オーストリアのシューベルティアーデの過去記録アーカイブ
ヘルマン・プライが提唱してオーストリアで長く継続中のシューベルティアーデの過去プログラムが閲覧できるようになっていました。
日程順に見ることも出来ますし、アーティストごとに見ることも出来ます。
上の写真の左下にあるDEかENをクリックすることで、ドイツ語表記と英語表記を切り替えられます。
アーティストごとはこちら(past eventsをクリックして表示されたコンサートのDetailsをクリックすると、それぞれのプログラムが表示されます)
ちなみにシューベルティアーデの歴史についてもまとめられています。
こちら
アーティストの一部をピックアップしておきましょう(声種別のアルファベット順。最後は伴奏ピアニスト。ここに挙げた以外に大物、中堅は沢山います)。
面白いのが、普段リートの伴奏に並外れた情熱を注いでいるピアニストのレナード・ホカンソン、コンラート・リヒター、アーウィン・ゲイジの3人が1981年6月17日に一同に会して、シューベルトのピアノ・ソロ曲を演奏していることです。
シューベルト作曲
3つのピアノ曲D946(ホカンソン)
ソナタ ハ短調D958(リヒター)
6つの楽興の時D780(ゲイジ)
即興曲 ヘ短調D935/1(ゲイジ)
ハンガリーのメロディー ロ短調D817(ゲイジ)
グラーツのワルツとトリオD924/12,D610(ゲイジ)
いずれもプライの伴奏者として名高い人たちですが、ソロ活動もしており、どの曲に誰が振り分けられているかを知ると何となく納得してしまいます。
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コメント
フランツさん、こんばんは。
ここ数日、本当に寒かったですね。
お風邪などめされていませんか?
私は少し又めまいが出たりしていました。
さて、これはまた素敵な情報をありがとうございます!
別の方が引き継ぐ事になったとは言え、プライさんが思いを込めて始めたシューベルティアーデが継続していることは、プライファン、シューベルトファンとして嬉しいです。
楽しみに色々拝見したいと思います。
ホカンソンのピアノソロなどとても興味があります。
いつも素敵な記事をありがとうごございます(*^^*)
投稿: 真子 | 2017年1月25日 (水曜日) 22時23分
真子さん、こんばんは。
最近めっきり寒さが厳しくなりましたね。
めまいは治りましたか?
どうぞご無理のないように暖かくしてお過ごし下さいね。
私はお蔭様で風邪をひかずになんとかやっております。マスクは防寒にも病気の予防にも効果的だと感じています。
プライが始めたシューベルティアーデが現在までも引き継がれているのは嬉しいことですね。
シューベルトのリートがいつの世にも求められている証拠ですね。
プライやシュライアーが参加したシューベルトの重唱曲のコンサートがかつてLP化され、CD化もされましたよね。あのコンサートは低音歌手にホルも参加していたため、必ずしもプライの出番は多くなかったのですが、コンサートの雰囲気を楽しめる名盤だと思います。
シューベルティアーデは放送用にもかなり録音が残されていると思われるので、商品としてでなくても、せめてサイト上で聴けるようにしてもらえるといいですよね。
ホカンソンはいくつかソロの録音も残しているようです。
私のお気に入りはBayerレーベルに残したブラームス晩年のピアノ小品集です。
ホカンソンならではの味わい深い演奏でした。
シューベルティアーデの過去のプログラム、ゆっくりお楽しみ下さいね。
投稿: フランツ | 2017年1月26日 (木曜日) 19時52分