明けましておめでとうございます
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
皆様の新年はいかがでしたでしょうか。
連日公園に集まる方々の表情が報道され、一向に上向く気配のない状況に不安を感じつつも、出来るだけ早く良くなることを願っております。
今年は珍しく初詣に出かけ、はじめて厄払いをしてもらいました。
体の変わり目の時期にさしかかり、徐々に無理がきかなくなってくるようです。
最近は疲れが抜けるのが遅くなったような気もします。
無理をせずにマイペースにいきたいと思います。
紅白歌合戦の録画の前半をさきほど見ていました。最近は「つまらない」という声が増え、私の身内などもほとんど見なくなりました。あまりにも嗜好が多様化して「家族みんな」で楽しむというのはもはや無理なのでしょう。でも、浜崎あゆみで始まり、エンヤで終わった前半を見た限りでは私にとってはあきることのない刺激的なパフォーマンスの連続でした。NHKらしい時代がかった演出もそれなりに楽しめ、歌手たちの特別なステージにかける思いの強さがびんびん伝わってきました。
新年は暇な時間が多かったので、何年も読んでいなかった「カフカ短篇集」(池内紀訳)の中の数篇を読みました。ストーリーに白黒ついていないと満足できなかった若い頃はカフカの作品を読んでも消化不良になるだけでしたが、今になって読んでみると、これはこれで面白いと感じました。なんだか変だけれども、その雰囲気をそのまま味わえばいいという感じでしょうか。こ難しく解釈するよりも純粋にその奇妙な世界に浸っていると、これは結構、後に引く面白さがあると思いました。なかでも「雑種(Eine Kreuzung)」という小品が気に入りました。機会があれば何か訳してみようかななどと無謀にも思ってしまいました。
今年も昨年同様週1回ぐらいのペースで投稿していこうと思っております。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
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コメント
あけまして、おめでとうございます。
やっとベルリン・フィルのジルベスター・コンサートを見終わり、ウィーン・フィル二曲目です。もう三が日が過ぎたって言うのに。。こんなのろまな亀ですが、よろしくお願いします!!
投稿: Auty | 2009年1月 4日 (日曜日) 23時28分
Autyさん、明けましておめでとうございます。
早速のコメントを有難うございます!
ニューイヤーコンサートは、紅白を録画してしまい、ビデオテープの残量がないので今年も見ませんでした(リアルタイムでは見れないので)。いい演奏でしたか?
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
投稿: フランツ | 2009年1月 4日 (日曜日) 23時47分
フランツさん、明けましておめでとうございます。
大晦日は、家族で団欒しながら、紅白も見て、年が明けました。
若い歌手の歌は、もうほとんど知りません。画面を見ないと、歌詞もはっきりしない歌が多くなりました。
明日から、世の中は平常に戻るのでしょうか。年末年始の喧噪がイヤで、家に閉じこもってましたが、そろそろ街中に出て、本屋でも覗いてみようかと思っています。
6日の初台が、コンサートの聴き初めですが、今年も、いい音楽に触れたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
投稿: Clara | 2009年1月 4日 (日曜日) 23時49分
Claraさん、明けましておめでとうございます。
ご家族での団欒の時間を楽しまれたそうですね。
紅白、私はどちらかというと若い歌手めあてで見ているところがあります。もちろんベテラン歌手たちの見事な歌唱力にはいつも圧倒されますが、若手歌手たちの曲から「今」を感じるのは楽しいです。でもテロップを見ないと歌詞が分からないというのは確かにありますね。
私は6日から仕事ですが、明日からというところも多いでしょうね。
6日のコンサート、楽しんできてくださいね。私の初コンサートは15日の予定です。
それでは今年もよろしくお願いいたします。
投稿: フランツ | 2009年1月 5日 (月曜日) 00時26分
あけましておめでとうございます。
今度、オピッツが弾くベートーヴェン『皇帝』のコンサートへ行きます。きっと素敵な演奏になるだろうと、今から楽しみにしています。
先日、池内紀の『カフカ・コレクション』全8冊(白水Uブックス)を入手しました。私の読書の中心はドイツ文学ですが、カフカは手付かずなので、まとめて読もうと思いまして・・・。
なお、これを機会に相互リンクさせていただければ光栄ですので、よろしくお願いいたします。
投稿: anator | 2009年1月 5日 (月曜日) 00時55分
anatorさん、明けましておめでとうございます。
オピッツの「皇帝」、長野と愛知であるそうですね(先日のプログラム冊子に書いてありました)。ぜひ楽しんできてくださいね。
私もカフカは「変身」ぐらいしかまともに読んでいなかったのですが、『カフカ・コレクション』というのが出ているのですね。短篇集に含まれていた「田舎医師」という作品、はるか昔にドイツ語の授業で読んだような記憶もしつつ、あらためて池内氏の訳で読んでみました。短篇映画にでも出来そうなほど奇抜でグロテスクな内容でした。
相互リンク、こちらこそ光栄です。喜んでお受けいたします。弊ブログは歌曲が中心なので、ピアノ曲の話題はあまり多くはありませんが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
投稿: フランツ | 2009年1月 5日 (月曜日) 01時18分
あけましておめでとうございます。
昨年は、御記事をたくさん楽しく拝読させていただきました。あらためてお慶び申し上げます。
イスラエル軍のガザ侵攻など年末年始と嘆かわしいニュースに目を通さねばならない状況ですし、日本もどこかしら臨界点が近づいているような気がしないでもありません。
こういうときは声高に叫ぶ人には注意した方がよいようだな、等と呟いています。
シューベルトのように、あるいはカフカのように人知れず創造にひたすら精神と魂を傾けていた人の声に耳を傾けましょうかしら。カフカの迷宮の世界も、彼の「遺言」どおり焼却されてしまわずに、幸いでした。
さて、今年もどうぞ自然体なすばらしいブログ記事を積み重ねてください。楽しみにしています。
投稿: tsujimori | 2009年1月 5日 (月曜日) 17時21分
tsujimoriさん、明けましておめでとうございます。
こちらこそtsujimoriさんの記事を楽しく拝見しました。ますますtsujimoriさん節全開でとても楽しいです。
クリスマスの記事でドビュッシーの「もう家のない子のクリスマス」という曲に触れたのですが、今も罪のない多くの子供たちが爆撃の犠牲になっているのをニュースで聞くととても辛くなります。人間って歴史を重ねても進歩しないものなのでしょうか。
tsujimoriさんのブログでの様々な資料から導かれる多方面への視野の広がりは誰も書かなかったような新しいシューベルト論の登場と感じます。ぜひこのペースを貫いて、ますますあちこちへと連れて行ってください。
おっしゃるようにカフカの遺言が守られなかったのは、本人にとってはどうだか分かりませんが、少なくとも後世の読者にとっては有難いことでしたね。
それでは今年もよろしくお願いいたします!
投稿: フランツ | 2009年1月 5日 (月曜日) 19時39分