975, Paris
Jacques Herbillon(BR), Anne-Marie Rodde(S), Sonia Nigoghossian(S), Théodore Paraskivesco(P)
Mélodies, Op. 1, 2, 4 & 8
La bonne chanson, Op. 61, Mélodies, Op. 76, 83, 85 & 87, etc.
Le jardin clos, Op. 106 & L'horizon chimérique, Op. 118, etc.
La chanson d'Eve, Op. 95, Notre amour, Op. 3 No. 1 & Deux duos, Op. 10, etc.
(4)1991, 1992, 1993年録音 REM
フランソワ・ル・ルー(BR), ナタリ・ドゥセ(S), ベアトリス・ユリヤ・モンゾン(MS), ジャン=ポール・フッシェクール(T), ジェフ・コーエン(P)
CD: REM
Fauré: Mélodies (intégrale)
Recording: 1991, 1992, 1993
François Le Roux(BR), Natalie Dessay(S), Béatrice Uria-Monzon(MS), Jean-Paul Fouchécourt(T), Jeff Cohen(P)
CD 1 - CD 4
(5)1992年頃-2000年頃録音 CRD Records
サラ・ウォーカー(MS), トム・クラウセ(BR: Vol. III & IV), マルコム・マーティノー(P)
CD: CRD Records
Fauré: Mélodies Vol. I-IV
Recording: unknown (P1992, P1992, P1994, P2000)
Sarah Walker(MS), Tom Krause(BR: Vol. III & IV), Malcolm Martineau(P)
Vol. I
Vol. II
Vol. III
Vol. IV
(6)2002, 2003, 2004年録音 Hyperion
フェリシティ・ロット(S), ジェニファー・スミス(S), ジェラルディーン・マクグリーヴィー(S), シュテラ・ドゥフェクシス(S), ジョン・マーク・エインスリー(T), ジャン=ポール・フッシェクール(T), クリストファー・モルトマン(BR), スティーヴン・ヴァーコー(BR), グレアム・ジョンソン(P), ローナン・オホーラ(P)
CD: Hyperion
THE COMPLETE SONGS: 1-4
Recording: 2002, 2003 and 2004, All Saints' Church, East Finchley, London
Felicity Lott(S), Jennifer Smith(S), Geraldine McGreevy(S), Stella Doufexis(S), John Mark Ainsley(T), Jean-Paul Fouchécourt(T), Christopher Maltman(BR), Stephen Varcoe(BR), Graham Johnson(P), Ronan O'Hora(P)
Vol. 1
Vol. 2
Vol. 3
Vol. 4
(7)2015-2017年録音 Atma Classique
エレーヌ・ギルメット(S), ジュリー・ブリアンヌ(MS), アントニオ・フィグエロア(T), マルク・ブッシェ(BR), オリヴィエ・ゴダン(P: エラール (1859))
CD: Atma Classique
Fauré: Intégrale des mélodies
Recording: Oct. 2015 - Sep. 2017, Bourgie Hall at the Montréal Museum of Fine Arts
Hélène Guilmette(S), Julie Boulianne(MS), Antonio Figueroa(T), Marc Boucher(BR), Olivier Godin(P: Érard (1859))
Disc 1 - Disc 4
(8)2012-2019年録音 Signum Classics
ローナ・アンダソン(S), ジャニス・ケリー(S), ジョーン・ロジャーズ(S), イゾベル・ビュキャナン(S), ルイーズ・ケメニー(S), アン・マリー(MS), サラ・コノリー(MS), キティ・ウェイトリー(MS), イェスティン・デイヴィス(CT), ベン・ジョンソン(T), ジョン・マーク・エインスリー(T), ジョン・チェスト(BR), トーマス・オリマンス(BR), ウィリアム・デイズリー(BR), ナイジェル・クリフ(BS), マルコム・マーティノー(P)
CD: Signum Classics
The Complete Songs of Fauré, Vol. 1-4
Recording: 5 June 2012 - 2 Apr. 2019, All Saints' Church, East Finchley, London; St Silas Chalk Farm; Wathan Hall, Hammersmith
Lorna Anderson(S), Janis Kelly(S), Joan Rodgers(S), Isobel Buchanan(S), Louise Kemény(S), Ann Murray(MS), Sarah Connolly(MS), Kitty Whately(MS), Iestyn Davies(CT), Ben Johnson(T), John Mark Ainsley(T), John Chest(BR), Thomas Oliemans(BR), William Dazeley(BR), Nigel Cliffe(BS), Malcolm Martineau(P)
Vol. 1
Vol. 2
Vol. 3
Vol. 4
(9)2020-2021年録音 Aparté
シリル・デュボワ(T), トリスタン・ラエ(P)
CD: Aparté
Fauré: Complete Songs
Recording: 1-3 July, 10-17 August 2020 / 14-16 June 2021, Column Room, Paris
Cyrille Dubois(T), Tristan Raës(P)
●この地上ではどんな魂も
Puisqu'ici bas, Op. 10, No. 1
ルネ・ドリア(S), ベルト・モンマール(S), シモーヌ・グア(P)
Renée Doria(S), Berthe Monmart(S), Simone Gouat(P)
Recording: 1955, Paris
●黄金の涙
Pleurs d'or, Op. 72
エリー・アーメリング(S), ジェラール・スゼー(BR), ドルトン・ボールドウィン(P)
Elly Ameling(S), Gérard Souzay(BR), Dalton Baldwin(P)
Recording: June 1970, Dec. 1973, Jan. - March 1974, Salle Wagram, Paris
●月の光
Deux mélodies, Op. 46: Clair de lune
ジャック・エルビヨン(BR), テオドル・パラスキヴェスコ(P)
Jacques Herbillon(BR), Théodore Paraskivesco(P)
Recording: Apr. 1974 to Sep. 1975, Paris
●秋
Gabriel Fauré : Automne - Poème d'Armand Sylvestre
フランソワ・ル・ルー(BR), ジェフ・コーエン(P)
François Le Roux(BR), Jeff Cohen(P)
Recording: 1991, 1992, 1993
●捨てられた花
Op.39, No.2: Fleur jetée
サラ・ウォーカー(MS), マルコム・マーティノー(P)
Sarah Walker(MS), Malcolm Martineau(P)
Recording: unknown (P1992, P1992, P1994, P2000)
●エスファハーンの薔薇
Fauré: Les roses d'Ispahan, Op. 39 No. 4
フェリシティ・ロット(S), グレアム・ジョンソン(P)
Felicity Lott(S), Graham Johnson(P)
Recording: 2002, 2003 and 2004, All Saints' Church, East Finchley, London
●揺りかご
Fauré: Les berceaux, Op. 23, No. 1
ジュリー・ブリアンヌ(MS), オリヴィエ・ゴダン(P: エラール (1859))
Julie Boulianne(MS), Olivier Godin(P: Érard (1859))
Recording: Oct. 2015 - Sep. 2017, Bourgie Hall at the Montréal Museum of Fine Arts
●五月
2 Songs, Op. 1: No. 2, Mai
アン・マリー(MS), マルコム・マーティノー(P)
Ann Murray(MS), Malcolm Martineau(P)
Recording: 5 June 2012 - 2 Apr. 2019, All Saints' Church, East Finchley, London
●歌曲集『幻想の水平線』~4. 私たちの愛する船よ
L'horizon chimérique, Op. 118: IV. Vaisseaux, nous vous aurons aimés
シリル・デュボワ(T), トリスタン・ラエ(P)
Cyrille Dubois(T), Tristan Raës(P)
Recording: 1-3 July, 10-17 August 2020 / 14-16 June 2021, Column Room, Paris
●歌曲集『良き歌(優しい歌)』(全9曲)
Gabriel FAURÉ - « La Bonne Chanson » (Paul Verlaine) - Bruno LAPLANTE, baryton.mov
ブリュノ・ラプラント(BR), ジャニーヌ・ラシャンス(P)
Bruno Laplante(BR), Janine Lachance(P)
Channel名:lapduval(オリジナルのサイトはこちらのリンク先です)
録音:1979年2月モントリオール(Montréal en février 1979)
ラプラントは数々の珍しいフランス歌曲の発掘に大きな貢献をしましたが、一方で有名なフランス歌曲をスタジオ録音する機会が少なかったように思います。こちらはご本人と奥様のYouTubeチャンネルにアップしておられる音源です。ラプラントの柔らかい美声で聞くフォレ、聞き惚れます。
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コメント
フランツさん、こんばんは。
数々のフォーレ歌曲のご紹介をありがとうございました。
フランスらしい響きだなあと思ったのは
月の光、秋、揺りかごでした。
私の中でのフランスの歌のイメージなんです。
とても好きなメロディです。
オリンピック開催中に流れていたエアフランスのCMの曲にとても心惹かれました(もし、曲名をご存じなら教えていただけますか?)
1990年代に、昔の名演奏が次々とCD化されましたね。
その中にプライさんの演奏もたくさん含まれていましたから、いい時代になったなあと思っておりました。
今はサブスクで聞く時代なんですね。
このように、名演奏が形を変えながらも後世に残されて行ってほしいです。
フォーレの歌曲をあまり知らないため、稚拙な感想になりすみません(>_<)
投稿: 真子 | 2024年11月 7日 (木曜日) 21時03分
真子さん、こんばんは。
ご紹介したフォレの歌曲を聞いて下さり有難うございます♪
フランスらしいということで月の光、秋、揺りかごを挙げて下さいましたが、私もこの3曲は大好きです!
「月の光」は歌のオブリガートのついたピアノ曲などと言われるほどピアノが前面に出た美しい作品です。ところどころ伴奏に回っていますが、ピアニストが「主役」になれる貴重な作品です。昔弾いてみたくて楽譜を見ながら練習した記憶がありますが、前奏部分を延々と繰り返してフォレの世界に浸っていました(今はもう弾けませんが)。
「揺りかご」はスゼーで、「秋」はアーメリングで親しんでいますが、両者をサポートするボールドウィンの素晴らしさはちょっと言葉で表せないほどです。「過不足ない」というとあっさりしている印象があるかもしれませんが、最良の意味で過不足ないバランスのとれた素晴らしいピアノなんです。ボールドウィンはフォレ、ドビュッシー、ラヴェル、プランク、ルッセルの全歌曲を録音したおそらく唯一のピアニストだと思います。
エールフランスのCMについてですが、私は残念ながらそのCMを見たことがないので、ネットでホームページを見てみたのですが、この動画でしょうか。
https://wwws.airfrance.co.jp/ja/information/prepare/s-envoler-en-toute-elegance
こちらのサイトによると
ジュリエット・アルマネが奏でるミシェル・ルグランの「ムーラン・ド・モンクール」
だそうです(原曲は『華麗なる賭け』という映画のテーマ曲で「風のささやき」という邦訳が付いた英語の曲らしいです)。素敵ですね。シャンソンって何となくですがドラマが感じられるように思います。フランス語の響きも音楽的で耳に心地よく感じます。
投稿: フランツ | 2024年11月 8日 (金曜日) 20時27分
フランツさん、こんにちは。
昔、「月の光」ピアノ部分を練習されていたのですね。
実際にピアノを弾いておられた方ならではの、いつもながらのピアノパート部の解説はとても勉強になります。
そして、ピアノへの愛をとても感じます(*^.^*)
エアフランスの動画と解説、ありがとうございます!
私が調べるとなぜかうまく探しだせなくて、、。
フランスの音楽も、ドイツのものとまた違った魅力がありますよね。
言葉の柔らかさが際立ちますね。
ありがとうございました( ☆∀☆)
投稿: | 2024年11月10日 (日曜日) 14時50分
真子さん、こんにちは。
ご返信有難うございます。
ピアノへの愛はおっしゃる通り、歌と同じぐらいあります(さすが真子さん、お見通しですね)。ピアノ独奏の曲も好きな作品が沢山あるのですが、私の場合はちょっとへそ曲がりというか、歌曲の中のピアノパートに若い頃からより強い興味がありました。だから普通クラシック音楽を聴き始めて間もない人がピアノに興味を持つとアルゲリッチとかポリーニに夢中になるのに対して、私の場合はジェラルド・ムーアやジェフリー・パーソンズ、ドルトン・ボールドウィンたちに夢中になっていました。我ながら変わっているなぁと自覚しています(笑)当時ムーアはすでに引退していましたが、パーソンズやボールドウィンはまだ現役でしたから何度か来日公演を聞くことが出来てよい思い出になっています(今はみんな亡くなってしまわれましたが)。多摩のコンサートホールにいた私以外のほぼ全員がジェシー・ノーマンに熱狂していた時に(おそらく)私だけが共演のパーソンズの演奏に感激していました(お客さんがロビーで「ノーマンをオーケストラ伴奏で聞きたかった」と言っているのを後目に、私はパーソンズの名演の余韻に浸っていました。あっ、もちろんノーマンも素晴らしかったですよ)。
すみません、つい盛り上がって話が長くなってしまいました...聞き流してください。
エールフランスのCMは時期によっていろいろありそうですね。CMの音楽にシャンソンやクラシックなどがよく使われていますが、それが興味の入り口になったりすることもありそうですね。
投稿: フランツ | 2024年11月10日 (日曜日) 15時59分