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ハイドン/共感

Sympathy, Hob. XXVIa no. 33
 共感

In thee I bear so dear a part,
By love so firm, so firm am thine,
That each affection of thy heart
By sympathy is mine.
 貴方の中で私はこれほどいとおしく一部分を担っています、
 愛によってこれほど堅固に貴方のものとなるのです。
 貴方の心のどの感情も
 共感することによって私のものとなるのです。

When thou art griev'd, I grieve no less,
My joys by thine are known,
And ev'ry good thou would'st possess
Becomes in wish my own.
 貴方が悲嘆にくれたとき、同じように私も悲しみます。
 私は喜びを貴方によって知るのです。
 そして、貴方が持とうとしていた美徳の一つ一つは
 願望の中で私のものとなるのです。

原詩:Pietro Metastasio (1698-1782) from Olimpiade, Act. 3, Scene 1 lines 1093-1100 (Aristea)
訳詩:John Hoole (1727-1803)
曲:Franz Joseph Haydn (1732-1809)

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「6つのオリジナル・カンツォネッタ 第2集」の第3曲目。
メタスタージオの"Olimpiade"の中の一節をJohn Hooleが英訳したものをテキストに用いている。

詩は恋人と思いを共有する者の深い愛情を歌っている。

ピアノパートはほとんどソロの曲のように独立した充実感があり、歌声付きピアノ小品の趣さえある。
歌はこれまで以上に自由な展開のある通作形式で作られている。
第2節1行目で詩に対応して音楽が暗転する以外は、のどかで明るい響きが貫かれる。

8分の6拍子、Andante、ホ長調
歌声部の最高音2点嬰ヘ音、最低音1点嬰ニ音で1オクターブ強の音域に収まってしまう。
全46小節。

エインスリー(T)ヴィニョールズ(P):Hyperion:2001年録音:優しく清潔感のあるエインスリーの歌唱が魅力的だった。ヴィニョールズも配慮の行き届いた演奏。

アーメリング(S)デームス(P):PHILIPS:1980年録音:デームスの味わい深い表現のうえでアーメリングは丁寧な歌を聞かせている。

ホルツマイア(BR)クーパー(P):PHILIPS:1997年録音:声に合わせて低く移調しているためか若干地味に響くが、歌、ピアノともに繊細な表現をしていた。

以下のサイトの音符マークをクリックすると、エインスリー&ヴィニョールズの演奏の一部が試聴出来ます。
 こちら

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