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「エディト・マティスの芸術(The Art of Edith Mathis)」発売情報(Deutsche Grammophon, 7CDs)

1963年にベルリン・ドイツ・オペラの一員として初来日を果たし、その時のケルビーノは語り草になるほどだった名ソプラノのエディト・マティスが、今年の2月11日で80歳を迎えます(生年は諸説ありますが、1938年説が一般に信じられています)。
その彼女を称えて、Deutsche Grammophonレーベルに残した数々の録音の中から厳選された選曲で7枚組のCDが発売されるそうです。

彼女のレパートリーの幅広さは膨大で、オペラや宗教曲、声楽曲に彼女が参加した録音の多さはただただ驚くばかりです。
さらに嬉しいことに彼女は歌曲も沢山歌ってくれています。

今回の選集では、前半に宗教曲、中盤にオペラからの抜粋、後半に歌曲が収められています。
歌曲に関しては、名高いシューマンの女性用歌曲集(エッシェンバッハのピアノ)がまとめて収められているのが貴重でしょう(国内盤ではF=ディースカウの録音とまとめてかつて発売されていましたが、海外盤では一部を除いて初出ではないでしょうか)。
そして、ご主人のクレーのピアノによるモーツァルト歌曲から数曲、ブラームスの網羅的な全集からの抜粋などもありますが、ここで私が最も注目したいのは、ヴォルフの「イタリア歌曲集」からの抜粋が収められていることです。
おそらく正規盤としてはこれらのCD復活は初めてではないでしょうか。
ただ残念なことにマティスの歌った曲が全部収録されているわけではなく、オペラティックな情熱が聞きものの"Verschling' der Abgrund meines Liebsten Hütte(深淵が恋人の小屋を飲み込んでしまえ)"などを含む数曲が省かれています。
レコード・アカデミー賞も受賞した名盤で、テノールのシュライアーやピアノのエンゲルも見事なので、ぜひとも全曲の復活を期待したいところです。

今回の選集の曲目詳細は下記のサイトをご覧ください。
 こちら

マティスさん、80歳おめでとうございます!

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