ゲルハルト・オピッツ
シューベルト連続演奏会(全8回)【第3回】
2011年12月13日(火)19:00 東京オペラシティ コンサートホール(1階3列10番)
ゲルハルト・オピッツ(Gerhard Oppitz)(Piano)
シューベルト(Schubert)
ピアノ・ソナタ ホ長調 D157
Sonate E-Dur, D157
I. Allegro ma non troppo
II. Andante
III. Menuett. Allegro vivace
12のドイツ舞曲 D790
Deutsche Tänze, D790
No.1 D major
No.2 A major
No.3 D major
No.4 D major
No.5 B minor
No.6 G flat minor
No.7 A flat major
No.8 A flat major
No.9 B flat major
No.10 B flat major
No.11 A flat major
No.12 E major
3つのピアノ曲 D459a
Klavierstücke, D459a
I. Adagio
II. Scherzo con Trio: Allegro
III. Allegro patetico
~休憩~
ピアノ・ソナタ 変イ長調 D557
Sonate As-Dur, D557
I. Allegro moderato
II. Andante
III. Allegro
即興曲集 D899
Impromptus, D899
No.1 C minor
No.2 E flat major
No.3 G flat major
No.4 A flat major
~アンコール~
シューベルト/3つのピアノ曲D946~第2曲変ホ長調
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ゲルハルト・オピッツ
シューベルト連続演奏会(全8回)【第4回】
2011年12月21日(水)19:00 東京オペラシティ コンサートホール(1階3列10番)
ゲルハルト・オピッツ(Gerhard Oppitz)(Piano)
シューベルト
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 D568
Sonate Es-Dur, D568
I. Allegro moderato
II. Andante molto
III. Menuetto: Allegretto
IV. Allegro moderato
ヒュッテンブレンナーの主題による13の変奏曲 D576
Variationen über ein Thema von Hüttenbrenner, D576
~休憩~
ピアノ・ソナタ ハ短調 D958
Sonate c-moll, D958
I. Allegro
II. Adagio
III. Menuetto: Allegro
IV. Allegro
~アンコール~
シューベルト/3つのピアノ曲D946~第3曲ハ長調
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昨年からスタートしたゲルハルト・オピッツによるシューベルト連続演奏会も今年は第3回と第4回を迎えた。
オピッツは初期の作品にも晩年の作品にも同様の愛着を示して演奏する。
従って若書きが立派な作品にもなり、晩年の熟した作品からは若々しさも導き出す。
概して安定したテンポで美しい音を響かせたが、時々盛り上がる箇所で速度をあげて前のめりになる。
ただ、それもシューベルトの許容範囲を超えずに魅力的な演奏となっていた。
川口でベートーヴェンを聴いた時とは明らかに異なる伸び縮みのある柔軟な表情がシューベルトらしさを感じさせて素晴らしかった。
シリーズも半分が終わり、来年は後半に入る。
「ヒュッテンブレンナー変奏曲」のような珍しい作品にも接することが出来るのがこのシリーズの魅力のひとつであり、来年以降もそのような出会いを楽しみにしたい。
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