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ホッター日本公演曲目1964年(第2回)

第2回来日:1964年3月

ハンス・ホッター(Hans Hotter)(BSBR)
クルト・ラップ(Kurt Rapf)(P:プログラムA~C)
NHK交響楽団(NHK Symphony Orchestra)(プログラムD)
岩城宏之(Hiroyuki Iwaki)(C:プログラムD)

3月3日(火)19:00 東京文化会館:プログラムA
3月6日(金)18:30 神奈川県立音楽堂:プログラムB
3月7日(土)19:00 東京文化会館:プログラムB
3月9日(月)18:30 神戸国際会館:プログラムB
3月10日(火)19:00 京都会館:プログラムB
3月11日(水)18:30 大阪・毎日ホール:プログラムA
3月13日(金)18:30 東京・産経ホール:プログラムD
3月16日(月)19:00 東京文化会館(都民劇場主催):プログラムC
3月17日(火)19:00 東京文化会館(都民劇場主催):プログラムC
3月19日(木)19:00 東京文化会館(都民劇場主催):プログラムC

●プログラムA 共演:クルト・ラップ(P)

シューベルト(Schubert)作曲
1.老人の歌D778(Greisengesang)
2.春にD882(Im Frühling)
3.アリンデD904(Alinde)
4.ミューズの子D764(Der Musensohn)
5.旅人の夜の歌D768(Wanderers Nachtlied "Über allen Gipfeln")
6.タルタルスの群れD583(Gruppe aus dem Tartarus)

ブラームス(Brahms)作曲「四つの厳粛な歌」(Vier ernste Gesänge)
7.人の子らに臨むところは(Denn es gehet dem Menschen wie dem Vieh)
8.わたしはまた(Ich wandte mich und sahe an alle, die Unrecht leiden)
9.おお、死よ(O Tod, wie bitter bist du)
10.たといわたしが(Wenn ich mit Menschen- und mit Engelszungen redete)

ヴォルフ(Wolf)作曲
11.さようなら(Lebe wohl)
12.郷愁(Heimweh "Anders wird die Welt ...")
13.愛する人に(An die Geliebte)
14.狩人の歌(Jägerlied)
15.月はいたましい歎きをかかげて(Der Mond hat eine schwere Klag')
16.ブロンドの頭をおこせ(Heb auf dein blondes Haupt)
17.あなた方にセレナードを(Ein Ständchen Euch zu bringen)

R.シュトラウス(R.Strauss)作曲
18.あこがれOp.32-2(Sehnsucht)
19.夜のそぞろ歩きOp.29-3(Nachtgang)
20.なんと不幸な男Op.21-4(Ach weh mir unglückhaftem Mann)
21.みつけものOp.56-1(Gefunden)
22.なにもOp.10-2(Nichts)

●プログラムB 共演:クルト・ラップ(P)

シューベルト(Schubert)/《冬の旅》(Winterreise)
(おやすみ;風見の旗;凍った涙;かじかみ;菩提樹;あふれる涙;川の上で;回顧;鬼火;休息;春の夢;孤独;郵便;霜おく髪;鴉;最後の希望;村で;嵐の朝;幻影;道しるべ;宿;勇気;幻の太陽;辻音楽師)

●プログラムC 共演:クルト・ラップ(P)

シューベルト(Schubert)/「白鳥の歌」から(From "Schwanengesang")
~愛の便り(Liebesbotschaft);春の憧れ(Frühlingssehnsucht);彼女の絵姿(Ihr Bild);都会(Die Stadt);海辺で(Am Meer);影法師(Der Doppelgänger)

ヴォルフ(Wolf)/「ミケランジェロによる三つの歌」(Michelangelo-Lieder)
(生あるものはすべて滅びる;わが魂は深く感ずる;しばしば私は考える)

シューマン(Schumann)/「詩人の恋」(Dichterliebe)
(美しい五月に;私の涙から;薔薇に、百合に、鳩に;あなたの瞳を見つめる時;私の心を百合の萼に;神聖なラインの流れに;私は嘆くまい;花が知ったなら;鳴るのはフルートとヴァイオリン;恋人の歌を聞く時;若者は乙女を愛し;明るい夏の朝;夢の中で私は泣いた;夜ごとの夢に;昔話の中から;忌しい思い出の歌)

●プログラムD 共演:NHK交響楽団;岩城宏之(C)

ワグナー(Wagner)作曲
歌劇「さまよえるオランダ人」:又、期限が来た(Aria from "Fliegender": Die Frist ist um)
歌劇「ニュールンベルグのマイスタージンガー」:にわとこの花のかぐわしさ(Sachs' monologue from "Die Meistersinger von Nürnberg": Was duftet doch der Flieder so mild)
歌劇「ラインの黄金」:夕空に太陽の眼は輝き(Abendlich strahlt der Sonne Auge (Wotan) from "Das Rheingold")

(上記の日本語表記は原則としてプログラム冊子に従いました。)

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ハンス・ホッター(Hans Hotter: 1909.1.19, Offenbach am Main – 2003.12.6, Grünwald)の第2回目の来日は前回の2年後の1964年だった。
今回の共演ピアニストはもともとヴァルター・マーティン(Walter Martin)が予定されていたが、病気の為クルト・ラップに変更され、ホッターの来日時の記者会見中にマーティンの逝去が伝えられたという。
なお、ホッターとマーティンの共演は、1961年2月Hannoverでのライヴ録音がOrfeoレーベルから出ている。

今回抜擢されたクルト・ラップ(Kurt Rapf: 1922.2.15, Wien - 2007.3.9, Wien)はヴィーン出身の指揮者、ピアニストで、この時が初来日。
シュヴァルツコプフやグリュンマー、プライなどともピアニストとしての共演経験があったとのこと。
ホッターとのスタジオ録音は残念ながら残されていないようだ。

今回も東京公演が多いものの、全国各地で4種類のプログラムを披露している。
やはり「冬の旅」の公演回数が最も多いのはその人気の高さゆえだろう。
プログラムCの「白鳥の歌」抜粋、「ミケランジェロによる三つの歌」、「詩人の恋」という選曲は、初来日時の一番最初の公演(東京・産経ホール)と全く同じであり、ホッターの十八番といえるだろう。
一方、東京と大阪の2回だけ披露されたプログラムAは、シューベルト、ブラームス、ヴォルフ、R.シュトラウスといったリートの流れを追った意欲的な内容だが、興味深いのは、前回歌われたヴォルフとR.シュトラウスの歌曲が全くだぶっていないことである。
はからずもホッターのレパートリーの広さが日本の聴衆にアピールされたに違いない。
プログラムDのヴァーグナーは前回も共演したNHK交響楽団との再共演である。

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