ゾッフェル&プライによるクリスマスソング(Joseph, lieber Joseph mein & Tochter Zion, freue dich) (1990)
今日はクリスマス・イブですね。
昨日の記事のお口直しではないですが、ゾッフェルとプライ、それにテルツ少年合唱団による素敵な映像を見つけました。
1. Joseph, lieber Joseph mein(ヨセフ、わがいとしきヨセフ)
2. Händel: Tochter Zion, freue dich(シオンの娘よ、喜べ)(よろこべや、たたえよや)
Doris Soffel(MS)(1)
Hermann Prey(BR)(1,2)
Tölzer Knabenchor(2)
Staatskapelle Dresden
Ferdinand Leitner(C)
1曲目を聞いて歌曲好きな私はあっと思いました。
ブラームス(Brahms)の「聖なる子守歌(Geistliches Wiegenlied, Op. 91-2)」の前奏、間奏、後奏にあらわれるあのメロディーと一緒なのです。
そういえば、ブラームスのこの曲の楽譜の冒頭に"Joseph, lieber Joseph mein"と書いてあったような気がします。
興味のある方は、オッターの歌でお聞きください(スパルフのヴィオラ、フォシュベリのピアノ)。
Anne Sofie von Otter(MS), Erik Sparf(Viola), Bengt Forsberg(P)
そして、2曲目は世界中いたる所で(主に表彰式で)耳にするあの曲です。
ヘンデルの「マカベウスのユダ」の有名な一節に新たな歌詞を付けて讃美歌として親しまれているそうです。
Handel: Judas Maccabaeus, HWV 63 - See, the conqu'ring hero comes!
Fröhliche Weihnachten!
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コメント
Merry☆Christmas!
フランツさん、こんばんは。
昨日はリフォームの関係で一日駆け回り昼からは家でのクリスマスの準備で、こちらを訪問することができなかったですm(__)m
さて、これの元になったDVDを持っています。でもこうしてアップしてくださって、改めて視聴するのはとても嬉しいことです♪
クリスマスの華やいだ雰囲気の中にも、ドイツらしい堅固なものを感じる映像ですよね。。
ドイツのクリスマス曲にはこの2曲はよく入っていますね。
それだけ歌われているのでしょうね。
若い頃からプライさんも何度か録音しています。
テルツ少年合唱団とよく共演していますが、ウィーン少年合唱団とのものも素敵です!
シオンの娘よ、喜べ は朗々としたプライさんの声歌いぶりにぴったりで、いつも惚れ惚れ聴いています。
素敵な記事、動画をありがとうございました。
これは私のために書いてくださったのかな、なんて思いました。いえいえ、そんなことないですね(笑)。たくさんいるプライファンのためです!
今回も嬉しい気持ちになれました。
ありがとうございます(*^^*)♪
投稿: 真子 | 2018年12月25日 (火曜日) 19時00分
フランツさん、こんばんは。
今日、注文していたベルガーとのイタリア歌曲集が届きました。クリスマスプレゼントみたいで嬉しいです(*^-^*)
取り急ぎ、ご連絡を♪
投稿: 真子 | 2018年12月25日 (火曜日) 23時07分
真子さん、こんにちは!
お忙しかったようですが、クリスマスを満喫されたことと思います🎄そんな中コメントいただき有難うございます🎁
「わがいとしいヨセフ」を真子さんに教えていただいたCDで聞いて、あれっ、この曲は!と思ったのが、この記事を作るきっかけでした。
動画サイトで検索したら、ちょうどプライの歌った映像が出てきたので早速掲載させてもらいました!
こういう音楽が生活に根付いているキリスト教圏は素敵だなと思います。クリスチャンでない多くの日本人も便乗して楽しんでいますが、やはり本場の雰囲気はいいですね。
プライの声は、食いしん坊の私にはいろんな具材の味が染み込んだシチューのようだと思います。声にいろんな響きが彩り豊かに含まれていて、それが彼ならではの歌声を作っているような。だからクラシックもポピュラーも違和感なく歌えるのではないかなぁと思います。
この記事はもちろん真子さんをはじめとするプライファンの方を思い浮かべながら作りましたよ(^^)
真子さんは喜んでくれるだろうなぁと思っていました!
2曲目も讃美歌になっているんですね。これも私には新たな発見でした。
投稿: フランツ | 2018年12月26日 (水曜日) 07時34分
真子さん、ベルガーとプライのヴォルフ「イタリア歌曲集」を入手されたとのこと、素敵なクリスマスプレゼントになりましたね!
この録音は本当に素晴らしかった記憶があります。楽しんで下さいね!
投稿: フランツ | 2018年12月26日 (水曜日) 07時38分
フランツさん、こんばんは。
>プライの声は、食いしん坊の私にはいろんな具材の味が染み込んだシチューのようだと思います。声にいろんな響きが彩り豊かに含まれていて、それが彼ならではの歌声を作っているような。だからクラシックもポピュラーも違和感なく歌えるのではないかなぁと思います。
フランツさんの分析に、なるほど‼と思いました。
まだご存命だった頃のインタビューで、曲によって声を使い分けていると話していました。晩年に録音したカフェ音楽は、地声に近い声で歌っていました。
二曲目は、祝勝歌として昔はよくスポーツの大会で、表彰される時に流れていましたよね。
讃美歌になっている歌詞にも出てくる、シオンの娘とはエルサレムの事、ダビデ(古代イスラエルの王)の子はメシア(救い主)=キリストだと、キリスト教では解釈しています。
メシアはダビデの子孫から生まれるという、旧約聖書の預言から来ています。
日本人には、何のこっちゃ、と思うこの歌も、背景が分かると理解しやすいと思います(*^-^*)
投稿: 真子 | 2018年12月26日 (水曜日) 20時06分
真子さん、こんにちは。
プライは声を使い分けていたのですね。
彼の声はそれ自体で多くの要素を持っているように感じていますが、響きを変えることによって臨機応変に曲のキャラクターに対応していたのでしょう。
地声で歌っても様になりそうですね。
聖書に出てくる言葉の解説を有難うございます!
こうして教えていただくと、クリスチャンでない私にとってもより身近に感じられます。
表彰式のあの曲については今や知らない者のない有名曲ですね。
こうしたことを真子さんに教えていただけて感謝しています。
有難うございました(^^)
投稿: フランツ | 2018年12月28日 (金曜日) 07時49分