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R.シュトラウス「春」(「四つの最後の歌」より)を聴く

R.シュトラウス作曲の「四つの最後の歌」の第1曲目で、ヘルマン・ヘッセの詩による作品です。
シュトラウス晩年の作品群であり、軽やかさよりは深みが感じられます。
春の音楽でこれほど爽やかさと無縁の濃厚な音楽はまれではないでしょうか。

Frühling
 春

In dämmrigen Grüften
Träumte ich lang
Von deinen Bäumen und blauen Lüften,
Von deinem Duft und Vogelsang.
 薄暗い墓穴で
 私は長いこと夢見ていた、
 おまえの木々や青い風のこと、
 おまえの香りや鳥の歌のことを。

Nun liegst du erschlossen
In Gleiß und Zier,
Von Licht übergossen
Wie ein Wunder vor mir.
 今おまえは姿をあらわし、
 輝きと装飾をまとい、
 光を注がれ、
 奇跡のように私の前にいるのだ。

Du kennst mich wieder;
Du lockst mich zart.
Es zittert durch all meine Glieder
Deine selige Gegenwart!
 おまえは再び私に気付き、
 やさしく私を誘う。
 私の全身に震えが走る、
 おまえがここにいる幸せに!

詩:Hermann Hesse (1877.7.2, Calw - 1962.8.9, Montagnola, Switzerland)
曲:Richard Strauss (1864.6.11, München - 1949.9.8, Garmisch-Partenkirchen, Germany)

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詩の朗読(ズザンナ・プロスクラ)

シュトラウスは詩のリズムにはあまりこだわっていないのがわかります。

エリーザベト・シュヴァルツコプフ(S)ベルリン放送交響楽団;ジョージ・セル(C)

シュヴァルツコプフの艶やかで濃密な歌唱はいつ聴いても素晴らしいです。

グンドゥラ・ヤノヴィツ(S)ベルリン・フィル;ヘルベルト・フォン・カラヤン(C)

気品を感じさせるヤノヴィツのつやつやした名唱です。

ルチア・ポップ(S)シカゴ交響楽団;ゲオルク・ショルティ(C)(+2曲目)

ライヴ映像。ポップのチャーミングな美声と美貌に魅せられます。

エリー・アーメリング(S)コンセルトヘボウ管弦楽団;ヴォルフガング・サヴァリシュ(C)

言葉さばきの巧みさがいかにもアーメリングらしく見事です。

アーリーン・オジェー(S)ヴィーン・フィル;アンドレ・プレヴィン(C)

オジェーの澄んだクリスタルヴォイスがオケの響きの中に埋もれずしっかり主張しているのが素晴らしいです。

ジェシー・ノーマン(S)ゲヴァントハウス管弦楽団;クルト・マズア(C)

ノーマンのあふれんばかりの豊麗な歌の輝きがまぶしいほどです。

ソイレ・イソコスキ(S)共演者名不明

2005年ライヴ映像。バランスのとれた知的な歌唱で私にとって掘り出し物の名演でした!

ニーナ・ステンメ(S)コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団;アントニオ・パッパーノ(C)

ステンメのどこをとってもむらのない深みのある声は素晴らしいです。

フェリシティ・ロット(S)スコットランド国立管弦楽団;ネーメ・ヤルヴィ(C)

ロットの細身で優美な歌唱が楽しめます。

ヴァルトラウト・マイアー(MS)ヨーゼフ・ブラインル(P)

ピアノ伴奏版です。マイアーはもともと豊かな声の持ち主ですが、ピアノとの共演でもその豊かな声を惜しげもなく披露していますね。ブラインルも雰囲気のある演奏です。

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