« 「詩人の恋」第9曲:これはフルートにヴァイオリン | トップページ | 「詩人の恋」第11曲:ある若者が娘に恋をしたが »

「詩人の恋」第10曲:ぼくはその歌の響きを

Hör' ich das Liedchen klingen,
Das einst die Liebste sang,
So will mir die Brust zerspringen
Von wildem Schmerzensdrang.
 ぼくはその歌の響きを、
 かつて恋人が歌ってくれた歌の響きを聞くと、
 胸が砕けそうになるのだ、
 荒々しい苦痛に突き動かされて。

Es treibt mich ein dunkles Sehnen
Hinauf zur Waldeshöh',
Dort löst sich auf in Tränen
Mein übergroßes Weh.
 暗いあこがれがぼくを
 森の高台へと駆り立てる。
 そこで涙を流して解消するのだ、
 ぼくのあまりにも大きな痛みを。

| |

« 「詩人の恋」第9曲:これはフルートにヴァイオリン | トップページ | 「詩人の恋」第11曲:ある若者が娘に恋をしたが »

音楽」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

シューマン」カテゴリの記事

ハイネ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「詩人の恋」第10曲:ぼくはその歌の響きを:

« 「詩人の恋」第9曲:これはフルートにヴァイオリン | トップページ | 「詩人の恋」第11曲:ある若者が娘に恋をしたが »