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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2011(2011年5月3日~4日 東京国際フォーラム&よみうりホール)

今年のラ・フォル・ジュルネは使用可能な会場の制限や来日アーティストのキャンセルなどの関係でプログラムが全面的に変更され、縮小された。
そのどたばたは若干興を削いだが、それでも新たなプログラムでチケットがとれたので行くことにした(変更前のチケットも2枚だけそのまま有効だった)。
ともかく関係者の方々の尽力に敬意を表したい。

私は、5月3日から5日まで国際フォーラムで行われる有料公演のうち、最初の2日間に出かけた。
初日は人出がいまいちで、こんなにすんなりと広場を通り抜けられるラ・フォル・ジュルネははじめてと思ったほどだ。
しかし2日目は天気もよかった為か屋台や屋外ステージ前の椅子も満員で、以前の活気を取り戻しつつあるように感じた。
たまたま通りかかったインターネットラジオブースではアコーディオンの3人組が「ハンガリー舞曲第5番」を華麗に演奏して素晴らしかった。
またNHK-FMのブースも4日には設けられ、ピアニストのルイス・フェルナンド・ペレスが語っていたのを見ることが出来た(今回彼の演奏は聴けなかったが)。

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G-172
2011年5月3日(火・祝) 12:00-12:45
会場:ホールG409 (3列31番)

北村朋幹(ピアノ)

ブラームス/シューマンの主題による変奏曲 嬰へ短調 op.9

ブラームス/6つのピアノ小品 op.118

全曲楽譜を見ながらの演奏。
北村はあたかも憑かれたかのようなのめりこんだ表情で演奏する。
変に背伸びしていない、感じたままの演奏という印象だ。
Op.9はシューマンの「色とりどりの楽譜帳(Bunte Blätter)Op.99」の4曲目をテーマにした16曲からなる変奏曲で、とても美しい作品。
北村はある変奏が終わると時々「間」をあけてから次の変奏に移る。
作品の美しさや起伏をまっすぐに表現していて素晴らしかった。

op.118はブラームス晩年の思いのつまった大傑作で私も大好きな作品。
演奏は曲によっては若干未消化に感じられる箇所もあったが、北村の個性的な歌わせ方は他のピアニストからは聴けない才気があり、新鮮な演奏だった。
とりわけ第2曲の「間奏曲イ長調」は非常に細やかな表情があり素晴らしかった。
さらに弾きこんだ頃に再度聴いてみたいものだ。

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G-17a
2011年5月3日(火・祝) 13:15-14:00
会場:ホールG409 (2列3番)

ハンス・イェルク・マンメル(Hans Jörg Mammel)(テノール)
三ッ石潤司(Junji Mitsuishi)(ピアノ)

マーラー(Mahler)/さすらう若人の歌(Lieder eines fahrenden Gesellen)
 ぼくの好きだった人が結婚式をあげるとき
 今日の朝、野原を行くと
 ぼくは赤く焼けたナイフを持っている
 ぼくの好きだった人の二つの青い瞳

マーラー/リュッケルトの詩による歌曲集(Fünf Lieder nach Texten von Friedrich Rückert)
 私の歌の中まで覗きこまないで
 私はほのかな香りをかいだ
 真夜中に
 あなたが美しさゆえに愛するのなら
 私はこの世に忘れられている

シューマン(Schumann)/詩人の恋(Dichterliebe)

マンメルは相変わらず清冽な美声なのだが、聴いた席の関係か、若干声の伸びがいまいちな印象。
しかしドイツ語の美しさはほれぼれするほどで、誠実な歌唱でリートの醍醐味をたっぷり満喫させてくれた。
はじめて聴く三ッ石潤司のピアノが非常に素晴らしかった。
あらゆるニュアンスを細やかに付けながら、表現していく。

「詩人の恋」でおそらくうっかりだろうが、第14曲「夜ごときみの夢をみて(Allnächtlich ...)」をとばしてしまったような気が・・・。
まぁこれもコンサートという“なまもの”に付き物のハプニングということで・・・。

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G-17b
2011年5月3日(火・祝) 14:45-15:30
会場:ホールG409 (3列6番)

緑川まり(Mari Midorikawa)(ソプラノ)
緑川るみ(Rumi Midorikawa)(ピアノ)

レーガー(Reger)/12の宗教的なリート(12 Geistliche Lieder) op.137 より
 1.願わくは幸せな死を(Bitte um einen seligen Tod)
 2.主よ、汝の志をなせ(Dein Wille, Herr, Geschehe)
 3.ひとりの御子がわれらのために生まれたもうた(Uns ist geboren ein Kindelein)
 5.おお主なる神、われにあたえよ(O Herre Gott, nimm du von mir)
 8.朝の歌(Morgengesang)
 9.汝ただ嘆くなかれ(Laß dich nur nichts nicht dauern)
 11.神の苦しみへの嘆き(Klage vor Gottes leiden)
 12.おおイエス・キリスト、われら汝を待てり(O Jesu Christ, wir warten dein)

レーガー/素朴な歌 op.76 より マリアの子守歌(Mariä Wiegenlied)

シェーンベルク(Schoenberg)/キャバレーソング(Brettl-Lieder)
 ガラテーア(Galathea)
 ギゲルレッテ(Gigerlette)
 欲のない愛人(Der genügsame Liebhaber)
 単純な歌(Einfältiges Lied)
 警告(Mahnung)
 それぞれに取り分を(Jedem das Seine)
 アルカディアの鏡からのアリア(Arie aus dem Spiegel von Arcadien)

~アンコール~
アーン(Hahn)/クロリスに(À Chloris)
カプア(Capua)/オ・ソレ・ミオ(O Sole Mio)

珍しいレーガーやシェーンベルクの歌が聴けて、レパートリー的に貴重なコンサートだった。
どうやら緑川さんの選曲ではなく、ラ・フォル・ジュルネ側から依頼されたようだ。
全曲楽譜を見ながらの歌唱だった。

緑川まりさんはプリマ・ドンナのオーラを発散し、豪快で快活なキャラクターのトークを織り交ぜながら自分の世界を表現していく。
レーガーの静謐な作品も、シェーンベルクのくだけた官能的作品も、対応してしまえるのはオペラで培った表現力なのかもしれない。
時折発音が不正確になる傾向はあったが、伸びやかで強靭な声のパワーが聴衆を魅了した。

なお、まりさんの姉にあたるというピアノの緑川るみさんの引き締まった演奏がまた素晴らしかった。
きっとまりさんの強力なサポーターとしてオペラの時も支えとなっているのだろう。

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D-251
2011年5月4日(水・祝) 10:00-10:50
会場:ホールD7 (C列8番)

北村朋幹(ピアノ)
伊藤恵(ピアノ)

R.シュトラウス(北村朋幹編曲)/オペラ「カプリッチョ」より弦楽六重奏(序奏)(2台ピアノ版)
R.シュトラウス(北村朋幹編曲)/メタモルフォーゼン(2台ピアノ版)
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲op.56b

R.シュトラウスでは北村が右(プリモか?)、ブラームスでは伊藤が右のピアノだった。
私の席は左のピアノの真ん前なので、左側に座ったピアニストの指も表情もよく見ることが出来た。

「カプリッチョ」も「メタモルフォーゼン」も私には馴染みが薄く、一夜漬けの予習だけではどうにもならない難曲で、とにかく演奏に集中することにした。
シュトラウスの作品だが、こうして2台ピアノ用に編曲されると、静かな中にちょっとした起伏もあって、まったりとしたいい時間だった(特に後者の長丁場、演奏者は大変だったろうが)。
「メタモルフォーゼン」では、ベートーヴェンの「英雄」の葬送行進曲における付点で下降するフレーズが頻繁に引用されているようだ。
それにしてもこれらの作品を編曲してしまう北村さんの多才ぶりには驚かされる。
自身のCDの解説も、音楽学者かと思うほどの専門性で執筆していたりもして、さらにどれだけの才能を秘めているのか末恐ろしいほどである。

伊藤恵さんは演奏時にしばしば使わない左足を前に放り出してキックをするかのような場面があったのだが、どこかで見た記憶が・・・。
実は、昨日、弟子の北村さんのソロ演奏を聴いた時にも彼が左足を頻繁に前に放り出していたのだ。
今日は師匠に遠慮してか北村さんのキックは控えめだったが、それでも盛り上がる場面で2人してキックしていたりすると心の中でにやりとしてしまう(失礼)。
師弟は似るものなのだなぁと微笑ましい風景だった。

演奏は、のめり込む北村さんを師の伊藤さんがどこまでも安定した表情でサポートするという印象。
若手とベテランが一つの作品を作りだす様をじっくり聴かせてもらった。

ブラームスの方は私でも知っている曲だったので、より気楽に楽しむことが出来た。

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Y-28a
2011年5月4日(水・祝) 11:30-12:15
会場:よみうりホール (1階F列26番)

フランク・ブラレイ(Frank Braley)(ピアノ)
プラジャーク弦楽四重奏団(Prazak Quartet)

ブラームス/ピアノ五重奏曲 ヘ短調 op.34

震災の影響で新たに会場に加わったよみうりホールは、ビックカメラのビルの7階にあった。
案外響きは悪くなく、むしろ国際フォーラムのホールAなどよりもこちらを今後も使ってほしいほどだ。

演目はブラームスの美しいピアノ五重奏曲。
カルテットのメンバーを頻繁に見ながらタイミングをとって演奏するブラレー。
ピアノと弦の息もぴったり合い、ブラームスの傑作を真摯に表現していて、静かな感動を味わうことが出来た。
室内楽のコンサートは楽器相互のフレーズの受け渡しが大事で、あたかも人間関係のお手本を見ているかのようだ。
それにしてもブラームスの作品は人間のあらゆる感情が表現されているかのようで、本当に癒される。
いい時間を過ごさせてもらった。

余談だが、ブラレーは本来今年のラ・フォル・ジュルネで来日予定はなかったそうなのだが、震災のニュースを見て、ルネ・マルタンに来日を直訴したそうだ。
キャンセルする人もいれば、こうして来日してくれる人もいる。
事情が事情なだけにキャンセルした方々を決して非難することは出来ないが、あえて来日してくれたブラレーにはただただ感謝あるのみ!

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G-26c
2011年5月4日(水・祝) 13:45-14:30
会場:ホールG402 (1列13番)

ドミニク・ヴェルナー(Dominik Wörner)(バス・バリトン)
鈴木優人(Masato Suzuki)(ピアノ)

ブラームス/4つの厳粛な歌 op.121

マーラー/亡き子をしのぶ歌

~アンコール~
ハンス・ロット(Hans Rott)/夕べの鐘(Das Abendglöcklein)

演奏前に、犠牲者にこのコンサートを捧げるとヴェルナーから挨拶があった。
マーラーの選曲は被災された方が聴いたらかなり辛いものがあったかもしれない。

ヴェルナーはバス・バリトンとはいってもおっとりとした優しい声をもっており、人の良さを感じさせる声である。
「4つの厳粛な歌」も真摯な歌いぶりが良かったが、「亡き子をしのぶ歌」が心にひそかに迫ってくるものがあり素晴らしかった。

ピアノの鈴木優人は古楽器奏者かと思っていたら、このようなリート演奏も手がけるようだ(モダンピアノだった)。
指さばきは達者で、作品の濃淡もしっかりと表現していて、いい演奏だった。

アンコールで弾かれたハンス・ロットはマーラーの最良の友人の一人とのこと。
この作品ははじめて聴いたが、短い(楽譜は1枚だった)美しい曲だった(後で調べたら、ヴェルナーはこの曲を録音しているようだ)。

ちなみに「4つの厳粛な歌」の第3曲の最後の方で、第4曲の楽譜コピーがないことに気付き、譜めくりの女性がいそいそと楽屋に取りに戻るというハプニングもあった。
鈴木氏はさぞかしはらはらしたことだろうが、演奏には全く支障がなかったのは何よりである。

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G-26d
2011年5月4日(水・祝) 15:15-16:00
会場:ホールG402 (1列5番)

クレール・デゼール(Claire Désert)(ピアノ)

ベルク/ピアノ・ソナタ op.1

ブラームス/8つのピアノ小品 op.76

ブラームス/スケルツォ 変ホ短調 op.4

演奏者の真後ろの席というめったにない至近距離から、演奏とその姿を楽しむことが出来た。
デゼールは長身で細身の女性だったが、かなり情熱的に感情をタッチにぶつける演奏だった。
ブラームスの作品のドラマティックな面が強調されて興味深かった。
特に「スケルツォ」はなかなか実演で聴くことがない作品なのでこの選曲はうれしかった。
ベルクのみ楽譜を見ながらの演奏。

さきほどの伊藤&北村師弟ではないけれど、デゼールもソフトペダルを踏まない時の左足を頻繁に前後させ、それが床にこすれて結構な音を立てていた。
アーティストにもそれぞれ様々な癖があるものだなぁと演奏以外の部分でも楽しんだ(失敬)私でした。

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D-25b
2011年5月4日(水・祝) 17:00-17:45
会場:ホールD7 (2列1番)

フローラン・ボファール(Florent Boffard)(ピアノ)
マリアンヌ・プスール(Marianne Pousseur)(ソプラノ)
サンガー・ナー(フルート、ピッコロ)
インヒュク・チョウ(クラリネット、バスクラリネット)
ギヨーム・シレム(ヴァイオリン、ヴィオラ)
ジュリアン・ラズニャック(チェロ)

シェーンベルク/6つのピアノ小品 op.19(ボファールの独奏)

シェーンベルク/月に憑かれたピエロ op.21

フロラン・ボファールが最初に演奏した「6つのピアノ小品」は先日ヘルムヒェンの実演で聴いたばかり。
非常に熟成された演奏で、はじめて聴いたこのピアニストにたった5分ほどの曲ですっかり魅了された。
いつかリサイタルで聴いてみたい素晴らしいピアニストだ。

「月に憑かれたピエロ」はシュプレッヒシュティメ(語りと歌の中間)が核となる作品だが、おそらくフランス系のソプラノ、マリアンヌ・プスールは思い切りのよい語りの振幅を聞かせてくれた。
楽器群もピアノのボファールをはじめ好演。
どっぷりシェーンベルクの色に染まった時間だった。

配布された日本語訳はドイツ語詩と必ずしも合っていないようで、おそらく原作のフランス語から訳されたものではないか。
出来れば歌われる歌詞(ドイツ語)の訳が欲しかったが、配布されるだけでも有難いと思うべきか。

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Y-284
2011年5月4日(水・祝) 18:30-19:15
会場:よみうりホール (1階F列30番)

ボリス・ベレゾフスキー(Boris Berezovsky)(ピアノ)

リスト/超絶技巧練習曲集(全曲)
リスト/メフィスト・ワルツ第1番

~アンコール~
ガーシュウィン/プレリュード第2番
モートン・グールド/ブギウギ・エチュード

唯一当日券で聴いた公演。
全曲といっても、何曲あるのか調べてこなかったうえ、今年はプログラムの紙も配布されない為、とりあえず聴きながら曲数をカウントしてみたら11曲だったような。
帰宅して調べたら12曲だと分かり、どこかで自己流のカウントがずれた模様。
それにしてもベレゾフスキーは童顔にもかかわらず、どでかく、体格もレスラーのよう。
私から見たらまさに「巨人(タイタン)」のような大きなピアニストだが、リストのどんな難曲もやすやす弾いているかのように感じられる(曲の合間にハンカチで汗をぬぐってはいたが)。
とにかくそのパワーたるやもの凄い。
どうしたらこんなに易々と猛スピードで駆け抜けることが出来るのか。
しかも曲の配分というか、力で押し切るだけでない、コントロールも行き届いていて、味わいにも事欠かない、とにかく余裕あふれる名人芸だった。
超絶技巧全曲の後に「メフィスト・ワルツ第1番」を弾くというのも驚異的なスタミナである!
こちらも力技だけでない、巧みな演出の妙があって、酔っ払った雰囲気がよく出ていた。
なんだかんだいってもテクニックは聴き手を熱狂させる。
今回私が聴いたコンサートの中では聴衆の拍手喝采が最も大きかったが、そうさせる魔力をベレゾフスキーの演奏はもっていた。
リストが実際に弾いたらこんな感じだったのではと想像しながら(体格は違うだろうが)存分に楽しむことが出来た。
アンコールの2曲は一転して乗りのいいアメリカの曲。

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配布された歌詞対訳に「詩と音楽」でお馴染みの藤井宏行氏や甲斐貴也氏の名前が見られたのはやはりうれしい。
ご活躍、何よりである。

また関連イベントとして「5人のタイタンたちを巡るスタンプラリー」という企画があり、離れた会場でブラームス、マーラー、リスト、シェーンベルク、R.シュトラウスの展示会を回るとエコバッグがもらえるというもの(私は2日かけてゲットしました!)。
それぞれ貴重な展示があったのだが、ブラームスの歌曲「雨の歌」WoO23(有名なOp.59-3とは別の曲)の自筆譜公開と西原稔氏の資料が配布され、歌曲ファンにとっては特に貴重な史料を見ることが出来た。

いろいろあった今年のLFJだが、無事聴けて良かった。
リスト、ブラームス、マーラー、シュトラウス、レーガー、シェーンベルクといった人たちの作品をこれだけまとめて聴けたのはLFJならではだろう。
あらためて関係者に感謝したい。
なお、今回はキャンセルされたコンサートのチケットを専用の用紙に記入して郵送すると手数料も含めて返金されるという。
来年のテーマは「ロシア」らしいが、元通りの規模で無事開催されることを祈っている。

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コメント

フランツさん、こんにちは。ラ・フォル・ジュルネについて、詳しく書かれた記事、読ませていただきました。
歌曲など、いいプログラムが沢山あったのですね。
昨年に続き、今年も何となく行きそびれてしまいましたが、コンサートの様子、お陰様で良く伝わりました。有り難うございます。
困難な状況にもかかわらず、音楽祭を実現に導いた方々の力は凄いですね。
そのうち、一部でも、テレビで放映されるといいのですが・・・。
来年はロシアものなのですね。
どんなプログラムになるのかなあと、興味があります。
ロシアの音楽は、好きなものが多いので、来年は何とかパスしないで行きたいと思っています。

投稿: Clara | 2011年5月 9日 (月曜日) 18時10分

Claraさん、こんばんは。
読んでいただき、有難うございます。
歌曲ファンにとっても結構魅力的なラインナップがあり、楽しめました(変更前はヴォルフの合唱曲なども予定されていたのですが、そちらは変更されてなくなってしまったのが残念でした)。
朝から晩まで聴き続けるのは楽しい一方かなり体力も消耗します。
2日ぐらい通うのがちょうどいいのかなと思ったりもしています。
しかし、あれだけどたばたがあった後でよくこのような形で開催にこぎつけられたものです。関係者の尽力の賜物でしょう。
NHK-FMの録音は4日の公演はされていたのですが、TVカメラが入っていたかどうかは分かりませんでした。
来年のテーマはロシアで、Claraさんもお好きな曲がおありとのことですので、無事開催されるといいですね。

投稿: フランツ | 2011年5月 9日 (月曜日) 21時45分

フランツさんこんばんは。
わたしは残念ながら演奏会には行けませんでしたが,このなかのリート演奏会の歌詞カードに,梅丘歌曲会館掲載のものがいくつか用いられておりまして,「亡き子をしのぶ歌」は拙作でした。これは仰る通り,決して被災者の方を慰めるようなものではなく,むしろ幸いにして被害を免れた者が,その苦しみへの想像力を深めるためのもであったと言えるでしょうね。
マンメルのマーラー,緑川さんのレーガーは藤井さんの訳が採用されました。

投稿: 甲斐 | 2011年5月12日 (木曜日) 20時03分

甲斐さん、こんばんは。
今回のLFJは声楽曲のみ歌詞対訳が配布され、器楽曲には例年だと配布されるプログラムもなかったので、声楽のコンサートは得した気分でした。
甲斐さんの訳も藤井さんの訳も、CD解説書などに付属している訳よりも良い意味で平易さがあって、曲を聴きながら意味を把握しやすかったです。しかも配布された紙もとても読みやすいレイアウトで、大事に保管したいと思います。
「詩と音楽」というサイトの記事がこのような形で活用されるのは素晴らしいことですね!

投稿: フランツ | 2011年5月12日 (木曜日) 21時33分

「さすらう若人の歌」はフランツさんがこのサイトにて訳されたものをお手本にさせて頂きましたのに、私の方が使われてすみません。今回お話を頂いたのを機に徹底して手を入れました。歌に合わせて原詞と訳詞をちらちら目を配りながら追っていくので、逐行訳になっているのはもちろん、語順も可能な限り合わせるのが分かりやすい、というのを今回自分が初めて体験してみて実感しました。本当は初めはRシュトラウスやワーグナーなど、結構な数の訳詞のお話があったのですが、歌曲のコンサートもだいぶ縮小となってしまい残念なことでした。もっともお陰で残りの訳詞の改訂にかなり集中できたのではありますが。
レーガーの訳詞は土壇場にお話を頂き、3日くらいで仕上げました。やっつけ仕事の得意な私ならではと言えましょう。担当された方のメールの返事が午前4時に返ってきたりして、今回の企画変更、そうとう苦労されたようです。こういった形でわずかでもお手伝いができたのは今までやってきた甲斐があったと言えましょう。
フランツさんの訳されたものも、いずれこう言ったお話もあるかと思います。「詩と音楽」を通じてのこともありましょうが、その節にはよろしくお願い致します。

投稿: FUJII | 2011年5月14日 (土曜日) 21時25分

FUJIIさん、こんにちは。
LFJ訳詩の裏話など、コメント有難うございます。
それにしてもレーガーはたった3日でのお仕事だったのですね。
それは確かに一気集中して対応できるFUJIIさんだからこその労作ですね。
私はこのコンサートの後にamazonでMertensが歌っている全曲盤のCDを入手しました。
厳かな中にも独特のロマンティックな音の進行があって、なかなか聴きごたえのある作品でした。
配布された対訳でのFUJIIさんの訳は原文としっかり対応していて聴きながら理解しやすいなぁと思っていたら、FUJIIさんもそのように心掛けて訳されていたと知り、そのご苦労に頭が下がる思いです。
FUJIIさんや甲斐さんの訳には及ばずとも私の訳もいつかお役に立てるのでしたらどうぞお使いください(やはりあらためて改訂は必要になるとは思いますが)。

投稿: フランツ | 2011年5月15日 (日曜日) 11時58分

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