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プライ日本公演曲目1971年(第2回来日)

第2回来日:1971年6月

ヘルマン・プライ(Hermann Prey)(BR)
レナード・ホカンソン(Leonard Hokanson)(P:プログラムA~C)
東京都交響楽団(プログラムD)
森正(もり・ただし)(C:プログラムD)

6月2日(水)19:00 東京文化会館:プログラムA
6月5日(土)19:00 東京文化会館:プログラムB
6月8日(火)18:30 神奈川県立音楽堂:プログラムB
6月10日(木)19:00 大阪フェスティバルホール:プログラムB
6月14日(月)19:00 東京文化会館:プログラムD(都民劇場)
6月16日(水)19:00 東京文化会館:プログラムD(都民劇場)
6月18日(金)19:00 東京文化会館:プログラムC

●プログラムA 共演:レナード・ホカンソン(P)

シューマン/歌曲集「詩人の恋」(Dichterliebe, Op. 48)

ヴォルフ/「アイヒェンドルフ歌曲集」より
期待(Erwartung)
音楽師(Der Musikant)
セレナード(Das Ständchen)
友人(Der Freund)
語らぬ愛(Verschwiegene Liebe)
兵士Ⅰ(Der Soldat 1)
なによりいいのは(Lieber alles)
学生(Der Scholar)
絶望した恋人(Der verzweifelte Liebhaber)
災難(Unfall)
愛の喜び(Liebesglück)
船乗りの別れ(Seemanns Abschied)

●プログラムB 共演:レナード・ホカンソン(P)

シューベルト/歌曲集「冬の旅」(Winterreise, D911)

●プログラムC 共演:レナード・ホカンソン(P)

シューベルト/歌曲集「美しき水車屋の娘」(Die schöne Müllerin, D795)

●プログラムD「都民劇場音楽サークル第190回定期公演」 共演:東京都交響楽団;森正(C)

ワーグナー/オペラ「ローエングリン」第1幕への前奏曲
マーラー/歌曲集「さすらう若者の歌」(Lieder eines fahrenden Gesellen)
~休憩~
ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲Op. 56a
マーラー/歌曲集「なき子をしのぶ歌」(Kindertotenlieder)

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ヘルマン・プライ2回目の来日は、初来日から10年後の1971年。
この頃にはすでにプライの知名度は前回とは比較にならないほど上がり、F=ディースカウのライバルと目されていたようだ。
プログラムはレナード・ホカンソン(プログラム冊子での表記はレオナルド・ホカンソンとなっている。彼はこの時が初来日)との3種類と、東京都交響楽団定期公演でのマーラーだった。
ホカンソンとのリサイタルでシューベルトの2つの歌曲集が歌われたのは特に目新しいことではないが、Aプログラムとして東京で1回だけ歌われた作品に「詩人の恋」と同時にヴォルフの「アイヒェンドルフ歌曲集」抜粋があったとは驚きである。
まさかプライが日本でヴォルフを歌っていたとは想像もしていなかった。
もちろん彼はコンラート・リヒターやギュンター・ヴァイセンボルンと「アイヒェンドルフ歌曲集」を録音しており得意なレパートリーであることは確かだが、1970年代の日本ではまだヴォルフが歌われることは稀だったのではないだろうか。
プログラム冊子によれば、全20曲中、12曲が歌われている。
実直だったり、豪快なキャラクターをもった人物の飾らぬ心情を歌った曲が選ばれているのは、前半の「詩人の恋」と対比させる意味も込められているのかもしれない。
ヴォルフの曲の中で「イタリア歌曲集」と共に最もプライに合った歌曲集といえるだろう。
「美しき水車屋の娘」は東京で1回披露されただけで、他の3公演が「冬の旅」というのは日本人の好みを反映した結果だろう。
マーラーの「さすらう若者の歌」は初来日時に小林道夫のピアノで披露しているが、1971年は「なき子をしのぶ歌」と共にオケとの共演である。
この公演を聴かれたさすらい人さんによると、この時のプライは音程があがり切らず不調だったようだ。
好不調の波が大きかったプライだが、それでも聴衆が彼を愛し聴き続けてきたのは聴き手を惹きつけてやまない何かがあったということなのだろう。

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プライ日本公演曲目1961年(初来日)

第1回来日:1961年4~5月

4月27日(木)京都(会場名不明):プログラムB
4月29日(土)18:30 東京文化会館大ホール:プログラムA(東京世界音楽祭)
5月2日(火)厚生年金会館:プログラムB(同館開館記念)

●プログラムA 共演:小林道夫(Michio Kobayashi)(P)

J.S.バッハ(Bach)/「シェメリ歌曲集」からの抜萃曲(Songs from Schemelli Liederbuch)
 かいば桶のそばに立ちて(Ich steh an deiner Krippen hier)
 主とともにゆかん(Lasset uns mit Jesu ziehen)
 おゝ汝を信ずるもののいかに幸いなるかな(O, wie selig seid ihr doch ihr Frommen)
 わが主よ、今汝れゆかんとする(So gehst du nur, mein Jesu, hin)

マーラー(Mahler)/歌曲集「さすらう若者のうた(Lieder eines fahrenden Gesellen)」
 恋人の結婚式の日がきたら(Wenn mein Schatz Hochzeit macht)
 朝に野をゆけば(Ging heut' morgens übers Feld)
 わが胸にするどいヤイバ(Ich hab' ein glühend Messer)
 あのかわいい青い眼が(Die zwei blauen Augen)

~休憩~

フォルトナー(Fortner)(1907-1987)/「4つのヘルダーリン歌曲集(Vier Gesänge nach Worten von Hölderlin)」
 運命の女神のもとで(An die Parzen)
 ヒューペリオンの運命の歌(Hyperions Schicksalslied)
 謝罪(Abbitte)
 沈め、美しき太陽よ!(Geh unter, schöne Sonne)

ヘンツェ(Henze)(1926-2012)/「5つのナポリ歌曲集(Fünf neapolitanische Lieder)」
 死がすべての美女を襲うのだ(Aggio saputo ca la morte vene)
 美女達が洗濯に来る泉のほとりで(A l'acqua de li ffuntanelle)
 私は十三カ月もある娘を恋していた(Arnaie 'na nenne pe' tridece mise)
 娘は他の男共の望みをよそに(Arnaie 'nu ninno cu' sudore e stiente)
 小さな木よ(Arbero piccerillo, te chiantaie)

●プログラムB 共演:小林道夫(P)

シューベルト(Schubert)/歌曲集「冬の旅(Winterreise)」(全24曲)

(バッハ、マーラー、フォルトナーの曲目の日本語表記については、プログラム冊子及び挿入された曲目の紙にほぼ従いました)

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ヘルマン・プライ(Hermann Prey: 1929.7.11, Berlin – 1998.7.22, Krailling)の没後10年を記念して、彼の過去の来日公演をこれから調べていきたいと思う。
プライの初来日は1961年で、先輩のF=ディースカウより2年も前のことである。
当時、上野に本格的なクラシックホールとして東京文化会館が開館し、そのお披露目に「東京世界音楽祭」(4月17日~5月6日)という催しが開かれたそうだが、その一環としてプライの公演が実現したようだ。
当時はプライよりもバーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルやアイザック・スターンの公演が注目されたようだ。
彼は当時あまり日本でレコードが出ておらず、客席も空席が目立ったそうだが、プログラムAを見ると、いかにプライが日本の初お披露目で自分の歌いたい曲目を意欲的に選曲したかが感じられる。
私は1980年代以降のプライしか生では聴いていないのだが、毎回のように「冬の旅」ばかり歌わされていたイメージが強かったので、この初来日時のプログラミングにはただ驚かされる。
「さすらう若者のうた」は若かりしプライにはぴったりの選曲だと思うが、バッハをリートリサイタルの冒頭に置くというのはなかなか無いのではないだろうか。
「シェメリ歌曲集」と題された通奏低音付きの69曲のうち、バッハの真作と認められているのはたった3曲だけだとか。
プライが歌ったのがどの曲なのか、残念ながら今のところ調べが付いていない(プログラム冊子にも4曲の内訳は掲載されていなかった)(2013年8月4日追記:上記の通り、曲目が判明しました。東京文化会館音楽資料室の野呂信次郎氏寄贈プログラムに曲目を印刷した1枚の紙がはさまっていました)。
フォルトナーは1987年に亡くなった作曲家だが、ヘルダーリーンの詩による4曲、いずれも聴きやすく劇性と叙情がうまくミックスされた魅力的な作品群である。
プライはPHILIPSに録音を残しており、それを聴くと彼の声と曲との相性は良いと思う。
現在も健在(追記:2012年10月27日没)のドイツの作曲家ヘンツェによる「ナポリ歌曲集」はイタリア語の作品で、F=ディースカウのために作曲されたそうだ。
フォルトナーとヘンツェの演奏について当時の新聞批評によれば、「頭から理解できないほどの新規をねらわず、共に音楽的な演奏で快く受けとることができた」(朝日新聞1961年5月1日付:「呂」と署名あり)とのことである。
さらに彼の声について「共鳴箱の中で響くようなやわらかいりっぱな美声をもち、真情を吐露した歌唱で、その優秀さを示した」(同上)と評価されている。
初来日時のもう1つのプログラムはやはり「冬の旅」。彼はキャリアの最初から最後まで「冬の旅」を歌い続けてきたわけである。

共演のピアニストは小林道夫。
彼は、楽器奏者はもちろんのこと、ヒュッシュ、ヘフリガー、F=ディースカウ、ホッター、アーメリング、マティス、ヤノヴィツなど、名だたる声楽家たちの来日公演時にもしばしば共演しており、いかに歌曲ピアニストとして高く評価されていたかがうかがえる。
ヤノヴィツの公演で彼のピアノに接したことがあるが、控えめなペダルの使用によるスリムな音で歌の世界を構築していき、過剰さを廃した必要最低限の響きで作品の本来の姿を表現していて、その妙技にとても感激した記憶がある。
そのスマートさは彼がバッハを得意としていることと無縁ではないだろうと推測している。

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祝75歳!アーメリング

オランダのソプラノ歌手エリー・アーメリング(Elly Ameling)が2月8日に75歳を迎えた。
amazonのドイツサイトではこれを記念したライヴ音源の5枚組CDが掲載されているが、他国のamazonサイトやほかのネット上のどこにもこの情報がないので、詳細は全く不明である。
しかし、これまであまりライヴが発掘されてこなかったこの名歌手の新しい録音が聴けるのだとしたら大歓迎であり、発売が待ち遠しい。

今回の記事では、アーメリングの75歳を祝って、彼女が最も力を注いだ作曲家であるフランツ・シューベルトのこれまでに録音され発売されたレパートリーをD(ドイチュ)番号順にご紹介したい。

アーメリングのシューベルト録音リスト
1、浄化D59:(1971年:ゲイジ)
2.糸車に向かうグレートヒェン(糸を紡ぐグレートヒェン)D118:(1965年:デームス)(1970年:デームス)(1971年:ゲイジ)(1973年:ボールドウィン)
3.「ファウスト」からの情景D126:(1971年:スハウテン(BR);オランダ室内合唱団;デ・ノーベル(ORG);ゲイジ)(1975年:クラーク(BR);ハーグ音楽院生合唱団;ボールドウィン)
4.ミノーナまたは犬の知らせD152:(1989年:G.ジョンソン)
5.恋人のそばD162:(1972年:ボールドウィン)
6.埋葬の歌D168:(1972年:ベイカー(A);シュライアー(T);F=ディースカウ(BR);ムーア)
7.死にゆく女D186:(1989年:G.ジョンソン)
8.愛の声D187:(1989年:G.ジョンソン)
9.自然の楽しみD188:(1989年:G.ジョンソン)
10.娘の嘆きD191:(1989年:G.ジョンソン)
11.小川のほとりの青年D192:(1989年:G.ジョンソン)
12.月に寄せてD193:(1987年:ヤンセン)(1989年:G.ジョンソン)
13.アマーリアD195:(1971年:ゲイジ)
14.ナイティンゲールに寄せてD196:(1973年:ボールドウィン)(1989年:G.ジョンソン)
15.愛(クレールヒェンの歌)D210:(1989年:G.ジョンソン)
16.海の静寂D215a:(1989年:G.ジョンソン)
17.旅人の夜の歌ⅠD224:(1983年:ボールドウィン)
18.はじめての喪失D226:(1982年:ボールドウィン)
19.イーダの夜の歌D227:(1989年:G.ジョンソン)
20.イーダよりD228:(1989年:G.ジョンソン)
21.憧れD231:(1989年:G.ジョンソン)
22.無限なる者への讃歌D232:(1972年:ベイカー(A);シュライアー(T);F=ディースカウ(BR);ムーア)
23.ジングシュピール「ヴィラ・ベラのクラウディーネ」D239より~矢はあちらこちらへ飛び交う:(1975年:デ・ワールト(C);ロッテルダム・フィル)
24.ジングシュピール「ヴィラ・ベラのクラウディーネ」D239より~愛はあらゆる道にいてD239-6:(1970年:デームス)(1975年:デ・ワールト(C);ロッテルダム・フィル)
25.糸を紡ぐ女D247:(1989年:G.ジョンソン)
26.野ばらD257:(1972年:ボールドウィン)(1983年:ボールドウィン)(1988年:ヤンセン)
27.愛の神々を買うのは誰D261:(1989年:G.ジョンソン)
28.ばらのリボンD280:(1989年:G.ジョンソン)
29.春に寄せてD283:(1989年:G.ジョンソン)
30.夏の夜D289:(1979年頃:ゲイジ)
31.月に寄せてD296:(1982年:ボールドウィン)
32.リアーネD298:(1989年:G.ジョンソン)
33.泉のほとりの青年D300:(1965年:デームス)(1983年:ボールドウィン)
34.五月に寄せる私の挨拶D305:(1989年:G.ジョンソン)
35.憧れ「ただ憧れを知っている者だけが」D310a:(1989年:G.ジョンソン)
36.憧れ「ただ憧れを知っている者だけが」D310b:(1989年:G.ジョンソン)
37.イーダの白鳥の歌D317:(1989年:G.ジョンソン)
38.ルイーザの返答D319:(1989年:G.ジョンソン)
39.ミニョン「あの国をご存知ですか」D321:(1972年:ボールドウィン)(1989年:G.ジョンソン)
40.歌劇「サラマンカの友人たち」D326より~Gelagert unter'm hellen Dach:(1975年:アーンシェー(T);デ・ワールト(C);ロッテルダム・フィル)
41.光と愛D352:(1977年:ピアーズ(T);ボールドウィン)
42.春の小川でD361:(1984年:ヤンセン)
43.トゥーレの王D367:(1975年:ボールドウィン)
44.愛の言葉D410:(1984年:ヤンセン)
45.愛(ミンネ)の歌D429:(1973年:ボールドウィン)
46.幸福D433:(1965年:デームス)(1972年:ボールドウィン)(1973年:ボールドウィン)
47.歌劇「人質」D435より~Die Mutter sucht ihr liebes Kind (Romanze):(1975年:ヘルモント・コンサート合唱団員;デ・ワールト(C);ロッテルダム・フィル)
48.歌劇「人質」D435より~Welche Nacht hab' ich erlebt! (Arie):(1975年:デ・ワールト(C);ロッテルダム・フィル)
49.歌劇「人質」D435より~Horch die Seufzer uns'rer Mutter (Ensemble):(1975年:アーンシェー(T);ヘルモント・コンサート合唱団員;デ・ワールト(C);ロッテルダム・フィル)
50.太陽に寄せてD439:(1972年:ベイカー(A);シュライアー(T);F=ディースカウ(BR);ムーア)
51.春の神D448:(1979年頃:ゲイジ)
52.沈み行く太陽に寄せてD457:(1984年:ヤンセン)
53.ナイティンゲールに寄せてD497:(1973年:ボールドウィン)
54.子守歌「眠れ、眠れ」D498:(1959年:ユールホルン)(1982年:ボールドウィン)(1988年:ヤンセン)
55.アンゼルモの墓でD504:(1983年:ボールドウィン)
56.憧れD516:(1984年:ヤンセン)
57.死に寄せてD518:(1984年:ヤンセン)
58.花の言葉D519:(1982年:ボールドウィン)(1987年:ヤンセン)
59.眠りの歌(子守歌)D527:(1973年:ボールドウィン)
60.湖上でD543:(1971年:ゲイジ)
61.ガニュメーデースD544:(1970年:デームス)(1984年:ヤンセン)(1987年:ヤンセン)
62.青年と死D545:(1971年:ゲイジ)
63.歌の中の慰めD546:(1970年:デームス)
64.音楽に寄せてD547:(1970年:デームス)(1982年:ボールドウィン)
65.ますD550:(1971年:ゲイジ)(1984年:ヤンセン)
66.あらゆる姿をとる恋人D558:(1972年:ボールドウィン)
67.グレートヒェンの祈りD564:(1971年:ゲイジ)(1975年:ボールドウィン)
68.イーピゲネイアD573:(1987年:ヤンセン)
69.アテュスD585:(1971年:ゲイジ)
70.エルラフ湖D586:(1971年:ゲイジ)(1987年:ヤンセン)
71.生の喜びD609:(1972年:ベイカー(A);シュライアー(T);F=ディースカウ(BR);ムーア)
72.花の手紙D622:(1973年:ボールドウィン)
73.蝶々D633:(1973年:ボールドウィン)
74.茂みD646:(1973年:ボールドウィン)
75.歌劇「双子の兄弟」D647より~Der Vater mag wohl immer Kind mich nennen (Arie):(1975年:デ・ワールト(C);ロッテルダム・フィル)
76.夕べの情景D650:(1982年:ボールドウィン)
77.娘D652:(1973年:ボールドウィン)
78.ベルタの夜の歌D653:(1982年:ボールドウィン)
79.歌手ヨーハン・ミヒャエル・フォーグルの誕生日のためのカンタータD666:(1972年:シュライアー(T);F=ディースカウ(BR);ムーア)
80.恋する女が手紙を書くD673:(1972年:ボールドウィン)
81.ギリシャの神々D677:(1984年:ヤンセン)(1987年:ヤンセン)
82.星D684:(1982年:ボールドウィン)
83.春の思いD686:(1970年:デームス)(1987年:ヤンセン)
84.夜の讃歌D687:(1982年:ボールドウィン)
85.「4つのカンツォーネ」~顔でわかったD688-1:(1979年頃:ゲイジ)
86.「4つのカンツォーネ」~見よ、月の白きをD688-2:(1979年頃:ゲイジ)
87.「4つのカンツォーネ」~骨壺に近よるなD688-3:(1979年頃:ゲイジ)
88.「4つのカンツォーネ」~愛しき者よ、思い出してD688-4:(1979年頃:ゲイジ)
89.夕映えD690:(1984年:ヤンセン)
90.鳥D691:(1965年:デームス)(1973年:ボールドウィン)
91.少年D692:(1982年:ボールドウィン)
92.舟人D694:(1984年:ヤンセン)
93.捕らえられた歌手D712:(1971年:ゲイジ)
94.ズライカⅡD717:(1970年:デームス)(1975年:ボールドウィン)
95.ズライカⅠD720:(1970年:デームス)(1975年:ボールドウィン)(1987年:ヤンセン)
96.歌劇「アルフォンソとエストレラ」D732より~Von Fels und Wald umrungen (Duett):(1975年:アーンシェー(T);デ・ワールト(C);ロッテルダム・フィル)
97.歌劇「アルフォンソとエストレラ」D732より~Wer bist du, holdes Wesen (Rezitativ und Arie):(1975年:アーンシェー(T);デ・ワールト(C);ロッテルダム・フィル)
98.歌劇「アルフォンソとエストレラ」D732より~Freundlich bist du mir erschienen (Duett):(1975年:アーンシェー(T);デ・ワールト(C);ロッテルダム・フィル)
99.歌劇「アルフォンソとエストレラ」D732より~Könnt' ich ewig hier verweilen:(1975年:デ・ワールト(C);ロッテルダム・フィル)
100.歌劇「アルフォンソとエストレラ」D732より~Laß dir als Erinn'rungszeichen (Duett):(1975年:アーンシェー(T);デ・ワールト(C);ロッテルダム・フィル)
101.林でD738:(1973年:ボールドウィン)
102.わが挨拶をおくろう!D741:(1982年:ボールドウィン)
103.うずらの鳴き声D742:(1973年:ボールドウィン)
104.白鳥の歌D744:(1984年:ヤンセン)
105.ばらD745:(1983年:ボールドウィン)
106.湖畔でD746:(1983年:ボールドウィン)
107.愛は裏切ったD751:(1973年:ボールドウィン)
108.はなだいこん(夜咲きすみれ)D752:(1976年:ボールドウィン)
109.あなたは私を愛していないD756:(1965年:デームス)(1973年:ボールドウィン)
110.妹の挨拶D762:(1982年:ボールドウィン)
111.誕生日讃歌D763:(1972年:ベイカー(A);シュライアー(T);F=ディースカウ(BR);ムーア)
112.ムーサの息子(ミューズの子)D764:(1965年:デームス)(1984年:ヤンセン)(1987年:ヤンセン)
113.はるかな女性に寄せてD765:(1984年:ヤンセン)(1987年:ヤンセン)
114.旅人の夜の歌ⅡD768:(1983年:ボールドウィン)
115.悲しみD772:(1983年:ボールドウィン)
116.水の上で歌うD774:(1971年:ゲイジ)(1984年:ヤンセン)(1987年:ヤンセン)
117.あなたは安らぎD776:(1976年:ボールドウィン)
118.笑ったり泣いたりD777:(1970年:デームス)
119.歌劇「謀反人たち」D787より~Ich schleiche bang und still herum (Romanze):(1975年:デ・ワールト(C);ロッテルダム・フィル)
120.「ロザムンデ」より~ロマンツェ「満月は輝き」D797-3b:(1973年:ボールドウィン)(1983年:マズア(C);ゲヴァントハウス管)
121.夕映えの中でD799:(1973年:ボールドウィン)
122.独りきりの男D800:(1973年:ボールドウィン)(1987年:ヤンセン)
123.夕星D806:(1983年:ボールドウィン)
124.解消D807:(1983年:ボールドウィン)
125.ゴンドラの船頭D808:(1983年:ボールドウィン)
126.祈りD815:(1972年:ベイカー(A);シュライアー(T);F=ディースカウ(BR);ムーア)
127.ダンスD826:(1972年:ベイカー(A);シュライアー(T);F=ディースカウ(BR);ムーア)
128.夜と夢D827:(1973年:ボールドウィン)
129.若い尼僧D828:(1975年:ボールドウィン)(1987年:ヤンセン)
130.エレンの歌Ⅰ「休みなさい、戦士よ」D837:(1970年:デームス)(1975年:ボールドウィン)
131.エレンの歌Ⅱ「狩人よ、狩をやめて」D838:(1970年:デームス)(1975年:ボールドウィン)
132.エレンの歌Ⅲ「アヴェ・マリア」D839:(1970年:デームス)(1975年:ボールドウィン)
133.愛の充溢D854:(1984年:ヤンセン)
134.愛らしい星D861:(1973年:ボールドウィン)
135.「4つのリフレイン歌」より~ただあなたのそばにいるとD866-2:(1983年:ボールドウィン)
136.「4つのリフレイン歌」より~男は悪者よD866-3:(1973年:ボールドウィン)
137.子守歌D867:(1983年:ボールドウィン)
138.弔いの鐘D871:(1983年:ボールドウィン)
139.竪琴弾きとミニョン「ただ憧れを知っている者だけが」D877-1:(1977年:ピアーズ(T);ボールドウィン)
140.ミニョンの歌「話せと言わないでください」D877-2:(1972年:ボールドウィン)
141.ミニョンの歌「このままの姿でいさせてください」D877-3:(1972年:ボールドウィン)
142.ミニョンの歌「ただ憧れを知っている者だけが」D877-4:(1972年:ボールドウィン)
143.憧れD879:(1983年:ボールドウィン)
144.戸外でD880:(1973年:ボールドウィン)
145.漁師の歌D881:(1973年:ボールドウィン)
146.春にD882:(1965年:デームス)(1971年:ゲイジ)(1987年:ヤンセン)
147.セレナーデ「聞け、聞け、ひばりを」D889:(1970年:デームス)
148.歌(シルヴィアに)D891:(1973年:ボールドウィン)(1987年:ヤンセン)
149.リュートに寄せてD905:(1973年:ボールドウィン)
150.緑の中での歌D917:(1973年:ボールドウィン)
151.秘めた愛D922:(1965年:デームス)(1987年:ヤンセン)
152.結婚式の焼肉D930:(1972年:シュライアー(T);F=ディースカウ(BR);ムーア)
153.冬の夕べD938:(1979年頃:ゲイジ)
154.星D939:(1973年:ボールドウィン)
155.流れの上でD943:(1979年頃:ステュードベイカー(HR);ゲイジ)(1981年:リズナー(HR);タウシク)
156.秋D945:(1979年頃:ゲイジ)
157.歌曲集「白鳥の歌」より~愛の使いD957-1:(1983年:ボールドウィン)
158.歌曲集「白鳥の歌」より~春の憧れD957-3:(1982年:ボールドウィン)
159.岩の上の羊飼いD965:(1965年:ダインツァー(CL);デームス)(1971年:ピーターソン(CL);ゲイジ)(1979年頃:ドプリュ(CL);ゲイジ)(1981年:キャンベル(CL);タウシク)
160.嵐の中の神D985:(1972年:ベイカー(A);シュライアー(T);F=ディースカウ(BR);ムーア)
161.世界の創造者たる神D986:(1972年:ベイカー(A);シュライアー(T);F=ディースカウ(BR);ムーア)

録音で確認できただけでも上記の161曲(!)もの作品を歌っているのは女声では彼女が最多ではないだろうか。
このほかにもライヴやラジオ放送では「ここにいたこと(Dass sie hier gewesen)」D775や「サルヴェ・レギーナ(Salve Regina)」D676も歌っており、彼女のシューベルトのレパートリーの広さは驚異的である。
そしてもちろんその質の素晴らしさも!

なお、オランダのラジオ番組"BIS!"で去年12月にアーメリングの特集をやっていたが、来週の同番組で若き頃の彼女が第一の童子を演じた歌劇「魔笛」(1958年5月24日、オランダ、ヒルフェルスム録音)が放送される予定である。
これは抜粋がかつてCD化されていて(GLH 812)、全曲で聴けることを待ち焦がれていたものである。
ハイティンク指揮でフリッツ・ヴンダーリヒの凛々しいタミーノが聴けることも貴重である。
ちなみに配役は以下の通り。
フリッツ・ヴンダーリヒ(T:タミーノ)
マリア・ファン・ドンゲン(S:パミーナ)
アルベルト・ファン・ナーステレン(BS:ザラストロ、弁者)
ヤン・デルクセン(BR:パパゲーノ)
ユリアーナ・ファルカス(S:夜の女王)
ネル・デュヴァル(S:パパゲーナ)
アネッテ・ド・ラ・ベイエ(S:第一の侍女)
ルシエネ・バウマン(S:第二の侍女)
アニー・デローリ(MS:第三の侍女)
レニエ・シュヴェッペ(T:モノスタートス)
ヤン・ヴァイアー(T:第一の僧、第一の武士)
シーベルト・ファン・ケーケン(T:第二の僧、第二の武士)
エリー・アーメリング(S:第一の童子)
テア・ファン・デア・ステーン(S:第二の童子)
コーラ・カネ=メイアー(S:第三の童子)ほか
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、放送合唱団
ベルナルト・ハイティンク(C)

※Radio4のサイトでも、放送する火曜日の早朝4時(日本時間)から聞けますが、以下のサイトでは過去の放送分も多く保管されていて長い間聞けるようになっています。
目的の放送日のUitzendinggemist playerをクリックすると自動的にプレイヤーが立ち上がります。
 ttp://www.op.fm/index.php?p=Bis%21
 (冒頭にhを付けてください)

Ameling_demus_shetler_harmonia_mu_3






Ameling_demus_schubert_lp_emi_3






Ameling_gage_schubert_emi






Ameling_baldwin_schumann_schubert_1






Ameling_baldwin_im_abendrot_1973





Ameling_baldwin_1975






Ameling_gage_schubert






Ameling_baldwin_schubert_1982






Ameling_baldwin_1983






Ameling_jansen_schubert_1984






Ameling_jansen_tanglewood






Ameling_johnson_schubert

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雪やこんこ

今日は一日雪でした。
午後にいったん止んだかと思ったらまた夜には降り出しています。
明日の朝は相当積もっているのでしょうか。
足元には充分お気をつけください。

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文部省唱歌

雪やこんこ、霰(あられ)やこんこ。
降つては降つては、ずんずん積る。
山も野原も綿帽子かぶり、
枯木殘らず花が咲く。

雪やこんこ、霰やこんこ。
降つても降つても、まだ降りやまぬ。
犬は喜び庭驅けまはり、
猫は火燵でまるくなる。

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私の勝手な思い込みなのですが、以前は「雪やこんこん」だと思っていました。
「こんこ」は「来い」というような意味のようですね。
つまり、「雪よ、降れ、あられよ、降れ」という感じでしょうか。
また1番の前半2行と2番の後半2行を覚えており、これで1つの節になっているように思い込んでいました。
調べてみると結構記憶はいい加減なものです。
こういう曲は名歌手よりも児童合唱団の十八番なのでしょうね。
明治44(1911)年に発表された作品だそうです。

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シューベルトの211回目の誕生日に

たまには超有名な曲でシューベルトの1月31日の誕生日を祝いたいと思う。

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Heidenröslein, D257
 野バラ

Sah ein Knab' ein Röslein stehn,
Röslein auf der Heiden,
War so jung und morgenschön,
Lief er schnell, es nah zu sehn,
Sah's mit vielen Freuden.
Röslein, Röslein, Röslein rot,
Röslein auf der Heiden.
 少年はかわいいバラが立っているのを見つけた、
 荒野のバラを、
 とても若くてまぶしいほど美しかったので
 近くで見ようと彼は急いで走っていき、
 大喜びで眺めたのだった。
 バラ、バラ、赤いバラ、
 荒野のバラ。

Knabe sprach: Ich breche dich,
Röslein auf der Heiden!
Röslein sprach: Ich steche dich,
Daß du ewig denkst an mich,
Und ich will's nicht leiden.
Röslein, Röslein, Röslein rot,
Röslein auf der Heiden.
 少年は言った、おまえを折ってしまうぞ、
 荒野のバラよ、
 バラは言った、あなたを刺すわよ、
 私のことをずっと思ってくれるように、
 それに私は折られたくないもの。
 バラ、バラ、赤いバラ、
 荒野のバラ。

Und der wilde Knabe brach
's Röslein auf der Heiden;
Röslein wehrte sich und stach,
Half ihm doch kein Weh und Ach,
Mußt es eben leiden.
Röslein, Röslein, Röslein rot,
Röslein auf der Heiden.
 それでも乱暴な少年は折ってしまった、
 荒野のバラを。
 バラは抵抗して刺したが、
 「痛い」「あぁ」と喘いだところで彼には無駄で、
 ただ耐えるしかなかった。
 バラ、バラ、赤いバラ、
 荒野のバラ。

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Die Forelle, D550
 ます

In einem Bächlein helle,
Da schoß in froher Eil
Die launische Forelle
Vorüber wie ein Pfeil.
Ich stand an dem Gestade
Und sah in süßer Ruh
Des muntern Fischleins Bade
Im klaren Bächlein zu.
 明るい小川の中で、
 楽しそうに素早く
 気まぐれなますが
 矢のように通り過ぎていった。
 私は岸辺に佇み、
 安らかな気持ちで
 元気なますが
 澄んだ小川で泳ぐのを見つめていた。

Ein Fischer mit der Rute
Wohl an dem Ufer stand,
Und sah's mit kaltem Blute,
Wie sich das Fischlein wand.
So lang dem Wasser Helle,
So dacht ich, nicht gebricht,
So fängt er die Forelle
Mit seiner Angel nicht.
 竿をもった一人の釣り人が
 岸辺に立ち、
 冷ややかに
 魚が身をくねらせる様を見つめていた。
 この水の明るさが、
 私が思うに、濁らないかぎり、
 奴がこのますを
 竿で捕まえることはないだろう。

Doch endlich ward dem Diebe
Die Zeit zu lang. Er macht
Das Bächlein tückisch trübe,
Und eh ich es gedacht,
So zuckte seine Rute,
Das Fischlein zappelt dran,
Und ich mit regem Blute
Sah die Betrogene an.
 だがついにこの盗人は
 待ち切れなくなった。奴が
 陰湿にも小川を濁らせると、
 あっという間に
 竿がぴくっと動き、
 あの魚がその先でピチピチ跳ねていた、
 そして私は煮えたぎる気持ちで
 この欺かれた魚を見つめた。

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An die Musik, D547
 音楽に寄せて

Du holde Kunst, in wieviel grauen Stunden,
Wo mich des Lebens wilder Kreis umstrickt,
Hast du mein Herz zu warmer Lieb entzunden,
Hast mich in eine beßre Welt entrückt!
 いとおしい芸術よ、どれほどのくすんだ時間、
 私が荒れ果てた人生の環にくるみ込まれた時、
 あなたは私の心に温かい愛の火をつけて、
 私をより良い世界に連れ去ってくれたことか!

Oft hat ein Seufzer, deiner Harf' entflossen,
Ein süßer, heiliger Akkord von dir
Den Himmel beßrer Zeiten mir erschlossen,
Du holde Kunst, ich danke dir dafür!
 しばしば、あなたの竪琴から発せられる嘆息、
 あなたの甘く厳粛な和音が
 より良い時間の天国を私に開いてくれた、
 いとおしい芸術よ、あなたに感謝する!

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