ZARDの坂井泉水さん追悼
松岡大臣の事件でもちきりだった日に、
もう1つの大変ショッキングなニュースが飛び込んできた。
ZARDの坂井泉水さんのあまりにも早すぎる他界だった。
彼女は91年デビューというからもう15年以上
ZARDとして活動を続けてきたことになる。
私は彼女の熱烈なファンというわけではなかったが、
その爽やかでけなげな声と耳に残る曲は大好きで、
知らず知らずに耳に馴染んでいた曲も数多い。
昨年のベスト盤が1位を獲得して人気の健在ぶりを再確認したものだが、
今にして思えば、リリース当時は闘病生活を送っていたことになる。
テレビなどの露出もごくわずかで、
PVも静止画像が多かった記憶があり、
ミステリアスなところがまた気になる要素の一つにもなっていたのだろう。
今年は病気を治して新作アルバム制作と全国ツアーを予定していたとのこと、
徐々にベールを脱ごうとしていた矢先の悲劇はただただ残念というしかない。
かなり前に90年代のベスト盤を購入した時に、
特典として船上ライブのダイジェストのビデオがついていて
歌っている彼女の映像に新鮮な思いがしたことを思い出す。
「負けないで」「揺れる想い」などももちろん素晴らしいが、
「永遠」という曲が特に印象に残っている。
まさにポップスの典型という感じのZARDの音楽には
年齢性別を問わない普遍性があったように思う。
ひたすら詩を書き作品を残すことに生涯を捧げた
彼女のご冥福を心からお祈りいたします。
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コメント
フランツさんこんばんは。遅いレスですいません。
わたしはロックやジャズも多少聴いていたのですが、
ZARDというのは全然知りませんでした。
フランツさんが大好きだったとはただ事ではないですね。
まだまだ若い才能豊かな方の死は惜しまれてなりません。
そのベスト盤でも購入して聴いてみます。
投稿: 甲斐 | 2007年6月14日 (木曜日) 00時53分
甲斐さん、こんばんは。
コメントを有難うございます。あたたかいお気遣いが伝わってきました。
ZARDはもともと坂井さんのボーカルを中心としたバンドの形だったようですが、坂井さん以外のバンドメンバーが固定せず、結局坂井さんの個人プロジェクトのような形で認識されていたようです。
彼女はデビュー当初から15年の間ずっと声の質をキープしており、露出を制限していたことを考えてもすごいことだと思います。
それだけに、突然このような形で別れを告げることになるとは全く想像もしておらず、ただただ驚きでした。
甲斐さんも「負けないで」「揺れる想い」などはきっとどこかで耳にしたことがあると思います。よろしければ聴いてみてください。
投稿: フランツ | 2007年6月15日 (金曜日) 00時10分