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シフ/ピアノ・リサイタル(2011年2月15日 東京オペラシティコンサートホール)

アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル
2011年2月15日(火)19:00 東京オペラシティコンサートホール(2階R2列52番)
アンドラーシュ・シフ(András Schiff)(piano)

シューベルト・プログラム(Schubert Program)

楽興の時(Moments musicaux) D780、op.94
 ハ長調
 変イ長調
 ヘ短調
 嬰ハ短調
 ヘ短調
 変イ長調

即興曲集(Impromptus) D899、op.90
 ハ短調
 変ホ長調
 変ト長調
 変イ長調

~休憩~

3つの小品(3 Klavierstücke) D946(遺作)
 変ホ短調
 変ホ長調
 ハ長調

即興曲集(Impromptus) D935、op.142
 ヘ短調
 変イ長調
 変ロ長調
 ヘ短調

~アンコール~
シューベルト/ハンガリー風のメロディ D817
シューベルト/グラーツのギャロップ D925

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久しぶりにアンドラーシュ・シフの実演を聴いた。

7時5分に始まったこのコンサート、休憩20分を挟んで終演は9時45分!
ちょっとしたオペラでも見たようなボリューム感である。

シューベルトの有名な小品集を4つまとめたプログラミングは思いのほかボリュームたっぷり。
しかし、最初から最後まで心地良い時間が流れていく。

シフの弾くシューベルトは非常に柔らかく、かつ希望に満ちている。
哀しいメロディーの時でもどこか「大丈夫だよ」と言ってくれているような演奏。
決してとげとげしくはならず、まろやかなタッチで常にカンタービレに溢れている。
時々思わぬ内声をふっと浮かび上がらせて、新鮮な驚きも与えてくれる。
ドラマよりも歌を優先したような演奏は、シューベルトの自在な魂をこころゆくまで飛翔させる。

シフは安定した技巧を維持しつつ、シューベルトの音楽の中の人間的な感情の機微を素晴らしくとらえていたように感じた。

どの曲がどうということを考えるのももったいないぐらい、すべてが幸せな時間だった。
シフとシューベルトに感謝!

なお、このコンサートは、昨年から今年にかけて相次いで亡くなったシフの母親と、奥様(塩川悠子)の母親に捧げられた。

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