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アーメリングの新譜「1957-1991年放送録音集」

Elly Ameling 75 jaar: Live Concertopnamen 1957-1991: Nederlandse Omroep
Ameling_19571991(エリー・アーメリング75歳:コンサート・ライヴ録音1957~1991年:オランダ放送)
Omnium Audiovisueel: GW 80003 (5 CD Box)

CD1:オペラ

1.ビゼー/歌劇「カルメン」から(ミカエラ):第3幕:これが密輸業者のふだんの隠れ家ね~なにが出たってこわくはないわ(コンセルトヘボウ管;ベルナルト・ハイティンク(C):1966.10.28)

2.グノー/歌劇「ファウスト」から(マルグリット):第3幕:あの方は一体誰だったのか知りたい~昔トゥーレに一人の王さまがいて~ああ! 私は楽しげに自分を眺めているのだわ(コンセルトヘボウ管;ベルナルト・ハイティンク(C):1966.10.28)

3.マイヤール/歌劇「ヴィラールの竜騎兵」から(ローズ):第1幕:ティボーさん、あなたの騾馬は素敵ね(オランダ放送管;アルベルト・ヴォルフ(C):1957.12.1)

モーツァルト/歌劇「イドメネオ、クレタの王」から(イリア)
4.第1幕:いつ果てるのでしょう~父上、兄弟たち、さようなら!
5.第2幕:もし私が父上を失い
(オランダ放送室内管;ミヒャエル・ギーレン(C):1973.5.21)
6.第3幕:愛しい静寂よ~心地よい、やさしいそよ風よ~あの方が!(コンセルトヘボウ管;ベルナルト・ハイティンク(C):1970.2.11)

モーツァルト/歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」K588から(フィオルディリージ)
7.第2幕:すぐにも誠実な許婚の
8.第1幕:岩のように
(シモン・ファン・デア・ヘースト(T:フェルランド:7);オランダ放送室内管;マウリツ・ファン・デン・ベルフ(C):1958.2.2)

モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」K492から
9.(ケルビーノ):第1幕:自分で自分が分からない
10.(スザンナ):第4幕:とうとううれしい時がきた~恋人よ早くここへ
11.(スザンナ):(挿入アリア):喜びの衝動がK579
12.(伯爵夫人):第2幕:愛の神よ
13.(伯爵夫人):第3幕:スザンナはまだ来ないわ~楽しい思い出はどこへ
(オランダ放送室内管;ジャン・フルネ(C):1988.1.9)

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CD2:ドイツ歌曲

1.ベルク/「ワイン」(コンセルトヘボウ管;エーリヒ・ラインスドルフ(C):1973.12.2)

マーラー/
2.私はやさしい香りを吸い込んだ
3.私はこの世から忘れられた
(オランダ放送室内管;エト・スパンヤールト(C):1991.6.1、ユトレヒト)

R.シュトラウス/
4.万霊節Op.10-8(ルドルフ・ヤンセン(P):1983.2.3)
5.母親の戯れ話Op.43-2(ルドルフ・ヤンセン(P):1981.11.22)
6.明日Op.27-4(ルドルフ・ヤンセン(P):1983.2.3)
7.子守歌Op.41-1(ルドルフ・ヤンセン(P):1983.10.18)
8.悪天候Op.69-5(ルドルフ・ヤンセン(P):1981.11.22)
9.黄昏をとおる夢Op.29-1(ルドルフ・ヤンセン(P):1983.2.3)
10.言いました-それだけでは済みませんOp.36-3(ルドルフ・ヤンセン(P):1982.5.12)
11.ああ恋人よ、もう別れなければならないOp.21-3(ルドルフ・ヤンセン(P):1983.10.18)
12.バラのリボンOp.36-1(ドルトン・ボールドウィン(P):1974.4.28)
13.セレナーデOp.17-2(ドルトン・ボールドウィン(P):1975.5.5)

R.シュトラウス/歌曲集「4つの最後の歌」
14.春
15.九月
16.眠りにつく時
17.夕映えの中で
(コンセルトヘボウ管;ヴォルフガング・サヴァリシュ(C):1983.11.23)

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CD3:フランス歌曲

ドビュッシー/「3つのビリティスの歌」
1.パンの笛
2.髪
3.ナイヤードの墓
(ルドルフ・ヤンセン(P):1983.10.18)

ドビュッシー(スパンヤールト管弦楽編曲)/「3つのステファヌ・マラルメの詩」
4.ため息
5.むなしい願い
6.扇
(オランダ放送室内管;エト・スパンヤールト(C):1991.6.1、ユトレヒト)

デュパルク/
7.哀歌(ルドルフ・ヤンセン(P):1989.2.21)
8.恍惚(ルドルフ・ヤンセン(P):1989.2.21)
9.ため息(ドルトン・ボールドウィン(P):1979.1.4)
10.悲しい歌(ルドルフ・ヤンセン(P):1982.5.12)

フォレ/「優れた歌」Op. 61
11.後光を背負った聖女
12.暁の光は広がり
13.白い月影は森に照り
14.私はつれない道を歩む
15.私はほんとうに恐ろしいほど
16.暁の星よ、お前が消える前に
17.それはある夏の明るい日
18.そうでしょう
19.冬が終わって
(ルドルフ・ヤンセン(P);スヴェーリンク四重奏団:1981.11.17)

ラヴェル/「3つのステファヌ・マラルメの詩」
20.ため息
21.むなしい願い
22.もろいガラスの壺の
(ルドルフ・ヤンセン(P);スヴェーリンク四重奏団ほか:1981.11.17)

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CD4:歌曲とアリア(オランダ、アルゼンチン、イギリス、イタリア、ロシア)

コンスタンテイン・ハウヘンス/「聖と俗のパトディア」から
1.In quo corriget asolescentior 2.16
2.Memor fui dierum 2.34
3.甘き死(Italiaanse aria's: Morte dolce) 2.33
4.窓辺にかくれた乙女(Italiaanse aria's: Riposta dalla finestra) 1.37
5.Franse aria's: Graves tesmoins de mes délices 2.28
(ルドルフ・ヤンセン(clavicembalo):1981.11.22)

ヘンドリク・アンドリーセン(1892-1981)/
6.Magna rest est amor(1919)
7.Fiat Domine(1920-30)
(コンセルトヘボウ管;ベルナルト・ハイティンク(C):1967.9.27)

ヘンドリク・アンドリーセン/歌曲集「Miroir de Peine」(1923-33)
8.Agonie au jardin
9.Flagellation
10.Couronnement d'épines
11.Portement de croix
12.Crucifixion
(アルベール・ド・クレルク(ORG):1958.3.14)

ムソルクスキー/「子供部屋」(ドイツ語訳)
13.ばあやと一緒
14.部屋の隅で
15.かぶと虫
16.人形をもって
17.夕べの祈り
18.ねこの船乗り
19.木馬に乗って
(ルドルフ・ヤンセン(P):1978.10.3)

20.ストラヴィンスキー/牧歌(ルドルフ・ヤンセン(P):1989.2.21)

ダッラピッコラ(1904-1975)/「6つのアルカイオスの歌(Sex Carmina Alcaei)」(1943)
21. I Exposito
22. II Canon perpetuus
23. III Canones diversi
24. IV Vago e leggero, Canon contrario motu
25. V Mosso, ma non tanto
26. VI Conclusio
(コンセルトヘボウ管;エーリヒ・ラインスドルフ(C):1973.12.2)

27.ロッシーニ/ダンス(ルドルフ・ヤンセン(P):1982.5.12)

28.トスティ/セレナータ(ルドルフ・ヤンセン(P):1985.10.6)

29.グァスタビーノ/バラと柳(ルドルフ・ヤンセン(P):1981.11.17)

30.レイディー・ジョン・スコット/私のことを思ってね(ルドルフ・ヤンセン(P):1989.2.21)

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CD5:20世紀オランダの作品

ベルトゥス・ファン・リーア(1906-1972)/「雅歌(The Holy Song = Het Hooglied)」(1949)
1.Let him kiss me with the kisses of his mouth
2.To the horses of Pharao's chariots
3.The voice of my Beloved
4.At night on my bed (1st nightsong)
5.Who is this, that cometh out the wilderness
6.Behold! Thou art fair, my love
7.With me from Lebanon, o spouse
8.I sleep, but my heart waketh (2nd nightsong)
9.What is thy Beloved more than another beloved?
10. Thou art beautiful, o my love
11. Turn thee, turn thee (dance of the two armies)
12. How fair and pleasant art thou
13. I am my Beloved's
14. Who is she, that cometh up from the wilderness
(ジョージ・マラン(T);フース・フックマン(BS);オランダ・フィルハーモニー合唱団;コンセルトヘボウ管;ベルナルト・ハイティンク(C):1966.12.18)

15.ロベルト・ヘッペナー(1925-)/アッシジの聖フランチェスコの被創造物の頌歌(Cantico delle Creature di San Francesco d'Assisi)(1952)(オランダ室内管;ロナルト・ツォルマン(C):1977.10.15)

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エリー・アーメリング(Elly Ameling)の75歳を記念して、2月にオランダ国内で彼女の24歳から58歳までの放送録音を集めた5枚組のCDボックスが発売された。
今のところHMVやタワーレコードでは扱っておらず、ドイツのamazonで購入して、久しぶりの彼女の新譜をたっぷり満喫したところである(3/23追記:HMVでも取り扱いを始めました)。

内容は1枚目がオペラで、彼女が唯一舞台に立った「イドメネオ」のライヴ(ギーレン指揮)を聴くことが出来るほか、彼女がセルトーヘンボスのコンクールでも歌ったグノーの「宝石の歌」、さらに「カルメン」のミカエラのアリアや「フィガロの結婚」のケルビーノ、スザンナ、伯爵夫人まで収録されている。
2枚目はドイツ歌曲だが、すでにリリースされていたベルクの「ワイン」や、先日のオランダのラジオでも放送されたマーラーの2曲、R.シュトラウスの「4つの最後の歌」のほかに、「明日」「子守歌」「悪天候」などを含むこれまでのスタジオ録音で聴けなかったR.シュトラウスの多くのピアノ歌曲が含まれているのが貴重である。
3枚目はフランス歌曲で、ドビュッシーの「3つのステファヌ・マラルメの詩」は先日のラジオで放送されたものと同じ音源だが、ほかは初めて聴くものばかりで、特にフォレの「優れた歌」をピアノと弦楽四重奏に編曲したものなどなかなか聴けない版ではないだろうか。
デュパルクも「悲しい歌」以外はこれまでスタジオ録音されていないものばかりである。
4枚目は各国の歌曲をいろいろ集めたものだが、オランダのヘンドリク・アンドリーセンの作品は訴求力が強い力作だと思う。
ここに多数収録されているが、ぜひ聴いてみていただきたい。
ハウヘンスの「聖と俗のパトディア」はマックス・ファン・エグモント(BR)とEMIのLPに全曲を収録していたが、今回はヤンセンと5曲を演奏している。
ほかにロッシーニの軽快なタランテラ「ダンス」やグァスタビーノの物哀しい「バラと柳」と並んで、ムソルクスキーの「子供部屋」の全曲が含まれているのが興味深い。
彼女はHans Schmidtという人のドイツ語訳で歌っているが、日本でもかつて披露したらしいので録音で聴けるのは喜ばしい。
事実これらの歌曲は彼女の親しみやすい声の質と語りの巧みさで素晴らしい出来栄えになっている。
5枚目はオランダの作曲家ベルトゥス・ファン・リーアとロベルト・ヘッペナーの管弦楽歌曲。ファン・リーアの方は旧約聖書の「雅歌」のテキスト(男女の愛を歌ったものとして、聖書の中でも異色の歌)によるもので、以前オランダのDONEMUSというレーベルから出ていたLPと同一音源(このLP、作曲者の自筆楽譜が全曲添付されていたので印象深い)だが、ヘッペナーはおそらく初出(異なる指揮者の演奏は出ていたが)。
オランダの作曲家の声楽作品はオランダ語よりもほかの言語ではじめから作曲されることが多いようで、ファン・リーアは英語、ヘッペナーはイタリア語で歌われる。

このCDの中で最も若い録音はCD1のマイヤール作曲、歌劇「ヴィラールの竜騎兵」からのアリアで、24歳のアーメリングがすでに声の質、技術、スタイルをしっかり身に付けて魅力的に歌っているのを聴くことが出来る(この録音は以前一度CDで出ている)。
一方最も最近の録音はCD2のマーラー作曲、リュッケルト歌曲集からの2曲「私はやさしい香りを吸い込んだ」「私はこの世から忘れられた」で、58歳の録音である。
彼女の最後のスタジオ録音となったHyperionレーベルへのヴォルフ歌曲集も同じ年に録音されていることから、彼女がリリースに値すると自ら判断した最後が1991年ということなのかもしれない(ステージでは1996年まで歌っている)。
このマーラーの2曲、確かに声のボリュームやふくよかさは以前よりも減退しているが、フレーズをしっかり維持しつつ、より深い音色を獲得した彼女にしか出せない味わいがあり、素晴らしい演奏であった。

今回のこの5枚組、おそらくアーメリングがOKを出したものばかりが選ばれているのであろうからどれもが素晴らしいのは当然かもしれないが、なかでもデュパルクの「哀歌(Lamento)」は特に印象深かった。
ベルリオーズの「夏の夜」にも使われたテオフィール・ゴティエの詩によるものだが、デュパルクは原詩から3節分だけを取り出して作曲した(「詩と音楽」のサイトに藤井さんの訳と解説があります)。
「前世」や「フィディレ」などと同様に、この作品も詩の展開に応じて静かに始まり、後半に大きく盛り上がり、最後に再び静まって終わるという形をとっている。
1980年代後半になり、暗さを増した彼女の声と、言葉を大切にした語りのうまさ、さらに消え入らんばかりの弱声と第3節の悲痛な盛り上がりの表現力の幅広さなど円熟した彼女が満を持して披露したのが伝わってくる出来栄えであった。
惜しむらくは、ライヴ録音のためと思われるが、彼女が第1節後半に誤って第2節の後半のテキストを歌っているので、同じ歌詞を2回繰り返すことになってしまっていることだが、それを差し引いても、彼女の歌唱の素晴らしさは特筆に値すると思う。
ヴァーグナー風の官能的な「恍惚」も1980年代後半という時期を待って歌った作品であろう。
抑えた響きで官能のほてりをじわじわと発している。
「ため息」はよく出来た作品で、アーメリングの真摯な歌いぶりがよく合っていた。
最後に「Toujours(いつも)」と歌いおさめる時の余韻に心打たれる。

ドビュッシーの「3つのビリティスの歌」はCBS SONYのLP録音がいつまでも復活しないので、今回の放送録音がリリースされる意義は大きい。
LP録音時よりも後の録音であり、より詩のアンニュイな世界に踏み込んだ表現を試みているのが感じられる。
「3つのステファヌ・マラルメの詩」はドビュッシーとラヴェルで最初の2曲が同じテキストなので、聴き比べるのも興味深いだろう。
第1曲の「ため息」をとってみても、空気が立ち上っていくような前奏に導かれてまとわりつくように歌われるドビュッシーと、せわしなくきしむ弦と穏やかな管、ピアノの上で悠然と歌われるラヴェルとその違いがありながら、同じマラルメのテキストを表現しているという共通性もどことなく感じられる気がする。

R.シュトラウスのサヴァリシュとの「4つの最後の歌」は、彼女自身がCD化されることを望んでいたものなので、ようやく念願かなったというところだろう(ファンにとっても同様の気持ちである)。
昨年暮れのオランダのラジオ4で一足先に聴くことが出来た音源と同じだが、R.シュトラウスを歌ってもアーメリングはどこまでも彼女自身の歌唱だったということが分かる。
特に「夕映えの中で」の達観した響きは、他の数多くの名演と肩を並べるのに充分な資格をもっていると言えるのではないか。
さらにR.シュトラウスのピアノ歌曲も貴重である。
このCDのレパートリーの中では、「万霊節」「黄昏をとおる夢」「言いました-それだけでは済みません」「セレナーデ」以外はスタジオ録音を残していない。
従って、CD2は彼女のR.シュトラウス・アルバムとして独立して発売してもよいのではないかと思えるほど貴重な録音である。
「母親の戯れ話」や「悪天候」「ああ恋人よ、もう別れなければならない」は彼女の来日公演のプログラムにも含まれているので、こうしてはじめて録音で聴けるのは有難いが、有名な「明日」や「子守歌」も歌っていたというのは初めて知ったので、ここで聴くことが出来て純粋にうれしい。
多くのシュトラウス歌手たちがこれらの歌曲を自身の声のボリュームや息の長さをアピールする手段として選曲しているように思えるのに対して、アーメリングの場合はそれぞれの歌曲をあくまで作品重視で演奏しているのが素晴らしい。
なかでも「母親の戯れ話」のようなコミカルな作品は出色の出来であった。

オペラアリアでは、ハイティンクと1966年に共演したミカエラのアリアと、宝石の歌が、いずれも声のみずみずしさ、声量、表現力、どれをとっても完璧で素晴らしいと思う。
また、実際に舞台に立ってギーレン指揮で歌った「イドメネオ」からの抜粋も素晴らしい表現の連続で、ぜひ全曲をオランダのラジオ4あたりで流してほしいものである。
1988年の円熟期にフルネ指揮で「フィガロの結婚」の三役を次々と歌ったものも、声の若さは望めないまでも充分美しさは保っており、ケルビーノのアリアの歌い収めなどは焦燥感も滲ませるあたり、若い歌手には出せない味を響かせていた。

共演者はオランダ人がやはり多く、みな思いのこもったいい演奏をしていたと思うが、このCDではごくわずかの曲で共演しているのみのアメリカ人ピアニスト、ドルトン・ボールドウィンが改めて凄いピアニストなのだなぁと思った。
もちろんルドルフ・ヤンセンも超一流の歌曲ピアニストであるが、ロッシーニの「ダンス」のような曲をなんでもないように平然とリズミカルに弾くことがいかに至難の業であることか、今回のヤンセンの若干重めの演奏を聴いて思った。
ボールドウィンはLP録音で軽々とこの曲をペダルに殆ど頼らず弾いていたものだった。
今回のCDでもR.シュトラウスの「セレナーデ」を見事に粒だった美しいタッチで披露している。

こうして彼女の放送録音を聴いてみると、彼女がスタジオで録音した膨大な作品も彼女のレパートリーの一部に過ぎず、オペラアリアも含め、様々な作品を披露していることに改めて驚かされる。
そして、その量の多さだけではなく、質が常にしっかりしているのもこの歌手の非凡さを実感させられる。
とにかく、難しいことを考えずに、次々に繰り広げられるアーメリングの歌の世界をただ楽しむというだけでも格好のCDボックスであることは確かである。
興味をもたれた方はぜひ聴いてみてください。

今度は彼女の歌っている映像をどこかのレーベルが出してくれることを願いたい。

現在のところ、オランダのvanLeest KlassiekやドイツamazonでこのCDを購入することが出来ます。
http://www.vanleestklassiek.nl/pages/productview.asp?productid=1462308&navid=46
http://www.amazon.de/75-Jaar-Elly-Ameling/dp/B0013GBDCE/ref=pd_rhf_p_1

※3/23追記:さらにHMVでも購入可能になりました。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2711125

なお、以下のサイトで全曲試聴できます。
http://www.muziekweb.nl/shared/cat/ti/index.php?tnr=DAX4918

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コメント

すばらしい紹介をありがとうございます。
なんかせっつかれるようにして注文してしまいましたが、日本の通販では扱われていないのですね。思えば私が彼女を聴きはじめた5年ほど前とくらべても、ずいぶん国内での扱いがおろそかになっているような気がします。
だからこそ、フランツさんのところからますます目が離せなくなっているわけですが。

投稿: sbiaco | 2008年3月16日 (日曜日) 17時44分

sbiacoさん、いつもコメント有難うございます。
この5枚組は長い間の渇望を潤すに足る充分な質と量をもっていると確信しています。sbiacoさんにもきっと楽しんでいただけると思います。
アーメリングは確かに初来日の頃から1980年代前半頃まではそこそこ音楽ジャーナリズムでも取り上げられてきたと思うのですが、声に年相応の渋みを増してくると、おっしゃるように扱いが軽くなってきたように思います。ジャーナリズムは若手重視なのでしょうか。最近の彼女の再発売CDが過去にリリースされたものばかりなのも残念なところです。
今後は過去の名演のCD化を期待するよりも、このようなオランダ放送局に残っている録音の新発掘に期待してしまいます。
sbiacoさんもお聴きになったらぜひ感想を聞かせてください。そういえばsbiacoさんのサイトで触れておられた「わたくしのこの髪」も言葉の壁を越えた魂の響きのようなものが彼女の歌唱から感じられて、大好きな録音です。

投稿: フランツ | 2008年3月16日 (日曜日) 19時16分

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