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アーメリングの歌うマーラー「交響曲第4番」第4楽章の映像!!!

動画サイトにエリー・アーメリングの歌唱シーンが収められた映像がアップされていました。
マーラーの「交響曲第4番」第4楽章の独唱者としてです。
セルジュ・コミッシオーナ指揮RTVE交響楽団で1985年スペインのテアトロ・レアル収録とのことです。

彼女の同曲の録音はスタジオ録音が2種類(ハイティンク指揮とプレヴィン指揮。詳細はSandmanさんのサイトをご覧下さい)、その他に放送局などの録音がいくつか残されていました。
しかし、映像を見るのは私は初めてです。
まさにファン待望のお宝映像です!

Sinfonía nº 4 en Sol Mayor de Gustav Mahler

49分頃から第4楽章が始まります。
アーメリング・ファンの方は49分あたりに目盛りを合わせて、お聞き下さい。
もちろんマーラー・ファンの方は最初からじっくりお聞き下さい。

収録:1985年、Teatro Real

Soprano: Elly Ameling
Orquesta de RTVE
Director: Sergiu Comissiona

若かりし頃の録音のような豊麗さはないかもしれませんが、細やかな言葉さばきは楽しめますし、何しろまだ十分美声を保っています。
歌詞を反映したと思われる微笑みも見られ、歌い方も相変わらずチャーミングです(ファン心理かもしれませんが)。
ぜひご覧下さい!

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コメント

フランツさん
先週に引き続き, ネット上のアーメリングの音源の紹介ありがとうございます.
これらの情報は, 近いうちに私のディスコグラフィーに反映したいと思います.
アーメリングのマーラーの4番の私の一番の経験は, 1992年8月22日の東京芸術劇場でのコンサートです. この曲にとても感動したことを覚えています. オーケストラは, 各国の若者が集まって研鑽をつんだアジア・ユース・オーケストラで, 著名なオーケストラではありませんが, 若さ故の情熱があふれた演奏でした. 当時のアーメリングにとっては, このホールは大きすぎたのかもしれませんが, 私にとっては,アーメリングを生で, オーケストラとの共演で聞けたことで充分でした.

投稿: Sandman | 2017年4月23日 (日曜日) 15時14分

Sandmanさん、こんばんは。
コメントを有難うございました!

Sandmanさんのサイトのお役に立てて良かったです。
Sandmanさんがいらっしゃったという1992年8月22日の東京芸術劇場には私もいました!
ただ同じ年の秋にリサイタルで再来日することが分かっていたので、チケット代をけちって、一番安い3階席の天井近くで聴いたので、彼女の声が全然聞こえなかったのです。
最後の一節"Daß alles für Freuden erwacht"になってようやく彼女の声が天井まで届いてくれたので、ほんの数秒だけしか聞こえなかったことになります。
当時の彼女にはやはり会場が大きすぎたのだと思います。
でもSandmanさんの席ではちゃんと聞こえたようですし、批評家の文を読んでも特に声量のことは触れていなかったので、席によってはちゃんと聞こえたのでしょう。
あの時の白いドレス、シックで素敵だったなぁと思い出します。

投稿: フランツ | 2017年4月24日 (月曜日) 20時16分

今年も、ラ・ルジュルネでしょうね。
数々の情報 私のためのようです。
マーラー「交響曲第4番」は以前紹介頂いたレリ・グリストとマティスと同じものですよね、
あのマティスが顔をくしゃくしゃにして歌うなんて、アーメリングは?
映像有ったんですね、遠くて分からない 歌はいつものアーメリング 抑制をはずさない歌。

天上を歌えるのは、アーメリングだけシュワルツコップでも
あのカークビでも少し違います。(歌、容姿とも美しいですが)
マティスが少し近いのか。

ゲルハルト・ヘチェルどこまでもまっすぐな音
私は、毎年のように春になれば宣伝ポスターで あっ、この時期かと
思いだし演奏会へ行っていました。
当時ウィーンフィル メンバーの特別に録音されたレコードがありました。
まさにウィーンの音 演奏会場そのままでした。
また ある時、演奏中パタッンと音がして皆さんワッ、とかキャッーとか
なにごとか、ビオラかの弦が切れたようでした。
楽屋にひっこまれ、その間舞台、会場は待ち 大拍手で続けられました。
好きなバイオリニストいないなと思った時(素晴らしい演奏家は沢山いましたが)
あ、そうだ この人「ゲルハルト・ヘチェル」でした。

私はマスタークラスに行けません。
主催者の広澤さんも受講されるようで。出光さんととおもに楽しみなのですが。
アーメリングの愛弟子である広澤さんが師アーメリングにどの程度迫れるか
北欧の夕暮れ空を再現できるのか。
報告をお待ちすることにします。

投稿: tada | 2017年5月 5日 (金曜日) 14時06分

tadaさん、こんばんは。
コメントを有難うございます。

今年は残念ながらラ・フォル・ジュルネに行かなかったのです。
例の京都でのアーメリングのマスタークラスへ行っていたので。
アーメリングさんは驚くほどお元気でしたよ。
あのバイタリティーはただただ素晴らしいという言葉しか出てきません。
今回も本来の音程で歌ってくださる場面がかなりあり(オクターブ下げて歌われる個所もありましたが)、私のようなファンにとっても最高のプレゼントをいただいた気持ちです。
デームスさんの指導も初めて見ましたが、その様子は他の方から伺っていた情報通りでもあり、またそうでもない感もあり、そのあたりは後程記事にしたいと思っています。ただ彼が見本の演奏をするとそれは往年の巨匠はこういう感じだったのかなと想像させる色彩豊かな名人芸で素晴らしかったです。若干短気なところがあるようで、受講者の方たちは苦労されたと思いますが。
広澤さんの歌唱は私は今回初めて聞いたのですが、とても良かったです。やはり経験の豊富さもあるのでしょうが、そのままステージで歌っても問題ないのではないかと私には思えてしまうほど素晴らしかったです。アーメリングさんとデームスさんはいろいろ指摘していましたが、それでも彼女を評価したうえでの指導という印象を受けました。

マーラーの「交響曲第4番」は私が触れた記事があったかどうか分からず検索してみたのですが、どうも見つからないようです。でもマティスの歌った4楽章の映像は覚えています。彼女もアーメリングと声質は多少違いますが、天上の歌を歌うのにふさわしい声と歌唱だったと思います。

ヘッツェルのエピソードを有難うございます。そういうことがあったのですね。何かハプニングが起きて、それをどう処理するかによって、そのコンサートが忘れられないものになりますよね。
彼の生の演奏はたった一度だけ、しかもヘブラー目的で聴きに行った室内楽の夕べだったのですが、ヘッツェルの響きの美しさに聞きほれたことを懐かしく思い出します。

マスタークラスは初日と二日目を聴講したのですが、記事をまとめるのに時間がかかりそうです。気長にお待ちいただければ嬉しいです。

投稿: フランツ | 2017年5月 7日 (日曜日) 20時44分

フランツさん、こんにちは。

50歳の頃でしょうか。
まだまだ十分チャーミングですね、声もお姿も、歌いぶりも。
声も十分つややかですし。
そして彼女のPPは絶品ですね!
やはり映像で見られるのは魅力的です。
この音はこんなふうに出しているんだなあと、食い入るように見ました(*^^*)

投稿: | 2017年5月 9日 (火曜日) 16時59分

真子さん、こんにちは!

52歳の時の歌唱ですね。
おっしゃる通り本当にチャーミングですよね。真子さんにもそう感じていただけて嬉しいです(^^)

アーメリングは円熟期になって、特に弱声に磨きがかかった気がします。
音を伸ばしながらのデクレッシェンドや、高音でのppなど、おそらくとても難しいであろうことを表情豊かに歌っていて素晴らしいなぁと思います。
彼女の映像はなかなか見れないので、アップしてくれた方に感謝です。
真子さんはさすがに実践をやっている方ならではの視点でご覧になっているのですね。見て学ぶというのは素敵ですね(^^)

投稿: フランツ | 2017年5月11日 (木曜日) 06時32分

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