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コルネーリウス/東方の三王 (Cornelius: Die Könige, Op. 8/3)

Die Könige, Op. 8/3
 東方の三王

Drei Kön'ge wandern aus Morgenland;
Ein Sternlein führt sie zum Jordanstrand.
In Juda fragen und forschen die drei,
Wo der neugeborene König sei?
Sie wollen Weihrauch, Myrrhen und Gold
Dem Kinde spenden zum Opfersold.
 三王が東方から歩いてくる。
 ある小さな星が彼らをヨルダン川の川辺へと導く。
 ユダ王国で三王は尋ねて探す、
 産まれたての王は何処かと。
 彼らは乳香、没薬と黄金を
 供物としてこの子に与えたいと思っている。

Und hell erglänzet des Sternes Schein:
Zum Stalle gehen die Kön'ge ein;
Das Knäblein schauen sie wonniglich,
Anbetend neigen die Kön'ge sich;
Sie bringen Weihrauch, Myrrhen und Gold
Zum Opfer dar dem Knäblein hold.
 そしてその星が明るく輝くと
 厩舎へ三王は入っていく。
 彼らは喜んで幼な児を見つめ
 賛美して身をかがめる。
 彼らは供物としていとしい幼な児に
 乳香、没薬と黄金を捧げる。

O Menschenkind! halte treulich Schritt!
Die Kön'ge wandern, o wandre mit!
Der Stern der Liebe, der Gnade Stern
Erhelle dein Ziel, so du suchst den Herrn,
Und fehlen Weihrauch, Myrrhen und Gold,
Schenke dein Herz dem Knäblein hold!
 おお、人の子よ!誠実に歩み続けよ!
 三王は歩く、おお、一緒に行こう!
 愛の星、慈悲の星よ、
 あなたの目的地を明るく照らせ、あなたは主を探し、
 乳香、没薬と黄金がなくなったら
 あなたの心をいとしい幼な児に贈りたまえ。

詩:Peter Cornelius (1824-1874), "Die Könige", appears in Gedichte, in 2. Zu eignen Weisen, in Weihnachtslieder
曲:Peter Cornelius (1824-1874), "Die Könige", op. 8 no. 3 (1856), published 1871 [voice and piano], from Weihnachtslieder, no. 3, Leipzig, Fritzsch

●ペーター・シュライアー(Boy alto), カール=ディートフリート・アーダム(P)
Peter Schreier(Boy alto), Karl-Dietfried Adam(P)

●ペーター・シュライアー(T), ノーマン・シェトラー(P)
Peter Schreier(T), Norman Shetler(P)

●ヘルマン・プライ(BR), レナード・ホカンソン(P)
Hermann Prey(BR), Leonard Hokanson(P)

●ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(BR), ジェラルド・ムーア(P)
Dietrich Fischer-Dieskau(BR), Gerald Moore(P)

●東方の三王(第1作)
Die Könige (1st Version)
クリスティーナ・ランツハマー(S), マティアス・ファイト(P)
Christina Landshamer(S), Matthias Veit(P)

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(参考)

The LiederNet Archive

IMSLP (楽譜)

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コメント

フランツさん、クリスマスおめでとうございます!
午前中は、クリスマス礼拝に行って来ました。

コルネリウスのこの曲、大好きです。
毎年、プライさんの声で聞いています。
心がぬくもりますね。あたたかくなる、というよりぬくもる、という表現の方がぴったり来ます。

いつも、プライさんのゆったりしたテンポで聞いているので、ディースカウさんの、テンポの動くこの演奏は、特に我々に信仰を思い起こすように促しているように聞こえました。

例えて言うなら、プライさんの演奏はクリッペ(馬小屋の中でのみどりごイエスを訪問)の中に憩うているようです。

ランツハマーによって歌われた第一作も魅力的なメロディですね。
哀愁に満ちたメロディは、やがて十字架の道を歩む事になるイエスの行く末を見ているかのようでした。
捧げられた宝のうち没薬は、苦しみを和らげるのに使われたと言われています。
ランツハマーの声、美しいですね。

投稿: 真子 | 2023年12月24日 (日曜日) 16時41分

真子さん、Frohe Weihnachten!

クリスマスの礼拝に行かれたのですね。特別な時間を過ごされたことと想像します。

コルネリウスの歌曲集『クリスマスの歌』、この3曲目もとてもいいですね。慎ましやかだけれど静かな感銘を与えてくれて、ますます好きになりました。
プライはたっぷりとしたテンポ設定でしみじみとした味わいが素晴らしいですね。「心がぬくもる」-素敵な形容ですね!
ディースカウの歌と続けて聴くとそれぞれの個性が現れていて興味深かったです。どちらも根っこに信仰心があるのが感じられるような歌唱でした。

第一作は哀愁漂う曲調に私もぐっと引き込まれました。

> やがて十字架の道を歩む事になるイエスの行く末を見ているかのようでした。

イエスの誕生は喜ばしいのと同時にその先の悲しみに向かっていく始まりであると感じさせてくれるような音楽ですね。ヴォルフの作曲した「眠れる幼な児イエス」のテキストで、詩人メーリケはすやすやと眠るイエスの傍らに、後に十字架となる木を見ていますが、そういう感覚が信仰の深い方たちにあるというのが感じられました。

ランツハマーの美声がよりこの曲の哀感を引き立てていますね。

投稿: フランツ | 2023年12月24日 (日曜日) 23時49分

フランツさん、こんばんは。

ランツハマーの声が気に入ったので、ご紹介いただいているヴォルフ作曲の「クリスマスのうた」を注文しました。シューマン歌曲集も出しているようで、そちらも気にはなるのですが。

ところで、最近知ったのですが、デジタルというのは思っているより保存性が高くはないのですね。
いま、スマホで大量に撮りためた写真の整理をしているのですが、SDカードやUSBメモリーカードは保存性が高くないと知り、紙への印刷を考えています。
写真屋さんでの銀塩プリントでの話ですが、軽く100年もっていますし、インクジェット紙での印刷でもそこそこ持ちそうです。

思えば、レコードの保存性も高いですよね。
改めてアナログの力を感じているこの頃です。

投稿: 真子 | 2023年12月25日 (月曜日) 18時11分

真子さん、こんばんは!

ランツハマー、気に入っていただけたようで良かったです。CDも注文されたのですね。声質も音楽性も素晴らしく、今後のリート界を引っ張っていってほしいと思いました。

写真の保存についてですが、おそらく写真を記録する媒体(SDカードやUSBメモリーなど)はおっしゃる通り寿命があると思いますが、デジタルデータ自体は劣化しないと思うので、クラウド(Cloud)というデータ保存サービス(ストレージという言い方をすることもあります)に写真データを保存しておくと劣化は防げるのではと思います。
私はGoogleドライブを利用していて15GBまでは無料で保存出来ます。まぁ15GBではあっという間にいっぱいになってしまうので、月額制で容量を追加したりしています(今は確か100GBで申し込んでいます)。

もちろん印刷して楽しむというのもいいですよね。

最近は絶滅危惧種だったレコードが見直されているようで、たまにLPで販売されたりしていますね。CDだとカットされてしまう音の部分もLPは残っているので、耳のいい人はLPを好むようですね。それから物持ちの良さはCD以上かもしれませんね。CDは駄目になると読み込めなくなったりしますからね。便利さと引き換えに失ってしまったものを見直してみるのもいいですね。

それから一つ上のコメントでヴォルフの「眠れる幼な児イエス」と書いたのは「古画に寄せて」が正しかったです。お詫びして訂正いたします。

投稿: フランツ | 2023年12月25日 (月曜日) 20時38分

フランツさん、こんばんは。

レコードの音は気のせいなのかもしれませんが、ジューシーに聞こえます。
特に声楽曲でバリトンなど聞きますとそんな気がします。デジタルは0と1の組み合わせらしいですね。
詳しいことは私には分かりませんが、そういうあたりが違いを生んでいるのかもしれませんね。

実は10数年前にテレビからDVDに録画ダビングした、大好きな映画が読み取り不能になってしまい、かなりショックを受けております。
市販されていない映画の上、CS放送だったから一枚しかダビングできなかったんです。
メーカーさんが出しているソフトはそんなことはないと思いますが、光工学も不安定なんですね(一年前に録ったブルーレイも一枚ダメになっています)。

もちろん、デジタルのおかげで復刻したプライさんの音源、映像も多く恩恵もたくさんもらっているので感謝ですが。

グーグルフォトはアンドロイドスマホなので、私も使っています(ことを最近知りました)。
最近までSDカード(に保存するように設定しています)のものを見ているのだと思っていたんです。
グーグルフォトがクラウドという空の上のほうにあるものだということも(汗)
デジタル音痴にもほどがありますね(汗)。これではいかんと、このところいろいろ勉強を始めました。

ご質問なのですが、クラウドの写真が何かの拍子に
流出する心配はないのでしょうか?
プライぺート性の高い写真はSDカードのみに移したり、紙印刷にしようかなと思っているのですが。

私もグーグルフォトの無料15GMを超えたので月額380円払っています。
今使っているスマホにはライカのカメラが搭載されており、育てているお花の写真がとてもきれいに撮れるもので、ついつい枚数が増えてしまっています。

ヴォルフの「古画によせて」、プライさんもグラモフォンにいれていますね。
また聞いてみようと思います。

投稿: 真子 | 2023年12月25日 (月曜日) 22時12分

真子さん、こんばんは。

CDが出始めた頃にクラシックを聴き始めた私は、当時針音がしないなんてCDはなんて凄いんだと思っていましたが、今レコードの音源をYouTubeなどで聞くと針音にノスタルジーを感じてしまいます。不思議なものだなぁと思います。

大事な映画のDVDが読み取り不能になったとのこと、それは悔しいですね。複数媒体にダビング出来ない仕様というのも考えものですね。また、ブルーレイでもそういうことがあるんですね。やはり録画媒体も完璧ではないのでしょう。
私の場合、大切に録画保存していたビデオテープが再生時にデッキに巻き付いて再生不能になってしまった時の絶望感を今でも思い出すことが出来ます。テープとデッキのどちらも要因になり得たと思うので、かなりの頻度でその落胆を味わっていました。
それを思うと今はデータで保存出来るなんて有難いものです。

真子さんはすでにGoogleフォトをお使いなのですね。私はGoogleドライブに保存していてフォトは使ったことがないのですが、似たようなものだと思います。それならばデータが紛失することもなくていいですね。お花の写真がいっぱいとのこと、癒されますね^^

流出に関してはGoogleも対策はしているとは思いますが、完全に大丈夫かと言えば確信をもって「はい」とは言えないかもしれません。どうしても漏らしたくないデータはUSBなどの記憶媒体に保管しておいた方が無難かもしれません。

投稿: フランツ | 2023年12月26日 (火曜日) 23時40分

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