レナード・ホカンソンのソロ録音
ヘルマン・プライなどの共演者としてよく知られているアメリカのピアニスト、故レナード・ホカンソン(Leonard Hokanson: 1931.8.13,Vinalhaven-2003.3.21,Bloomington)はソリストとしても活動していて、なかでもブラームスの後期小品集のCD(Bayer)は珠玉の一枚でしたが、動画サイトでもいくつかの音源がアップされていたのでご紹介します。
特にショパンは、まさかホカンソンのレパートリーに含まれていたとは想像もしていませんでした。
ベートーヴェン「エリーゼのために」
シューマン「トロイメライ」
ショパン「幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66」
ブラームス「間奏曲 変ホ短調 Op.118-6」
まだ私が学生だった頃、FMでリストのオケ編曲版によるシューベルト「さすらい人幻想曲」をホカンソンが弾いたライヴが放送されたのを覚えています。
決してテクニシャンではなかったホカンソンですが、時に聴き手の心に訴えかける歌心を感じさせるピアニストだったと思います。
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コメント
今朝は凍みますね。昨日は千葉のほうまで仕事に行ってきました。
ホカンソン、はじめて聴きました。いい名前ですね。シューマンがよいと思いました。フランツさん好みのピアニストなんだろうなと感じました。ブラームスはなぜか再生が滞りがちなので、http://www.zamzar.com/を利用して、mp3にコンヴァートして聴いてみました。エリーゼのためにを聴くと確かに後半指がもつれ気味な感じがして決してテクニシャンではないようですが、歌心のあるピアニストだなぁと感想をもちました。
ぼくは最近はホロヴィッツのベートーヴェンをよく聴いています。それからフランツさんのお好きではないグールドのモーツァルトを。ベートーヴェンのCDは中古で買った何かの企画盤のようで、月光はアシュケナージが、悲愴と熱情をホロヴィッツが弾いている妙な取り合わせですが、ホロヴィッツにはやはり圧倒されます。
またなにか面白いピアニストがいたら紹介してください。歌曲のことはぜんぜんわからないので。
投稿: 鶴太屋 | 2010年1月17日 (日曜日) 04時58分
鶴太屋さん、こんにちは。
寒い日が続きますね。
記事を読んでくださり、有難うございます。
ホカンソンは確か父親がスウェーデン人なので、北欧の名前なのでしょうか。あまり聞かない名前ですね。歌曲のピアニストとして常に完璧というタイプではないと思うのですが、とても歌心のある演奏をする人だと思います。ブラームスはグールドも録音していますが、グールドもよく歌っていますね(YouTubeにアップされていました)。
ホロヴィッツは晩年のライヴ映像を持っていますが、やはり20世紀の巨匠然としたカリスマがありますね。鶴太屋さんはグールドやホロヴィッツなど、カリスマ性のあるピアニストがお好きそうですね。そういう意味ではケンプなども素晴らしいと思います。
投稿: フランツ | 2010年1月17日 (日曜日) 11時54分