アーメリング&ヤンセン/1983年エクサン・プロヴァンス音楽祭リサイタルライヴ (Récital: Elly Ameling au Festival d'Aix en Provence en 1983)
ソプラノのエリー・アーメリング(Elly Ameling)と、ピアニストのルドルフ・ヤンセン(Rudolf Jansen)がフランスのエクサン・プロヴァンス音楽祭で1983年に催したリサイタルのライヴが聞けるようになっています。
タイトル"Récital: Elly Ameling au Festival d'Aix en Provence en 1983"の左横に赤い三角マークがあるので、それをクリックするとプレイヤーが表示されて録音が流れます。
ドイツリートとフランスメロディーを中心に、英語1曲、さらにアンコールでは中田喜直の「おやすみなさい」まで歌っています。
まさに「歌の花束」といった趣です。
ちなみにこの時アーメリングはちょうど50歳で、円熟味を増してきた頃の歌唱が聞けます。
アーメリングお気に入りのピアニスト、ヤンセンもいい演奏を聞かせてくれます。
ライヴならではの息遣いなど、素敵なリサイタルですので、ぜひお聞きください。
録音:1983年7月31日, la Cathédrale Saint Sauveur d'Aix en Provence
Elly Ameling (エリー・アーメリング)(S)
Rudolf Jansen (ルドルフ・ヤンセン)(P)
時間:全59分
Wolfgang Amadeus Mozart (モーツァルト): Abendempfindung, K. 523 (夕べの情緒)
John Weldon (ウェルドン): The wakeful nightingale (眠らないナイチンゲール)
Franz Schubert (シューベルト): Nachtviolen, D 752 (はなだいこん)
Franz Schubert: Die Blumensprache, D 519 (花の言葉)
Franz Schubert: Seligkeit, D 433 (至福)
~ラジオ局のアナウンサーによるアナウンス~
Hugo Wolf (ヴォルフ): Wiegenlied im Sommer (夏の子守歌)
Hugo Wolf: Bedeckt mich mit Blumen (私を花で覆ってね)
Johannes Brahms (ブラームス): Botschaft, Op. 47/1 (使い)
Johannes Brahms: Immer leiser wird mein Schlummer, Op. 105/2 (わがまどろみはますます浅くなり)
Robert Schumann (シューマン): Der Nußbaum, Op. 25/3 (くるみの木)
Richard Strauss (リヒャルト・シュトラウス): Ständchen, Op. 17/2 (セレナーデ)
~ラジオ局のアナウンサーによるアナウンス~
Francis Poulenc (プランク): Violon (ヴァイオリン)
Ernest Chausson (ショソン): Le Colibri, Op. 2/7 (ハチドリ)
Henri Duparc (デュパルク): Chanson triste (悲しい歌)
~ラジオ局のアナウンサーによるアナウンス~
Yoshinao Nakada (中田喜直): Oyasuminasai (おやすみなさい) (「こどものための8つのうた」より)
Erik Satie (サティ): La Diva de l'Empire (ランピールの歌姫)
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コメント
表題とは違うことですみません。
今年は春祭Win7でも聴けます、トップから1,2番目、都響、タカハシ、最後ノホルンを楽しんでいます。
1モーツァルト2スターバト・マーテル安定した都響がすばらしい。
中ほどの管楽もいいです、楽しく音楽を聴かせてくれます。
とっ、妖精を見かけました(スターバト・マーテル フルート)すごい。
アーメリングも全部聴かなければ。
投稿: tada | 2018年8月 3日 (金曜日) 11時45分
tadaさん、こんばんは。
お久しぶりです。お元気でしたか?
「東京・春・音楽祭2018」の動画が気づいたらアップされていましたね。
教えてくださり、有難うございます。
聞きたい動画が沢山ですね。
期間限定なので、こまめに聞いていかなければ・・・。
tadaさんは都響のモーツァルト「交響曲第25番」とロッシーニの「スターバト・マーテル」を聞かれたのですね。
私もちょっと視聴してみましたが、指揮者のスペランツァ・スカップッチという女性が魅力的でした。
ソプラノのエヴァ・メイが歌っているのも私的には興味深いです。
tadaさんのおっしゃる妖精というのは都響のフルーティストさんなのですか。
探してみますね。
それから、こちらの記事のアーメリング&ヤンセンのライヴ、tadaさんに楽しんでいただけると思いますので、ぜひお時間のある時に聞いてみて下さいね!
投稿: フランツ | 2018年8月 3日 (金曜日) 20時32分
フランツさん
ご無沙汰しております.
いつも, アーメリングに関する貴重な情報ありがとうございます. 私は, WEB上を探し回るのを最近怠っていて, 情報を提供できずにいます.
今回の貴重な録音, 味わって聞きました. コンサートががだんだんと盛り上がっていくのも, よく伝わってきます.
ところで, 中田喜直の"おやすみなさい"は, 市販の録音では, CBSのLPしかないのですが, 海外のいくつかのコンサートで歌っているようです. 日本語のこの曲をあえて歌うのは, よほどお気に入りなのですね.
投稿: Sandman | 2018年8月 6日 (月曜日) 15時31分
Sandmanさん、こんばんは。
ご無沙汰しております。
今回のライヴを見つけた時、Sandmanさんに喜んでいただけるなぁと思っていました!スタジオ録音とは違ったコンサートならではの臨場感が味わえるのがいいですよね。
中田喜直の「おやすみなさい」は日本人へのサービスなのかなと最初は思っていたのですが、Sandmanさんのディスコグラフィを拝見すると、今回同様海外ライヴ録音も存在するようですので、彼女のお気に入りの曲なのでしょうね。過去の来日公演でもアンコールで一度聴けましたし、マスタークラスで日本語の発音について説明する時に「おやすみなさい」と歌ってみせてくれたこともありました。彼女が日本歌曲を他国に広めてくれたのは嬉しいですね。
投稿: フランツ | 2018年8月 7日 (火曜日) 03時48分