アーメリングの出演したオランダのテレビ番組が見られます(2018.4.1)
エリー・アーメリング(Elly Ameling)が出演した"Podium Witteman"というテレビ番組がインターネットで閲覧出来るようになっています。
1時間番組の最初から33分ぐらいまで出演しています。
放送日が4月1日ということで、最初に指揮者とオーケストラのちょっとした茶番劇があり、今日がエイプリルフールであることが告げられてほっとするという場面があります。
オランダでもしっかりエイプリルフール・ネタをやるようですね。
最初にタンゴの演奏(Carel Kraayenhof en zijn ensemble)があり、その後にアメリカ人の作曲家Nico Muhly(ニコ・ミューリー)という人の"The last letter: Dear leader of the company"という作品が歌われ(Raoul Steffani(BR), Daan Boertien(P))、それに続いて、始まってから8分経った頃からようやくアーメリングのインタビューコーナーが始まります。
オランダ語のやりとりなので内容は詳しくは分かりませんが、「マタイ受難曲」の話になり、指揮者のアルノンクールがどうとか話しています。
途中でマイクというピアニストがアーメリングへの讃歌と思われる即興風の弾き語りを聞かせ、アーメリング女史も大喜びしていました。
その後話の途中で若い頃の「ます」の録音が流れ、さらにフランスでのマスタークラスを収めたDVDの一部も流れます(プーランク「愛の小道」の指導)。
さらに彼女の弟子のソプラノのレネケ・ライテンからの動画メッセージが流れます。
最後にマスタークラスの話になり、日本(Japan:ヤパン)という言葉が出てくるので日本のマスタークラスのことに触れているようです。
昨年のデームスとのマスタークラスの写真もモニターに映されていました。
その後、バリトンのラウル・ステファーニと弦楽合奏の伴奏でシューマンの「献呈(Widmung)」が歌われました。
アーメリングの終始明るい応対はとてもチャーミングで、サービス精神旺盛のように感じました。
あらためて彼女のバイタリティに敬服しました。
この動画がいつまで見られるのか分かりませんので興味のある方はお早めにご覧ください。
←これは公式ツイッターに掲載されていた画面のキャプチャーです。映像は上方の青い文字のリンク先からご覧ください。
| 固定リンク | 0
「音楽」カテゴリの記事
- ブラームス:リートとゲザングOp.32(Brahms: Lieder und Gesänge, Op. 32)全曲(2023.12.08)
- クリスマスファンタジー(Kerstfantasie):エリー・アーメリング&ベルナルト・クラウセン(2023.12.08)
- エリー・アーメリングの歌うモーツァルトのコンサートアリア2曲のライヴ音源(1968年1月23日, アムステルダム)(2023.11.05)
- ブラームス/「なんとあなたは、僕の女王よ(Wie bist du, meine Königin, Op. 32, No. 9)」を聞く(2023.12.02)
- ブラームス/「こうして僕らは立っている、僕と僕の喜びである彼女は(So stehn wir, ich und meine Weide, Op. 32, No. 8)」を聞く(2023.11.25)
「エリー・アーメリング」カテゴリの記事
- クリスマスファンタジー(Kerstfantasie):エリー・アーメリング&ベルナルト・クラウセン(2023.12.08)
- エリー・アーメリングの歌うモーツァルトのコンサートアリア2曲のライヴ音源(1968年1月23日, アムステルダム)(2023.11.05)
- エリー・アーメリング、フランク・マルタンを語る(2023.10.07)
- エリー・アーメリングの参加したブリテン「春の交響曲」Promsライヴ音源(2023.09.16)
- エリー・アーメリング他の『マタイ受難曲 BWV 244』第2部の映像(1966年)(2023.04.08)
コメント