ベートーヴェン生誕250年!!!
ベートーヴェンは1770年12月17日に洗礼を受けたことが分かっています。
生後24時間以内に洗礼を受けていた可能性がある為、おそらく16日が誕生日ではないかと言われています。
ベートーヴェンにとって歌曲は重要なジャンルではありませんでした。
しかし、シューベルトやシューマン等の連作歌曲集の先駆的作品を作ったのは他ならぬベートーヴェンでした(歌曲集『はるかな恋人に寄せて』)。
彼の歌曲にもイメージ通りの荘厳な作品はありますが、むしろそれ以外の愛嬌のある作品も多いと思います。
そんな歌曲の数々を聴いてベートーヴェンの誕生日をお祝いしましょう!ここでは演奏を見ることが出来る映像を集めてみました。
●歌曲集『はるかな恋人に寄せて』Op. 98
An die Ferne Geliebte, op.98
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(BR) & ジェラルド・ムーア(P)
Dietrich Fischer-Dieskau(BR) & Gerald Moore(P)
●別れ WoO. 124
La partenza, WoO. 124 "Ecco quel fiero istante!"
ヘルマン・プライ(BR) & ヴォルフガング・サヴァリシュ(P)
Hermann Prey(BR) & Wolfgang Sawallisch(P)
produced by RAI in the early 1970s
●アデライーデ Op. 46
Adelaide, Op. 46
ペーター・シュライアー(T) & ノーマン・シェトラー(P)
Peter Schreier(T) & Norman Shetler(P)
●恋する男 WoO. 139
Der Liebende, WoO. 139
マティアス・ゲルネ(BR) & ヤン・リシエツキ(P)
Matthias Goerne(BR) & Jan Lisiecki(P)
●ゲーテのファウストから(のみの歌)Op. 75-3
Aus Goethes Faust (Flohlied), Op. 75-3
イアン・ボストリッジ(T) & アントニオ・パッパーノ(P)
Ian Bostridge(T) & Antonio Pappano(P)
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コメント
フランツさん、こんにちは。
今年はベートーベンイヤーだったのに、新型コロナの影響で大々的なイベントが行われなかったですね。
貼ってくださった動画のうち、取り敢えずプライさんを聞きました(*^^*) 彼はこういう小品も上手いんですよね。
ベートーベンが、器楽的な声楽曲を書くイメージは、第九の第四楽章「歓喜に寄せて」から来たものかもしれませんね。
私は20代の頃、二度合唱団に参加しましたが、実際器楽的なメロディが多々ありました。
また、二点Aを何小節も伸ばし続ける箇所を、初演の時のソプラノ歌手が、「声帯への拷問」と言ったそうですが、分かります!
あそこは、息が切れたら二度と戻れませんでした
で、次々脱落するから(残っているのは声楽科卒業の方だけ)、指揮者が「ソプラノ、ディクレッシェントしない!」と、よくおっしゃってました笑
話がそれましたが、、
「遥かなる恋人に寄せて」も、大好きです。
この曲集について、プライさんは自伝の中で楽譜を手書きして、解説しています。
今日、夜10時50分からNHK Eテレ
のクラシックTVで、ベートーベンが取り上げられますね。ビアニストの清塚信也さんのトークと演奏(たぶん)が楽しみです\(^^)/
投稿: 真子 | 2020年12月17日 (木曜日) 13時37分
真子さん、こんばんは。
ベートーヴェン・イヤーがこんなことになるとは一年前には想像もしていませんでした。
でもその分、家でベートーヴェンの音源を楽しむ時間は増えたように思います。
プライとサヴァリッシュのこの映像は今回はじめて見つけて狂喜しました!
1970年代のライヴ映像はなかなか見ることがないので貴重ですよね。
そしてプライもサヴァリッシュも若い!!!
この場にいたお客さんがうらやましいです。
本当にこういうちょっとした小品でもプライは一瞬で聴衆を魅了してしまいますね。
ベートーヴェンの歌の旋律が器楽的で歌いにくいというのはよく聞きますが、やはりそうなのですね。
実際に歌っておられた真子さんのお話、いつも興味深いです!
「二点Aを何小節も伸ばし続ける」とはベートーヴェンも意地悪ですね(笑)
「声帯への拷問」とか「ソプラノ、ディクレッシェントしない!」とか面白いお話ですね!
確かに「遥かなる恋人に寄せて」をプライは自伝で説明していましたね。
こういう若い青年の恋心を歌わせたらプライは最高でしたね。録音が数種類残っていてよかったです。
今日のEテレの番組、教えていただき有難うございます。
早寝の私は寝ている可能性が高いですが(笑)、もし起きていたら見てみたいと思います。
投稿: フランツ | 2020年12月17日 (木曜日) 20時20分