新国立劇場オペラ/プッチーニ「ラ・ボエーム」(2012年1月29日 新国立劇場 オペラパレス)
新国立劇場オペラ
プッチーニ(Puccini)/ラ・ボエーム(La Boheme)
2012年1月29日(日)15:00 新国立劇場 オペラパレス(3階3列3番)
ミミ:ヴェロニカ・カンジェミ(Veronica Cangemi)
ロドルフォ:パク・ジミン(Ji-Min Park)
マルチェッロ:アリス・アルギリス(Aris Argiris)
ムゼッタ:アレクサンドラ・ルブチャンスキー(Alexandra Lubchansky)
ショナール:萩原 潤(Hagiwara Jun)
コッリーネ:妻屋 秀和(Tsumaya Hidekazu)
べノア:鹿野 由之(Shikano Yoshiyuki)
アルチンドロ:晴 雅彦(Hare Masahiko)
パルピニョール:糸賀 修平(Itoga Shuhei)
合唱 : 新国立劇場合唱団
児童合唱 : 東京FM少年合唱団
管弦楽 : 東京交響楽団
指揮:コンスタンティン・トリンクス(Constantin Trinks)
演出:粟國 淳(Aguni Jun)
美術:パスクアーレ・グロッシ
衣裳:アレッサンドロ・チャンマルーギ
照明:笠原 俊幸
舞台監督:大仁田 雅彦
合唱指揮:三澤 洋史
芸術監督 : 尾高 忠明
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オーソドックスな演出と舞台装置、粒の揃った歌手たちによって、最後には涙腺がゆるむ感動的な舞台となった。
私がオペラで思わず涙が出たのは「蝶々夫人」に続いて2度目のこと。
どうもプッチーニの音楽は私の涙腺をゆるくするようだ。
ミミがろうそくの火を借りに来たことから始まった詩人ロドルフォとの恋は、ミミの病死によって幕を閉じる。
その悲恋の合間に甘美な恋模様やら同居人たちとのおふざけなど、日常の生活を切り取ったようなテーマが進行し、素直に感情移入してしまう。
またプッチーニの音楽が芝居を実に巧みに盛り上げて、聴き手の心をくすぐる。
プロフェッショナルの仕事と言ってしまえばそれまでだが、結末が分かっていても最後に涙腺を崩壊させるのは、彼の音楽のもつ力と、出演した歌手、演奏者の力によるのだろう。
主役4人はいずれも海外組だが、その脇を日本人ががっちり固めて、充実した歌唱を聴かせてくれた。
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コメント
最近アーメリングのデムスとシューマンの歌曲そしてピアノ曲をいれたLPを入手し、デムスの弾いている楽器は一体何なのか、およその検討がついてはいましたが、やっとこのブログで疑問は氷解しました。御礼申し上げます。
このディスクはいかにもHMらしい、趣味豊かなもので、改めてHMの力量に驚嘆しました。
まだそれほどには聞き込んではありませんが、アーメリングの清楚な歌声に聞き惚れているところです。
又、メールさせて頂きます。
投稿: 島津和平 | 2012年2月 8日 (水曜日) 19時38分
島津さん、はじめまして。
コメントを有難うございました!
アーメリングとデームスのシューマンのLPを入手されたそうですね。
抜粋盤は日本でも発売されたようですが、ピアノ曲も含めた2枚組のLPはおそらく国内ではリリースされなかったと思われますので、貴重ですね。
幸いなことにすべて外国でCD化されてはいるのですが、曲順は相当入れ替えられているので、オリジナルの形での再発も期待したいところです。
1960年代のアーメリングはやはりそのあふれんばかりの美声が本当に魅力的ですね。ハルモニアムンディ・レーベルもいい仕事をしています!このディスクでも彼女の魅力が全開でした。
投稿: フランツ | 2012年2月 9日 (木曜日) 02時32分
アメリングのHM盤についての返信ありがとうございました。
さて、昨晩わが住まいする長野市で、ツェーガー・ファンダステーネ氏の「冬の旅」全曲のリサイタルがありました。私、寡聞にして氏の事は今回のリサイタルで初めて知った所なのですが、経歴はそれなりに立派なものだと思うのですが、氏の音楽スタイルは如何なものなのでしょうか。
確かに詞に肉薄した表現は素晴らしいと思いましたが、冬の旅の歌謡性が後退して、ややもすると詞の朗読を聞いているような錯覚さえ感じてしまうところがありました。それに声の衰えが高音部にそれとなく現れ、うまく表現力でカバーしているようでしたが。
氏のことをおそらく知っていらっしる事と思いコメントした次第です。
投稿: 島津 和平 | 2012年2月11日 (土曜日) 12時40分
島津さん、こんにちは。
ファンダステーネ、また来日して「冬の旅」を歌ったのですね。実は私も2008年に初めて氏の「冬の旅」を東京で聴いて記事にもしていますので、以下のリンク先をご参照いただけると、多少なりとも当時の雰囲気をお伝えできるのではと思います。
http://franzpeter.cocolog-nifty.com/taubenpost/2008/11/116-3a41.html
島津さんの「ややもすると詞の朗読を聞いているような錯覚」というご感想、私の当時の感想を読むと同じようなことを感じていたようです。言葉を大切にする歌手のようですね。現在は70歳を超えておられるので声の衰えはあるかと思いますが、それを表現でカバーできるのは素晴らしいことだと思います。
コンサートのリポート、有難うございました!
投稿: フランツ | 2012年2月11日 (土曜日) 13時22分