F=ディースカウとムーアのちょっとした符合
昨年ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが亡くなったことは、私も含め多くのリートファンを驚かせ、悲しませたことだろうと思う。
だが、彼の演奏の一期間において欠かせない共演者であったジェラルド・ムーアの生涯を照らし合わせた時、ちょっとした符合があることに気付いた。
ムーア(1899.7.30-1987.3.13)が公式引退したのは1967年2月でムーア67歳、
そして亡くなったのは1987年3月で87歳。
ちょうど引退から20年後に亡くなったことになる。
一方のF=ディースカウ(1925.5.28-2012.5.18)は公式引退が1992年12月31日で67歳、
そして亡くなったのは2012年5月で86歳。
あと10日後にディースカウ87歳の誕生日を控えていた時の彼の死であった。
引退と死の年齢がほぼ共通しているといっても、「だから?」という程度の話題ではある。
だが、ムーアもディースカウもその演奏によってどれほど私の心を潤してくれたことかと考えると、こんなちょっとした偶然にも意味を感じてしまうのである。
それがファン心理というものなのだろうか。
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コメント
あけましておめでとうございます。
私のブログにいただいたお返事を、こちらでさせていただきましょう。
まずは、ディースカウとブレンデルの『冬の旅』リハーサルの中身についてお教えくださりありがとうございました。残念ながらyoutubeでそれはもう見られなくなっているようなのですが。
それにしても、ディースカウもムーアも引退してからそれぞれ20年も後進の指導などに活躍していたのですね。これからも残された彼らの貴重な録音を聴き続けていきたいと思っております。
※はやくパソコンがなおるといいですね。
投稿: Zu-Simolin | 2013年1月 7日 (月曜日) 11時18分
Zu-Simolinさん
ご返事を有難うございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
動画についてですが、
Dieskau Brendel bonus で検索するとヒットしました(スマホからだとアドレスが表示されないので、すみません)。
この動画、2人の巨匠のリハーサルの雰囲気が伝わってきて、思わず引き込まれますね。
なお、ご心配いただいていますパソコンは近く修理の見積もりをとろうかなと思っています。
投稿: フランツ | 2013年1月 9日 (水曜日) 03時33分
この表題の記事の前日あたり。
時々、ディースカウの「詩人の恋」のCDを聞き流しているのですが
”くるみの木”が流れた時ふと、弾き語りで歌えば良いのではと思い。
気が遠くなるほど美しい歌だよ と紹介するとしたらと聴いたら
ディスカウほど素晴らしい歌唱は思いつかない。(それぞれ特徴があるも)
何時もは、くるみの木は美しいソプラノがいいのにと考えているが
自然に、そっと、語りかけるように、ふとい男声でありながら美しい。
私は、まさに、気が遠くなりそう
私の独断の 不合(格)でした。
(ちょっと違ってエッシェンバッハ版)
投稿: tada | 2013年1月15日 (火曜日) 10時22分
tadaさん、こんばんは。
「くるみの木」は歌とピアノの掛け合いが緊密なので、確かに弾き語りで聴いてみたい気もしますね。
この美しい曲の美しい歌唱としてtadaさんはディースカウを挙げておられますね。
私の場合、「くるみの木」はどうしても女声で聴きたくなります。高音域のピアノパートと溶け合うようなソプラノがベストだなぁと勝手に思っていますが、これは好みの問題ですね。
ディースカウの「詩人の恋」は私も好きです。
投稿: フランツ | 2013年1月16日 (水曜日) 22時30分