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アーメリングのバイオグラフィー(5)

1971年にオランダのユリアーネ女王よりオラーニエ・ナッサウ騎士位(Orde van Oranje Nassau)を受勲し、翌年の女王の結婚式ではバッハの結婚カンタータBWV 202の御前演奏をした。

また、以下の4つの名誉学位も授与されている。

 The University of British Columbia in Vancouver, Canada (1981)
 Westminster Choir College at Princeton, New Jersey, USA (1985)
 The Cleveland Institute of Music, USA (1986)
 The Shenandoa University in Washington DC, USA (1988)

現在は後進の指導に世界中を駆け回っている(日本にも毎年のように訪れ、今年も10月に来日し、デームスと共に京都や東京で指導にあたったようだ)。

伝記は"Elly Ameling, vocaal avontuur"(Janny de Jong著)(De Gooise Uitgeverij, Bussem:1978年)が出ており、オランダ語だが幼少の頃の珍しい写真なども含まれた貴重な資料になっている。

アーメリングの特徴でまず気付くのがその透明な美声だが、それだけではなく、作品に対する深い探究心に由来するであろう説得力のある解釈の見事さ(テンポ設定の妥当さ、奇を衒わない作品への献身ぶり)、そしてそれを実現するだけの高度なテクニックと発音の明快さ、多くの言語に精通していることによるレパートリーの広範さ、そして聴く者の心に優しく触れるその特有の温かみが挙げられるだろう。彼女の歌はほんの2、3分の歌に生き生きとした情感を盛り込み、聴き手に充足感を与えてくれるのである。

(バイオグラフィー完)

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