ヘルマン・プライのシューベルト3大歌曲集録音リスト
没後10年の名バリトン、ヘルマン・プライ(Hermann Prey: 1929-1998)の偉業の1つとして、シューベルト歌曲への貢献が挙げられるだろう。
オーストリアやアメリカでシューベルティアーデを立ち上げ、知られざるシューベルト歌曲を積極的に歌ってきた。
彼は様々なピアニストたちと3大歌曲集を複数回録音している。
3作とも共演しているのは当時若手だったフランス人ピアニストのフィリップ・ビアンコニだけだという事実は興味深い。
各歌曲集に合ったピアニストをプライが熟慮して選択していることを示しているのではないか(レコード会社の意向もあるだろうが)。
それぞれの盤に思い出を刻んでいる方も多いだろう。
私は「白鳥の歌」の第1回録音(クリーンのピアノ)が特に印象深い。
まぶしいほどの情熱を全身から放射するプライの熱唱は忘れがたい。
また、「美しい水車屋の娘」の第1回録音(エンゲルのピアノ)は、この歌曲集の最高の演奏の1つだと思う。
「冬の旅」では全録音で第14曲「最後の希望」の歌詞をミュラーの原詩に戻して歌っているところにプライの強い主張を感じる。
これらの録音は、今後も聴き継がれていくことだろう。
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美しい水車屋の娘(Die schöne Müllerin) D795
1.TELDEC:1971年5月25-27日, Brienner Str. Theater, München:カール・エンゲル(Karl Engel)(P)
2.PHILIPS:1973年5月(または1971年10月?), München:レナード・ホカンソン(Leonard Hokanson)(P)
3.DENON:1985年8月5-6日, Grosse Saal der Hans Seidl Stiftung Wildbad-Kreut:フィリップ・ビアンコニ(Philippe Bianconi)(P)
←エンゲルとの「水車屋」第1回録音
←ホカンソンとの「水車屋」、サヴァリシュとの「冬の旅」、ムーアとの「白鳥の歌」
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冬の旅(Winterreise) D911
1.EMI:1961年10月, Evangelisches Gemeindehaus, Zehlendorf, Berlin:カール・エンゲル(Karl Engel)(P)
2.PHILIPS:1971年10月27-30日, Bavaria Studio, München:ヴォルフガング・サヴァリシュ(Wolfgang Sawallisch)(P)
3.ERMITAGE:1978年10月2日, Radio della Svizzera Italiana / Rete 2, Locarno (live):アーウィン・ゲイジ(Irwin Gage)(P)
4.DENON:1984年4月3-6日, Friedrich Ebert Halle, Hamburg:フィリップ・ビアンコニ(Philippe Bianconi)(P)
5.Orchestra Ensemble Kanazawa:1997年10月7日, Prinzregententheater, München (live):オーケストラアンサンブル金沢、岩城宏之(C):鈴木行一編曲版
←鈴木行一編曲版の「冬の旅」ドイツ・ライヴ
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白鳥の歌(Schwanengesang) D957 & D965A
1.DECCA / LONDON:1963年4月13-15日, Sofiensaal, Wien:ヴァルター・クリーン(Walter Klien)(P)
2.PHILIPS:1971年11月6-10日, Bavaria Studio, München:ジェラルド・ムーア(Gerald Moore)(P)
3.Deutsche Grammophon:1978年6月21日, Palasthof, Hohenems (live):レナード・ホカンソン(Leonard Hokanson)(P)
4.DENON:1984年4月3,6日、1985年4月3,7日, Friedrich Ebert Halle, Hamburg (1984) & Grosse Saal der Hans Seidl Stiftung Wildbad-Kreut (1985):フィリップ・ビアンコニ(Philippe Bianconi)(P)(第7曲「別れ」と第8曲「アトラス」の間に「秋D945」が挿入されている)
5.PHILIPS / Unitel (DVD):1986年, Germany:レナード・ホカンソン(Leonard Hokanson)(P)(曲順は14,8-13,1-6,「秋D945」,7)
←ホカンソンとの「白鳥の歌」映像作品(Franz Kabelka演出)
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コメント
フランツさん、こんにちは。
この記事の内容に対するコメントにはならないと思いますが、もうすぐ2008年が終わろうとする今、ひと言お礼を申し上げに参りました。
歌曲をこよなく愛するフランツさんの記事、正確なデータをもとにしながら、コンサートやCDに対する思い入れが、隅々に溢れていて、いつも、気持ちよく読ませていただきました。
歌手や歌唱の丁寧な考察については、正直、私の理解力を超えるところも多々ありましたが、聴いてみたいと思わせる力があったのは、フランツさんの筆力というか、音楽への愛情のなせるところだったと思っています。
特に、歌手とピアニストの組み合わせについては、なるほどと思ったり、知らなかった演奏家の名前を知ったり、とても参考になりました。
有り難うございました。
これからも、お邪魔させていただきます。どうぞお元気で、良い年をお迎え下さい。
投稿: Clara | 2008年12月29日 (月曜日) 15時57分
Claraさん、いつもご訪問、有難うございます。
Claraさんに「聴いたみたい」と思っていただけたということは私にとって一番の励みになりました。コンサートの感想は別として、CDなどの録音の感想は、出来る限り私の好きな演奏を取り上げたいと思っているので、下手な文章からでもその気持ちが伝わっていたとしたらとてもうれしいことです。
つい読者を置いていってしまい、自分の世界に浸ってしまう文章になりがちな私にとってClaraさんの好意的なコメントはいつも有難く拝見して、次の記事への意欲となりました。
来年も同じようなペースで続けていくことになると思いますが、よろしければ今後ともおつきあいください。
Claraさんにとって来年が素晴らしい年になりますよう願っております。どうぞよい年をお迎えください。
投稿: フランツ | 2008年12月29日 (月曜日) 16時10分
私はペーター・シュライヤーがコンラート・ラゴスニッヒ(ギター)といっしょに歌った「水車屋」を昔ラジオで聞いて印象に残っています。ピアノとはまた違って、シュライヤーの明るい声に合ってました。
それからやはりラジオでクリスタ・ルードヴィヒの冬の旅を聞いたときは、女声で聞くのは初めてだったので驚きました。
変わったところでは、ベルリンに旅行したとき、アングラ劇場みたいなところで劇場風「冬の旅」をやってました。変わってました。
投稿: Auty | 2008年12月29日 (月曜日) 18時54分
Autyさん、こんばんは。
シュライアーはラゴスニックのギターや、ツェールとのハンマークラヴィーアとも組んで「水車屋」の様々な可能性を切り開いてくれました。
私もラゴスニックとの「水車屋」はピアノ版とは全く違った家庭の団欒的な雰囲気が魅力的に感じました。
ルートヴィヒの「冬の旅」は母性の温かみが特徴だと思います。
ベルリンでの劇場風「冬の旅」面白そうですね。今後もいろんな形態の「冬の旅」が出てきそうですね。
投稿: フランツ | 2008年12月29日 (月曜日) 19時13分
フランツさんこんばんは
私もプライの冬の旅の記事を書こうと思っていたところです。奇遇ですね(笑)
来年もよろしくお願いいたします。
たか
投稿: たか | 2008年12月30日 (火曜日) 21時30分
あけましておめでとうございます。
年が明けてから、つまりおくればせながら、御記事を拝読したのでした!
嗚呼『水車屋』だ!プライとエンゲルの録音が最高のできのひとつとのご指摘に接し、いかにもいかにも、と喜んでおります。前にもどこかで書いたかもしれませんが、その録音は私にとっては一枚だけ許されて無人島へ持っていくとしたら持参するのではないかとよく思っているCDです。無人島に電源と再生機器があればの話ですが。
なんにせよ、若かりしころのLPでの思い入れが詰まった録音というわけですが、過去を懐かしむだけではなくて、新たにすばらしさを発見したいと考えてました。御記事を拝読しましたから。
どうぞますますのご活躍を!
投稿: tsujimori | 2009年1月 2日 (金曜日) 15時57分
たかさん、こんばんは。
たかさんのところではプライやポップのオペラがシリーズで取り上げられていて、楽しませていただきました。
プライの「冬の旅」の記事も、楽しみにしております!
今年も何卒よろしくお願いいたします。
投稿: フランツ | 2009年1月 4日 (日曜日) 20時28分
tsujimoriさん、明けましておめでとうございます。
tsujimoriさんにとって思い出のつまったプライの「水車屋」だったのですね。この録音でのプライの若々しくつやつやした声と表現は、シューベルトが聴いたらきっと喜んだことでしょうね。純朴そのものの歌は最終曲に向けて一層悲しみを増し胸を打たれます。こういう録音は常に市場に残っていてほしいものですね。
私にとっての無人島の録音はなんだろうなぁと考えてみましたが、プライの録音から1つ選ぶとしたらエンゲルとのシューベルト「ゲーテ歌曲集」でしょうか(別の日になったら別の録音を選ぶかもしれませんが)。この録音はプライをはじめて生で聴いたころに購入した思い出深い演奏なので。
「無人島に電源と再生機器があれば・・・」という箇所にはtsujimoriさんの文章の魅力があらわれていると思って微笑ましく拝見しました。
tsujimoriさんのブログのますますのご発展を楽しみにしております!
投稿: フランツ | 2009年1月 4日 (日曜日) 20時37分
突然のコメント、失礼いたします
。NHKに番組リクエストのサイトがあり、100名の賛同があると再放送を検討してもらえるそうです。私はプライが水車小屋の娘全曲を歌った1997年8月の芸術劇場をリクエストしました。もしできましたら、賛同をおねがいできませんでしょうか。
賛同の方法はNHKの「お願い編集長」というページで、「お願い!検索」で「プライ」と入力して検索していただき、リクエストのページに入りますと、Eねボタンがありますのでクリックしていただくようになります。
(あるいはhttp://www.nhk.or.jp/e-tele/onegai/detail/4715.html#main_section)
伴奏者の名前など不明ですが、私は大変感銘を受けた放送で、YouTubeなどで探しましても見つからず、CD・DVD等はでていないと思われます。
どうぞよろしくお願いいたします。
投稿: maru | 2012年9月 7日 (金曜日) 21時41分
maruさん、こんばんは。
NHKで再放送のリクエストがネット上で出来るということは知りませんでした。
maruさんがご希望の公演は1月26日にサントリーホールで催されたものと思われます。
伴奏者はミヒャエル・エンドレスです。
実は私はこの年のプライの来日公演はシューベルト歌曲ばかり6公演あり、そのうち4公演を聴きに行ったのですが、「水車屋」の日は行きませんでした。
上述のサイトのEねボタンをクリックしましたので、数日後には数が増えていると思います。
100名の賛同は大変かもしれませんが、このコメントをご覧の皆様もぜひご協力ください!
円熟のプライをまたいつの日かテレビで見られたらいいですね。
投稿: フランツ | 2012年9月 7日 (金曜日) 22時33分
フランツ様
ありがとうございます!(パソコンが壊れてどなたにお願いしたかも分からず、ようやく拝見しました。お返事遅くなったことお詫びいたします。)
詳しい情報も、賛同の呼びかけも本当にうれしいです。今58Eねでしたので100は難しそうですが、私がお願いしたよりはずっとずっと多いですのできっとこちらを見てクリックしてくれた方がいらっしゃると思います。
あの時の一連の演奏をお聴きになっていらっしゃるのはうらやましい限りです。私は最後の2曲など思い出すだけで泣けてしまいます。
リクエストできること私も初めて知って、ずうずうしくお願いした次第です。でもNHKはいい演奏記録をたくさん持っているので、機会があるといいなぁと願っています。今回のおかげでNHKクロニクルという過去の記録を探せることもわかりました。(http://www.nhk.or.jp/chronicle/index.html)
投稿: maru | 2012年9月16日 (日曜日) 01時57分
maruさん、こんばんは。
短期間に58もの票が集まったというのは凄いと思います。
希望を持ち続けていいと思います。
こちらのコメントをご覧になってご協力いただいた方々にお礼申し上げます。
有難うございました!
来年は早くもプライの没後15年にあたるので、その記念に放送を検討してもらえるとうれしいですね。
投稿: フランツ | 2012年9月17日 (月曜日) 00時04分
プライ残念だったようですね。
私も押したのですが 期限があるのか機嫌が良くないのか。(某官営放送の)
投稿: tada | 2012年9月22日 (土曜日) 21時53分
tada様、こんばんは。
教えてくださり有難うございます。
今サイトで確認しました。
気づかなかったのですが、2週間以内に百票集めなければいけなかったのですね。
残念ですが、いつかなんらかの形で放送されるといいなと思います。
投稿: フランツ | 2012年9月23日 (日曜日) 23時36分
フランツさん、こんにちは。
お言葉に甘えて書き込みさせていただきます。
記事に書かれている「水車小屋」の1のCD(1971年のエンゲルとの)こそ、私をプライさんのファンにした張本人です(笑)
はつらつとして瑞々しく端正な甘い美声。
ワンフレーズで魅せられてしまいました。
「なんてハンサムな声!」
ヘルマン・プライという人がどういう人なのかもわからないまま(1991年頃のこと、インターネットも我が家にはありませんでしたので)、なんの先入観もなく、ただただ、美しいシューベルトのメロディと美しい声に惹かれて何度も何度も聴きました。
飽くことなく毎日毎日100回は聴いたと思います。
この「水車小屋」があまりに素晴らしいので、フィリップス盤は、持っていてもあまり聴かないという人も多いいのでは・・と思います。
かつては私もそうでした。
ところが、私は最近フィリップス盤のお世話になっています。
私が今持っている病気は、耳に関するもので、夜寝付けない時にこのフィリップス盤を聴くことが多いのです。
夜イヤホーンで静かに聴きたいとき、フィリップス盤が何とも心地いいのです。
最後の「小川の子守唄」はテルデック盤のゆったりしたテンポがやはり好きですが、全体に抑え気味の、時には消え入りそうなPPやディクレッシェントは、気持ちを落ち着かせてくれます。
フィリップス盤のごくそばで歌ってくれているような録音も、プライさんの甘く優しい声をうまく引き出してくれているようです。
それにしても、30歳代に「水車小屋」をレコーディングしていないのは残念です。
若き日の彼の声での「水車小屋」も聴いてみたかったです。
お決まりのコースですが、次に聴いたのが「冬の旅」。フィリップス盤です。
これも、3ヶ月間毎日聴き続けました。
「ライヤーマン」が終わるとまた「おやすみ」から聴きたくなるのです。
麻薬のような声であり曲集です。
そして、これまたお決まりのコースで「白鳥の歌」。ロンドン盤でした。
この33歳の時の絶唱とも言うべき「白鳥の歌」には度肝を抜かれました。
かつてクラシック(しかもドイツリート)がこんなふうに歌われたことがあっただろうか・・。
声の美しさで言うと、40歳代のフィリップス盤が芳醇でとろけるように美しいと思いますが、若き日の絶唱は、やはり麻薬(この表現まずいでしょうか?)のようです。
「白鳥の歌」は多彩なので、本当に表現力が求められますね。
男性的な力強さ、軽やかな表現、削ぎ落とされた悲しみ・・。
中でも「海辺にて」のメロディの長調部分、「遠い国で」で長調に転調してからのあの物悲しさは、もうどうにもならないんだな・・という何とも言えない気持ちにさせられます。
そういえば、プライさん自身も「シューベルトは、涙を微笑みで隠していると」言っていました。
1978年のライブのLPは、14年前に2度手に入れそこねたのですが、昨年ヤフオクでやっと手に入れました。
便利な時代になりありがたいことです。
投稿: 真子 | 2013年1月30日 (水曜日) 14時53分
真子さん、こんばんは。
プライのシューベルト三大歌曲集について
真子さんのご意見、興味深く拝見しました。
真子さんがプライの1回目の「水車屋」に惹かれて
何度も聴かれたこと、感動された気持ちがとても
伝わってきました。
若き日のエネルギッシュな歌は理屈抜きに魅力的ですね。
ところでプライはエンゲルと録音する前に
一度ブレンデルと「水車屋」を録音していたそうです。
しかし、ブレンデルとぶつかって結局この録音はお蔵入りに
なってしまったそうです。
その録音の復活はおそらく難しいでしょうから
どこかのライヴ録音でも発見されないかなぁと
思っています。
若き日のプライは円熟期とは違った魅力にあふれていたと思います。
フィリップス盤の「水車屋」はあまり聴いていなかったので
あらためて聴いてみたいと思います。
穏やかな雰囲気を味わえたらと思います。
投稿: フランツ | 2013年1月31日 (木曜日) 21時33分
フランツさん、こんにちは。
「ヘルマン・プライとピアニストたち」の項目に、ブレンデルとの録音のいきさつを書いて下っていたんですね。
プライさんが亡くなってしまった今、本人の意思を確認することはできませんが、例えば息子のフローリアンさんとブレンデルさんの間で話し合ってこの録音が世に出る、なんて事にならないかと思ってしまいます。
また、フランツさんのおっしゃるように、どこかにライブ録音が残っていないかと期待しますね。
それほど、「白鳥の歌」で聴いた声で「水車小屋」を聴いてみたいです。
「白鳥」ほど劇的でないでしょうが。
投稿: 真子 | 2013年2月 1日 (金曜日) 11時27分
真子さん
プライ最初の「白鳥の歌」は、クリーンのピアノと共に、
他の録音にはないほどの「熱さ」がありますね。
この温度で演奏された「水車屋」の録音がどこかに残されていたらと思ってしまいますね。
投稿: フランツ | 2013年2月 3日 (日曜日) 08時02分