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ヘルマン・プライ&フェーリクス・ドゥ・ノーブル/1961年オランダ・ライヴからシューベルト2曲

ドイツの名バリトン、ヘルマン・プライ(Hermann Prey)と、オランダの名伴奏者フェーリクス・ドゥ・ノーブル(Felix de Nobel)が組んだシューベルトのライヴ録音から2曲がアップされていたのでご紹介します。
オランダフェスティヴァルの一環として演奏されたものらしく、コンセルトヘボウでのライヴ録音です。

1.「美しい水車屋の娘」から「仕事を終えて」D795-5 (1961.7.5, Concertgebouw)
2.「冬の旅」から「おやすみ」D911-1 (1961.7.9, Concertgebouw)

プライが初来日したのと同じ1961年の録音とのことで、初来日当時の声を想像しながら聴くのもいいのではないでしょうか。
みずみずしい美声を丁寧にコントロールしながらも若々しい意気の良さが感じられました。
「仕事を終えて」の情熱的な歌いぶりと、「おやすみ」での抑制した表情の違いが感じられて、興味深い歌唱でした。

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コメント

フランツさん、こんにちは。

貴重な動画のご紹介ありがとうございます(*^^*)
よくこのような録音が残っていましたね。
初来日、観客が少なく「誰もいない」と、ピアニストの小林道夫さんに舞台袖で嘆いて、「誰もいなくはない。プライって面白い人だ」と思われたそうですが(笑)、そんなプライさんを思いながら聴きました。

61年には録音もしていますが、やはりライブはいいものですね。
「仕事を終えて」は、こんな情熱的に歌っているのは初めて聴きました。
少ない観客だったようですが、その場にいた人達は、当時まだ日本では無名だったプライさんに魅了されたことでしょうね。

ところで、お知らせがあります。
熱心なプライファンの方から聞いたのですが、プライさんの1964年のザルツブルグ音楽祭のCDがリリースされます。
「白鳥の歌」他、歌びと、竪琴弾きのうた、アンコールでは、ミューズの子、夕映に、シルビアに、が歌われています。
ピアニストは、ムーアです。
予約受付中です。
HMVでも扱っていますが、タワーレコードが一番安いようです。
http://tower.jp/item/3980834

私は3枚も注文しました(笑)

投稿: 真子 | 2015年8月10日 (月曜日) 13時55分

訂正

すみません。冬の旅と、水車小屋を混同していました。
初来日でのシューベルトは「冬の旅」でしたね。
暑さでボケています(笑)
「冬の旅」の演奏でももちろん、日本の観客を魅了したに間違いないと思いますが(*^^*)
本当に素敵な動画を教えてくださってありがとうございます!!
さっきから何度も聴いています♪

投稿: 真子 | 2015年8月10日 (月曜日) 14時57分

真子さん、こんばんは。
早速コメントして下さり、有難うございます。
真子さんにはきっと喜んでいただけると思っていました(o^-^o)
「仕事を終えて」、かなり熱い歌唱ですよね。でもしっかりシューベルトの音楽に寄り添っているのはさすがだなと思いました。

小林道夫さんのエピソード、面白いですね。
プライのユーモアが感じられます。
当時来日する声楽家や楽器奏者の共演者を頻繁に務めていた小林さんは文筆の才もあって、レコードの解説なども読んだことがあります。
伴奏もして、指揮もして、チェンバロも弾いて、文章も書けるなんて、天は何物を与えたのでしょう。
プライについてももちろん同様で、オペラ、リート、民謡、ポップスとジャンルを問わずに素晴らしい歌を歌える人は他になかなかいないでしょう。

プライのザルツブルク・ライヴの発売情報、有難うございました!
この情報、知りませんでした!
しかも、私の大好きなムーアとの共演(^^)
「白鳥の歌」の曲順を最初に解体した試みとして、故畑中さんが文章を書かれていたのを読んだことがあり、いつか聴いてみたいと思っていました。
9月が待ち遠しいですね!

投稿: フランツ | 2015年8月10日 (月曜日) 20時03分

フランツさん、こんにちは。

ムーアとの「白鳥の歌」は71年にも録音がありますから、聴き比べるのも面白いですよね。
また録音時期が近い、情熱あふれるDECCA盤との違いにも興味があります。
ライヴなので、きっと若いプライさんはノリノリでないかと思いますが(笑)

ところで、HMVにディースカウさんの「R.シュトラウス」のボックスが出ていました。
廉価版になっての再販らしいので、既にお持ちかもしれませんが。
探してみたのですが、今日はうまく出てきませんでした(^_^;)

投稿: 真子 | 2015年8月11日 (火曜日) 12時12分

真子さん、こんにちは。

プライの「白鳥の歌」、クリーン盤とムーア盤で全く印象が違うのが面白いですよね。
果たしてザルツブルクライヴはどちらに近いのでしょうか。
お客さんを前に歌っているのでノリノリで熱く歌っているのかもしれませんね。

ディースカウ&ムーアのR.シュトラウス歌曲集のCDですが、かつて国内盤として出たものと、最近廉価盤として出る前にボックスで出ていた輸入盤を持っています。
前者は歌詞対訳があり、後者は細かい録音データが掲載されています。
最近出た廉価盤は歌詞は無いようですが、お買い得ですね。
URLを貼り付けておきますね。
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B00D56ADAI/ref=mp_s_a_1_5?qid=1439325704&sr=8-5&pi=AC_SX110_SY165_QL70&keywords=Dieskau+strauss&dpPl=1&dpID=51Eta6lFKAL&ref=plSrch

投稿: フランツ | 2015年8月12日 (水曜日) 05時47分

フランツさん、こんにちは。

URLありがとうございました。
熱心なディースカウファンですものね、持ってらっしゃいますよね(*^^*)
それにしても、ディースカウさんの録音数はすごいですね。
プライさんもディースカウさんには及びませんが膨大な録音があり、海外盤まで入れるとえらいことになります。
欲しいけど手に入らないものもたくさんあります(;_;)


でも、ドイツアマゾンに出ていたドキュメントDVDは個人代行輸入を利用して、少し前についにゲットしました!!
貴重なご家族とのビデオ映像が沢山有り、赤ちゃんだったお子さんを抱っこした若きプライパパの笑顔が素敵でした。
奥様や、お子様方との幸せそうな映像を見るのが私は大好きです。


今これを書き込みながらまた、ご紹介のYouTubeを聴いているんですが、いいですね~。
情熱的な「仕事を終えて」も、心にグッとくる「おやすみ」も。
著作権払って、YouTubeをダウンロードできるようにならないかなあ、とこういう動画を観るたび思います。

投稿: 真子 | 2015年8月12日 (水曜日) 16時02分

真子さん、こんばんは。

ディースカウの録音量はカラヤンに匹敵すると言われたことがあったような気がします。
もちろんカラヤンには及ばないでしょうが(笑)、古今東西のあらゆる歌を録音し尽くしたと言っても過言ではないでしょう。
ところが、意外なことにプーランクの作品は歌曲集「仮面舞踏会」しか録音していないのです。プーランクのシニカルな表現をディースカウでもっと聴いてみたかったという気持ちもあり残念ですが、それは自分が歌うべきではないと判断したのかもしれませんね。
プライもきっと歌うレパートリーは自分に合ったものに厳選していたのではないでしょうか。
彼はシューベルティアーデでシューベルトの全歌曲を歌う計画を立てていたぐらいの人ですから、シューベルトに関してはスタジオ録音されていないレパートリーも沢山あったことでしょう。そういうものが今後発掘されるといいですよね。

プライのドキュメントDVD、良さそうですね。
家族とのひとときなど、プライファンの真子さんにはこたえられないでしょうね!
私もアマゾンをチェックしてみます。

YouTubeの音源は本当に貴重なものが多いですよね。こういう録音をもっと正規盤として販売してくれたらいいのにと思いますよね。

投稿: フランツ | 2015年8月12日 (水曜日) 20時44分

フランツさん、こんにちは。

ディースカウさんのような歌手はもう現れないでしょうね。
また違うタイプですが、プライさんのような歌手も現れないと思います。
素晴らしい歌手達(もちろんアメリングも!)と、同時代を生きられたことは幸せです(*^^*)

ディースカウさんがあえて録音しなかったプーランク、興味をそそられます。よほどのお考えがあったのでしょうね。

プライさんのドキュメントDVD、「PREY STILLE MEINE LIEBE」で検索すると、YouTubeにかなりの動画が出てきます。
ご家族以外では、ハンプソンやカウフマンのインタビューが入っていました。
YouTubeの字幕は英語で、友人に訳してもらったところ「孤独」というキーワードが結構出てきました。

幸せそうなご家族との映像と、そぐわないインタビューのように思いますが、皆から愛されていたプライさんであったと思います。
また、1971年来日時の奥様との様子や、1997年の来日時のコンサート風景も入っていましたから、こんなに日本の風景が入っているのだから、日本盤としても出して欲しいなあと思います。

ちなみに、DVDはオールフリーでないですが、パソコンでは見られました。

投稿: 真子 | 2015年8月13日 (木曜日) 17時40分

真子さん、こんにちは。

ディースカウやプライやアーメリングの実演に接したり、新録音のリリースをワクワクしながら聞く経験が出来たことは、私にとっても大きな財産になっています。
彼らを初めて生で見た時のことは今でも記憶に残っています。
こういう人たちを知ることが出来て、本当に良かったなぁとつくづく思います(^o^)

プーランクの歌曲はフランスのエスプリと密接につながっていると思うので、ディースカウが録音しなかったのもそういうことと関係があるのかなぁと想像しています。

プライのドキュメントDVD、ネットでちらっと見た記憶はあります。
情報提供有難うございます!
真子さんにとってはきっと宝物ですね(^^)
いつも朗らかな印象のプライも、大スターゆえの孤独を抱えていたのでしょうか。
海外のDVDもパソコンでは見られるのが有難いですね(いっそ地域ごとの制限がなくなればいいのにと思ってしまいます)。

投稿: フランツ | 2015年8月14日 (金曜日) 10時59分

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