ドルトン・ボールドウィン(Dalton Baldwin)逝去(1931.12.19-2019.12.12)
大好きなアーティストがまた一人天に召されました。
ピアニストとして、そして後進の指導者として、歌曲の普及発展に大きく貢献されたドルトン・ボールドウィン(Dalton Baldwin)が2019年12月12日(木)に亡くなりました。一般的にはダルトン・ボールドウィンと表記されることが多かったのですが、NHKではより正確なドルトンという表記が使われていました。
ある記事によると、ミャンマーと日本で指導した後家路につく際に亡くなったとのことです。
https://slippedisc.com/2019/12/reports-jessye-normans-accompanist-has-died/
1週間後には88歳の誕生日を迎えるはずでした。87歳といえばジェラルド・ムーアが亡くなった年齢でもあります。長生きだとは思いますが、クラシック音楽を聴き始めた当初から馴染みのあったピアニストで、何度も実演を聴けたこともあり、とても寂しいです。
ボールドウィンの名前と切っても切れないのがフランスの名バリトン、ジェラール・スゼーで、ベルナック&プーランク、パンゼラ、モラーヌの流れを汲み、二人でフランス歌曲を網羅的に録音し、世に広めてきました。
数ヶ月前に亡くなったジェシー・ノーマンとも素敵な録音を残していますし、スゼーに次いで沢山共演したエリー・アーメリング、さらにアーリーン・オージェ、フレデリカ・ヴォン・スターデ、ニコライ・ゲッダ、スティーヴン・キンブロー、ジョゼ・ヴァン・ダム等世界中の歌手たちから求められるピアニストでした。
いろいろ書きたいことはあるのですが、整理してまた記事をアップしたいと思います。
歌曲を聴く喜びを常に教えてくれたドルトン・ボールドウィンに心から感謝したいと思います。
どうか安らかに。
https://www.google.co.jp/amp/s/amarketnews.com/2019/12/13/dalton-baldwin-death-obituary/amp/
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コメント
フランツさん、こんばんは。
ボールドウィン、亡くなったのですね。いくら長生きの年齢でも、悲しいし寂しいですね。。
随分と、聴き馴染んだ演奏家の方々が天に帰って行かれました。
天国では、さぞリサイタルが盛況のことでしょう。
ご冥福をお祈り致します。
投稿: 真子 | 2019年12月18日 (水曜日) 21時41分
真子さん、こんばんは。
コメントを有難うございます。
ボールドウィンは11月に日本に来ていたそうなのですが、日程を終えて帰国する途中の飛行機で具合が悪くなり、北京に緊急着陸したそうなのですが、亡くなってしまいました。
とても残念です。
> 天国では、さぞリサイタルが盛況のことでしょう。
確かにそうですね!
よきパートナーだったスゼーと天上でまた共演しているのでしょうね。
投稿: フランツ | 2019年12月19日 (木曜日) 18時20分