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ベートーヴェン「アデライーデ(Adelaide, Op. 46)」

Adelaide, Op. 46
 アデライーデ

Einsam wandelt dein Freund im Frühlingsgarten,
Mild vom lieblichen Zauberlicht umflossen,
Das durch wankende Blüthenzweige zittert,
Adelaide!
 ひとりきりであなたの友は春の庭をぶらつく、
 穏やかに、愛らしい魔法の光に包まれて、
 花々の枝がゆらぐことによって震える光に、
 アデライーデよ!

In der spiegelnden Fluth, im Schnee der Alpen,
In des sinkenden Tages Goldgewölke,
Im Gefilde der Sterne strahlt dein Bildniß,
Adelaide!
 きらめく大河で、アルプスの雪の中で、
 日が沈むころの金色の雲の中で、
 星々の広がる中で、あなたの姿が輝く、
 アデライーデよ!

Abendlüftchen im zarten Laube flüstern,
Silberglöckchen des Mais im Grase säuseln,
Wellen rauschen und Nachtigallen flöten:
Adelaide!
 柔らかい木の葉の中、夕暮れの風がささやき、
 五月の銀色の鐘状花は草地で音をたて、
 波はざわめき、サヨナキドリはさえずる、
 アデライーデよ!

Einst, o Wunder! entblüht, auf meinem Grabe,
Eine Blume der Asche meines Herzens;
Deutlich schimmert auf jedem Purpurblättchen:
Adelaide!
 いつの日か、おお奇跡ではないか!私の墓に
 わが心の灰の花が咲き、
 くっきりと深紅の葉っぱの上で微光を放つのだ、
 アデライーデよ!

詩:Friedrich von Matthisson (1761-1831), "Adelaide", written 1788, appears in In der Fremde (Schweiz und Frankreich) (1787-1794)
曲:Ludwig van Beethoven (1770-1827)

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ベートーヴェンの歌曲中、最も有名な中の1曲「アデライーデ」は24歳頃に着手し、26歳頃に完成しました(1794年終わり~1795年着手、1795年あるいは1796年終わりに完成)。

ベートーヴェンは、マッティソンのこのテキストの詩行を大量に繰り返して、壮大な歌曲に拡大しました。
繰り返しをすべて[ ]内(赤字)に記載して以下記してみます。

Einsam wandelt dein Freund im Frühlingsgarten,
Mild vom lieblichen Zauberlicht umflossen,
Das durch wankende Blüthenzweige zittert,
Adelaide!
[Adelaide!]

In der spiegelnden Fluth, im Schnee der Alpen,
In des sinkenden Tages Goldgewölke,
Im Gefilde der Sterne strahlt dein Bildniß,
 [dein Bildniß,]
Adelaide!
 [In des sinkenden Tages Goldgewölke,
 Im Gefilde der Sterne strahlt dein Bildniß,
 dein Bildniß,
 Adelaide!]

Abendlüftchen im zarten Laube flüstern,
Silberglöckchen des Mais im Grase säuseln,
Wellen rauschen und Nachtigallen flöten:
 [Wellen rauschen und Nachtigallen flöten:]
Adelaide!
 [Abendlüftchen im zarten Laube flüstern,
 Silberglöckchen des Mais im Grase säuseln,
 Wellen rauschen und Nachtigallen flöten:
 und Nachtigallen flöten:
 Adelaide!
 Adelaide!]

Einst, o Wunder! [o Wunder!] entblüht, auf meinem Grabe,
 [o Wunder! entblüht, auf meinem Grabe,]
Eine Blume der Asche meines Herzens;
 [der Asche meines Herzens;]
Deutlich schimmert [deutlich schimmert] auf jedem Purpurblättchen: [auf jedem Purpurblättchen:]
Adelaide!
 [Adelaide!]
 [Einst, o Wunder! einst, o Wunder! entblüht, ach entblüht, auf meinem Grabe,
 Eine Blume der Asche meines Herzens;
 der Asche meines Herzens;
 Deutlich schimmert, deutlich schimmert auf jedem Purpurblättchen: auf jedem Purpurblättchen:
 Adelaide!
 Adelaide!]
 [Deutlich schimmert auf jedem Purpurblättchen: auf jedem Purpurblättchen:
 Adelaide!
 Adelaide!
 Adelaide!]

この繰り返しの多さを見ると、マッティソンのテキストの世界を表現するというよりは、そのテキストを借りて抒情歌曲の範疇を超えた新たな試みをしたという感じでしょうか。
器楽曲のような展開に合わせて詩を繰り返し、うまくいかないところは新たな語を挿入したりしています(例えば第4節の"entblüht"の後に挿入された"ach")。
第4節の"Eine Blume der Asche meines Herzens(わが心の灰の花が);"を繰り返す時に最初の"Eine Blume"を除いて、"der Asche meines Herzens(わが心の灰の)"のみを繰り返すのは詩の意味的に考えるとあまり好ましくはないように感じます。ここの繰り返し方については、テキストの必然性によるのではなく、楽曲のメロディーの展開にうまくはめる為の策と理解してもいいように思います。
もちろん各節最後の「アデライーデよ!」と呼びかけるところに重点を置いている点はマティソンの詩に従っていると言えると思います。
従来の歌曲を超えた作品と言えなくもない「アデライーデ」ですが、作品のもつ輝きは昔から失せることはなく、動画サイトにアップされている映像の多さも、この曲の人気の高さを物語っていると思います。
ピアノパートは、歌うところ、和音連打するところ、分散和音にするところ等、様々なパターンを次々繰り広げて、器楽曲のような発想にも感じられましたが、波のざわめきやサヨナキドリの響きなどの描写はしっかり行っています。

4/4拍子-2/2拍子(第4節)
Larghetto-Allegro molto(第4節)
変ロ長調(B-dur)

なお、同じテキストにシューベルトも作曲しています(Adelaide, D 95)が、思いを寄せるアデライーデに向けた抒情的な作品です。こちらはベートーヴェンと対照的な爽やかな小品でもっと知られてもいいように思います。

余談ですが、Adelaideというとオーストラリアの都市アデレードと同じ綴りですね。この都市の名前は19世紀イギリス国王ウィリアム4世の王妃の名前に因んでいるのだそうです(Wikipedia)。

●フリッツ・ヴンダーリヒ(T) & フーベルト・ギーゼン(P)
Fritz Wunderlich(T) & Hubert Giesen(P)

これはもう不滅の名演奏です!この甘く流麗な美声にただただ酔いしれていたいです。

●ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(BR) & ヴォルフガング・サヴァリシュ(P)
Dietrich Fischer-Dieskau(BR) & Wolfgang Sawallisch(P)

1974年収録映像。徐々に円熟期に向かおうという時期のF=ディースカウの映像がこうして残されたのは有難いです。第1節の"Zauberlicht"の柔らかい歌い方のなんと魅力的なことでしょう!

●ヘルマン・プライ(BR) & レナード・ホカンソン(P)
Hermann Prey(BR) & Leonard Hokanson(P)

プライの良さがすべて詰まった録音ですね。アデライーデへの熱く優しい語りかけが真実味をもって歌われていてとてもいいです。

●ペーター・シュライアー(T) & ヴァルター・オルベルツ(P)
Peter Schreier(T) & Walter Olbertz(P)

シュライアーが歌うと、内省的な詩人が春の庭を静かに散歩している情景が思い浮かびます。

●アンネ・ソフィー・フォン・オッター(MS) & メルヴィン・タン(Fortepiano)
Anne Sofie von Otter(MS) & Melvyn Tan(Fortepiano)

オッターの歌唱は愛らしい雰囲気で、少年が年上の女性に向けて歌っているような感じでした。女声による演奏もいいですね。

●フランツ・リストによるピアノ独奏用編曲(Adelaide, S. 466 / R. 121)(Ian Yungwook Yoo (piano))
Liszt - Adelaide von Beethoven, S466iii (Yoo)

楽譜を見ながら聞くことが出来ます。最初の方はオリジナルに比較的忠実に進むのですが、途中から「アデライーデのテーマによるパラフレーズ」とでも言いたくなるようなピアニスティックな展開が盛り込まれていました。後半はまたオリジナルに沿って進み、締めくくります。魅力的な演奏でした。

●カール・チェルニーによるピアノ連弾用編曲(Adamar Piano Duo (piano))
Adelaide op 46 -Ludwig van Beethoven arr C. Czerny

チェルニーというのはピアノの教則本でお馴染みの作曲家、ピアノ指導者です。リスト編曲のような大胆な展開はなく、オリジナルの歌曲を尊重した編曲です。原曲を知らない人はリストよりもこちらを先に聴いた方がいいかもしれませんね。サロン風のスペースで実際に聞いているような気持ちになる素敵な映像でした。

●シューベルト作曲「アデライーデ(Adelaide, D 95)」
マルクス・ウルマン(T) & ウルリヒ・アイゼンローア(Fortepiano)
Marcus Ullmann(T) & Ulrich Eisenlohr(Fortepiano)

シューベルトによる同じテキストの作品は、A-B-C-Aの形式の抒情的な小品です。この短い作品の中で詩の内容に応じた細やかな描写が聞かれるのが興味深いです。一番最後に繰り返される"Adelaide!"で一瞬影を落とすところがシューベルトらしくていいですね。

<参考>
The LiederNet Archive

Beethoven-Haus Bonn

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コメント

フランツさん、こんばんは。

暑くなってきましたね。そのせいかここ数日ダルい感じです。

さて、ヴンダーリヒいいですね!理屈抜きで。
フランツさんが書き出して下さった赤字を見ると、本当に繰り返しが多いことに改めて驚きましたが、ヴンダーリヒの美声は飽きさせませんね。

F=ディースカウ&サヴァリッシュの映像が残されているのはありがたいですね。すごくどうでもいい話ですが、昔はドイツ人は右手に結婚指輪をはめる人が多かったそうですね。(サヴァリッシュさんの右手を見て)
プライさんは左手ですが。
長身のディースカウさんは、ステージ姿にも存在感がありますね。

プライさんの演奏は、元はPHILIPS盤ですね。お書きくださっているように、優しい語りかけるような歌い出しが好きです。まずそこで、ぐっと心をつかまれて甘い世界に誘われます。40歳代の全盛期の声が美しい!

シュライヤーも素敵ですね。フランツさんさんの「内省的な詩人が春の庭を静かにさんぽしている、、」とのコメントも素敵です(^^)

この曲を女性が歌うのは珍しいですね。爽やかな風がカーテンを揺らすような演奏でした。
お書きになっているコメント。恋し始めた少年の、年上の女性への初々しい憧れのようにも聞こえますよね。
やや速めのテンポは、そんな少年の鼓動を表しているようにも感じました。

投稿: 真子 | 2021年6月10日 (木曜日) 19時57分

続きです。

さすがはリストですね。
ビアノの魔術師の腕が疼くのでしょうか。で、最後に「あ、ベートーベンのアデライーデだった」と、我に返ったのでしょうか。
中間部の楽譜は、こんなん誰が弾けるねん!て感じでした。そう思うのは私だからですが笑
圧巻でした! ピアニストの方っていう凄いですね。

チェルニーが編曲すると、こんな風になるんですね。
指導者らしい堅実な編曲ですね。
サロン風の演奏、いいですよね。音楽をより身近に感じますね。

シューベルトのアデライーデは初めてです。
優しいシューベルトらしいメロディ。
中間部のアデライーデの繰り返しの陰りが、本当に美しいですね。

楽しい聞き比べ、珍しい編曲やシューベルト歌曲のご紹介まで、ありがとうございました!
楽しみました(^^)

投稿: 真子 | 2021年6月10日 (木曜日) 20時19分

フランツさん、こんにちは。

この場をお借りして告知です。
13日の日曜日の、クラシック音楽館(夜9時から、NHKEテレ)は、オペラ「ラボエーム」です。
主役のミミを、アンナ・ネトレプコが歌います。
私はムゼッタのアリアも好きなので、どんな演奏になるか楽しみにしています!
ご存じだったらすみません。

投稿: 真子 | 2021年6月11日 (金曜日) 12時39分

真子さん、こんばんは。

もう夏ですね。ダルさは解消されましたか?
私はとにかく暑いのが苦手です...

「アデライーデ」聞いてくださり有難うございます。

ヴンダーリヒいいですよね!
本当にあらためて書き出してみると繰り返しがこんなに多かったのかとびっくりしました。
ヴンダーリヒの甘い声なら長くてもずっと聴いていたくなりますね。

F=ディースカウは確か190cm超えていたんですよね。実際見た時も舞台映えしていました。
ドイツ人は右手に指輪をはめる人が多いのですか!何か意味があったのでしょうか。こういうこと研究している方いそうですよね。

プライ全盛期の歌、本当にいいですよね。こういう曲歌ったらもうプライらしさ全開ですね。PHILIPSレーベルは消滅してしまいましたが、プライの膨大な全集はPHILIPSレーベルのイメージが今でも残っています。

シュライアーは物思いに浸りながら散歩しているような情景が思い浮かびました。

オッターはケルビーノ的な表現で楽しませてくれました。

リストのピアノ編曲はもう凄いですよね!でも超絶技巧の中間部でもしっかり原曲の響きを残しているのはさすがだと思いました。

>最後に「あ、ベートーベンのアデライーデだった」と、我に返ったのでしょうか。
中間部の楽譜は、こんなん誰が弾けるねん!て感じでした。

すごい分かります(笑)「我に返った」という表現がぴったりです!さっきまでの嵐はいずこへ?という感じですよね。
楽譜の細かい音符の連なりを見ていると、ピアニストって凄いなぁと思いますよね。

チェルニー版を聴くと、それぞれのお人柄が出るようで面白いですね。

シューベルトの「アデライーデ」は歌曲の模範のような小品で、聴くたびに魅了されます。気に入っていただけたなら良かったです。

週末は「ラボエーム」が放映されるのですね。
貴重な情報を有難うございます。真子さんはムゼッタのアリアがお好きなのですね。
ネトレプコは健康的な印象が強いので(先入観ですが)、ミミとは対照的に思えますが、それだからこそギャップが感じられるのかもしれませんね。最近夜更かしが出来なくなってしまいがちなのですが、頑張って起きていようと思います。

有難うございます(^^)

投稿: フランツ | 2021年6月11日 (金曜日) 19時20分

フランツさん、こんばんは。

私もネトレプコは、ミミのイメージとは違うなと思いましたが、彼女、とにかく美人だし比較的にも楽しみです(^^)

私はレッジェーロの声質なので、ムゼッタのアリアもレッスンで勉強したんです。
娘がまだ小学生の頃で、クアンドーメンボーと、真似していました笑

私も最近早寝なので、多分後日録画を見ると思います。
歌曲好きな私ですが、オペラのゴージャスな舞台も好きです!

投稿: 真子 | 2021年6月11日 (金曜日) 20時12分

真子さん、こんばんは。

私は恥ずかしながらあまりオペラに詳しくなく、ボエームのような有名作品でさえ過去に劇場で一度見たぐらいなのです。

動画サイトで有名曲だけでも聴いておきます。

ネトレプコは美人ですよね。以前メットのオペラの映像を映画館で上映した時に彼女を見た記憶があるのですが、作品名を忘れてしまいました。

真子さんはレッジェーロなのですね。ムゼッタの明るいワルツ、いいですよね。娘さんはお母様の歌声を聴いて育ったとはうらやましい家庭環境です!

投稿: フランツ | 2021年6月11日 (金曜日) 21時34分

フランツさん、こんにちは。

私もオペラ、そんなに詳しくないです。自分がレッスンを受けた曲に関しては勉強した程度です。
あまり考えず、ともかく観て聴いて、単純に楽しむ感じでしょうか。

衣装や舞台美術、特に中世ヨーロッパの家の造りや調度品なんかも好きなので、それらを見るのも好きです。
だから、変に現代に置き換えた演出じゃないほうがいいですね。

すごくミーハーな事言いますと、スター歌手を集めた、おもいっきりゴージャスな舞台を一度は生で観てみたいです!

投稿: 真子 | 2021年6月13日 (日曜日) 15時12分

真子さん、こんばんは。

>ともかく観て聴いて、単純に楽しむ

音楽の一番理想的な聴き方ですね。とにかく楽しむことが一番だと思います。

衣装や舞台美術、まさに日常からかけ離れた世界(大昔の外国では日常だったのでしょうが)を限られた時間、空間の中で楽しめるのもオペラのだいご味ですよね。そういう意味ではおっしゃるように現代風の読み替え演出よりは時代に寄り添った演出の方がオリジナルの雰囲気を堪能することが出来ますね。

>すごくミーハーな事言いますと、スター歌手を集めた、おもいっきりゴージャスな舞台を一度は生で観てみたいです!

オペラは名人芸的な凄さを楽しむ場でもあるので、スター歌手の競演は魅力的ですよね。

それから、せっかく教えていただいたテレビの「ラ・ボエーム」なのですが、案の定数時間前から寝落ちしてしまい、10時半ごろに目が覚めて、かろうじて最後の場面だけ見ることが出来ました。
これオペラ映画なのですね。オペラ歌手は俳優でもあるということを実感させられました。ネトレプコは病弱には見えませんでしたが、やはり歌声は魅力的ですね。容姿端麗であることも映像作品ではプラスだと思いました。
「蝶々夫人」もそうなのですが、結末が分かっているのに最後にこみあげてくるものがあるというのはプッチーニの職人技ゆえなのだろうなぁとあらためて思いました。聴衆を泣かしにかかっている感じがあるのですが分かっていても最後惹き込まれてしまいます。でも何故ロドルフォは最後ミミから目を離しているのだろうと不思議に思ったりもしました。

この映画の後にテバルディの「私の名はミミ」が放送されたのはレアでした。来日公演の映像のようですが、表情豊かな素晴らしい歌唱で、これが見れたのは大きな収穫でした。

貴重な情報を有難うございました。

投稿: フランツ | 2021年6月14日 (月曜日) 19時43分

フランツさん、こんばんは。

最後にテバルディのアリアが放映されたのですね。それは楽しみです!
「ミミのアリア」は、発表会で歌った事があります。

私はムゼッタのアリアを聞いた所で就寝しました。録画したのでまた続きを観ます。
ネトレプコは、貧しいお針子、病気に見えないですよね笑
でも、美しいから見入ってしまいます。
声も、もちろん素晴らしいです。

私も見るまで映画と知らなかったのですが、クリスマスの頃の映像美も楽しみました。

それにしてもムゼッタは小悪魔ですね。歌詞を見ずメロディだけでしたら、楽しい曲ですが。
日本語訳詞だったら、ちょっと歌えないです笑

プッチーニはアリアのメロディも美しいですよね。昔、中沢桂さん主演の蝶々夫人を観たのですが、私の初オペラ体験でした。


投稿: 真子 | 2021年6月14日 (月曜日) 20時24分

真子さん、こんばんは。

真子さんもミミのアリアを歌われたのですね。
真子さん、歌曲からアリアまでいろいろ歌われていて凄いですね!

真子さんは前半をご覧になって後は録画で楽しまれるのですね。
ネトレプコはムゼッタの方がより向いていそう(またまた偏見ですが)な気がしていたら、動画サイトにムゼッタのワルツをコンサートで歌うネトレプコがアップされていました。
ネトレプコの場合、オペラでは主役ばかりキャスティングされてしまうのでしょうからコンサートで主役以外のいろんな役柄を歌うというのもいいのかもしれませんね。、

そういえばこのオペラ、クリスマスの場面で始まるのですね。映画版は映像が美しかったそうですね。

おっしゃるようにムゼッタは小悪魔ですね。大胆な詩の内容のようですが、マルチェッロを振り向かせようというけなげさもあるのかなと思います。

プッチーニのメロディー、本当に美しいと思います。それからオーケストラの響きが泣かせますよね。
真子さんは中沢桂さんの蝶々夫人をご覧になったのが初オペラだったのですね。往年の名歌手の録音もCD化して後世に残してほしいものですね。

投稿: フランツ | 2021年6月15日 (火曜日) 18時55分

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