アーメリング日本公演曲目1975年
第2回来日:1975年
1975年
12月2日(火)18:30 神奈川県立音楽堂(リサイタルA)
12月4日(木)19:00 毎日ホール(大阪)(リサイタルA)
12月8日(月)18:30 戸畑市民会館中ホール(リサイタルB)
12月11日(木)19:00 東京文化会館(リサイタルA)
12月14日(日)19:00 日生劇場(リサイタルB)
12月15日(月)19:00 東京文化会館(リサイタルA)
●リサイタルA 共演:ドルトン・ボールドウィン(P)
モーツァルト/別れの歌K. 519;ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時K. 520;夕べの思いK. 523;すみれK. 476;孤独に(私の慰めであっておくれ)K. 391(340b);クローエにK. 524
シューマン/憧れOp. 51-1;はじめての緑Op. 35-4;はすの花Op. 25-7;ことづてOp. 77-5;語れと言わないでOp. 98-5;カード占いをする女Op. 31-2
~休憩~
プーランク/「偽りの婚約」(アンドレ夫人;草の中で;飛んでいる;わが屍は手袋のように柔らかい;ヴァイオリン;花)
フォーレ/水のほとりでOp. 8-1;アルペッジョOp. 76-2;月の光Op. 46-2;ばらOp. 51-4
サティ/「潜水人形」(ねずみの歌;憂鬱;アメリカの蛙;詩人の歌;猫の歌);ランピールの歌姫
●リサイタルB 共演:ドルトン・ボールドウィン(P)
シューベルト/春にD882;春の想いD686;シルヴィアにD891;ガニメードD544;ミューズの子D764;エレンの歌Ⅰ「いこえ、戦士よ」D837;エレンの歌Ⅱ「狩人よ、いこえ」D838;エレンの歌Ⅲ「アヴェ・マリア」D839
~休憩~
シューベルト/ズライカⅠ「この風のさやぎは」D720;ズライカⅡ「湿っぽいお前の羽ばたきが」D717;秘めたる恋D922;独りずまいD800;あなたは私を愛していないD756;水の上で歌うD774;糸を紡ぐグレートヒェンD118;幸福D433
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アーメリング(Elly Ameling)2回目の来日は前回より3年の間隔があいており、この間に彼女は初めてのオペラの舞台(モーツァルト「イドメネオ」のイリア役をアムステルダムとワシントンにて)を経験しており、Aプロの最初のブロックがモーツァルトで占められているのも意味深い。はじめてボールドウィンを伴った来日公演である(前回は小林道夫だった。小林といえばヒュッシュからプライ、ヘフリガー、F=ディースカウ、シュライアー、ホッター、マティス、ヤノヴィツなど錚々たるスターたちと共演している名手である)。モーツァルトは1969年12月にデームスと19曲録音しており、同じ頃にシューマンも録音している(どちらもEMI)ことから彼女の得意な作品が選ばれていると言えるだろう。後半はプーランク、フォーレ、サティといったフランス歌曲が歌われたが、前回披露済みの作曲家(ドビュッシー、ルーセル、カプレ)は避けられているのが興味深い。
リサイタルBはオール・シューベルト・プロで、前回の初来日時に歌った曲は「茂みD646」以外すべて再度とりあげられていることから、前回の1回きりのリサイタルを聴けなかった人のためのアンコール的な意味も含まれているのかもしれない。また、春の歌2曲ではじめたり、「エレンの歌」「ズライカ」の歌曲群をまとめて並べているのもプログラムの配置に気を配る彼女らしい。
今回の曲の中で彼女の録音を聴くことの出来ないのはフォーレの「月の光」のみである。この限りなく美しい作品をアーメリングの歌唱で一度聴いてみたかった。
●12月14日 日生劇場のパンフレット
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コメント
どうもこんばんは。またお邪魔します。
前回のプログラムでもそうでしたが、やはりコンサートでしか聴けない曲というのがあるのですね。月の光、わたしも彼女の歌で聴いてみたかったです。
でも、フランツさんくらいになると、彼女の歌を仮想的に思い浮かべることも可能なのではないか、と思ってしまいます。
投稿: sbiaco | 2006年5月18日 (木曜日) 01時25分
sbiaco様、こんばんは。
いつもご訪問有難うございます。
彼女の声を思い浮かべながら「月の光」の歌唱をイメージするというのも楽しいですね。それでもやはり実際の歌が聴いてみたいものです。ジャネット・ベイカーやルチア・ポップのリサイタルをCD化したBBC LEGENDSあたりが彼女のリサイタルも復刻してくれれば嬉しいのですが。
それにしてもフォレの「月の光」は奇跡のような美しい作品だと思います。ピアノパートが主役である点は確かだとしても、対旋律のような歌声が実に魅力を増しています。
投稿: フランツ | 2006年5月18日 (木曜日) 21時40分