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歌曲演奏家の世代交代

先日のペーター・シュライアーの引退コンサートは長いこと歌曲演奏の一つの時代を築いてきた人の最後の舞台に立ち会えた幸せを感じながら、未だその余韻に浸っています。

私が初めて関心を持った演奏家はフィッシャー=ディースカウとジェラルド・ムーアでしたが、その後にシュライアー、プライ、ホッター、シュヴァルツコプフ、アーメリング、マティス、ベイカーなど円熟の境地に達した大物たちの録音や実演に接して、歌曲の伝統の輝きが不滅のように感じていました。でも、とうに現役を引退していたムーアは1987年3月に亡くなり、ルートヴィヒ、ファスベンダー、F=ディースカウ、アーメリングの引退や、オジェー、ポップ、プライ、ホッター、スゼー、ロス・アンヘレス、ヴェルバやパーソンズの逝去など私が十代、二十代の頃に夢中で聴いてきた人たちが続々と過去の伝説と化していくのを寂しい思いをしながら受け入れてきました。

1980年代はF=ディースカウ、プライ、シュライアーの後継者が不在だと嘆かれ、歌曲の伝統もぷっつり途絶えてしまうのではないかと危惧された時期がありましたが、オーラフ・ベーアが現れナイーヴな感性で録音を多数出し始め、堅実な歌いぶりのアンドレアス・シュミットがF=ディースカウの愛弟子としてベーアと比較されたりし出してから、続々と新しい世代のリート演奏家たちが現れ、以前の不毛の時代が遠い過去の話に思えるほどです。女声ならボニー、フォン・オッター、それにわが国の至宝、白井光子なども同時期に盛期を迎えて歌曲の伝統を受け継いできました。ピアニストではヘルムート・ドイチュ、ルドルフ・ヤンセン、コルト・ガルベン、ロジャー・ヴィニョールズ、グレイアム・ジョンソンなどがパーソンズ、ボールドウィン、ゲイジ以降の名伴奏者の伝統をつないできました。

今はさらに新しい世代の歌手、ピアニストたちの花盛りといった感があります。彗星のごとくという言い方をしても言い過ぎではないと思えるイアン・ボストリッジを始め、ゲルネ、ゲンツ、ヘンシェル、ゲアハーヘル、ターフェル、バンゼ、ツィーザク、キルヒシュラーガーやマルコム・マーティノー、ユストゥス・ツァイエン、ウルリヒ・アイゼンローア、ゲロルト・フーバーなど新鮮な人材に不足しません。

一見華やかに見える歌曲演奏の世代交代ですが、F=ディースカウたち、私の親のような世代の人たちを懐かしんでしまうのは自分が年をとったということなのでしょうか。

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コメント

はじめまして
そんな事じゃ無いんだけど、と言われそうですが。
アーメリングみたいに、身も、心も委ねて聴ける後継のひとはいないのか。
記載の人たちも素晴らしいですが、ひょいとスカサレそうです。
なかでも、キルヒシュラガーに、アーメリングのあまえたふうと
わずかな憂いがあれば、アーメリングの泣き節に近ずくのですが。
また、オッターのモーツァルトの伴奏のピアノ、あッ、私の好みモーツァルだ、、、。
あのピアノで、アーメリングが歌ってくれたら、、私とろけそう。
あの伴奏に似合いの可愛らしくて、流麗で気品があって素直で、、、登場を待ちます。

投稿: tada | 2012年1月 9日 (月曜日) 21時18分

tadaさん、はじめまして。
コメントを有難うございます!

確かに今は「リートを歌うならばこの人」という決定的な人はいないのかもしれません。リートの録音も減っていますし。
しかし、以前のようなシュヴァルツコプフ、ディースカウのようなカリスマがいない為に、様々な個性をもった歌手たちがそれぞれの演奏を聴かせ、ファンの選択の幅も広がったということは言えそうです。
アーメリングは一人の個性的なリート歌手でしたが、彼女に近い人はなかなか出てこないかもしれませんね。
オランダにレネケ・ラウテン(Lenneke Ruiten)というアーメリングの秘蔵っ子のソプラノがいるのですが、彼女はまだメジャーな存在にはなっていないようです。
ちなみにキルヒシュラーガーがメルヴィン・タン(オッターのモーツァルト伴奏はこの人ですよね)と演奏した「糸を紡ぐグレートヒェン」のアドレスを貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=uhf9Vpf4TKI

投稿: フランツ | 2012年1月 9日 (月曜日) 22時13分

 ありがとう御座います。
まさか、だ文にコメント頂けるとは思いませんでした。
ご案内のリンクを早速見させて頂きました。
キルヒシュラガー良いのですが、今度はピアノがシューベルトにどうかです。
When I am laid in earth は素晴しい、深みのある声の評価どうりです。
いろいろ見ていましたら、もう一人のナタりー、ナタリー・デセイ見つけました。
うっとり、です。リートはやらないのかな、せめてモーツァルトと
(そのまま、行けそうですが)女の愛と、、、は残して欲しいものです。

投稿: tada | 2012年1月10日 (火曜日) 22時06分

お久しぶりです、キルヒシュラーガーの動画を見てみましたが、あまりRの音を響かせないのですね、最近の歌手の傾向なんでしょうか……その横にアーメリングの録音があったのでついでに聴いてみたら、やっぱり表現力(というか表現の仕方)がぜんぜん違うのに驚きました。目に涙が浮ぶのをどうしようもありませんでした。

投稿: sbiaco | 2012年1月11日 (水曜日) 00時48分

tadaさん、こんばんは。
キルヒシュラーガーの"When I am laid in earth"、私も見てみました。
確かに深みのあるメッゾの響きが魅力的でしたが、クライマックスの高音を下げて歌っているのは、パーセル自体の楽譜によるものなのか、それとも彼女自身の装飾の一部なのか、あれっていう印象を受けました。
ナタリー・デセイ(フランス人は「デセイ」ではなく「ドゥセ」と発音するようです)はR.シュトラウスの歌曲は歌っているので、いずれドイツリートにさらに進出してもおかしくないですね。超絶技巧が聞きものの"Amor"を貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=DoIpvxhL1zE

投稿: フランツ | 2012年1月11日 (水曜日) 02時19分

sbiacoさん、お久しぶりです。
あまり気にしていませんでしたが、あらためて聴いてみると確かにキルヒシュラーガーは"r"を随分弱く発音していますね。舞台発音からより普段の発音に近くなっているのかもしれませんね(確かバリトンのゲルネなども師匠のディースカウの子音に違和感を感じていたというようなことを言っていたと記憶しています)。
一方アーメリングは"r"をしっかり巻き舌で響かせますが、彼女の「糸を紡ぐグレートヒェン」はどれほど細やかな表情がこの短いモノローグに盛り込まれているかをあらためて感じさせられます。ファン心理を抜きにしても素晴らしい名唱だと私も思います。

投稿: フランツ | 2012年1月11日 (水曜日) 02時27分

"amor" 聴き流すだけの私にはチンプン(カンプンまではなし)です。
アーメリングのモーツァルトとD774(あるいはシューベルト)は永遠に美しい
のではないかと思わせます。(人の投稿したのを聴けばことさらに)

ここのリンクから予約したアーメリングのCDの内容、発売日などを調べていたところ、
デセイのドビュッシーが出るのを見つけたので再びコメントです。(思わず予約してしまった)

休みの日はアーメリングだけのフォーレCDを連れ歩いてる今日、この頃です。
                        (私の時は止まったまま)

投稿: tada | 2012年1月22日 (日曜日) 23時29分

tadaさん、こんばんは。
"Amor"聴いてくださったようですね。
シュトラウスの歌曲は聴き手よりも歌手自身が楽しんでいるのではないかと思われる節があります。
この曲などもテクニックをばりばりに披露できますしね。
ナタリ・ドゥセのドビュッシー歌曲集、国内盤も出るようなので、私も購入予定です。ピアノ伴奏での歌曲集にどのような歌唱を聴かせてくれるのか楽しみです。
アーメリングのフォーレや「水の上で歌う」D744の素晴らしさについては全く同感です。これらの歌唱が後世にも残っていくのはうれしいことですね。

投稿: フランツ | 2012年1月23日 (月曜日) 01時38分

動画サイトを教えて頂き、見て回って思った事を。余計なことを。

http://www.youtube.com/watch?v=TBNEz8aFzqY&feature=related
これは入手可能なものでしょうか。(アメリングのような自然な歌いかた)

Anna Netrebkoとか、Veronique Gensとか、美女揃いですね。
http://www.youtube.com/watch?v=BBeXF_lnj_M&feature=related
これ、私は誰だかよく分かりませんが、完璧、素晴らしいです。
と、bachがこれほど官能的だとは、bachがこれほど官能的で
良いものなのか悩みますね。
表現の幅でジャンル分けが出来ると思う私の考えが崩れてしまいます。
リートをとは思いませんが、詩人の恋は面白いかも
(シュトッツマンのような)
Veronique Gens
フォーレいいですね。
 
Rudolf Serkin
星をちりばめたような、なぜだか美しいとわ思わない。
もう昔、ピリスを認めたとか、一音も捨てないところが似ているのか。
karl richter、Pollini 、Kristhyan Benitez(くせが有るけど良いですね)
いろいろ聴いて、心掻き乱され、
Karl Böhm ホットとします。
聴きなれているせいか、芯のある音楽すきです。

映像を伴う今ならアーメリングも掻きけされそうです。
しかし、精神性の高さ(慈愛に満ちたとか)において並ぶと言えば
Fischer-Dieskauぐらいだと私は思います。

子供歌と言われるも、ドイツリートをも思わせるような
メロディーの数々を生み出してきたJPOP、ここに来て
景気低迷と海外勢によってか蔭りぎみの感じは残念です。

投稿: tada | 2012年2月 4日 (土曜日) 22時00分

tadaさん、こんばんは。
素敵な動画をご紹介くださり、有難うございました!

「マタイ」の"Erbarme dich, mein Gott"は本当にいつ聴いても心を揺さぶられる曲ですね。
Delphine Galouというコントラルト、ビジュアル的にも美しい方ですね!
衣裳もなかなか色気のあるものですが、歌唱は真摯で胸に響く素晴らしいものでした。

シュヴァルツコプフの現役時代の晩年に録音された音源(ピアノはパーソンズ)、以下でまだ入手可能のようです。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2663267

彼女はこの頃は演奏活動を減らしていた時期にあたりますが、
実際には若かりし頃にもリサイタルでムーアとすでにこの歌曲集を披露していたようです。
何故録音がこれほど遅れたのかは分かりませんが、
訴えかけてくる表現力の凄さはさすが彼女ならではのものがありますね。

Veronique Gensのフランス歌曲もぜひ生で一度聴いてみたいものです。

ゼルキン、カール・リヒター、ベームと往年の名匠たちは後世の人まで惹きつける何かをもっているのでしょうね。

アーメリングとF=ディースカウの歌唱は確かにリートに対する真摯な追究という点で他の追随を許さない境地にあると私も思います。両者とも今の聴き手にとっては過去の人なのかもしれませんが、その志の高さゆえに後世までも聴き継がれることは間違いないでしょう。

J-Popの低迷についてはきっと波があり、いつかまたなんらかのきっかけで盛り返す時も来るような気がします(期待も込めて)。

投稿: フランツ | 2012年2月 5日 (日曜日) 02時56分

Natalie Dessai DEBUSSY 素晴らしいです。
ドビュシーあまり分かりませんが、ヘッドフォンをはずしたく
ない程ですから。ピアノもいい。(私としてはですが)

アメリンクはまだ来ないな~。

*私のコメントすべてはいつでも消去してよいです。(そぐわないと思いましたら)

投稿: tada | 2012年2月 9日 (木曜日) 20時13分

tadaさん、こんばんは。
Dessayのドビュッシー、素晴らしいそうですね。
私も早く聴きたいのですが、国内盤が出るようなので、それまで待つことにします。

アーメリングの8枚組は、奇遇にも彼女の誕生日である2月8日に届きました。この週末にたっぷり楽しみたいと思います。

tadaさんのコメント、そぐわないなんてとんでもないです。大変有難く拝見しております。

投稿: フランツ | 2012年2月10日 (金曜日) 19時43分

8CD 私なりの感想。ここで、寛容さに甘えまして、、、。

disc1, 2のCantata いいですね。
disc2は祈りの様な中にも、楽しんでいるかのような、、、。
最も声のいい時なのでしょうね。
ゲージとのシューベルト古いので音が悪いかもとの思いも、
全体ともですが、ノイズも少なく音も良いです。
もう、すでに歌唱は見事なものです。
私の気になる D774 K519 はのちの歌唱が良いように思います。
(時代か、他の音楽の影響か、上手さなのか)
そういえば、オッター、とかボニーはポピュラー音楽だか
分からないところも有りますね。
このころはドイツ的なのか。Mozart(Demus)は固めに感じます。
ホールへ押しかけさせたと言うのは他ならぬ
デムスとコレギュウム アウレウムなのですが。
演奏途中で前代未聞の館内放送が入ったことも有ったとか。
    (一曲ごとに拍手をしたとか)

Faure   Clair de lune は何処かにないのかな。

Debussy   von Stadeに負けてるかな、と思ってたが。
      ここで聴くと素晴らしい。(rが少し気になりましたが)

Poulenc   お見事ですね。やはりアーメリングの基本はフランス
      歌曲だったのだと思わせます。

Erik Satie  ほのかなお色気 素晴らしい(”祈りのような”を何処かに
       忘れてきたかの様な)

Disc8 も素晴らしい。

とても、素晴らしいです また、次を心待ちにしています。

投稿: tada | 2012年2月13日 (月曜日) 22時34分

tadaさん、こんばんは。
詳細なCDレビューを有難うございます!
私はシューベルト、モーツァルト、ドビュッシー、プーランクの3枚分しかまだ聴いていないのですが、tadaさんのレポートを拝見して他の盤を聴くのがさらに楽しみになりました。
「水の上で歌う」D774に関しては、私見では、声のみずみずしさ、若々しさではEMI盤が、奥行きの深さと語り口の細やかさでは後年のPhilips盤が素晴らしいと思います。どちらにもそれぞれの魅力が感じられます。
「別れの歌」K519については内容が内容だけに年齢を重ねた方がより深い歌唱になるのでしょう。でも、このEMI盤の歌唱も個人的には結構好きです。

FaureのClair de lune(月の光)、来日公演では歌っていたようなのですが、スタジオ録音は今のところ出ていないようです。何らかのライヴ音源がいつか発見されるといいですね。
フランス語の"r"ですが、アーメリングはドイツ語同様かなり巻き舌を強調して発音しています。私は舞台発音として明瞭に響く"r"は好きですが、これも好みの問題かもしれませんね。
Satieの「ほのかなお色気」、全く同感です。彼女の表現の豊かさをあらためて感じられます。

今後も聴き続けていきたい録音ですね!
素敵なコメント、有難うございました。

投稿: フランツ | 2012年2月15日 (水曜日) 01時45分

ふと、思いましたので。
アーメリング日本公演曲目1975年のなかで
Clair de luneはないですと書かれていたのですね。
私はスゼーのボールドウィンのピアノ伴奏の素晴らしさに驚きました。
え!何という、かわいらしさ。
これが、あのダルトン ボールドウィンなのか。
いまにも壊れそうな音たち。
まるで少女のはかなく揺れ動く心のよう。
 アーメリングが歌ってればなー。(もしかして、ここで何かが、と思うほど)
今からでも、まだ十分まに合う、歌っていいのでは、声が聴けるのだから。

投稿: tada | 2012年2月22日 (水曜日) 22時03分

tadaさん、こんばんは。
私もあらためてスゼー&ボールドウィンの「月の光」を聴いてみましたが、ボールドウィンの早めのテンポによるクールな演奏はおっしゃるとおり「かわいらしさ」を感じさせるものですね。この曲が「メヌエット」と言われるのが実感できる愛らしい演奏でした。
そういえばアーメリングは日本でのマスタークラスで(以前ネットで読んだのですが)、この「月の光」を声のついたピアノ曲というように表現していたのを思い出しました。
ますますアーメリングとの共演の録音が発掘されないかと思ってしまいますね。

投稿: フランツ | 2012年2月24日 (金曜日) 00時42分

場違いな私の戯ごといろいろ
クラシックは”音が良くなければ聴けない”と言えば叱られるとか。
その言い訳を思いつきました。(へ理屈?)
 ”まさか、SPみたいな音を聴いて演奏してる訳ではないでしょう”
これまた、怒られそうですが。
ある時、ソングスマイラブ(Schwarzkopf)をこれ良いよと
聴かせたら良くないじゃないと返って来た。
思わず、音を聞いちゃいけないよ、音楽を聴かなければ。
”音楽って”と来たが答えに詰まった。
音が悪くても聴けるし、音が良くて見えてくる所もあると言うのも事実。

アーメリングのシューマンOP42を聴かせたら”やさしい気持ちになれる”という。
どうやら、アーメリングはオーディオファンのリファレンスになってるようで
カンタータやアンナマグダレーナの、、、などは持っているようです。

 気になる言葉に一期一会あまりにも安易に使いすぎるのでは。
 また、”上手いでしょうとは歌っていない”とかの表現。
ソングスマイラブを聴いた時、まさに上手いでしょうとは
歌っていない、あふれ出るよう、まさに”無”とはこれかと。
ここまで達した時に言える表現ではないかと。
(これはレコードでのことでCDでは薄っぺらい感じ
ヘルマン・プライのシューマンOP48もCDでは同じように軽い感じ)

ミルテの花
全曲聴きたいと思ったが全曲盤は少ない。
聴きなれない歌が多くて途中で飽きてしまう。
しかし、ディースカウは飽きる事無く最後まで一気に聴けてしまう。

動画サイトPanzeraのClair de lune見つけました。
Reri Gristもあるんですね。
これ気になる人Mozart's Requiem ではどうだかですが。
http://www.youtube.com/watch?v=j10M6rGKuxA&feature=related

Natalie Dessai  Debussy声もピアノも私はGensよりいいと思うのですが、
もう少しパリッとした所が欲しい気も、声が柔らかいせいなのか。
静かに始まって、静かに終わる感じですね。

投稿: tada | 2012年3月 3日 (土曜日) 20時47分

素晴らしいです。
テナーですが
http://www.youtube.com/watch?feature=fvwp&v=tZsVSYhhHGw&NR=1
最近の神様は二物も三物も与えるのですね。

投稿: tada | 2012年3月 4日 (日曜日) 14時38分

tadaさん、こんにちは。

いろいろなご感想を有難うございました。
楽しく拝見しました。

まず“音が良くなければ聴けない”という点、私の場合、ポータブルCDにヘッドフォンをつなげて聴くことが多いので、音の良し悪しは殆ど気になりません(というよりも気が付かないと言った方が正しいかもしれません)。
もちろん音が良くてはじめて分かる箇所があるという点も否定できない事実だと思いますが、それは生演奏で味わうのが一番かなと思ったりもします。

シュヴァルツコプフのソングスマイラブも、プライの詩人の恋も確かにLPに刻まれた音域のうちの一部はCDでカットされているのでしょうから、その違いが分かる方にとってはLPに軍配をあげることになるのでしょうね。

先日横須賀の音楽ホールで高音質のCDを再生するというイベントが催されたそうですが、そのラインナップの中にアーメリングの「シルヴィアに」が含まれていたそうで、おっしゃるようにオーディオファンにとって彼女の録音は重要な資料なのでしょうね。
私も大ホールでアーメリングの録音を聴いてみたいものです。

ミルテは確かに歌曲集としての内容的なつながりはそれほど緊密ではないと思うのですが、F=ディースカウとマティス(それにエッシェンバッハのピアノ)の全曲録音は確かにツィクルスとしてのまとまりが感じられる優れた演奏ですね(ただ「くるみの木」はマティスに歌ってほしかったですが)。

Natalie Dessayのドビュッシー新譜のプロモーション映像を見つけました。
http://www.youtube.com/watch?v=eDxozOjzYvU

ドゥセがしきりに腕を動かしながら歌っているのを見て、以前見たボニーのレッスンを思い出しました。
息の流れを同じように腕を動かしてイメージしやすいように指導していたと記憶しています。

それからご紹介いただいたMartin Mitterrutznerというテノールの歌うウィンナーワルツ、いいですね。
声、容姿ともに揃って、舞台栄えしそうですね。
「詩人の恋」からの数曲が以下で聴けました。
http://exposureroom.com/members/emanuelaltenburger/albums/
7352fc64555f41e9a05b51fa14fe1c56/
まだ青いところもあるけれど、確かに光るものがあって、将来が楽しみです。

投稿: フランツ | 2012年3月 4日 (日曜日) 17時48分

Natalie Dessai プロモーションビデオ出てたんですね。
素晴らしいです、文句なしです。
CDなどと違っていじらないので(たぶん)直な感じに聞こえます。

Martin Mitterrutzner リートも聴けました。
ありがとう御座いました。
実はキルヒシュラーガーのリストを聴いていて、近くに美女が
と押したら、おお!と思った所です。

思いついた事を(時代の前後も)ズラズラと書いて、申し訳有りませんでした。
ポータブルCDにヘッドフォン一番いい音だと思います。
当然、生演奏が一番ですよね。

投稿: tada | 2012年3月 4日 (日曜日) 22時39分

白井光子さんの放送聞き逃してしまいました。
昼ごろ今日だな、と番組を見たら早朝で、すでに遅しでした。
リートも演奏会も無縁のリート初心者の私は、見逃したら何も無いですが。
(最近は、網ですくって来る方法もありか)

以前動画サイトでop39を見つけて、シュワルツコップ アーメリングよりも
素晴らしいのではと思いましたが。
後日近くにあったアメリングを聴いたらやはりアメリング。

竹光さんは取り上げないでしょうね、あまり例がないようですから。
もっともFMで ”小さな空”しか聴いたことしかありませんが、
珠玉の小品があるのは確かのようです。

安田祥子さんが歌う ”四葉のクローバー”とかの歌を聴いた時
お、アーメリング風だ、と思った事がありましたが、、、私はほとんど
日本の歌曲も聴いてないし知らないですね。
すっとんだ事ばかりで済みません。

投稿: tada | 2012年4月12日 (木曜日) 23時43分

tadaさん、こんばんは。
コメントを有難うございました!

白井さんの放送、おそらくまた再放送されると思いますので、ご安心ください。
また「東京・春・音楽祭」のサイトに今年のコンサートの動画が続々とアップされていますので、そのうち白井さんのコンサートも見れるのではと思います(期間限定ですが)。そちらもチェックしてみてくださいね。

白井さんはシューマンを得意とするだけあって「リーダークライス」も「女の愛と生涯」も素晴らしいと思います。あのふくよかな声で歌われると包み込まれるようです。

武満徹さんの歌はほかのオーケストラ曲などとは違ってとても素直で素朴な作品が多いようですね。「小さな空」聴いてみましたが、素朴なのに訴えてくる力が強くてぐっときました!

安田祥子さん、最近は由紀さおりさんとの姉妹デュオが有名ですが、ソロで聴くととても澄んだ美しい声をもっている方ですね。「比叡おろし」という曲を聴き、その歌唱の素晴らしさをあらためて知りました。声質は「アーメリング風」かもしれませんね。

投稿: フランツ | 2012年4月14日 (土曜日) 03時18分

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