新国立劇場バレエ団/パゴダの王子(2014年6月14日 新国立劇場 オペラパレス)
パゴダの王子
2014年6月14日(土)14:00 新国立劇場 オペラパレス
(第1幕40分-休憩25分-第2幕45分-休憩25分-第3幕40分)
さくら姫:奥田 花純
王子:奥村 康祐
皇后エピーヌ:長田 佳世
皇帝:山本 隆之
北の王:江本 拓
東の王:古川 和則
西の王:マイレン・トレウバエフ
南の王:貝川 鐵夫
道化:福田 圭吾
新国立劇場バレエ団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:ポール・マーフィー
音楽:ベンジャミン・ブリテン
振付:デヴィッド・ビントレー
装置・衣装:レイ・スミス
照明:沢田祐二
芸術監督:デヴィッド・ビントレー
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新国立劇場の芸術監督、デヴィッド・ビントレーにとって任期最後の上演となった「パゴダの王子」を見た。
音楽はベンジャミン・ブリテン。
前回は2011年秋の上演だったので3年ぶりだが、各幕がコンパクトで分かりやすい筋は相変わらず面白い。
ビントレーは舞台を日本に移し、衣装も日本を意識したものとなっていた為、舞台装置やコールドバレエの所作など美しい。
今回初主役コンビの奥田花純と奥村康祐のフレッシュで明るい演技も素晴らしい。
東西南北の王がその個性的なコスチュームも含めてなかなか活躍してくれて面白い。
第3幕は早々と勧善懲悪の方が付き、後は主役たちのバレエ大会となるので、ここからは純粋に踊りの華やかさを楽しんだ。
久しぶりの山本隆之が演じた皇帝の悲哀のこもった演技が素晴らしかった。
ビントレーが監督を離れても、新国立劇場のレパートリーとして数年置きに繰り返し上演してもいいのではないだろうか。
初心者でも十分楽しめる(タツノオトシゴやタコなどのキャラクターが登場するので子供にも楽しめそう)ストーリーは貴重なレパートリーではないか。
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