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シューベルト/連祷(Litanei)

Litanei auf das Fest Allerseelen D343
 万霊節の連祷

Ruh'n in Frieden alle Seelen,
Die vollbracht ein banges Quälen,
Die vollendet süßen Traum,
Lebenssatt, geboren kaum,
Aus der Welt hinüberschieden:
Alle Seelen ruhn in Frieden!
 安らかにお眠りください、あらゆる魂よ、
 不安な苦悩を被った魂たち、
 甘美な夢を実現した魂たち、
 生まれるやいなや、生に飽き
 この世から去っていった魂たち、
 あらゆる魂よ、安らかにお休みください!

Liebevoller Mädchen Seelen,
Deren Tränen nicht zu zählen,
Die ein falscher Freund verließ,
Und die blinde Welt verstieß
Alle die von hinnen schieden,
Alle Seelen ruhn in Frieden!
 愛にあふれた娘たちの魂は
 数え切れないほどの涙を流してきました、
 うわべだけの友のもとを去り、
 見せ掛けの世界を追い出した魂たち、
 ここから旅立っていったあらゆる魂たち、
 あらゆる魂よ、安らかにお休みください!

Und die nie der Sonne lachten,
Unterm Mond auf Dornen wachten,
Gott, in reinen Himmelslicht,
Einst zu sehn von Angesicht:
Alle die von hinnen schieden,
Alle Seelen ruhn in Frieden!
 そして太陽に笑いかけることもなく、
 月の下、イバラの上で目覚めた魂たち、
 それは神と、清らかな天の光の中で
 いつか向き合うため。
 ここから旅立っていったあらゆる魂たち、
 あらゆる魂よ、安らかにお休みください!

詩:Johann Georg Jacobi (1740-1814)
曲:Franz Peter Schubert (1797-1828)

フィッシャー=ディースカウ&ムーアと、ルチア・ポップ&グレアム・ジョンソン(多分)による演奏

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コメント

Schubert の、『連祷(Litanei)』。心に染みました。
今回の震災の壮絶な光景は、離れたところの私にも心を痛めさせてなりません。
舐めるような波の姿は、原爆の跡の姿さえ、髣髴とさせます。

音楽に何ができるか、それは深刻な問題です。
身近に亡くした人があれば、その人は普通、どれだけ音楽が好きな人でも音楽を聞く耳を失います。どれだけ饒舌な人でも言葉を失います。

でも、『連祷(Litanei)』を私は、暖かく聴きました。

投稿: Zu・Simolin | 2011年3月22日 (火曜日) 19時44分

Zu・Simolinさん、こんばんは。
心のこもったコメントを有難うございました。
昨夜は計画停電でPCをつけることなく寝てしまいましたので、ご返事が遅れましてすみません。

本当にあまりにも大きな災害の前で、残った人々が出来ることは限られているかもしれませんが、犠牲になった方々を悼み、過酷な状況で避難生活を送っている方々に対して辛い思いを共有しながら、少しでも早く立ち直ることが出来るよう祈りたいと思います。

投稿: フランツ | 2011年3月23日 (水曜日) 20時37分

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