F=ディースカウ&ヴェルバ(Fischer-Dieskau & Werba)のヴォルフ映像!(1958年6月16日ブリュッセル)
DFD Wolf Bruxelles 1959(←1958年が正しいと思われます)
名バリトンのディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)の若かりし頃の映像を見つけました!
ソプラノのイルムガルト・ゼーフリート(Irmgard Seefried)とピアニストのエリク・ヴェルバ(Erik Werba)との共演でヴォルフ(Hugo Wolf)の「イタリア歌曲集(Italienisches Liederbuch)」演奏会からの映像のようです。
F=ディースカウとヴェルバが演奏しているのは「この世界の生みの親に祝福あれ(Gesegnet sei, durch den die Welt entstund)」です。
こちらの動画をアップして下さった方のコメントでは16.06.1959と書かれてあるのですが、
F=ディースカウの演奏記録をまとめたMonika Wolf氏のサイトを見ると、1958年が正しいようです。
いずれにしても、この演奏が客席の雰囲気も含めて映像で見られるのは貴重で、リートファンにとっては宝物を見つけた気分です!
33歳の最も声が美しく、脂ののっていた頃のF=ディースカウの歌唱が楽しめます!
短いですが、ぜひご覧ください。
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コメント
フランツさん、こんにちは。
よくぞこんなに古い映像が残っていたなと、感動しますね。
フィッシャー=ディースカウという人は、若い頃から風格があり、演奏も完成されていると感じました。
フランツさんでしたら、年代別の声や歌いぶりの小さな変化も、
しっかりと、聴き分けていらっしゃるのでしょうね。一人の歌手をずっと聴き続ける楽しみもそこにありますね。
貴重な映像をありがとうございました(^^)
投稿: 真子 | 2019年10月24日 (木曜日) 12時14分
真子さん、こんにちは。
コメント通知がうまくいっていなくて、今気付きました。ご返事が遅くなってすみません。
この映像、私も見つけた時は感動しました。
こんな映像残っているとは思ってもいませんでした!
F=ディースカウの全盛期の映像は意外と少ないんですよね(プライもそうだと思いますが)。
確かに風格ありますよね。
この映像、全曲残っていたらうれしいんですが、まぁ1曲聞けただけでもありがたいことです。
ディースカウとヴェルバの共演はあまり多くないので、そういう意味でも貴重だと思います。
年代別の変化は、F=ディースカウの録音を沢山聞いているので、自然と感じているかもしれません。真子さんもプライの年代別の変化を自然と感じておられると思います。ファンならではの感覚かもしれませんね。
投稿: フランツ | 2019年10月27日 (日曜日) 16時46分
フランツさん、こんばんは。
ずっと聴き続けていると、大体の年代がわかりますね。
私は恥ずかしながらディースカウさんはあまりわかりませんが、プライさんならバッチリです 笑
アメリングもだいたいわかりますよ(^_^)v
投稿: 真子 | 2019年10月27日 (日曜日) 21時00分
真子さん、こんにちは。
さすが真子さん!
プライの声の変化は完全に理解しておられるのですね(^^)
まぁ真子さんなら納得です!
F=ディースカウはキャリアの晩年に声質がかなり重くなったので、ファンとしては若干ほろ苦い思いと共に記憶しています。
プライは晩年になってもF=ディースカウほど声質が大きく変化していないように感じています。厚みと威厳は加味されていると思いますが。
アーメリングも声が時期によって変化していますよね。
私はどの時期のアーメリングの声も好きです。
いつか一人の歌手の年代順聞き比べを記事にするのも面白いかなと思いました。
投稿: フランツ | 2019年10月28日 (月曜日) 07時09分