ディアナ・ダムラウ&ヘルムート・ドイチュ/シュヴァルツェンベルク・シューベルト・ライヴRadio4配信中(期間限定)
毎年オーストリアの閑静な場所で開かれているシューベルティアーデから、ソプラノのディアナ・ダムラウと、ピアニストのヘルムート・ドイチュによる今年行われたばかりのライヴがオランダのRadio4で期間限定配信されています。
上記のサイトの「Luister concert」をクリックすると全曲続けて流れます。
ブロックごとに聞きたい時は、その下の4つの再生ボタンのうち、お好きなボタンをクリックしてお聞き下さい。
曲目などデータは以下のとおりです。
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ライヴ録音:2015年6月21日, Angelika Kauffmann Hall, Schwarzenberg
ディアナ・ダムラウ(Diana Damrau) (sopraan)
ヘルムート・ドイチュ(Helmut Deutsch) (piano)
ポール・メイエ(Paul Meyer) (klarinet)(D.965)
フランツ・シューベルト(Franz Schubert):
大都会から遠く(Ferne von der großen Stadt) D.483
春の歌(Frühlingslied) D.398
春の信仰(Frühlingsglaube) D.686
春の歌(Frühlingslied) D.919
大地(Die Erde) D.579B
緑野の歌(Das Lied im Grünen) D.917
岩の上の羊飼い(Der Hirt auf dem Felsen) D.965
愛はいたる道に漂う(Liebe schwärmt auf allen Wegen) D.239/6
愛(Die Liebe) D.522
あちらこちらに矢が飛び交う(Hin und wieder fliegen Pfeile) D.239/3
アノット・ライルの歌(Lied der Anne Lyle) D.830
エレンの歌Ⅰ(憩え、兵士よ)、Ⅱ(狩人よ、狩をやめよ)、Ⅲ(アヴェ・マリア)(Ellens Gesänge aus Walter Scotts "The Lady of the Lake") D.837-839
マリア像(Das Marienbild) D.623
ひめやかな恋(Heimliches Lieben) D.922
デルフィーネ(Delphine) D.857/1
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ダムラウの伸縮自在で細やかな表現はリートそのものの魅力を伝えてくれますし、ベテラン、ドイチュのピアノは余裕すら感じられる変幻自在のタッチで堅実に演奏しています。
期間限定配信ですので、興味のある方はくれぐれもお早めに!
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コメント
現地で聞いていました。すばらしいコンサートでした。
ただ、6月はホーエネムスではなくシュヴァルツェンベルクですよ。来年は7月にホーエネムスに行く予定です。
なお、こちらにも放送予定が載っています。
ここにはありませんが、26日19時30分からORF1でLuca Pisaroni のシューベルトも放送されます。
ORFは放送日から1週間はいつでも聞くことが出来ます。
http://www.schubertiade.at/rundfunk-sendetermine
投稿: Liederkreis | 2015年8月23日 (日曜日) 09時16分
Liederkreis様、こんばんは。
まず間違いのご指摘、有難うございました。早速修正させていただきました。
ORFで放送後1週間聞けるというのはありがたいですね。いい情報を有難うございます!
来年はホーエネムスに行かれるそうで、いいですね!ぜひ楽しんできて下さいね。
私は一度だけフェルトキルヒのシューベルティアーデに行ったことがありますが、本当にのどかな田園風景が広がり、こういう空間で歌曲が聞ける幸せを噛みしめたものでした。
毎年現地で聞かれているLiederkreisさんのレポートは楽しく拝見しております。
とても資料としての価値があると思いますし、旅行についての周辺のもろもろも、貴重な情報ですので、ぜひ今後もご無理のない程度にサイトを継続していただけたら嬉しいです。
投稿: フランツ | 2015年8月23日 (日曜日) 20時41分
フランツさん、こんにちは。
素敵な情報をありがとうございます。
ダムラウは、フランツさんのこのブログで知った歌手ですが、彼女のリート大好きです。
CDも3枚買いました。
奥行がある、透明な声、余裕のある響きは聴いていて安心できますね。
まだ全て聞いていませんが期限が切れるまでに聞こうと思います♪
それから、9月のクラシカジャパンで、ディースカウさんの最後の言葉として、ドキュメントが放映されるようです。
1時間の程の番組のようですが、ファンの方にとっては大変貴重な映像ではないかと思います。
ご存知でしたら御免なさい。
投稿: 真子 | 2015年8月26日 (水曜日) 09時17分
真子さん、こんばんは。
喜んでいただけて嬉しいです(^^)
真子さんはすでにダムラウのCDを3枚もお持ちなのですね。
真子さんを惹きつけるものがダムラウの歌唱にあったということなのでしょうね。
このコンサートも実に細やか、かつ伸びやかな美声でシューベルトの歌を魅力的に聴かせてくれています。
しかも、名手ドイチュのピアノで(プライのピアニストとしてもお馴染みですね)!
ぜひ楽しんで下さいね。
クラシカジャパンは私は加入していないので残念ながら見られないのですが、ディースカウのインタビューが放映されるとは貴重な情報を有難うございます。
実は私はこの映像、DVDで持っているのですが、まだ見ていません。きっと貴重な言葉の数々が聞けるのでしょうから、近くDVDを再生してみます。
真子さんもよろしければクラシカで楽しんでみて下さいね。
投稿: フランツ | 2015年8月26日 (水曜日) 20時30分
フランツさん、こんばんは。
ディースカウさんのDVD、既にお持ちだったのですね(*^^*)
我が家でも、クラシカジャパンに入っていないので、残念ながら見られないんです。
加入しているケーブルTVで、オプションになっているので、持っていないプライさんが放映されるようなら、即入るつもりでいます(笑)
ダムラウはまず声が美しいですね♪
音色とともに声の密度がいいというのか(ギュッと詰まっている)、水笛を吹いたようなみずみずしい響きがありますね。
そして、ドラマチックな要素と細やかな要素の両方を備えていて、非常に表現力が広い歌手ですね。
こちらの聴き比べの「あの季節だ!」ですっかり魅せられてしまいました。
ところで、湯浅ももこさんというソプラノ歌手をご存じですか?
去る8月15日の「ウルルン滞在記 2015年ドイツ平和村」のエンディングで「天使のララバイ」(曲はグリーンスリーブス)が流れたのですが、心が洗われるような天使のソプラノでした。
慌ててデッキを立ち上げましたが、録画に間にあわなかったです(;_;)
バトル系の可憐な声でした。
ブログを拝見しましたが、コンサートも精力的に開いておられる若手歌手の方のようです。
CDがリリースされるのを心待ちにしています。
投稿: 真子 | 2015年8月26日 (水曜日) 21時51分
真子さん、こんにちは。
真子さんもクラシカジャパン加入されていないのですね。
プライの放送がいつかあるといいですね。その時が真子さんの加入のきっかけになるのですね。
ダムラウのご感想、まさにおっしゃる通りですね!
うまくダムラウの美点を描写されていると思います!
オペラとリートの両者で同等の成果をあげているのが素晴らしいと思います!
湯浅ももこさんという方は存じ上げていませんでした。さらに「ウルルン」がまた始まっていたということすら知りませんでした(最近テレビをあまり見ないので)。
CDがリリースされるといいですね。
真子さんは天使系の歌手がお好みなのですね。
私も元祖天使系がいまだに好きですが(笑)
投稿: フランツ | 2015年8月28日 (金曜日) 09時08分
フランツさん、こんばんは。
そうなんです。
ソプラノは、天使系レッジェーロが好きなんです。
レッジェーロではないけれど、マティス、ダムラウは好きです♪
男声はプライさん一筋ですが、女声は好みの声を見つけたらCD買っちゃいますね。
元祖天使・アメリングの声、歌は私にとっても特別です。
初めて彼女の声で聞いた「水の上で歌う」の感動は忘れられません。
11月には、素敵な思い出を作ってきてくださいね(*^^*)
投稿: 真子 | 2015年8月28日 (金曜日) 19時48分
真子さん、こんにちは。
天使系レッジェーロ、いいですよね。
でも私もマティス、大好きです。
彼女は芯のある声ですが、響きが美しく、リートの言葉の一言一言がしっかり発音されるのが凄いと思うのです。
元祖天使系のアーメリングは11月に1日だけマスタークラスを聞けることになりました。
今から楽しみでわくわくしています。
真子さんにとっても思い出の歌手とのことで、ファンとしては感動を共有できて嬉しいです。
「水の上を歌う」の彼女の録音は若かりし頃も素敵ですが、1980年代前半録音のたゆたうようなはかなげな響きが何とも言えずいいです!
投稿: フランツ | 2015年8月29日 (土曜日) 15時08分