« アーメリングのシューベルト歌曲集(デームス共演:1970年) | トップページ | グリーグ「いずれは、私の思いよ」Op. 48-2 »

グリーグ「挨拶」Op. 48-1

Gruß, Op. 48 no. 1 (1884)
 挨拶

Leise zieht durch mein Gemüt
Liebliches Geläute,
Klinge, kleines Frühlingslied,
Kling hinaus ins Weite.
 そっと私の心を通り抜けるのは
 愛らしい鈴の音。
 響けよ、ちいさな春の歌。
 向こうの彼方まで響き渡れ。

Zieh hinaus bis an das Haus,
Wo die Veilchen sprießen,
Wenn du eine Rose schaust,
Sag, ich laß sie grüßen.
 あの家のそばまで出かけておくれ、
 そこにはスミレが芽吹いているよ、
 きみが1輪のバラを見たら
 伝えておくれ、彼女にぼくからの挨拶を。

詩:Heinrich Heine (1797-1856)
曲:Edvard Grieg (1843-1907)

このハイネの詩による付曲ではむしろメンデルスゾーン(Felix Mendelssohn-Bartholdy)による静かな美しさをもった作品(Op. 19-5)の方が著名だろうが、今年が没後100年にあたるノルウェーの作曲家グリーグも若干単語の変更(第2節 "Kling"→"Zieh" / "Blumen"→"Veilchen")を加えて作曲している。
ドイツ語による「6つの歌曲(6 Lieder)」Op. 48の第1曲である。急速な分散和音にのって軽快に歌われる曲は、どことなくメンデルスゾーン風の趣を感じさせる。

|

« アーメリングのシューベルト歌曲集(デームス共演:1970年) | トップページ | グリーグ「いずれは、私の思いよ」Op. 48-2 »

グリーグ」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/150976/13454377

この記事へのトラックバック一覧です: グリーグ「挨拶」Op. 48-1:

« アーメリングのシューベルト歌曲集(デームス共演:1970年) | トップページ | グリーグ「いずれは、私の思いよ」Op. 48-2 »