エリーの要点「ヨーロッパ文明」(Elly's Essentials; “European Civilization”)
●Elly's Essentials; “European Civilization”
Channel名:Elly Ameling (オリジナルのサイトはこちらのリンク先です。音声が出ます。)
(エリー・アーメリングの言葉の大意)
私の偉大な友人の故フレデリック・バステット教授(professor Frédéric Bastet (1926-2008))は、ヨーロッパ文明はマルクス・アウレリウス(Marcus Aurelius Antoninus Augustus: 204年- 222年: ローマ帝国第23代皇帝)の直後には低いレベルにまで落ち込んでいたと言っていました。フレデリックは2008年に亡くなりました。彼なら今のレベルをどれぐらいと見積もったでしょうか。コンモドゥス(Commodus, 161年8月31日 - 192年12月31日: ローマ皇帝。在位期間180年 - 192年。マルクス・アウレリウスの息子)の数十年後?それともヘリオガバルス(Heliogabalus=マルクス・アウレリウス)の数十年後?私のちょっとしたメッセージはこれぐらいにして、ヘンデルの歌劇『ジューリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)』から「わが運命を嘆こう」を聞きましょう。
1:18- ヘンデル:歌劇『ジューリオ・チェーザレ』~わが運命を嘆こう (Handel: Giulio Cesare, HWV 17, Act III - E pur così in un giorno... Piangerò la sorte mia)
Elly Ameling
Gewandhausorchester
conducted by Kurt Masur
1986 (→※おそらくヨーロッパでのCD発売年と推定される)
※録音データ:1983年11月29日-12月10日, 1984年6月7-8日, Neues Gewandhaus, Leipzig
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(参考)
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コメント
フランツさん、こんばんは。
アメリングさん、本当にお元気ですよね。嬉しい事です(*^^*)
ヘンデルのオペラ、好きです。
独特の響きがありますよね。
アメリングの声がまた、マッチしていて心地いいです。
彼女の声は聞いて飽くことがありません。それはただ可憐なだけでなく、深みも兼ね備えているからでしょうか。
1990年代にカストラートと言う映画があり、私はビデオレンタルで見ました。当時は華やかに、カストラート達が競って、声の饗宴をくりひろげたの
でしょうね。でも、カストラートの哀しみも描かれて、見ていて苦しい映画でもありました。
投稿: 真子 | 2024年10月19日 (土曜日) 18時26分
真子さん、こんばんは。
早速聞いてくださったのですね。
有難うございます。
アーメリングは短いスパンで次々と動画をアップしてくださるので、嬉しい悲鳴をあげています!
今回は固有名詞の英語読みが最初のうち聞き取れなくて誰?としばらく考え込んでしまいました。
こういう教養をちょっとした雑談の中に織り込むのはヨーロッパ知識人の凄さだなぁと思います(私の無知が恥ずかしいです)。
このヘンデルのオペラアリアいいですよね。彼女は69年と83-84年の2回、この曲をスタジオ録音しているので十八番なのでしょうね。可憐さと深み、うれしいお言葉です^^
カストラート、私も確か映画館で見た記憶があります。仮面をかぶった主人公のビジュアルが結構インパクトあったように記憶しています。映画の主人公は昔の人ですが、20世紀初頭までカストラートは存在していたんですよね。去勢という今ではありえない方法でつくりあげられた歌手だからこそ名声と同時に深い苦悩もあったことと思います。また機会があったら映画見てみようと思います。
投稿: フランツ | 2024年10月19日 (土曜日) 19時25分