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2023年 本年もよろしくお願いいたします

皆様、旧年中は大変お世話になりました。
2023年も何卒よろしくお願いいたします。

2021年1月1日にスタートしたベートーヴェン歌曲シリーズは2023年2月にようやく完了する予定です。当初はドイツ語の独唱歌曲のみを扱う予定でしたが、せっかくの機会なので仏語、伊語の独唱歌曲、さらに無伴奏もしくはピアノ伴奏の重唱曲(合唱曲)、それから劇音楽『エグモント』の中の2つのリート(ピアノ伴奏に編曲した版でもよく演奏される為)についても対象とすることにしました。このあとは重唱曲(合唱曲)の残り数曲と『エグモント』の中のリートを残すのみとなりました。ここまでおつきあいいただきました皆様有難うございました!あと少しおつきあいいただければ幸いです。
これまでなまけ癖に鞭打って毎週金曜日の18時にアップしてきましたが、ベートーヴェンシリーズが終わったら少しだけお休みをいただこうと思っています。お休み中はインプットに集中しようと考えています。

今年はシューベルトの歌曲をいくつか記事に出来たらいいなと思っています。

そんなわけで皆様にとって今年も素晴らしい年になりますようお祈り申し上げます。引き続き音楽を楽しんでいきましょう!

追伸:今年の2月にアーメリング様が90歳のお誕生日を迎えられます。ファンとしてはずっとお元気でいらっしゃることを願っています。そして7月にはヘルマン・プライの没後25年となります。早いものですね。現役時代が懐かしいです(最近知ったのですが、バリトンのエーバーハルト・ヴェヒターはプライの生まれた3日前が誕生日だそうです。ヴェヒターもよい歌手でしたが録音が少なかったですね)。

●ベートーヴェン:三声のカノン「新年おめでとう!」WoO 176
Canon a 3 voces “Glück zum neuen Jahr!” (“Felicidad para el nuevo año”), WoO 176. L.v. Beethoven
ペーター・マウス(T), フォルカー・ホルン(T), ラルフ・ルーカス(BR)
Peter Maus(T), Volker Horn(T), Ralf Lukas(BR)

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コメント

フランツさん、こんにちは。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
毎週の記事、本当に大変だったと思います。それなのに、訳詞といい考察の深さといい学ばせていただきました。このベートーベンの一連の記事は本当にすごいです!
今年は、ゆっくりゆったりと記事をアップしてくださいね。

プライさんも没後25年ですね。記念の何かを期待はしていますが、どうなんでしょうね。。
ヴェヒター、そうなんです。同い年なんですよね。それで、心にとまっているバリトンだったんですが、私も持っているのはショーマンの「詩人の恋」のみです。

アメリング、ご長寿でお元気でいてくださること、嬉しいです。
今年も、ご活躍のニュースが聞ける事を楽しみにしています。

投稿: 真子 | 2023年1月 1日 (日曜日) 12時52分

真子さん、こんにちは。

昨年も沢山の素敵なコメントを有難うございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

労いのお言葉有難うございます。そう言っていただけると続けてきた甲斐があります。
ベートーヴェンの歌曲を作曲年代順に聞いていくのはワクワクする体験でしたし、真子さんからいただいたコメントによって新たな見方も出来て感謝あるのみです。

プライの音源は何か動きがあると良いですね。何か情報がありましたら記事にしたいと思います。

ヴェヒターの「詩人の恋」-ブレンデルとの録音ですね。プライもブレンデルとコンサートで共演したようですが録音がないのが残念です。

アーメリングは本当に元気でいていただけるだけで大ファンとしては嬉しいです。

投稿: フランツ | 2023年1月 1日 (日曜日) 20時51分

フランツさん、こんばんは。

プライさんは、ブレンデルとシューベルト「美しい水車小屋の娘」をスタジオ録音までしているんです。でも、レコードとして店頭には並ばなかった。
しかし、どういういきさつからか、デモテープが評論家の黒田恭一さんの手に渡り、聞いたそうです。
それを、1973年(多分)の来日インタビューで、素晴らしかったのになぜレコードにならなかったのか聞いたところ、
「なぜあなたがそのテープを持っているのか、どうやって手に入れたのか。」と気色ばったそうです。
「あれはレコードにするつもりはない」と、プライさんははっきり言われた、と。
この話は、たしか1970年代の音楽の友誌で読みました。
私も、この録音、レコードにして欲しかった。聞いてみたかったですが、ご本人が破棄したいと強く思われたので仕方ないですね。

自伝には、ブレンデルとの共演はスリリングだと書いてありました。
せっかくの録音をお蔵入りにした理由は分かりません。未だにすごく気になっているお話です。
芸術家のこだわりゆえに、納得できないなにかがあったのでしょうかね。。

投稿: 真子 | 2023年1月 1日 (日曜日) 22時08分

すみません。
評論家のお名前を出したの不味かったら、削除してくださいね(^^;

投稿: 真子 | 2023年1月 1日 (日曜日) 22時13分

真子さん、おはようございます。

プライとブレンデルの「水車屋」の録音、お蔵入りになったのは知っていたのですが、デモテープを黒田さんが聞いていたというのは知りませんでした。ブレンデルとはザルツブルク音楽祭で複数回共演しているので、気心知れた共演者だと思うのですが、「水車屋」の録音は結局カール・エンゲルに変更してリリースされますね。プライとブレンデルの演奏で相容れないところがあったのかもしれないですね。

ザルツブルクでのライブ録音はおそらく残されているでしょうからいずれリリースしてほしいですね。

PS.「音楽の友」で公表されているインタビューですから評論家の名前は出しても大丈夫だと思います。お気遣い有難うございます(^^)

投稿: フランツ | 2023年1月 2日 (月曜日) 07時59分

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