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エリー・アーメリング(Elly Ameling)の出演した1973年&1976年「イドメネオ(Idomeneo)」のキャスト等一覧

下記のサイトに、エリー・アーメリング(Elly Ameling)がイリア役で出演したモーツァルトのオペラ「イドメネオ(Idomeneo)」の1973年&1976年オランダ歌劇場上演キャスト等一覧が掲載されています。

 こちら

また、下記のサイトでは、1973年5月19日付の新聞評(18日上演)を見ることが出来ます。

 こちら

上記の新聞が見にくい場合は、右上にある5つのアイコンの真ん中をクリックするとダウンロード出来ます(jpg, txt, pdfを選べますが、jpgが見やすいと思われます)。

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●1973年上演

Elly_ameling_ilia_werner_krenn_idam

1973年5月18,20日:サーカス劇場、スヘーフェニンゲン(Circustheater, Scheveningen)

1973年5月22,23,25,27日:アムステルダム市立劇場(Stadsschouwburg, Amsterdam)

1973年5月29日:ロッテルダム劇場(Rotterdamse Schouwburg)

1973年6月1日:ユトレフト市立劇場(Stadsschouwburg, Utrecht)

指揮:ミヒャエル・ギーレン(Michael Gielen)

演出:フィリッポ・サンジュスト(Filippo Sanjust)

装飾・衣装:フィリッポ・サンジュスト(Filippo Sanjust)

イリア:エリー・アーメリング(Elly Ameling)

エレットラ:スラフカ・タスコヴァー(Slavka Tasková)

イドメネオ:エリック・タッピー(Eric Tappy)

イダマンテ:ヴェルナー・クレン(Werner Krenn)

管弦楽:オランダ放送室内管弦楽団(Het Radio Kamerorkest)

合唱:オランダ歌劇場合唱団(Het Nederlands Operakoor)

合唱指揮:コル・オルトハイス(Cor Olthuis)

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●1976年再演

1976年2月6,8,10,18日:アムステルダム市立劇場(Stadsschouwburg, Amsterdam)

1976年2月12日:エイントーフェン市立劇場(Stadsschouwburg, Eindhoven)

1976年2月14日:サーカス劇場、スヘーフェニンゲン(Circustheater, Scheveningen)

1976年2月16日:ロッテルダム劇場(Rotterdamse Schouwburg)

1976年2月20日:ブレダー市立劇場(Stadsschouwburg, Breda)

指揮:ハンス・フォンク(Hans Vonk)

演出:フィリッポ・サンジュスト(Filippo Sanjust)

装飾・衣装:フィリッポ・サンジュスト(Filippo Sanjust)

イリア:エリー・アーメリング(Elly Ameling)

エレットラ:スラフカ・タスコヴァー(Slavka Tasková)

イドメネオ:エリック・タッピー(Eric Tappy)/ジョージ・シャーリー(George Shirley)

イダマンテ:フィリップ・ラングリッジ(Philip Langridge)

管弦楽:オランダ放送室内管弦楽団(Het Radio Kamerorkest)

合唱:オランダ歌劇場合唱団(Het Nederlands Operakoor)

合唱指揮:ティス・クラーマー(This Kramer)

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エリー・アーメリング(Elly Ameling)のラジオ出演(2018.5.21, Radio 1 放送)

エリー・アーメリング(Elly Ameling)がオランダのラジオ局 Radio 1 の"Kunststof"という番組に出演しました(2018年5月21日放送)。
その時の音源が次のリンク先で聞けます(「19:30-20:00」という水色のボタンをクリックすると放送が聞けます)。
 こちら

オランダ語での会話なので、何を言っているのかほとんど分かりませんが、彼女の現在の元気な声が聞けるだけでもファンにとっては嬉しいです。
断片的に分かる単語から推測するに、キャバレーソングを歌ったことや、日本にマスタークラスに行ったことなども話題にのぼっているようです。
ポピュラーソングらしき歌を歌う彼女の歌声が少しだけ聞けます。
マスタークラスで生徒の歌うR.シュトラウスの「ダリア(Die Georgine) Op. 10-4」の指導をしている録音も少し流れます。
さらにアーメリングの歌うシューマン「森の対話(Waldesgespräch) Op. 39-3」の録音(まるまる1曲)が流れます(ルドルフ・ヤンセンのピアノ)。
それにしても早口でとだえることなく話し続ける彼女は、あらためて頭の回転の早い方なんだなぁと驚かされました。
興味のある方はぜひお聞きください。

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シューベルト「笑ったり泣いたり(Lachen und Weinen) D 777」を聴く

Lachen und Weinen, D 777
 笑ったり泣いたり(笑いと涙)

Lachen und Weinen zu jeglicher Stunde
Ruht bei der Lieb auf so mancherlei Grunde.
Morgens lacht ich vor Lust,
Und warum ich nun weine
Bei des Abendes Scheine,
Ist mir selb’ nicht bewußt.
 恋をしている時にいつでも笑ったり泣いたりするのは
 さまざまな理由があるものだ。
 朝には喜んで笑っていたのに、
 夕日の射す今になって
 どうしてぼくは泣いているのか、
 自分でも分からないのだ。

Weinen und Lachen zu jeglicher Stunde
Ruht bei der Lieb auf so mancherlei Grunde.
Abends weint ich vor Schmerz,
Und warum du erwachen
Kannst am Morgen mit Lachen,
Muß ich dich fragen, o Herz?
 恋をしている時にいつでも泣いたり笑ったりするのは
 さまざまな理由があるものだ。
 夕方にぼくは苦しくて泣いていたのに
 朝になってきみは
 どうして笑って目覚めることが出来るんだい、
 きみに聞かずにはいられないよ、おおぼくの心よ。

詩:Friedrich Rückert (1788-1866)
音楽:Franz Schubert (1797-1828)

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リュッケルトの詩に1823年に作曲されたこの「笑ったり泣いたり(通称:笑いと涙)」は、恋をしている時の感情の移り変わりを自問するという内容です。
第2節で「きみ(du)」といっているのは、恋する相手のことではなく、自分の心に呼び掛けていることが詩の最後で分かります。
シューベルトは和音の長短を巧みに使い分けて、感情の制御し難い様を絶妙に表現しています。
簡素な小品の中に盛り込まれた感情の機微はさすがシューベルトと脱帽するのみですね。

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ズザンナ・プロスクラ(speaker)
Susanna Proskura(speaker)

リュッケルトのテキストの朗読が聞けます。まずは詩の響きを味わってみて下さい。

エリー・アーメリング(S) & イェルク・デームス(P)
Elly Ameling(S) & Jörg Demus(P)

1970年録音。細やかなアーメリングの美声と、よく歌うデームスのピアノ。なんともチャーミングです。

エリーザベト・シュヴァルツコプフ(S) & ジェラルド・ムーア(P)
Elisabeth Schwarzkopf(S) & Gerald Moore(P)

1961年録音。シュヴァルツコプフの言葉に込められた想いが伝わってくる名演です。ムーアは温かい演奏です。

アーリーン・オジェー(S) & ランバート・オーキス(Fortepiano)
Arleen Augér(S) & Lambert Orkis(Fortepiano)

1991録音。オジェーの澄み切った美声に酔いしれます。オーキスのフォルテピアノの音色も味わい深いです。

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(BR) & ジェラルド・ムーア(P)
Dietrich Fischer-Dieskau(BR) & Gerald Moore(P)

フィッシャー=ディースカウとムーアの演奏はこの小品にドラマを盛り込んでいます。

キャスリーン・バトル(S) & ジェイムズ・レヴァイン(P)
Kathleen Battle(S) & James Levine(P)

1987年録音。バトルが明暗の色合いを見事に使い分けています。

エディト・ヴィーンス(S) & ルドルフ・ヤンセン(P)
Edith Wiens(S) & Rudolf Jansen(P)

ヴィーンスの素直な発声と陰影のこもった歌声が素晴らしいです。ヤンセンはいつもながら上手いです。

マティアス・ゲルネ(BR) & エリク・シュナイダー(P)
Matthias Goerne(BR) & Eric Schneider(P)

2014年録音。ゲルネは深みのある声で心地よい響きを聞かせています。シュナイダーも歌と息がぴったりです。

ピアノ伴奏のみ
Accompaniment only

演奏に合わせて楽譜が映されているので、歌ってみてくださいね。演奏は素直で好感が持てます。

【おまけ】30秒のみ:ヘルマン・プライ(BR) & レナード・ホカンソン(P)
下記のリンク先のサイトのジャケット写真下にあるプレイヤー左端の▶マークをクリックすると、30秒だけ試聴出来ます。動画サイトにはアップされていなかったので、こちらでご勘弁を!プライのみずみずしく溌剌とした歌唱が聞けます。
 こちら

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シューベルト「愛はいたるところに群がっている(Liebe schwärmt auf allen Wegen)」D 239-6(ジングシュピール「ベラ荘のクラウディーネ」より)を聴く

Liebe schwärmt auf allen Wegen
 愛はいたるところに群がっている

Liebe schwärmt auf allen Wegen;
Treue wohnt für sich allein.
Liebe kommt euch rasch entgegen;
Aufgesucht will Treue sein.
 愛はいたるところに群がっているが、
 誠実は独りきりでいる。
 愛はあなた方のもとにさっと近づいていくが、
 誠実は相手が訪ねてくれることを望んでいる。

詩:Johann Wolfgang von Goethe (1749-1832)
曲:Franz Peter Schubert (1797-1828)

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なお、上記のテキストがシューベルトの作品では下記のように繰り返されます([ ]内が繰り返しの箇所)。

Liebe schwärmt auf allen Wegen;
Treue wohnt für sich allein.
Liebe kommt euch rasch entgegen;
Aufgesucht will Treue sein.

[Liebe schwärmt auf allen Wegen;
Treue wohnt für sich allein.]

[Liebe schwärmt auf allen Wegen;]
[Aufgesucht will Treue sein.]

[Aufgesucht will Treue sein.]

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文豪ゲーテの書いたジングシュピール「ベラ荘のクラウディーネ(Claudine von Villa Bella)」にシューベルトが曲を付けています。シューベルトは全曲を完成したらしいのですが、後に楽譜を所持していた人の女中さんが暖炉の焚き付けに使ってしまったようで、完全に残っているのが第1幕だけというのが残念です。
ORFEOレーベルに第1幕の録音がありますので、興味のある方はそちらもチェックしてみて下さい。
井形 ちづる著『シューベルトのオペラ―オペラ作曲家としての生涯と作品』(水曜社)という本にこのジングシュピールのあらすじが書かれています。
このアリアはクラウディーネという人物によって歌われるのですが、どうやら主役級の登場人物ではなさそうです。
1分ぐらいのチャーミングなアリアです。
ちなみに、動画サイトにはなかったのですが、アーメリングがオリジナルのオーケストラ伴奏でもこの曲を録音しており、SACDで聴くことが出来ます(オリジナルはPHILIPSレーベル、SACD化はPentatoneレーベル。Hybrid SACDなので、通常のCDプレイヤーで再生出来ます)。


エリー・アーメリング(S) & イェルク・デームス(P)
Elly Ameling(S) & Jörg Demus(P)

1970年録音。アーメリングの清冽な美声と細やかな音楽の流れ、明晰なディクション等いつもながら聴き惚れてしまいます。デームスも味わい深い演奏です。


エリーザベト・シュヴァルツコプフ(S) & ジェラルド・ムーア(P)
Elisabeth Schwarzkopf(S) & Gerald Moore(P)

1961年録音。放たれる気品はシュヴァルツコプフならではでしょう。ムーアもよく歌っています。


グンドゥラ・ヤノヴィッツ(S) & アーウィン・ゲイジ(P)
Gundula Janowitz(S) & Irwin Gage(P)

1977/78年録音。素直な美声のヤノヴィッツがいつも以上に可愛らしい少女に変身したような歌唱でした。また、ピアノ後奏での色合いの付け方などゲイジらしい演奏でした。


キャスリーン・バトル(S) & ジェイムズ・レヴァイン(P)
Kathleen Battle(S) & James Levine(P)

バトルのクリーミーな美声がチャーミングです。レヴァインの抑えた表現も見事でした。


アーリーン・オジェー(S) & ドルトン・ボールドウィン(P)
Arleen Auger(S) & Dalton Baldwin(P)

オジェーの透明な美声が慎ましやかに表現されていました。ボールドウィンの熟練したピアノは素晴らしいです。


ベルナルダ・フィンク(MS) & ゲロルト・フーバー(P)
Bernarda Fink(MS) & Gerold Huber(P)

2008年録音。メッゾの温かい声と美しいディクションに魅了されました。フーバーも歌を生かしたいい演奏でした。


エディト・ヴィーンス(S) & ルドルフ・ヤンセン(P)
Edith Wiens(S) & Rudolf Jansen(P)

ヴィーンスは陰影に富んだ歌唱で魅力的です。ヤンセンもいいサポートぶりです。


Hye-Kyung Chung(P)

ピアノ伴奏のみです。ぜひ歌ってみて下さいね。


←井形 ちづる著『シューベルトのオペラ―オペラ作曲家としての生涯と作品』

←ORFEOレーベルの第1幕録音

←アーメリングのオーケストラ伴奏録音(Hybrid SACD。通常のCDプレーヤーで再生可能)

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