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イギリスでのアーメリング2015年6月

エリー・アーメリング(Elly Ameling)が6月初旬にロンドン、ウィグモア・ホール(Wigmore Hall)で催したマスタークラスの写真がアップされていました。
 こちら

相変わらずチャーミングで嬉しくなりました!

そして、ロンドン滞在中にBBCのインタビューにこたえた彼女の声が聞けます!
Sandmanさんのサイトに詳細があります。
 Sandmanさんのサイトはこちら

 BBCのインターネットラジオサイトはこちら

しばらく聞けるようなので、ぜひ最近の彼女の元気な声を確認してみてください。
インタビューの日本語訳要旨はSandmanさんがアップしてくださるようなので、私のように英語の苦手な人はそちらに期待することにしましょう!

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(2015年6月28日追記)

先日のアーメリングのインタビュー放送について、Sandmanさんが素晴らしい抄訳を紹介してくださっています。
長年の経験を経た重みのある興味深い言葉の数々をぜひご覧下さい。

 こちら

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サンドリーヌ・ピオー&スーザン・マノフ/~Evocation 美しい想い出への喚起~(2015年5月21日 王子ホール)

サンドリーヌ・ピオー ~Evocation 美しい想い出への喚起~

2015年5月21日(木)19:00 王子ホール

サンドリーヌ・ピオー(Sandrine Piau)(ソプラノ)
スーザン・マノフ(Susan Manoff)(ピアノ)

ケクラン(Koechlin)/グラディスのための7つの歌(Les sept chansons pour Gladys) Op.151
 1.愛の神は告げた(M'a dit Amour)
 2.縛るつもりが(Tu croyais le tenir)
 3.罠に落ちながら(Prise au piège)
 4.ナイアス(La Naïade)
 5.嵐(Le Cyclone)
 6.鳩(La Colombe)
 7.運命(Fatum)

ツェムリンスキー(Zemlinsky)/
愛と春(Liebe und Frühling)
夜の森を歩くとき(Wandl' ich im Wald des Abends)
ばらのリボン(Das Rosenband)
春の歌(Frühlingslied)

ドビュッシー(Debussy)/
西風(Zéphyr)
「ロマンス」より そぞろな悩める心(Romance "L'âme évaporée...")
麦の花(Fleur des blés)
星月夜(Nuit d'étoiles)

~休憩~

シェーンベルク(Schönberg)/4つの歌(Vier Lieder) Op.2
 1.期待(Erwartung)
 2.ほしいのは黄金の櫛(Schenk mir deinen goldenen Kamm)
 3.昂ぶる心(Erhebung)
 4.森の陽光(Waldsonne)

ショーソン(Chausson)/
魅惑(Le charme) Op.2-2
セレナード(Sérénade) Op.13
蜂雀(Le Colibri) Oop.2-7
リラの花咲く頃(Le temps des lilas) Op.19

R.シュトラウス(R.Strauss)/おとめの花(Mädchenblumen) Op.22(全4曲)
 1.矢車菊(Kornblumen)
 2.けしの花(Mohnblumen)
 3.きづた(Epheu)
 4.睡蓮(Wasserrose)

~アンコール~
フォーレ(Fauré)/シルヴィ
フォーレ/ひめごと
ドビュッシー(Debussy)/あやつり人形
ドビュッシー/美しき夕べ

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サンドリーヌ・ピオーとスーザン・マノフによる王子ホールのリサイタルは今回も実に充実した時間でした。
実は聴いてから記事を書かずに放置してしまって記憶の定かでない点もありますので、申し訳ありませんが詳細は書かないことにします。

絶頂期といってもいいピオーはばらばらな6人の作曲家の作品それぞれの核心に迫った充実した歌唱を聴かせてくれていましたし、なにしろ独仏のディクションが素晴らしいです!
ピアノのマノフは前回聴いた時に感じた感情的な部分は影をひそめ、知的に繊細にコントロールされ尽くした至芸を聴かせてくれました。
とにかく、知っている曲も未知の曲も二人の卓越した演奏家によって素晴らしく満ち足りた演奏となっていました。

アンコールで耳馴染みな曲が演奏されたのもほっと一息つけて良かったです。
歌曲の演奏家として、この二人に注目していきたいと思いました。

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