ジュリアス・ドレイクのインタビュー
今年の4月にテノールのイアン・ボストリッジと共に来日公演を行ったピアニスト、ジュリアス・ドレイク(Julius Drake)。
王子ホールのWebサイトでドレイクへのインタビュー記事が掲載されています。
こちら
一般にソロピアニストへのインタビューならば頻繁に行われていますが、室内楽や歌曲を中心に演奏するピアニストがフィーチャーされることはまれです。
それでもこの王子ホールのサイトでは以前にもグレアム・ジョンソンのインタビューが掲載され、ホール関係者の歌曲愛が感じられたものでした。
ジュリアス・ドレイクは今や押しも押されもせぬ共演ピアニストとして世界中で活躍していますし、その技量は歌曲を弾かせたら絶品で失望されられることはまずありません。
そんなドレイクがどのように共演ピアニストになったのか、また最初から共演ピアニストを志していたのか否かなど、興味深い話が掲載されています。
「十代のうちにベートーヴェンのソナタをひと通り学ぶことができ」たという意外な告白もあり、興味深いです。
また「私は歌曲を専門にやっているわけではないんです」という言葉も重みがあります。
一度レッテルが貼られてしまうと、楽器奏者との共演がしたくても、歌曲のオファーばかりくるのだとか。
逆に普段レーピンなど弦楽器奏者と共演することの多いイタマル・ゴランは以前なにかの記事で「歌曲も弾きたいが楽器奏者からのオファーしかない」というようなことを言っていました。
枠を決めつけているのは案外周りだったりするのかもしれません。
ドレイクは無言歌的な趣をもった作品を集めたソロピアノの録音をリリースしていますが、そちらはいかにも歌心にあふれた名伴奏者による渋みあふれる演奏でした。
機会がありましたらぜひ聴いてみてください。
なお、4月の来日公演の模様は7月30日(水)午前6時00分~6時55分のクラシック倶楽部で放映予定とのことです。楽しみです。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- ヘルマン・プライ初来日時のプログラム(1961年4月29日東京文化会館)を疑似体験してみる(2026.07.11)
- エリー・アーメリングYouTube公式チャンネルに最近投稿された音源(トスティ:セレナータ(Tosti: La serenata))(2026.07.12)
- 「解消 D 807」- ロベルト・ホルのシューベルト歌曲解説動画シリーズ(Schubert: Auflösung | Robert Holl in Schubert's poetischer Welt - "Mein Vermächtnis")(2026.06.28)
- ピアニストのユストゥス・ツァイエン(Justus Zeyen)逝去(2026.06.21)
- エリー・アーメリングYouTube公式チャンネルに最近投稿された音源(ハイドン:人生は夢(Haydn: Das Leben ist ein Traum))(2026.06.21)
「ジュリアス・ドレイク Julius Drake」カテゴリの記事
- リーズ・ソング(旧:リーズ・リーダー) Leeds Song (formerly:Leeds Lieder) 2025(2025.04.12)
- 歌曲録音の宝の山-Hyperion Recordsのサブスク解禁(2024.03.30)
- アンネ・ソフィー・フォン・オッター&カミラ・ティリング&ジュリアス・ドレイク/リサイタル(2015年9月25日 東京オペラシティ コンサートホール)(2015.10.03)
- ジュリアス・ドレイクのインタビュー(2014.07.12)
- ソフィー・ダヌマン&イアン・ボストリッジ&ジュリアス・ドレイク/東京春祭 歌曲シリーズ vol.14(2014年4月12日 東京文化会館 小ホール)(2014.04.13)

コメント