フィッシャー=ディースカウ日本公演曲目1981年(第7回来日)
第7回来日:1981年10月
ディートリッヒ・フィッシャー=ディスカウ(Dietrich Fischer-Dieskau)(BR)
イエルク・デームス(Jörg Demus)(P)
10月16日(金)19:00 東京・昭和女子大学人見記念講堂
10月18日(日)15:00 大阪・大阪厚生年金会館大ホール
10月20日(火)19:00 藤沢・藤沢市民会館大ホール
10月22日(木)19:00 横浜・神奈川県民ホール
10月24日(土)19:00 東京・昭和女子大学人見記念講堂
●《冬の旅》 共演:イエルク・デームス(P)
シューベルト(Schubert)/歌曲集「冬の旅(Winterreise)」作品89(D.911)
(おやすみ/風見の旗/凍った涙/凝結/菩提樹/溢れる涙/川の上で/かえりみ/鬼火/休息/春の夢/孤独/郵便馬車/霜おく髪/からす/最後の希望/村にて/嵐の朝/まぼろし/道しるべ/宿/勇気/幻の太陽/辻音楽師)
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この時の来日公演に関しては実現が危ぶまれていたそうだ。
というのも招聘元の新芸術家協会が1981年7月末に倒産してしまったためである。
しかし、財団法人日本音楽芸術振興会が主催を肩代わりし、ポピュラー畑のホリ・プロを中心とするホリ・グループが全面援助することにより、実現可能となったそうである。
このあたりの事情は雑誌「音楽の友」1981年11月号の255ページに詳しく記されているので、興味のある方は図書館でご覧ください。
何はともあれ実現の運びとなった「冬の旅」のコンサートだが、もともと予定されていた10月27日東京公演と29日千葉公演は払い戻しになったとのこと。
オーストリアのピアニスト、イェルク・デームスとは1963年、1966年に続いて3度目の日本での共演。
フィッシャー=ディースカウにとって気心の知れたパートナーだったに違いない。
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