明けましておめでとうございます
皆様、遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ところで、数日前、なにげなくテレビ番組表を見ていたら驚いた。
なんと今週の金曜日からバーバラ・ボニーがNHK教育テレビに登場するそうだ。
スーパーオペラレッスン <新> バーバラ・ボニーに学ぶ歌の心
教育テレビ 金曜日 午後10時25分~10時50分
プッチーニのオペラ「ボエーム」を何人かの若い歌手たちが分担して歌い、それにボニーがレッスンをつけるようだ(ピアノ伴奏による)。
ボニーは一度も「ボエーム」を舞台で歌ったことはないそうだが、そういうことはレッスンをするうえでは関係ないとのこと。
終わりの方では、シューマンの「リーダークライス」Op.39から「静けさ」、ブラームスの「死、それは冷たい夜」もレッスン曲に入っているようなので、リート好きにも興味深い内容となることだろう。
年頭から金曜日の楽しみが出来た。
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(2011年1月8日(土)追記)
昨日(2011年1月7日)、バーバラ・ボニーのレッスン第一回が放送された。
ボニーは指導者としてもチャーミングだった。
ボニーの教え方は、内容的なことよりも歌唱全般にかかわることが中心だった。
「身振りよりも目の力で」「顔は上にあげて」というような感じ。
他の大歌手の真似ではなく、自分の歌を見つけて伝えることが大事とも。
「ボエーム」を歌わない人にも有益な内容だったのではないか。
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(2011年1月16日(日)追記)
ボニーのレッスン第2回(2011年1月14日)放送は女声歌手による「私の名はミミ」などのレッスンだった。彼女のレッスンを見ていて気付いたのだが、ボニー自身は現役歌手であるにもかかわらず、一切お手本を歌わないのである。これは生徒一人一人に合った歌唱を見つける為に、ボニーの歌で先入観を与えないためではないだろうか。今回はかなり専門的な話があり、歌唱を学んでいない素人には若干難しかったが、「声を後ろに響かせて最終的に前で覆いかぶせる」ようにとか、「頭骸を広げるように」とか、「声に息を混ぜて」とか、イメージすることによって声の色合いを変えていくのはなかなか興味深かった。
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コメント
明けましておめでとうございます。本年も楽しく読まさせて頂きたいと思います。
バーバラ・ボニーのレッスン、面白そうですね。
投稿: 田中文人 | 2011年1月 4日 (火曜日) 23時32分
田中さん、いつもご訪問とコメントを有難うございます。
今年も出来る範囲内で記事を書いていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
私も指導者としてのボニー、とても楽しみにしています。
投稿: フランツ | 2011年1月 4日 (火曜日) 23時41分
フランツさん、明けましておめでとうございます。
ブログ記事、いつも楽しみに読ませていただいています。
コンサートや音楽放送についても、貴重な情報源として、参考にさせていただいておりますが、バーバラ・ボニーのレッスン、私も楽しみです。
忘れないよう、カレンダーに○を付けました。
投稿: Clara | 2011年1月 5日 (水曜日) 00時51分
Claraさん、いつもご訪問くださり有難うございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
私の書くことが訪問してくださった方のお役に立てたということはブログの投稿人としてこれほどうれしいことはありません。これからも何か面白そうな放送を見つけた時には記事にしていきたいと思っております。
ボニーのレッスンはプッチーニの「ボエーム」ではじまり、終わりの方は上述したリートのほか「カルメン」の中の場面なども扱うようで、今から楽しみです。
投稿: フランツ | 2011年1月 5日 (水曜日) 01時20分